印象文78

合気観照塾 2016.08.27

・立位で腕を前後に揺らし、身体のバランスを変えることで生じる変化を観察する
 中央での呼吸の上下や重心移動と連動して、中心から順に力が伝わり、また中心から順に返っていく動きが起こることを感じられた

・お互いの五指を合わせて、指先まで呼吸の働きを伝達する
 見た目はほとんど動いていなくても、自分の内部の力が相手の内部に伝わり、バランスを操作できることを体感させて頂いた

・仰臥位で息を吸って、下肢を浮かせて大腿部を張り、その張りを維持したまま骨盤を転がす
 仙腸関節と繋がって伸びていく角度に来た瞬間に、頚まで入れて弛んでいく方向に誘導する

・雷刀に構え、物打ちに釣り上げた相手と共に木刀を振り下ろす
 相手との間の緩みが取れるように刃の向きを合わせ、分け目の感覚を保ったまま、股関節から脊柱をしならせる

・腕の力を抜き、息を吸うと呼吸の浮力で浮き上がり、支えを取り除くと重力に従って落ちる様子を確認する
 軸を立てたまま、上方へ上っていく力や、下方へ下りてくる力が、自在に通っていく身体を目指す

・相手の腕に上肢を乗せて脱力し、指先まで呼吸を通して浮かす
 相手の腕で意識を止めずに、丹田に下りていく経路の先と、相手を含めた重みのベクトルが一致する点まで上肢を落下させる

印象文77

合気観照塾 2016.08.20

・恥骨が締まるように脱力して吸い込み、大腿部を相手からの圧と一致させて張ることで入れる
 踵を伸ばして下肢後面を繋げ、張りを保ったまま骨盤を傾け、遠い場所から伝わる力によって相手を転ばせる

・吸息と共に鼠径部が深まり、仙腸関節が動く方向に、下肢を折り畳む
 横隔膜の方へ下肢を引き込めるバランスにあると、内部の糸に引かれるように、股関節や膝が曲がり、足首が決まっていく感覚を得られた

・骨を動かすのではなく、腹部に満ちた空気の移動の結果として骨が動く
 腹部にのしかかってきた相手に対しても、外枠をぶらすことなく、内部からの操作によって相手のバランスを誘導できることを学んだ

・骨盤の動きに応じて変化する、手の内と剣との間の圧力を観察する
 肩や肘の力を抜き、身体を通り道にして、丹田の動きで剣の向きを操作する

・息を吸い上げて肋骨を締め、鎖骨や肩甲骨が自由に動かせる位置で、体幹を上ってきた伸びを上肢に伝える
 腕から先に動いて固まったり、体幹を捩って繋がりが途切れたりと、様々な動作の癖によって動きを止めてしまっていることに気付かせて頂いた

・接点を保ったまま脱力することで生まれるズレを受け取り、その隙間に向けて吸い上げる
 相手を動かそうとせず、お互いの釣り合いの中で、ぶつからずに伸びたり弛めたりできる経路を辿る

成長快調

私は子供の頃、誰かに教わっている様子も無いのに、蜘蛛が美しい形の巣を張ったり、子ツバメが飛び方を覚えたりすることを不思議に思っていました。
妻の出産や、子供の成長に間近で触れ、人も同様に自然に備わった不思議な力を持っているということを実感しています。

出産の前日、妻は夜になって陣痛が起こり始めましたが、助産師さんの指示で自宅で待機し、二分間隔になってから助産院に向かいました。
助産院に着いたのは早朝で、助手の方はまだ来られていなかったので、私が妻の出産の補助をさせてもらいました。
陣痛の合間に呼吸を整えて力を抜き、陣痛に合わせて息を吐きながら骨盤底に向けていきむように指導されていました。
助産師さんが準備をする間、側臥位で横になっている妻の骨盤底と腸骨に、それぞれ手を当てておくように勧められました。
触れている手から、合気体操の亀の動きのように、吸息と共に骨盤が前方に傾いて力が上に吸い上がり、骨盤が後方に傾きながら体幹の中央が上から順に締まっていく働きが起こっていることを感じました。
助産師さんは、陣痛によって子宮が締まっていくタイミングで、身体の持つ下方へ押し出す働きが自然に起こるように誘導されているようにみえました。
私が鍼灸師であることは事前に知っておられたので、次の陣痛が起こるまでの間に下肢にお灸をすることを勧めてくださいました。
上側の脚の京骨穴や、下側の脚の中封穴あたりに八分灸を施しました。
普段、妻の脚は、なかなかお灸の熱が通りにくいことが多いですが、その時は一瞬で反応が起こりました。
子供の頭が見え始めた頃から、姿勢を仰臥位に変え、私は妻の頭の方にあぐらで座り、妻の頭部を手の上に乗せておくように言われました。
陣痛が起こったとき、顎が上がったり頭部が傾いたりしないように指示され、いきむ力が逃げないように繋がる位置で待ちました。
子供の頭の外に現れている部分が、いきむごとに大きくなり、少しずつ子供の姿が見えてきたときは、とても感動しました。
産まれたときには、助産院に着いてから3時間くらい経っていましたが、あっという間だったように感じました。

出産から約二か月が経ち、産まれてきた息子は元気に成長しています。
お腹がすくと母乳を欲しがって泣き出し、お腹がいっぱいになると機嫌よく手足を動かし、余分に飲み過ぎた場合は要らない分だけ口から戻します。
手足を伸ばしたり体を反らせたりして自分で調整し、抱かれているときも居心地の良いように体勢を変え、暑いと感じれば上に掛けていたタオルケットを足で蹴飛ばします。
自分にとって必要なものも余分なものも、全部分かっているんだなぁと感心します。
身体の状態は目まぐるしく変わり、お腹が張ってきたと思えば真剣な顔つきになり、両脚を突っ張って全身を赤くして便を出し、排便した後はすぐに元の状態に戻ります。
この二か月の間にも、身体は日に日に大きくなり、表情や出来ることが少しずつ増えてきています。
そして、その日々の変化の中で、母親と子供がお互いに与え合う連携の精妙さには驚かされます。

そうした出来事は余りにも自然に通り過ぎていくため、自分もそうやって産まれ育てられて来たことを気にも留めていませんでしたが、よく考えれば、驚くようなことが当たり前のように起こっているとも言えます。
そして、その大きな力に対して治療として出来ることは、自然の働きが滞りなく起こっていくように手伝うだけであることを実感します。
これからも、妻と子供と生活する中で、多くのことを学ばせてもらおうと思っています。

息子

稽古記録26

東雲道場 第三十三回研究会 2016.08.11

・背骨を伸ばしたまま股関節から体幹を傾けて、腕を垂らして手首を決め、鎖骨や肩甲骨を自由に動かせるバランスを観察する
 剣の重みと脊柱の湾曲が釣り合うように頚で剣を吊り下げ、上肢を脱力する

・開いた両脚の下肢内側の張りが、中央の軸の伸びに繋がる身勢で、骨盤を立て替える
 下肢を突っ張らずに弛めて内側の経路を長く使い、仙腸関節の幅で骨盤を回旋してコンパクトに動く

・吸い上げた重みを肚に下ろし、丹田の感覚を保ったまま、上肢と下肢を繋げて動く
 丹田と肘と物打ちを、相手の中心に向かうライン上に構え、上肢のフレームを崩さずに下肢の動きを伝達する

・降り下ろす前から、相手の中心に付けて、刀に相手に向かう意識を乗せておく
 どの段階で止められても、相手が刀に触れた瞬間に入り、次の動作に移れる感覚を体感させて頂いた

・前側の足部を外向きに開放して、後方の脚に乗った重心を移し替える
 前足を着く向きによって、体幹に立て替えが起こり、正中に上げた雷刀を斜めに振り下ろす動きが生まれることを学んだ
 後ろ足に重心が乗るように構え、前足は相手の出方に応じて踏み出せるように自由にしておく

・息を吸い上げて身体を臨界まで伸ばし、そのテンションを弛めずに、剣の落下と前方への推進力に変える
 下方から均等に締めることが出来ると、その絞りと連動して剣が上がっていき、頂点では切っ先の向きと一致して伸びられることを感じた

印象文76

合気観照塾 2016.08.07

・息を吸って自分の軸を立てることで、相手の軸をずらして付けておく
 外枠の長さは変えずに、下方から順に内部を伸ばし、吸い上げた力を相手に向けて放つ

・接点での圧を保ったまま弛めて吸い込み、その動きからの揺り戻しに付いていく
 上手く伝わったときには、自分が楽に呼吸をしているだけで、お互いの関係性が変わって相手が転ぶような感覚を得られた

・自分の中心の動きが、そのまま相手の中心に反映されるように、軸を付けたまま上肢を脱力する
 何人も連なっていても、奥に居る相手まで一体にして繋げられると、同様に技を掛けられることを体感した

・自分の手前から吹いてきた風が、相手の向こう側まで吹き抜けていくように、イメージと動作を一致させる
 頭で考えたときは意識が手前で止まって相手とぶつかることを体感し、イメージを広げながら動くことの大切さを学んだ

・肘を押さえられたところから、手の形や前腕の反りで相手の中心へ焦点を合わせる
 股関節から上肢の動きを誘導して、上肢尺側の刃筋に沿うように相手を斬る

・相手の両手のバランスに合わせて緩みを取って、頭の中に分け目を作る
 相手の後方まで意識を広げ、繋がりが途切れないように分け目を動かす

 

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