全部肚に訊く

センタリング・タッチ セミナー 2020.07.18

昨日は、師匠の秘密基地でのセンタリング・タッチ セミナーに参加させて頂きました。
私は、「腕の捻れ」をテーマとして、御指導を頂きました。
ベッドに仰臥位で寝て、ヒーリングストーンズを使った施術を体験させて頂きました。
掌に置いてもらうと、手首が決まって腕の力が抜け、手が自然に丸くなりました。
肘や手首の角度が曲がる角度に吊るし、肩の力が抜け、頚へと繋がる位置に近付けてくださいました。
ヒーリングストーンズを、肩の下に入れたり、大腿部の下に置いたり、色々と場所を移して施術してくださいました。
バランスの支点として転がったり、呼吸で締まる支えになったり、三本目の手のように働いてくれていました。
石が当たっている場所を意識することで、自分の呼吸や弛んでいく流れを感じやすく、とても心地良い時間でした。
肋骨や胸骨に当ててもらうと、接触鍼のように当たる点が集約されて、響く感覚がありました。
胸骨の周りが弛むと胸郭の中も柔らかく動くようになり、姿勢や呼吸の変化を実感しました。

K野先生が施術をされているときに、受け手の身体に当てたヒーリングストーンズに触れさせてもらいました。
どの石が良いか、どこに当てるか、どの向きが良いか、全部肚に訊きながら決めていくことを教えて頂きました。
手を張りながら労宮で玉の点を感じ、肩の力を抜いて、石に導かれる動きに任せました。
合気の技で相手との接触面を点にするのと同様に、ヒーリングストーンズの当たっている場所も点としてバランスを変え続け、相手の身体を通して合気が掛かりました。

それから、受けたり見たりした感覚を元に、参加者で施術をし合いました。
ヒーリングストーンズとを入れることで、圧の移り変わりや点での転がりを感じられ、誘導する点を意識しやすくなりました。
肚が決まっていると、手を沿わせたら後は肚から付いていくだけで誘導できることを体感できました。
そうした状態で働き掛けようとすれば、自分の姿勢や立ち位置が自然に決まってくることを実感しました。
手を柔らかくし、肚で動けるような身体で施術に臨めるよう準備していくことが、いかに大切かを学びました。

K野先生、参加された皆様、今回も多くの気付きをくださり、ありがとうございました。

全体の動きが手に表れる

センタリング・タッチ研究会 2020.06.07

今月のセンタリング・タッチ研究会では、K野先生が合気の基本技を掛けてくださいました。
相手の手刀に身体の伸びで合わせるとき、接点と胸骨と仙腸関節での攻めがライン上に並び、相手の頚の後方まで通りました。
母指球が肚に対応し、五指が寄って指先まで伸びるバランスにあって初めて、中心の動きが伝わることを学びました。
肩の力が抜ける位置に手首を弛めることで更に頚に深く引っ掛かり、そのまま重さで相手と共に落としておられました。
落下する位置へ導けるように立て替えて道を空けるだけで、拠り所が無くなって転んでしまうことを体感しました。

手から動くのではなく、全体の動きが手に表れていることを実感しました。
弛めて頂くと、手でも呼吸している感覚があり、触れる前から吸い付くように接点に沿いました。
そうした手で触れることで、施術になることを教えて頂きました。
虚が縮んで実が伸びるように立体的に弛みを取り、刻々と変わる相手の反応に付いていくことを意識しました。
股関節を寄せて腰を入れ、自分の軸が伸びて上肢が浮いた姿勢になって、ようやく手が活きてくることを体感しました。
相手の脚を浮かせて、股関節や膝関節や足首の角度を調節し、余分な力が抜け会陰が締まるバランスに近付けました。
仙腸関節を通って頚に入ると、「階段」で膝が落下するように伸びていく動きが起こりました。
脇腹から上肢の伸びていくラインや、股関節から反対の肩へ通っていく流れなど、合気体操や相対稽古などどこかで見たような繋がりが現れました。
自分の身体の観察の精度がそのまま、誘導の行き届く深さに反映されることを実感しました。

K野先生、会員の皆様、今月も多くの体感をくださり、ありがとうございました。

触れる前の準備

センタリング・タッチ セミナー 2020.05.23

昨日は、K野先生の秘密基地にZKさんと一緒に伺いました。

ベッドに座っているパートナーの後ろに座り、背中に触れて現状を確認しました。
探ろうとすると相手との間に境界が出来てぶつかり、相手の身体が押されて揺れました。
腰を立てて、後頭部から息を吸って、身柱を入れて、丹田に重みが落ちたところから、手へと吸い上げました。
呼吸が通る姿勢で丹田から手が伸びると、相手の身体に手が沿い、お互いが同調して揺れました。
どちらが動かしているともなく、心地良い揺れに身を任せることが出来ました。
そのまま手を離さずに触れる位置を変えながら観察すると、それ自体が整える施術となることを体感しました。
両手それぞれから身体が細くなり中央に芯が出来るバランスに寄せました。
通って芯が伸びていくと、周りに弛んでいく働きが起こりました。
合気を掛けられたときと同様に、全身の中を通っていく流れを感じられました。

椅子に座り、机の上に数珠や石の入った袋を机に置き、労宮に乗せて「たまたま」をしました。
呼吸と共に、指先が伸びたり、労宮で吸い込んだりする動きが起こりました。
会陰の下や頭の上にも特製の袋を置いて、下肢との繋がりや、頭頂への吸い上げを観察しました。
袋の中身や身体の内面の動きなど、少しづつ感じられる情報量が増え、動作も細やかになっていきました。
手掌にくぼみができ、手の柔らかさが全く違っていました。
パートナーにベッドで仰臥位に寝てもらい、同様に膝の上に手を乗せました。
中指中心で、母指球・小指球から挟んで引きと攻めを行ない、両脚を通るバランスに近付けました。
ちょうど良い位置に導くために、いかに繊細な感覚や操作が必要であるかを感じました。
自分の身体の準備ができて初めて、相手のアンバランスを感じ取ったり、繋がる位置に導いたり出来るということを実感しました。

身体が整い、感覚を高められるように、稽古を積んでいきたいと思います。
K野先生、ZKさん、昨日は本当にありがとうございました。

会陰の張りと労宮の出入り

センタリング・タッチ セミナー 2020.04.12

昨日は、ZKさんのお店でのセミナーに参加させて頂きました。
椅子に座って、会陰の動きを指標に動作を観察しました。
息を吸い、会陰が締まる流れが薄筋と繋がっていると、膝や足首との連動を感じられました。
第五腰椎が入る位置で吸い上げると、中央の締まりと共に、より会陰が引き上げられることを体感しました。
軸が伸びたところで、それ以外の場所の重みを下ろして肩甲骨を落とせると、身柱が入って更に軸が長くなりました。
会陰の恥骨側や尾骨側を締めたり、右に寄せたり左に寄せたりして、骨盤の12時6時や3時9時を行ないました。
その組み合わせによって、手の位置を自由にコントロール出来ることを実感しました。
会陰の張りは労宮の出入りとも一致し、それによって手首の極め方や指のバランスも決まってくることを学びました。
息を吸えるかどうか、会陰が締まるかどうか、肩の力が抜けるかどうか、肚に落ちるかどうか、動きを変えながら良い位置をチェックしていきました。
身体が繋がっていくと、全身のどこでもチェックポイントになり得ることを感じました。

ペットボトルの水の重みの移り変わりを意識しながら六方円を行ない、中の動きで中を揺らしました。
中央の伸びと共に浮かせ、頂点で弛めることで落下に任せて下ろしました。
施術でも、本人の呼吸で自然に伸びていくほうへ待ち、流れに逆らわず仙腸関節から道を空けると、伸展が起こることを体験させて頂きました。
動きとイメージが一致してくることで、大きく動かなくても力が通ったり、相手の身体の流れが感じられるようになることを実感しました。
K野先生が骨格模型を調整されていても、弛んでいく流れが観えるようで、本当に脱力したように揺れ方が変わる様子には驚きました。
ZKさんの施術は、力の抜けるポジショニングの工夫に、柔らかなタッチと繊細な誘導がとても心地良く、勉強中にも関わらず眠ってしまいそうになりました。

K野先生、ZKさん、K元さん、今月も貴重な体験をさせてくださり、本当にありがとうございました。

会陰を立体的にコントロールする

センタリング・タッチ研究会 2020.04.05

今月の研究会では、師匠から、更に進化した合気を体験させて頂きました。
相手の母指側を吸い込んで力を抜き、小指側から頚に付けるように、双方向に弛みを取られていました。
腕の力を抜いたまま、中央で吸い上げることで、オスプレイのように浮き上がっていくことを体験しました。
両手を上から押さえていても今まで以上に掴み処が無く、突然に分け目から頚へと鋭い力が透っていきました。
手を張って中を通しながらも柔らかくしておくことで、肩の力が抜ける位置に腕を浮かせる必要があることを教えて頂きました。
師匠の手を両手で挟ませて頂くと、金魚の尾びれのように手首から指先までしなやかに動いていることを感じられました。

そのためには、会陰から百会まで吸い上げて中央を伸ばし、その経路に細く行き来できる状態にしておく必要があることを学びました。
坐骨が寄って、第五腰椎が入る姿勢で座りました。
薄筋と会陰を繋げ、会陰を立体的にコントロールすることで「たまたま」や「六方円」を行ない、全身で細やかに動く練習をしました。
呼吸が通るバランスにあると、肩の丸みが呼吸で中から膨らんで、関節が浮いていることを感じられました。
頭部を浮かせて自分が振り子のように滞りなく揺れられるバランスにあると、その揺れが相手に浸透して伝わっていくことを体感しました。
条件が変わっても、軸が立ち、自分の両肩の力が抜ける姿勢を取れるよう、常に意識しておくことの大切さを感じました。

施術を通して、浮いていく頂点から落ちていくラインに補助線を引けるように、自分の位置取りや手の添え方を工夫することを教えて頂きました。
身体が順に繋がって伸びていくようなバランスで弛みを取って待つことで、自然に弛んで伸展が起こることを体験しました。
「砂時計をひっくり返す」で季肋部から対側の肩の中に吸い上がっていく、「噴水」で肩が浮いて肩甲骨が落ちて腰が入る等、繋がりのバリエーションは体操に散りばめられていることを実感しました。

今回も多くの学びがあり、また、そこに至る道筋は以前から伝えてくださっていることの中に全部あることを再認識しました。
目標に向かって、しっかり稽古していきたいと思います。
K野先生、会員の皆様、今月もありがとうございました。

舌の位置による呼吸の違い

センタリング・タッチ研究会 2020.02.02

今月の研究会では、椅子に座って、舌の位置による呼吸の違いを観察しました。
舌が決まると、吸って肋骨が締まり、さらに吸ったときにより肋骨が締まって頭部まで呼吸が吸い上がりました。
背中を上がっていく流れで後頚部まで伸び、軸の長さをキープしたまま全体を弛めていきました。
きっちり弛められると、吐くときも締まって呼吸の通り道が細くなり、丹田が充実しました。
それから、印を結んだり、腕を上げたりして、中央での吸い上げを通して動きました。
内部に疾雷刀の伸びがあるからこそ、腕を大きく動かさなくても相手の中の弛みが取れ、伸展が起こることを体感しました。
実際に自分を臨界まで伸ばしている体感から、そうした操法が実現できることを感じました。

頭部からの施術も体験しました。
脈診のような手の形で、頬骨や鼻の周りなどに手を添えて弛みを取られていました。
手の当たるところ全部で細かく操作しながら誘導してくださだっていることを感じられました。
K野先生がメンバーを施術されているときに起こっている変化を、触れながら確認させて頂きました。
繋がるバランスで待つことが出来ると全身の連動が起こり、本人の呼吸で良い位置に納まっていくことを感じられました。
動かそうとしなくても、身体のどこかに触れてもらうだけで、浮いて付いていく状態を体感しました。
どこもぶつからずに深いところからの細やかな振動が伝わって、身体の柔らかさが同調するように緊張が弛んでいきました。

K野先生が普段されている脚の弛め方、ブレスレットや腰当てを使った工夫、お客様への歩き方のアドバイスなども見せて頂き、何でもやり尽くしておられることが伝わってきました。
教えてくださっている内容の背後にある、そうした姿勢を見習っていきます。
K野先生、参加された皆様、今月もありがとうございました。

中の繋がりで変化を導く

センタリング・タッチ研究会 2020.01.05

先日の研究会では、足部からの調整を教えて頂きました。
相手の足に両手を添えて、足首が中央で折り畳まる方向へ、足心の向きを合わせました。
膀胱経を伸ばしながら、足部の捻れが取れ、足首が極まり、膝が曲がり、股関節を通って頚へ繋がるバランスに近付けました。
湧泉と失眠を引き分けて、繊細に引きと攻めのバランスを変えていくことで、丁度良い位置に誘導できることを体感しました。
施術してもらった側は、足首の曲がる深さや足裏の着き方が大きく変わり、足部の力が通る隙間を感じられ、軸を崩さずに歩けました。

下肢内側の吸い上げと共に体幹が締まり、横隔膜の引き上げと連動して片脚を浮かせました。
足心を中心として股関節から足の向きを調節ることで、重心移動をコントロール出来ることを学びました。
目線が定まり、頭部が決まっていると、軸がぶれずに細い幅で回旋できました。
吸い上げと共に腕も浮き、弛んで落ちていく流れに任せることで次の一歩に繋がっていきました。
いずれの場所が固まっていても、繋がりが途切れてしまうことを実感しました。

虚や実に直接働き掛けようとするのでは無く、別の場所のバランスを変えることで変化を導きました。
自分の身体を鉄塔に見立てて相手の腕を吊り下げ、アプローチする経路を送電線のように吊り下げました。
相手の軸を崩さずに中心へ付けたまま、重みに沿って撓ませられる場所に立ち位置を取りました。
その都度、尾骨から動いて、相手のバランスの移り変わりに付いていきました。
中心や持っている外枠の位置を動かそうとせずに、中の繋がりで変化を導けることを体感しました。
繋がるバランスに導けるかどうかは、自分の姿勢や位置取りによって決まることを学びました。
姿勢や動作の起点が違うと、合う位置を受け取れず、付いていくこともできないことを感じられました。

体操や歩法も、身体のシンプルな原理のバリエーションから生まれていることを改めて感じました。
そうしたベースを身に付けないと、いつまで経っても施術の本質的な部分に活かせないことを実感しました。
K野先生、参加された皆様、今月も大切な学びをくださり、ありがとうございました。

中心から伸びていく

センタリング・タッチ研究会 2019.12.01

今月の研究会では、アイソメトリックの体操を教えて頂きました。
両手を遠位の指関節辺りまで重ねて丸め、労宮から五指を均一に張りました。
張りを保ったまま、手首が決まる角度に調節し、息を吸い上げました。
肋骨が下から順に締まり、呼吸で腕が上がっていくバランスを観察しました。
頂点で腕を頭の後ろに下ろし、更に中を伸ばしました。
もう一度頭の上に上げてからゆっくりと前方に下ろし、丹田に落としました。
手の中心、手首の中心、肘の中心、肩の中心、頚の中心、と自分の弛みをきっちり取っていくことで、身体が繋がって合気が掛かることを体験しました。
その都度、呼吸に合わせて動き、力を抜いて動けるバランスを追究していくことの大切さを教えて頂きました。

施術をされているK野先生の身体を触らせて頂きました。
相手の背中が固まっているとき、自分の背中を弛めておられ、自分の身体の動きが反映されて相手の身体が誘導されていることを体感しました。
中を伸ばしているから中が伸び、締めているから締まり、浮かせているから浮き、弛めていくから弛んでいくことを感じられました。
自分が固まっていると弛めることが出来ず、先から動いていると中心と繋がらないことを実感しました。

それから、参加メンバーで、お互いに施術をし合いました。
息を吸って軸を伸ばし、手を当てている場所に合わせて、頚に入り、中心から伸びていくバランスに近付けました。
自分の肩や肘を弛めて、浮いた位置で待ちました。
浮かせているところから、相手の呼吸で更に浮き、吐くときに重力に沿って力が抜けていきました。
その流れを手から受け取りながら、骨盤を弛めることで付いていきました。
時間差が生まれることで、皮膚の弛みが取れたまま中が動き、繋がりを誘導できました。
繋がらないとき、糸がたわんで手で動かしてしまっていることを実感し、もっと中を伸ばせるように稽古していく必要を感じました。

K野先生、参加された皆様、今月も多くの気付きをありがとうございました。

関節を極めて伸ばす

センタリング・タッチ研究会 2019.11.03

今月の研究会では、武術としての切り口から施術を教えて頂きました。
袈裟固めで、一方向にのしかかるだけでは簡単に返されて、いつの間にやら自分が固められているという状況を体験しました。
仰向けで体重を掛けられても、浮いて中が自由に動かせると、どこからでもバランスを変えられることを体感させてくださいました。
どの接点も均等になるように弛みを取ることで、相手がどの方向に動いても付いていけるようにしていく必要を学びました。
相手の関節を極めるときも手で掴みに行かずに、前腕部で相手と触れた点を活かして弛みを取りました。
うつ伏せになってもらい、肩を両膝で挟んで関節がどちらの方向にも動かせるバランスで浮かせました。
そこから、自分の軸を立て、仙腸関節で上肢の角度を変えながら、関節の可動域を確認しました。
身体を絞って、相手の固いラインが集約する位置に焦点を合わせました。
そこから、疾雷刀のように身体の中を伸ばすことで弛みを取り切りました。
弛む隙間を通していくためには、自分の中心を細く繊細に動かせるよう稽古していく必要を感じました。
掛けてもらうと自分の動きにくい方向や固まっている場所が感じられ、臨界まで伸ばされると軽くなっていくことを実感しました。

関節技を掛けるときの身体の使い方が、様々な施術に応用できることを教えて頂きました。
うつ伏せのパートナーの背中に前腕を当てて、経絡を伸展しました。
身体を寄せて足や腰でも弛みを取り、どこも留まらずに動き、全身で施術できるポジションを探りました。
呼吸の張りで両腕の間が一致するように弛みを取ったら、上肢を置いたまま、骨盤から操作しました。
自分の前腕の接点が一点となり、背中を通り抜けて相手の頚に伝わる、ここしかないというバランスがあることを学びました。
背中に当てている側で押すのでは無く、反対側の引きとの釣り合いで深度を深めていきました。
重みを掛けて押すことと、自分を弛めて入っていくということの大きな違いを体感できました。

多くの抜けている部分を感じられ、身体を深く知るために、武術の稽古の大切さを再認識しました。
K野先生、参加された皆様、今月も貴重な体験をありがとうございました。

張力をキープしたまま弛める

センタリング・タッチ研究会 2019.10.06

シリコンゴムの両端を中指に通して呼吸で張り、その張力をキープしたまま弛めました。
指を反らせたり緊張させたりせず、小指球と母指球、示指と薬指が内側から開こうとする力の釣り合いを取って手部から手を張りました。
肩の力が抜け肘が浮く位置にあると、脱力と共に更に胸が開き、首が伸びる姿勢がありました。
ゴムを二つ折りにして握り、柔らかさと弾力を受け取りながら転がしました。
手の内の動きで輪の中を循環するように力を通していると、やっていない側とはずいぶん感覚が変わっていました。
中心の動きが自由に反映される柔らかい手を作っていく必要を感じました。

それから、向き合ってゴムを腕に掛けてもらい、合気を掛けました。
相手を浮かすように息を吸って伸ばし、接点を置いたまま力を抜いて弛めました。
そこから、丹田の細やかな振動を伝えて、相手の中に回転を浸透させて行きました。
中心まで揺れてきたら、その流れを腰の動きで誘導して転ばせました。
伸び縮みするゴムを介していても、きちんと通っていれば直接に持っているのと同様に合気が掛かることを体験しました。
手から動くと張りが撓み、引っ張ると方向がゴムに表れ、出来ていない部分が浮き彫りになりました。

そうした身体の使い方が施術にもそのまま活かされることを体験しました。
相手の身体に手を沿わせたところから、張りを作って浮かせました。
そして、振動を伝えるように弛みを取り、相手が呼吸と共に弛んでいく変化に付いていきました。
K野先生が施術されているときに触れていると、モデルの身体を通して、反応がそのまま伝わってきました。
合気が心地良く響き合っていく状態を体験できました。

道具を介しての合気や実際の施術を通して、色々と課題が明確になりました。
今ある環境を活かして、身体を変えていきたいと思います。
K野先生、参加された皆様、今月もありがとうございました。

バラツキが均一化される

センタリング・タッチ研究会 2019.07.07

前半は、K野先生が参加者を施術してくださいました。
骨盤や背骨のアンバランスを整えてくださった後、腕や脚から誘導してくださいました。
外見上はほとんど動いていないようでも、手の内では細やかな粒子が出入りしているような、繊細な動きを感じられました。
仰臥位や腹臥位で、背中やお腹に手を添えてくださいました。
合気の技と同様に、骨盤を自由に動かせるバランスで浮かせて、手では無く、中心の動きを伝えることを教えてくださいました。
身体の内部に細やかな振動が伝わると、バラツキが均一化されて芯ができ、それが徐々に細くなっていく感覚を得られました。
施術が決まった形でも意図的なものでもなく、合気の身体で触れると自然に整っていくということを体感させて頂きました。

後半は二名の方がモニターとして参加してくださり、K元さんとKMさんが担当されました。
自分が担当だったらどうするかイメージしながら、お二人の施術風景を見せて頂きました。
実際にモニターとして来てくださった方への施術は、より実践的な学びがありました。
特に、ご本人の身体の状態と怪我をする場所との関係性を、興味深く感じました。
自分とは違った診立てやアプローチで整えて行かれる様子を見れて、たいへん勉強になりました。

K野先生、会員の皆様、モニターとして参加してくださいました皆様、多くの気付きをありがとうございました。

リラックスした波長が伝わる

センタリング・タッチ研究会 2019.05.05

前半は、K野先生が参加者を順番に施術してくださいました。
K野先生が、正坐位で施術されているとき、骨盤を触らせて頂くと、浮いたまま細やかに動いている様子を感じられました。
下から順に立ち上げて頭部の高さを保つことで、天井から吊り下げられた振り子のように、骨盤や脊柱を自由に動かせるようにしておくことの大切さを学びました。
センターの感覚を高めるためには、重力に逆らうのではなく、力を抜いて軸が細くしていくことで、重力による落下を繊細に感受できるようにしておく必要性を感じました。
また、K野先生の頭部を触らせて頂き、動作に合わせて頭も柔らかく動いていることを感じられました。
相手に何か働き掛けようとせず、自分のリラックスした波長が伝わるように全身を弛められると、同調していくことを体感しました。
そのためには、接点でぶつからず、労宮で吸い付けながら引きと攻めが行えるように、そっと沿わせることの大切さを教えて頂きました。
そうしたタッチが出来ると、触れている場所と反対側にも、上にも下にも、自由に相手の中を通せる状態にあることを感じさせてもらいました。
意識の使い方にも広さや細さや方向性があり、それに付ける・入れる・抜くが反映されていることを体感させて頂きました。
リラックスしながら集中するというのは、外側の力を抜きながら軸を細くしたり、呼吸を自分の外に広げながら中央を締めたり、といった身体の動きと一致しているように感じました。

後半は、モニターのS様の施術を担当させて頂きました。
アドバイスを頂きながら施術をさせて頂くことで、色々と課題が浮き彫りになり、それが前半に伝えてくださった内容に全て含まれていることを実感しました。
労宮で浮かせながら両手の中心を意識して、中が弛まないように繋がる位置に近付けて撓みを取りました。
遠くの点を意識しながらそこまで通していくことで、弛んでいく流れが身体を繋げてくれて、全体のバランスが変わっていくことを体感させて頂きました。
普段の仕事とは違った雰囲気の中で施術させて頂くことで、見過ごしてしまっている部分を自己観照できる、大変ありがたい機会になりました。

K野先生、会員の皆様、モニターとして参加してくださいましたS様、貴重な体験をさせてくださり、本当にありがとうございました。

反応を受け取り、即座に付いていく

センタリング・タッチ研究会 2019.04.07

今月は、K野先生が椅坐位での施術をしてくださいました。

迷路の出口に向かって進める方へ玉を転がしていくように、骨盤を揺らしてくださいました。
誘導して頂く中で、揺れやすい方向と無意識に止めている方向があり、自分の偏りを自覚できました。
バランスを保てる臨界まで傾くと、中心に戻ろうとする働きが起こり、緊張が弛んでいくことを実感しました。
施術を通して呼吸の入り方や眼の使い方の左右差など、自分の癖を色々と気付くことが出来ました。

他のメンバーの骨盤を後ろ側から施術されているK野先生の姿勢を見せて頂いていました。
北野先生の軸を施術してもらっているメンバーの背中に重ねて見せて頂くと、傾きや捻れが分かりやすくなりました。
術者の中心が定まっているからこそ、相手を中心に導くことができ、いつも自分を整えておくことの大切さを実感しました。
骨盤の位置がセンターに近付くと、偏りを前提として隠れていたアンバランスも浮かび上がりました。
そうして相手の身体に一手ごとに訊いてバランスを変えていくことで、全体として整っていく様子を診ることが出来ました。

椅子に座った姿勢で、両側の足首を組んで脚を浮かせ、中央に降ろしました。
膝を寄せたところから、足首の引っ掛かりと両脚を開く動きが拮抗すると、軸が伸びて骨盤が締まりました。
腰を入れて背骨を伸ばしたまま後ろにもたれ掛かり、肩の力を抜きました。
繋がりをキープしたまま、骨盤を支点として転がすことで、脚を浮かすことも出来ました。
相手の反応を受け取り、即座に付いていくためには、常に身体が繋がった状態で施術することの大切さを感じました。

口の形と発声、足底の一点での転がり、施術での力の抜けるポジショニングなど教えて頂く度に、どれほど広く細かく身体を診ておられるかに感心しました。
もっともっと自分で検証していかなければならないことを実感しました。
K野先生、参加された皆様、モニターとして参加してくださいましたY様、今月も多くの気付きをありがとうございました。

離れた場所に糸を垂らす

センタリング・タッチ研究会 2019.03.03

今日のセンタリング・タッチ研究会の前半は、k野先生が参加者の施術をしてくださいました。
腕を両手で把持して反対側の肩まで通し、釣りのように糸を垂らすイメージで、離れた場所まで繋げておられました。
魚が掛かった瞬間に釣り上げるように、変化したバランスからの揺り戻しのタイミングを利用して、センターに近付ける技を見せてくださいました。
実際に調和点に触れさせて頂くと、身体の中を通っていったり、弛んで戻っていったりする流れを感じられました。
身体はどこからでも繋がっており、滞っている箇所を弛めるのに、決まった手順は無いことを実感しました。

後半は、k元さんにモデルになってもらい、鍼治療をさせて頂きました。
刺し手の手首が決まるように鍼を立て、押し手の手根部や五指を釣り合うバランスで添え、相手の身体に訊きながら鍼の角度を調整しました。
体幹を下から締め、第五腰椎を決めて首まで伸ばし、身柱を入れて肩の力を抜きました。
そして、芯を細くしながら肘を張り、両手の間を引き分け、鍼の右廻りか左廻りで弛みを取り切って、相手の変化を待ちました。
調和したまま自分を弛めていくと、相手も弛み、繊細な変化を受け取ることが出来ました。
相手の誘導をする以前に、自分が通る姿勢を取れるかどうかが如何に大切かを学びました。
また、施術前のポジショニングで、相手が力を抜きやすい位置にお膳立てをしておく必要を感じました。
両者を繋がった状態に近付けて行こうとすれば、自ずと術者の立ち位置や姿勢が決まってくることを実感しました。
 
御指導頂いているランドマークを意識しながら、施術に取り組んでいきたいと思います。
k野先生、参加された皆様、今月も多くの学びをありがとうございました。

感覚に身を任せる

センタリング・タッチ研究会 2019.02.03

今月はアロマオイルを使ってのセンタリング・タッチを体験させてくださいました。

最初に、自分でオイルの香りを聞き、身体のポイントに付けて、変化を観察しました。
それぞれのオイルによって、緊張が抜けていったり、骨が温まるような効果に驚きました。

それから、実際にオイルを使って施術をされている様子を見せて頂きました。
頭部のバランスを変えることで背骨の隙間を広げて、頚椎の調整をされていました。
二点から立体的に弛みを取ることで、足からでも頭からでも全身を繋げられることを教えて頂きました。
施術中に変化を確認させて頂き、緊張していた足部がフワフワになったり、頭蓋骨が中から膨らんだりする様子に感心しました。

目や頭部をタオルで包んでくださり、香りを味わいながら施術を体験させて頂きました。
頭に触れて頂いているとき、最初は、どう繋げてとイメージしたりしていました。
が、次第にそれもしなくなり、いつの間にか心地良さに身を委ねていました。
術者が、何も考えずに施術できるからこそ、受け手も感覚に身を任せられ芯まで弛んでいくように感じました。

そうしたイメージをもって、お互いに施術をしました。
第五腰椎を入れて息を吸い上げ、手首が決まるバランスで手を沿わせました。
腕の力を抜いて、肩甲骨をゆらゆらすることで、手に揺れが伝わるかを確認しました。
揺らしている内に隙間ができ、本人の呼吸でバランスが変わろうとする瞬間に方向性を与えることで、センタリングできることを教えて頂きました。
その都度、軸を立てて自分の背中を弛めることで、常に相手の動きを受け取れる状態で施術に臨む必要性を学びました。

いつも、「全身の繋がった状態」を体感させて頂けていることを、とても有り難く思っております。
それを基準として、施術やオイルを自分で試しながら、検証していきたいと思います。
K野先生、参加された皆様、今月もありがとうございました。

 

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