刻々と変わる手の内

東雲道場 第五十七回研究会 2018.08.12

刻々と変わる手の内の変化を受け取り、中央の呼吸の行き来を指先まで伝えて、物打ちまで流す

会陰が締まるほうへ吸い上げて呼吸を上肢に繋げ、肘を下から浮かせて刀を立てる

手が締まるバランスで刀を下ろして相手の刀にそっと付け、中央に集まった細い幅のまま入れる

両下肢の張りと両手の引き分けを一致させて、下肢後面の張力で、前に進んだり、引き落としたりする

丹田と肘と物打ちが直線上に並び、下肢の推進力が相手の中心に向かう、「ここしかない」位置に足を踏み込む

相手の刀に触れたところから、引いてくる流れのまま廻刀し、下肢の先導によって刀を操作する

相手の向こう側まで意識を広げて峰と谷をイメージし、相手の全体に響くように重みを落とす

仙腸関節の幅で立て替えて、相手の頚を斜めに通るラインに刃筋を合わせて捩り込む

手の集約と共に丹田が充実し、固まらずに転がるように丹田から動いて相手を崩す

相手を自分に対する抵抗とせずに、そのバランスの中で、呼吸に伴う緊張と弛緩が自然に起きるほうへ進む

リラックスできる空間

センタリング・タッチ研究会 2018.08.05

今月のセンタリング・タッチ研究会では、K野先生が普段されている施術風景を見せてくださいました。
鏡で姿勢をチェックしてから、ベッドで仰向きに寝て施術に移りました。
膝枕や腕枕を入れて、お客様の身体が繋がる位置にポジショニングをされていました。
椅子に座って施術する際、下半身が定まるバランスに組んで、ベッドや椅子の脚に当てて弛みを取ることを実演してくださいました。
下半身が安定して軸が立つことで初めて手の力が抜け、預けられるタッチに近付けることを感じました。
立ち位置によっては、お客様の背中に脚を当てて、引きと攻めの接点として活かせることを教えて頂きました。
聴こえてくる音楽も、お香の香りも、壁に貼られた写真も、五感を通してリラックスできるように空間が創られていることを感じました。
自分がどうにかしようとするのではなく、その場の何かを介してお互いに弛むことが同調に繋がることを教えて頂きました。
より良い施術が行えるように準備した全てが、自分の施術のスタイルや空間を形作っていくように感じました。

後半は、私がSKさんの施術をさせて頂きました。
椅子の向き、脚の組み方、自分の軸を相手の中心へ繋がっていくほうへ合わせました。
自分の身体を立ち上げ、お互いの弛みがピタッと取れる位置を掴むことが、如何に大切かを学びました。
弛みを取ったところで力を抜いて、音楽に合わせて細かく身体を揺らしていると、自然に伸展が起こる感覚を得られました。
自分が崩れていたり、弛みが取れていなかったりすると、途端に曖昧になってしまうことを感じました。
同調する意識、弛む深さ、下半身の安定感など、有り難いアドバイスを頂き、これからの課題が明確になりました。

今回は、K野先生のお店での研究会に参加させて頂き、「全自動」に至るまでどれだけの工夫を重ねておられるかを感じられました。
いつも惜しみ無く伝えてくださるK野先生、的確なアドバイスをくださいましたSKさん、会員の皆様、ありがとうございました。

隙間に力を通す

合気観照塾 2018.08.04

相手が押してくる分だけ軸で攻め、閉じてくる分だけ張り、相手の負荷に逆らわず呼吸とバランスで釣り合いを取る

五分五分から吸い上げて相手を浮かせ、自分が脱力した瞬間に、相手が崩れ始めて通る道が生まれる

最初から経路を決めず、あくまで相手の反応を訊きながら触れることで、虚が掴めて予測できない技になる

吸い込みながら恥骨を締めて、締めをキープしながら大腿部を張り、呼吸で臀部を浮かせる

弛めたところから母指を労宮の吸い込みで立て、丹田と一致させることで、相手の圧を吸収する

中指を決めたまま、薬指を浮かせて、小指側の伸びで相手の崩れていく方向へ後押しする

後方の意識を保ったまま中央で吸い上げると、頚が伸びて頭が浮き、骨盤の動きを指先まで伝えられる

相手に手首を掴んでもらい、お互いの手の厚みの間でセンタリングして、中央の隙間に力を通す

肩甲骨と鎖骨が一致して浮く方向に吸い上げ、肘が浮いたまま手首が決まるバランスで弛める

左右の肋骨を操作して、焦点を相手の中央に合わせ、体内で呼吸を丸く動かして、相手を大きく崩す

相手とぶつからないように身体を弛めて立ち上げ、相手の負荷が自分のバランスを整える切っ掛けとなるように技を掛ける

後頭下筋が働く方向

合気観照塾 2018.07.28

相手の負荷に合わせて弛めて、行けるラインが現れた瞬間に意志と一致させて離陸する

呼吸で反る動きを導いて、尾骨と後頭骨でブリッジをして、肩甲骨を落として肩の力が抜ける位置で動く

会陰の締めが薄筋と繋がるバランスで吸って、頚が伸び後頭下筋が働く方向に吸い上げる

頭部を浮かせて高さを保ち、薄筋の張りをキープしながら、丹田の動きを手まで伝える

自分の軸をずらさずに弛めて、目線を正面に向けながら、斜め前に居る相手の中心に意識を付けておく

相手の両手の接点それぞれの弛みを取り、その中点を動かせる方向へ仙腸関節から動く

相手が押してくる分だけ呼吸の圧を高めて、自分のバランスを最低保障した状態で脱力する

相手の体内の糸がピンと張れる位置に吸い込み、リクライニングでもたれ掛かるように弛みを取り続ける

引きながら攻めるように腕を持って相手が対応できない状況を作り出し、どちらにも動ける状態で反応を窺う

相手に姿勢が崩れる固め方をされても、いったん脱力してそこから呼吸で立ち上げられると、立場が逆転することを体験できた

呼吸を動力源として動く

呼吸動作研究会 2018.07.22

今月の研究会は、KMさんが進行してくださいました。
最初に、相手の肩に手を触れて、力の伝わり方をチェックしました。
それから、仰臥位で呼吸に伴う骨盤の動きを観察しました。
息を吸うと腹部の呼吸の圧によって骨盤が傾き、弛めると戻り、吐くとバランスの変化で後ろに倒れました。
さらに深く息を吸い続けると、臨界まで傾いた骨盤に連れて背骨が順に引かれ、それによって反る動きが起こりました。
飛ばして先に腰や背中を反っていないかを確認し、あくまで呼吸を動力源として動くことを念頭に進められていました。
腕をお腹の上で組むと、呼吸の吸い上げと共に、腕が上がりました。
胸の前まで浮かせたところから肩や肩甲骨を弛めることで腕を下ろし、呼吸の行き来と上肢の動きの関連性を体感できました。

丸める動作も同様に、骨盤からの動きを伝えるように行ないました。
一つずつの背骨の離着陸を点で感じられるように、意識しにくい椎骨や横ブレが起きる場所があることを感じられました。
丁寧に観察することで、動作も感覚も繊細になっていくことを実感しました。

側臥位で、骨盤の反る丸める動きをすると、背骨に波が伝わりました。
骨盤の動きに頚が付いてきたり、腕が回ったりと、身体が繋がっている状態を感じられました。
全身の連動を味わいながら、気持ち良く動くことができ、それ自体が身体を整える動きになっていることを感じました。

後半は、前半の内容を踏まえての座談会と施術の練習会をしました。
「弛める」や「軸」といった感覚について情報交換もでき、鍼治療の実践もさせて頂き、たいへん勉強になりました。
会員の皆様、今月もありがとうございました。

 

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