刀の反りに沿う

東雲道場 第四十七回研究会 2017.10.09

水車勢から手の内を柔らかくして両肘を曲げると、刀のバランスで刃が立ち、そのままの刃筋で下ろすと相手の中心を狙えることを体感した

相手の打ち込みに付いていった結果として、同じ構えから撥草やくねり打ちや逆風といったバリエーションが生まれることを感じられた

一歩踏み出して相手の刃筋からずらし、相手の刀より長くなるように、刀と体幹で三角形の二辺を創って攻める

無形から、片足を出し、体幹の向きを変え、腕を上げて、常に軸を保ったまま身勢を移り変える

吸って弛めて吐く動きと刀の上下を一致させ、重みを肚で受け取りながら、最短のルートで上げ下ろしする

呼吸で刀の動きを先導し、刀の流れを邪魔しないように、股関節から動く

相手の刀に付けたところから、刀の反りに沿って緩みを取り、相手の全体が崩れるバランスに導く

刀の反りがあるからこそ、直線での押したり突いたりではなく、付けたところから前方へ向かうことで斬る力が生まれることを検証できた

真っ直ぐな竹刀でも反りをイメージすることで引きと攻めが起こり、太い棒でも細く意識することで身体が締まって自分の軸も細くなることを体験した

自分の肩の力が抜ける位置に間合いを取って息を吸い、上肢や胸部を弛めて足底まで落とす

どちらにでも反応できる身勢

東雲道場 第四十六回研究会 2017.09.10

第四趾のラインを正面に向けて下肢内側が利くバランスで立ち、呼吸の吸い上げで腕を上げる

五指それぞれを相手に伝わる方向に合わせ、指先が更に伸びるように息を吸って相手を浮かす

ボールの中心を意識しながら労宮で吸い込み、両側の股関節の回転と一致させて立体的に転がす

手前に落とすときも、最後まで相手の中心を攻める意識を抜かずに、自分の領域に踏み込まれないように保証したまま崩す

接点の位置は変えずに同じ長さのまま、相手の皮膚の緩みが取れていく方向に巻き取って、体幹から回旋することで相手を裏返す

相手の刀が当たる寸前に肘を引いてかわし、相手の中心を攻めるように、そのままの位置で三歩目を踏み出す

物打ちを相手に付けたまま、切っ先をぶらさずに捩り込んで、相手の脇を斬り上げるように意識して進む

燕飛を型ではなく、無数の発展の中の一つの可能性として、その流れが生まれるに至るお互いの狙いや駆け引きを感じながら動く

相手の出方に応じてどちらにでも反応できる身勢で構え、最短のルートで相手の剣を受けられる軌道に落とす

相手の剣を捍いで中心を崩し、生じた隙を刀の流れに沿って狙うように、常に次の一刀に繋げていく意識を切らさずに剣を振る

立体的な深み

東雲道場 第四十五回研究会 2017.08.11

膝を弛めて鼠径部を鍬え込むことで身体の奥行きを創り、立体的な深みによって、呼吸の通り道が長くなるような身勢を取る

肋骨と肩甲骨の間が適合するように息を吸い上げ、丹田の動きが肩甲骨下部を通って上肢尺側へ伝わるバランスで腕を上げる

中指を中央として母指球・小指球でバランスを取りながら、芯のシーソーを呼吸に伴う股関節の動きと一致させる

手首を決めて肘を外側に張り、体幹の波を、肩の動きや肘の回旋や柔らかい指使いに繋げることで棒を回す

頚を伸ばして目線を決め、接点から相手の中心に付けたまま、自分の軸で相手の軸を攻めるように進む

丹田で重みを受け取って背部を抜くことで、身体前面で相手に入れた状態を保証しながら、後面をフリーにしておく

相手を動かそうとするのではなく、お互いの関係性の中で自分が呼吸によって自由に動ける状態にあると、それが同調して相手も動く

軸を伸ばしたまま肩の力を抜いて、下肢内側を利かせて臀部を締め、股関節から折り畳むことで剣を下ろす

呼吸で刀を上げながら重心を落とし、両側の脚の行き来や立て替えが剣に反映されるように動く

七刀で燕飛を行うことで、吸って弛めて吐く中で起こるシンプルな動きの繋がりによって、流れが生まれてくることを実感できた

接点から中心に付けたり攻めたり崩したりといったやり取りが、刀を持って間合いを取った状態でも同様に行われていることを感じられた

肩甲骨がフリーになる一点

東雲道場 第四十四回研究会 2017.07.09

吸息と共に肋骨を締めながら胸を開き、横隔膜を浮かせたまま、後頚部を伸ばして腕を吊る

肩の力が抜けて、肘が落ち、手首が決まる位置に上肢を浮かせて、肩甲骨がフリーになる一点のバランスを観察する

肩甲骨に触れる相手の緩みを左右それぞれから取り、丹田の力が自由に行き来できるように、肩甲骨を弛めたまま動く

背部の意識を保ちながら、身体の前後の奥行きの中で呼吸を通すことで、中心をずらして相手を浮かせる

両肩に体重を掛けられたところから、中心の吸い上げて相手を浮かせ、崩れそうな方向へ、丹田から肩に力を通して後押しする

相手の腕に触れて、皮膚の緩みが取れた状態から、圧を変えずにさらにずらし続けると、ズレが内部にも繋がって中心まで崩せることを体感した

息を吸って中心の軸を伸ばし、内部の張力を維持したまま股関節から折り畳むことで、身体の中の剣を振り下ろす

雷刀の構えから弛めて刀を下ろし、付けたところから弛めて相手に入れ、袋竹刀の撓みが取れたら弛めて前進する

分け目に重みが乗るベクトルと、物打ちを通して前に進むベクトルから、真っ直ぐに見える袋竹刀にも刀の反りが生まれることを体感した

疾雷刀で片足を開いて道を作り、同側の股関節を鍬え込むことで生じた刃筋のまま、刀を下ろして前に進む

相手との関係性の中で、息を吸って刀を上げ、嶺から谷へ先に意識を通して、隙の生じた場所に下ろす

股関節の鍬え込みと刃筋

東雲道場 第四十三回研究会 2017.06.11

吸息に伴う両手の変化が伝わって刀が動き始め、そのまま中央で吸い上げて腹側が伸びていくと刀が上がる

呼吸によって皮膚の外側の空間に広がる感覚が、持っている剣も含めて生じる状態を体感できた

柄を握らず、両手の手の内でキャッチボールをして、刀のバランスの変化によって伝わる感覚を受け取り続ける

両手持ちでの左右の腕の働きを、一側の手の内の引きと攻めによって同様に行ない、二刀を振る

刀の軌道を感じながら、常に下肢内側の繋がりが途切れないように動いて、股関節で行き先を先導する

骨盤や肋骨の3時9時で照準が合う位置まで弛め、肩の力が抜けるバランスで、対側の股関節を通ってきた力を伝える

七刀で、回旋したときの股関節の鍬え込みの深さによって、刀の刃筋を正中にも袈裟にも変えられることを体感した

相手の人中路を踏むように足を入れ替え、仙腸関節の幅で立て替えて刀を回す

青岸で相手の中心に伝わるバランスに構えられると、そのまま腕を下ろすだけで下肢の内側を狙う相手の刀を捍ぐ身勢にもなる

軸を立てたまま上肢と下肢の陰経が連動して働く基準があるからこそ、身勢が変わり続けても繋がりが途切れることなく動けることを感じられた

「斬る」のではなく、相手の中心に付け、最短の経路を辿った結果として、「斬れる」ように動く

刀を下ろせる角度

東雲道場 第四十二回研究会 2017.05.14

左脚の脾経の伸びで刀を抜き始め、右手との間で臨界まで高まった内部の張力が解放される角度まで鞘を傾けて抜刀する

母指と小指球の間で柄を転がし、肩や肘の力を抜いて動き続けられるバランスを観察する

立ち座りも剣の上げ下ろしも下肢内側の経絡の働きによって同様に起こり、刀に付いていくことで一致した動きとなることを感じられた

手首を決めて分け目を担ぎ上げたところから、横隔膜を落とさず後頭部を引いたまま、刀を下ろす

下肢内側の経絡の伸びで股関節をスライドさせて反対側の脚を後方へ送り出し、重心をぶらさずに後ろに下がる

股関節で先導して刀を右側にずらし、後頚部を伸ばしたまま吸い上げて刀を上げ、全体が中心に納まるように納刀する

雷刀から両脚の陰経を互い違いに高めることで、体幹を捻らずに刀を下ろせる角度に刃筋を合わせられるように感じた

城郭勢から体幹を回旋すると刀が中央に上がり、両脚を伸ばして張る動きによって水車勢になり、相手の刀を落とす力が伝わる

触れる前から相手の刀を自分の刀で押さえておき、相手が振り下ろした瞬間を逃さずに最速で下ろす

相手の刀を止めようとするのではなく、刀が接触するタイミングに合わせて身体を伸ばして、相手の本体に付ける

お互いの刀が触れたところから吸って浮かせ、鼠径部が深まる方向に力を抜いて、足底の感覚を高めたまま丹田で動く

最速で重みを落とす

東雲道場 第四十一回研究会 2017.04.29

仰臥位で大腿部を立てて膝を伸ばしたところから、腹筋を縮めず、後頚部を伸ばしたまま、膝の力を抜ける位置を探る

雷刀での剣の落ちる位置と同様に、繋げたまま弛められるバランスで脱力することで、最速で脚の重みを落とす

雷刀に構えて丹田に重みを下ろし、いつどちらから攻められても下ろせる状態で、相手の初動を待つ

剣の落下に沿って腕を下ろし、立ち位置を変えずに下肢を曲げて、そのまま折り敷く

撥草で相手の首筋から斜めに通るラインに付け、体幹を捻らずたすきで下ろして、対側の股関節に乗せる

相手の動きを観ながら同じように動いても、相手の意図を外しながら常に上太刀を取れることを体験した

相手と手掌を合わせたところから、息を吸って手背側にも意識を広げ、相手の頚まで繋げて接点の緩みを取る

接点を留めたまま弛めることで、相手との関係性を保ったまま体幹のバランスが変化し、骨盤の向きが変わる

股関節の照準を合わせたまま、重みの落下に任せて、中心から手を引いてくる

相手に抱いている先入観や自分の動かそうとする欲が生まれると、力が入って却って動かなくなることを実感した

呼吸で剣を浮かせ、横隔膜で高度を維持したまま、不必要な力を抜いて中を弛める

身体の伸びと丹田の向き

東雲道場 第三十九回研究会 2017.02.12

・下から吸い上げて内部を臨界まで伸ばし、軸を縮めずに丹田と合う位置に刀を下ろす
 両手と柄が一つになるように絞り、手首を決めたまま、肩の力を抜いて刀の落下に任せると、自然に肚の前で止まることを感じられた

・物打ちを相手に付けたまま、中央での伸びや細い軸での回旋を滞りなく刀に伝えられると、最短距離で相手に向かえることを学んだ
 刀で攻めるのではなく、目線や意識で先導しながら中心から動き、その現れとして刀が動くように発想を変える必要を感じた

・城郭勢で付けたら、内部の伸びによって相手の軸をこっそりずらし、相手の後方を大きく回るような力の軌道をイメージして剣を下ろす
 接点で付けたまま、後側の股関節で引きながら前側で攻め、軸をぶらさずに骨盤を立て替える

・逆の城郭勢で間合いを詰め、相手が振り下ろした剣を右手で止めたまま、左手で攻める
 相手の振り下ろす重みが自分の丹田に落ちるバランスで柄頭に手掌を当て、吸い込んで返す

・相手の攻めに対して、伸びていく方向と丹田の向きが合うように踏み込み、受けながら返す
 脚を狙ってきた相手の刀を、下肢を浮かせて避けることも出来るように、重心を乗せ替えられるバランスで足を着く
 お互いが明確な狙いを持って、中心から動いているからこそ、剣術の型のやり取りが成立していることを実感した

・刀を相手の中心に焦点が集まる角度に合わせられると、力を入れなくても楽に相手を崩せることを体感した
 お互いの刀が接した瞬間に相手の意識に付けて崩せるように、常に繋がったバランスで刀を振れるように稽古していく必要性を感じた

稽古記録30

東雲道場 第三十八回研究会 2017.01.09

・軸を中心に体幹を捻らずに立て替え、片肘と物打ちが正中線に並ぶ構えを取る
 視線を留めて相手の向こう側に付け、体幹の向きが変わっても、常に中心は相手に向かうように進む

・分け目を正中に置いたまま、中央での吸い上げによって刀を上げ、立て替えに伴う股関節の動きで刀を転回させる
 最小限の動きで自分の身体の幅をカバーし、相手に届く位置に振り下ろす

・刀の重みや重力による落下に教えてもらいながら、真っ直ぐ上げて真っ直ぐ落とす
 自分の身体の捻れや左右差や力みによって、上がっていく位置や下りていく軌道をぶらしてしまっていることを実感した

・雷刀で臨界まで身体を伸ばしたところから、前側の足を開いて道を空け、伸びを保ったまま剣を下ろす
 前方へ重心が移っていくと、自然に後ろ側の足が踏み出され、そのときの体幹の向きに合わせて刃筋が生まれることを感じられた

・青岸の構えで相手に付け、身体の伸びを刀の先まで伝えることで相手を崩す
 接点の緩みが取れたところから、自分が伸びられる身勢と、刃筋の合う角度と、相手の中心に伝わるバランスが、一致することを興味深く感じた

・相手の振り下ろした剣を受け止めるのではなく、身体を伸ばして相手に入れ、その反応に応じて動く
 お互いの剣が当たったところから、刀の向かう流れに逆らわずに付いていけると、相手の反対側の小手に向かい、次の攻めに繋がることを体感した

稽古記録29

東雲道場 第三十七回研究会 2016.12.11

・息を吸って剣を上げたところから、肩の力を抜き、剣の落下に任せて振り下ろす
 狙う高さに応じて股関節を折り畳み、脊柱を伸ばしたままお辞儀する

・相手の人中路から自分の中心を外し、どんでん返しのように体幹の向きを変えて攻める
 相手に意識を付けたまま、足の横幅の分だけ外に踏み出すことで相手の振り下ろした剣をかわし、相手の意志を通させて意図を外す

・雷刀に構えた相手の小手に付けて、相手の中心をずらし、その瞬間を逃さずに進む
 両側の股関節を引き分けながら、体幹を捻らずに回旋することで、引きと攻めを相手に伝えてずらす
 自分から接点で押さえにいこうとせず、落として当たったときや、擦って止まったときに、相手や剣の都合に応じて動く

・青岸の構えで、刃筋の向きと呼吸に伴う伸びが、相手の中心に伝わる姿勢を観察する
 合う位置に構えられたときには、そのまま伸びを伝えるだけで刃筋に沿って相手が崩れ、抵抗を感じること無く動くことが出来た

・青岸で向き合ったところから、後方から吹いてくる風に合わせるように背中から攻める
 物打ちの向こう側に相手の首元を見通し、刀で意識を止めずに相手の中心に向かって進む

・柄を持つ両手を引き分けるように絞り、肘の力を抜くことで、手首を決めたまま手の内を弛められることを感じた
 肩や肘の力を抜いたまま前腕後面で攻め、相手に入った状態を保ちながら丹田から動いて崩す

稽古記録28

東雲道場 第三十六回研究会 2016.11.27

・手指の力を抜いて柄を持ち、両手の中指薬指と小指球の間のシーソーを感じながら剣を上げ下ろしする
 身体を中心から伸ばして剣を浮かせ、頂点で肩の力を抜いてずらし、後頚部でバランスを取りながら丹田と繋がる位置に下ろす

・後頭部を決めて、肩甲骨を弛め、骨盤を自在に動かせる状態を保ち、体幹の動きを上肢に伝達する
 頭部が決まっているからこそ、それ以外の場所を自由に動かすことができ、力をぶつからずに行き来させられるように感じた

・下段で相手の眉間に物打ちを付けたまま、雷刀に構えた相手の手首に刃筋を沿わせるように捩り込む
 意識を相手の手前で止めずに、刃筋が相手の向こう側まで通っていくように、立て替えるタイミングと間合いを一致させて前に進む

・相手の小手に物打ちを付けて上肢を保ったまま、体幹の力を抜き、背骨を柔らかく使う
 脊柱を上ってきた動きが、胸椎の攻めによって前方に向かう力に転換され、壇中の内側から相手に伝わる感覚を得られた

・城郭勢から剣を立てて、相手が振り下ろした雷刀に付け、身体を伸ばして相手を浮かせ、股関節の回旋で相手を崩す
 上に伸び上がるのではなく、下方に重みを落として、丹田を中心に上下に引き分ける

・雷刀や青岸に構えたところから、相手の打ち込みに応じてら前後上下左右斜めに切り替える
 どこを攻められても最小限の動きで相手の太刀を受けられ、それ自体を相手に対する攻めとして繋げて行けることを学んだ

稽古記録27

東雲道場 第三十五回研究会 2016.10.23

・相手の腕の表側を通して吸い込み、弛めて中央へずらして、裏側を通して頚まで攻める
 身体の厚みと呼吸の深さの関連性を感じられ、奥行きや中心に対する認識が大きく変わった

・母指を肚と合わせ、五指を順に回転させて相手の瘂門の向こう側まで通す
 各指と、体幹の正中と側方の四本のラインの伸びが対応し、体幹の回旋と上肢の螺旋が一致する感覚を得られた

・骨盤が後方から前方へ回っていく動きによって、手部で円を描くように相手の皮膚を擦る
 相手の皮膚の緩みを臨界まで取って全身の動きに繋げ、最後まで相手を不安定なバランスに誘導し続けることで転ばせる

・肩や腕の力を抜いて通り道にして、示指の先まで鞭の動きを伝達する
 身体のどこも一纏めにせずに、指の一つ一つの関節まで体幹から起こる波を伝える

・両肩を押してくる相手を押し返さずに、前方への重心移動によって変化したバランスが、元に戻ろうとする力によって返す
 相手の負荷に対する吸い込みが、鳥と亀の動きの始まりになり、それに続く動きによって力が伝わっていくことを体験させて頂いた

・自分の中心の動きが、相手の中心に伝わる一点に、自分の丹田と木刀の刃の傾きを合わせる
 身体を張って相手を浮かせ、分け目の位置を留めたまま、剣が落下する軌道に付いていく

稽古記録26

東雲道場 第三十三回研究会 2016.08.11

・背骨を伸ばしたまま股関節から体幹を傾けて、腕を垂らして手首を決め、鎖骨や肩甲骨を自由に動かせるバランスを観察する
 剣の重みと脊柱の湾曲が釣り合うように頚で剣を吊り下げ、上肢を脱力する

・開いた両脚の下肢内側の張りが、中央の軸の伸びに繋がる身勢で、骨盤を立て替える
 下肢を突っ張らずに弛めて内側の経路を長く使い、仙腸関節の幅で骨盤を回旋してコンパクトに動く

・吸い上げた重みを肚に下ろし、丹田の感覚を保ったまま、上肢と下肢を繋げて動く
 丹田と肘と物打ちを、相手の中心に向かうライン上に構え、上肢のフレームを崩さずに下肢の動きを伝達する

・降り下ろす前から、相手の中心に付けて、刀に相手に向かう意識を乗せておく
 どの段階で止められても、相手が刀に触れた瞬間に入り、次の動作に移れる感覚を体感させて頂いた

・前側の足部を外向きに開放して、後方の脚に乗った重心を移し替える
 前足を着く向きによって、体幹に立て替えが起こり、正中に上げた雷刀を斜めに振り下ろす動きが生まれることを学んだ
 後ろ足に重心が乗るように構え、前足は相手の出方に応じて踏み出せるように自由にしておく

・息を吸い上げて身体を臨界まで伸ばし、そのテンションを弛めずに、剣の落下と前方への推進力に変える
 下方から均等に締めることが出来ると、その絞りと連動して剣が上がっていき、頂点では切っ先の向きと一致して伸びられることを感じた

稽古記録25

東雲道場 第三十一回研究会 2016.06.26

・両側の踵を付けたまま股関節を開排して、腰が決まる位置まで開き、肛門を引き込む力によって立ち上がる
 指先まで吸い上げた空気を中央に集めて下腹部に落とし、丹田感覚の高まりを維持したまま動く

・骨盤や肋骨を締めて四肢を張り、中央で呼吸を行き来させることによって、剣を上げたり下ろしたりする
 体幹を押し上げる下肢の力を、内部を通して上肢に伝達することが出来ると、楽に剣を上げられることを体感した

・ロッキングチェアでの後方への重心の移動と、身体背面の働きの高まりを一致させる
 背部と上肢後面が繋がって動くと、自然に肘が曲がって、相手を浮かせる働きが起こることを体感できた

・中指を支点としたシーソーが傾けるように柄を持ち、母指球と小指球の間でバランスを取りながら剣を動かす
 分け目、物打ち、切っ先の関係性を常に受け取り、意識を途中で止めることなく、内部の伸びをその先まで伝える

・前側の股関節に乗るように足を踏み出して剣を振り下ろし、股関節と物打ちの重みを一致させて相手に付けておく
 骨盤を締めて内部の空気をパッキングし、圧を保ったまま骨盤を立て替えることで、相手を引き込む

・身体の張りで両手の間を引き伸ばし、物打ちと肘と丹田が正中線上に並ぶように青岸に構える
 下腹部の球を二つのベクトルと合う方向に向け、正中と分け目の両方に作用するバランスで身勢を取る

稽古記録24

東雲道場 第三十回研究会 2016.05.29

・両手を前後に引き分け、右手からでも左手からでもなく、分け目から動かす
 骨盤の回旋によって鼠径部を寄せて上肢を先導し、剣の落下を手伝う

・肋骨の締めと対応して両肘を左右に張ることで、横隔膜との関係性を保ったまま上腕を動かせることを体感した
 上腕の上げ下ろしや、肘の曲げ伸ばし・回旋の組み合わせが移り変わりながら、体幹の内部の動きが剣に反映される
 最小限の動きで自分の身体の幅を守り、相手の中心に迫るという、剣術のシンプルに見える動作の出所を感じることができた

・相手の剣に囚われずに、剣を擦りながら相手の中心に向かって進むことで、勝手に相手が崩れて道が開いていくことを体験した
 剣を止めたり避けたりした途端に、自分の中心がずれ、反対に相手に付けられてしまうことを実感した

・相手が振り下ろした剣に付けたまま、軸は崩さずに臍の向きを変えて、相手の中心を攻める
 常に留まらず、剣が下りていく動きを次の吸い上げに繋げて、空いている場所を狙っていく

・青岸の構えから吸い上げて水車勢の位置に落とし、相手の剣ではなく頚の向こう側を引き寄せる
 相手の頚を斜めに通るラインをイメージし、相手の太刀筋と戦わずに被せるように上太刀を取る

・下肢の張りや骨盤の動きと連動させて剣を抜いていき、身体の伸びを螺旋状に伝えていくことによって抜刀する
 同じ経路で身体を伸ばしたところから、手首を弛めて刀と鞘のラインを合わせ、剣が下りてくる働きによって納刀する

 

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