手足に臀部の動きを反映させる

合気観照塾 吹田道場 2023.03.23

示指と中指を引っ掛けながら小指球を乗せ、肩が緊張しない角度で手首を決める

骨盤や肋骨や頭部の内側を均等に締めて、膜を水平にして浮かす

持たれた瞬間に吸い込みが掛かるように、上肢を浮かせて弛めて待つ

任脈督脈の引きと攻めを刃や棟への流れと一致させ、中央で吸い上げて臨界まで伸ばす

刀に吊り下げてもらい、物打ちを浮かせたまま腕を脱力して下ろす

当てに行かずに、自分の軸を相手の軸に合わせてそのまま落とす

呼吸の吸い上げで首を伸ばし、後頭部の引きを保ったまま刀を上げ下ろしする

ももしり界を寄せて腰を入れ、寄りをキープしたまま細い幅で動く

左右の殿筋間の切り替えで捩り込み、隙間に呼吸が通る角度で刀を上げ下ろしする

臀部の動きの反映で膝を浮かせて足首を決め、脚で合気を掛ける

首の伸びと手首の決まり

合気観照塾 吹田道場 2023.03.16

右手だけ左手だけで刀を持って合撃打ちをして、左右の使い方の癖を確認する

前腕から手首を刀と垂直になるように持ち、肘から先のバランスを保ったまま腕を上げる

片側の股関節から肋骨内へ吸い上げて、刃筋のまま落とす

呼吸の起こりで臀部を丸めて引き上げ、両手の寄りや手の絞りと一致させる

呼吸で肚から胸、頚、頭と均等に広げ、中央の上げ下ろしで刀の動きを先導する

腕の落下に任せて刀を下ろしても、首の伸びと、手首の決まりで自然に刀が止まる

刀が当たる場所に付け、向こう側まで意識して、その間にいる相手に雷を落とす

手首は抜かずに肩の力を抜いて刀を下ろし、手の内の皮膚が動く範囲で弛みを取って相手に入れる

物打ちの位置を留めたまま、仙腸関節の幅で回旋して刃を傾ける

相手の動きを引き出すように刀の響きを伝え、バランスをセンターに近付ける

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息をするだけで伸びられる身勢

合気観照塾 吹田道場 2023.03.09

吹田道場の稽古に、K野先生が来てくださいました。
重心と左手の押し出しで刀を上げ始め、息を吸いながら腕を上げていきました。
呼吸の吸い上げと共に、下肢内側が張り、会陰が締まり、頚が立ち、軸が伸びていきました。
刀の高さを保ったまま、鎖骨や肩甲骨の力を抜いて、いつでも落とせる状態で待ちました。
最短かつ最速で下ろせる状態にあるからこそ、相手より後から動いて上を取れることを教えて頂きました。

青岸の構えで、意識を相手の頚に付けながら、呼吸も目線も広げることで、全体が包まれている感覚がありました。
そこから刀の位置を少しずらすだけで隙が出来て、お互いの間に駆け引きが生まれました。
相手が攻めてきても、呼吸の上下と仙腸関節の幅での立て替えでバランスを変えることで、途切れずに動けました。
最小限の動きで自分の中心を守ることができ、捍いだ刀を介して相手に返すことも出来ました。

呼吸が通るようにお膳立てをすることで、息をするだけで伸びられる身勢にしておくことの大切さを学びました。
呼吸の隙間を通っていくことで、実体として対抗するのでは無く、空間に動きが生まれました。
K野先生の手に触れた途端に、吸い付くように浮かされました。
皮膚の僅かなズレから弛みが取られ、峰と谷が生まれて、どこもぶつかることなく全体を崩されました。
身体の繋がりで大きく動けるからこそ、小さな動きでも力が徹り、意念の精度も上げられることを実感しました。

呼吸の通る前提を高められるように、身体創りに取り組んでいきます。
K野先生、参加された皆様、ありがとうございました。

稽古風景

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求心性と遠心性の力

合気観照塾 吹田道場 2023.03.02

骨盤の角度を変える度に反る臨界と丸める臨界を確認して、センタリングする

骨盤の傾きで臀部を浮かせ、一ずつの背骨に動きを伝えて頭部まで繋げていく

背骨を弛めて腕を落とし、肚の重みが小指球に乗るバランスで刀を下ろす

骨盤や肋骨を弛めたまま体幹の内部を締め、求心性と遠心性の力の釣り合いを取る

中を締めながら呼吸を吸い上げ、側方への張りと上下への伸びを両立させる

肩甲骨の中央を寄せながら肘を引き、吸息による張力の解放によって拍手する

肘を張って両手を引き分け、分け目と肚を一致させたまま動く

手首を決めて糸を巻き取るように腕を上げ、自分の弛みが取れていく方へ動く

軸を伸ばしたまま鎖骨を弛め、脱力によって腕が伸びていく方向をコントロールする

高まった内部の圧をさらに圧縮して、四肢の末端まで伝えることで勁を放つ

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お互いが共鳴できるバランス

センタリング・メソッド実習 2023.02.27

K元さんが、最近実践されていることを紹介してくださいました。
刀を持ち、無形の位で構えました。
母指を肚と合わせ、中指で中心を伸ばし、母指と小指の引きと攻めで先端までの弛みを取りました。
そのままで吸って弛めて吐いて、余分な力を抜きました。
体幹の向きや足の位置を変えると、自然にピタリと合う位置に刀を構えることが出来ました。
手の内の関係性が途切れないように中心から動くからこそ、肚との繋がりを保ったまま身勢を転換できることを実感しました。
どの点で止められても、肚の圧を高めることで相手に返すことが出来ました。
先に意識を付けながら四方に向きを変え、刀を上げ下ろししました。
相手と向き合うと間合いを感じられ、相手の動きを見てから最小限で動く余裕が生まれました。
空間に対する認識が広がり、無形のシンプルな構えに含まれる変化の可能性を体感できました。

相手の肩に触れ、共鳴できるバランスで、手の内の弛みを取りました。
その状態で待っていると、動かそうとしなくても反応が起こり、響きが途切れないように動くことで誘導できました。
背中に手を当てていると、どちらから動いている訳でも無く、繋がりを持って動き続けられました。
手掌や手背の感覚は周りの空間にも作用し、触れられていなくても気配を感じたり、反応を誘導できることを体験しました。
体感に基づいてイメージを発展させていくことで、身体の動きや周りへの影響が大きく変化することを実感できました。

今回も多くの発見をくださり、ありがとうございました。

 

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