相手に気付いてもらうことを目的として触れる

センタリング・メソッド実習 2024.02.25

今月の研究会では、椅子に座って呼吸を観察しました。
腰やお腹に手を当てながら呼吸し、入りやすい場所と入りにくい場所があることを確認しました。
脚の開きや足首の角度で呼吸に違いが表れることをチェックし、息が通りやすいポジションに変えていきました。
それから、時計の文字盤を想定し、向きや高さを変えながら、骨盤を転がしました。
脊柱へ伝わる波を、呼吸や目線による伸びで増幅すると、指先まで繋がっていきました。
中指を合わせて腕を上に上げ、肋骨を浮かして中を伸ばすと、骨盤も締まりました。
動作のイメージや意識する高さを変えることで、身体の伸び方が全く違ったものになりました。
正解を求めずに、色々と条件を変えながら、臨界までやってみることの大切さを学びました。
両端を確かめていく中でセンターに近付くと、呼吸が通り、柔らかく動けるようになっていくことを感じられました。

後半はK野先生が来てくださり、メンバーそれぞれに施術を実演してくださいました。
相手が身体の現状を自覚できるよう、触れるか触れないかの繊細なタッチで、感覚の違いを伝えておられました。
そこから、どちらにでも動ける状態に浮かし、呼吸を誘導することでバランスを変えておられました。
接触鍼では、柔らかいタッチの中で細やかな振動が伝わり、変化が起こることを体感しました。
相手に違いを確かめてもらう、すぐに次の手に移らずに弛んでいく間を待つといった、施術での大切なことを教えてくださいました。
バランスの現状、身体内部の動き、呼吸で変わる、など相手に気付いてもらうことを目的として触れておられることを実感しました。
術者がどういう立場でお客様に向き合うかによって、心持ちも接し方も全く変わってくることを感じました。

K野先生、素晴らしい施術を体験させてくださり、本当にありがとうございました。
参加された皆様、今月もありがとうございました。

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観察することがセンタリングになる

センタリング・メソッド実習 2023.11.26

今月の研究会は、施術の練習から始まりました。
軸が崩れない位置取り、呼吸で引き分ける、重みをコントロールする、骨盤が自由に動かせるか、などをチェックしました。

坐位で、頭を左右の坐骨に乗る位置を移して、息を吸い上げました。
坐骨と一口に言っても、どこに乗せるかで、呼吸の通り方は変化しました。
両方の坐骨に乗る中央に戻すと、姿勢が変わっていることを実感しました。
骨盤から体幹を前に倒し、恥骨を寄せたまま骨盤を後ろに倒しました。
腹部や後頚部を伸ばしたまま息を吸い、後ろにもたれ掛かることで軸が伸びました。

立って、足の上に頭の重みが乗るように重心を移しました。
乗る点を湧泉・失眠・足心と移し替えたり、足の指一本ずつのラインに重さを乗せました。
呼吸の変化を観察する中で、骨盤が締まったり、肋骨が浮いたり、センタリングされていきました。
中央の感覚が細くなり、軸を傾けて進むことで勝手に足がついてきました。
相手に押されても、息を吸うことで自然に相手に入り、前に進むことが出来ました。

繋がった状態を目指すのではなく、自己観察を通して自然にそうなる方向へ近付けていくことの大切さを学びました。
参加された皆様、今月も貴重な体験をありがとうございました。

相手の奥行と自分の厚み

センタリング・メソッド実習 2023.10.22

昨日の研究会では、付ける・入れる・抜く、をテーマに行いました。
椅子に座って、膝の上に手を置いて、呼吸と共に重さを落としたり、浮かせたりしました。
足の置き方を変えることで、流れる経路がどう変わるかをチェックしました。
重みを一側に下ろすことで、反対側の足を浮かせました。
脚を上げる時には、後頭部を後ろに引く力が働き、全身の動きであることを感じられました。
四つん這いで、腕や脚に重みが通るバランスを観察しました。
そうした力が自由に行き来できる姿勢が、施術の時のポジショニングと一致していることを確認できました。

それから、相手の腕に沿わせるように撫でる練習をしました。
接点は付けたままで、触れている側、反対側、中央と意識する深さを変えました。
中心の動きを自分の中を通して指先まで伝え、両手の引きと攻めで動きました。
相手の奥行きを、自分の厚みと一致させることで、芯を捉えられるようになりました。
全体を広く見ながらも、通っていくラインは明確に意識することで、刀の反りの感覚が生まれました。
相手との繋がりが途切れないよう撫で続けていると、臨界で方向が切り替わり、自然に波のようなリズムになって行きました。
しばらく動いている間に、お互いの身体が弛み、相手に沿って動ける柔らかい身体を創っていくことの大切を実感しました。

施術の感想やアドバイスを交換できて、たいへん勉強になりました。
参加された皆様、今月もありがとうございました。

陰陽の交わりとエネルギーの流れ

センタリング・メソッド実習 2023.09.24

あや取りを両手に掛け、呼吸と張りの関係性を観察しました。
腕の位置や、掛ける指を変え、中が締まるバランスにあると、張りが生まれることを確認しました。
呼吸で、脚の張りと手の張りが一致すると、肩の力が抜けて中心の動きが伝わりました。

モデルに寝転んでもらい、そうした感覚を意識して施術しました。
気になった点に直接アプローチするのではなく、その点が変化しそうな2点に手を置きました。
手の甲側と掌側の厚みを呼吸の浮き沈みと一致させて、相手の深部に触れました。
両手の引きと攻めで分け目を作り、骨盤から焦点を合わせて相手の頚に付けました。
弛んできた流れに沿って付いていけると相手の身体が繋がって伸びていきました。

O原さんが、気功による施術を見せてくださいました。
空間も含めて虚実のバランスを観て、全体を動かしておられました。
モデルの身体が弛んで伸びていく時に、O原さんの軸も伸びていたのが印象的でした。
陰陽の交わる場所にエネルギーの流れが生まれるイメージが、引きと攻めで中の動きを誘導する施術と共通していることを感じました。

それぞれが実践されている体感を交流できて、得るものが沢山ありました。
参加された皆様、今月もありがとうございました。

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本人の自発的な気付き

センタリング・メソッド実習 2023.08.27

仰臥位に寝てもらい、膝の動きを確認しながら、曲がる位置を観察しました。
膝の曲げ方によって、持ち上げる重さや、受け手の楽さが変わりました。
足首が決まり、膝が転がりながら、皿の上で曲がると、脚が楽に上がりました。
力が抜ける位置で首と繋がる向きをチェックし、繋げたまま下ろしていくと、観察がそのまま施術になりました。

背骨を伸ばしたまま股関節を深めて、臀部を下ろしていくことで正座しました。
そこから、骨盤を丸めたまま、鼠径部の深みでバランスを変えました。
頭の行き先を意識して、そこに向かって頭を上げていくと、楽に立ち上がることが出来ました。
足に重みが落ちるからこそ上半身の力が抜け、肋骨が浮くからこそ脚が軽くなり、どちらともなく全体として繋がっていることを感じられました。

椅子に座って、あや取りに腕を通して、力を抜いて呼吸で張れる位置を観察しました。
呼吸や肋骨の締まりを基準に、指の曲げ伸ばし、掛ける指による違いなどをチェックしました。
呼吸が通りやすいバランスを丁寧に観察すると、それ自体がセンタリングになることを実感しました。
色々と条件を変えながら動いている内に、自然に姿勢が整い、身体が繋がっていきました。

K元さんが、その時々の相手の反応に応じてアドバイスすることの大切さを、実演をもって示してくださいました。
その積み重ねの中から、本人の自発的な気付きが浮き上がってくるのを待つことで、意識や動作が大きく変化する様子を見ることが出来ました。
参加された皆様、今月も多くの学びをありがとうございました。

体内を循環する流れ

センタリング・メソッド実習 2023.07.23

今月の研究会では、ボールを持って「たまたま」の動きをしました。
労宮から手を近付けて指を沿わすことで、指先を通したままボールを持ちました。
肩の力を抜いて、呼吸の吸い上げでボールを浮かせました。
背骨を柔らかくしておくことで、骨盤から伝わってきた波が、手まで伝わりました。
ボールの中心を留めたまま動けると、ボールを一点に浮かせながら身体を沿わせるように動けました。

そうした姿勢で、相手に手首を持ってもらいました。
「たまたま」の体内を循環する流れを、相手も含めた全体の中で巡らせました。
接点をそのままで、相手の首の向こう側まで伝わるように、五指の向きを合わせました。
相手の頚に合った瞬間に、肚の圧を高めて、中の伸びによって腕を動かしました。
指先や目線の先まで通すように意識することで、相手に大きな力が伝わりました。
何人繋がっていても、端の相手まで意識が通っていると、一人と同様に技を掛かけることが出来ました。

そうした身体の使い方が、施術に活かせることを検証しました。
ペアに仰臥位で寝てもらい、バンザイの姿勢で両腕を持ちました。
腕が体幹と繋がり中央が締まるバランスに合わせて、後方にもたれました。
自分の芯が伸びるに連れて、相手の弛みも取れていき、腕から背骨、骨盤、脚、足先と繋がっていきました。
お互いの弛みが取り切れた釣り合いで、息を吐きながら更に伸びると、相手の中を伸展できました。

相手の中を伸ばそうとすれば、それ以上に自分の中を伸ばせる前提を作っておく必要があることを実感しました。
参加された皆様、今月も多くの学びをありがとうございました。

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棒の中心を意識して動く

センタリング・メソッド実習 2023.06.25

今月のセンタリング・メソッド実習では、太極棒を持って身体を観察しました。
椅子に座って、胸の前で棒を持ち、縦向きや横向きに棒を倒しました。
棒の中心を意識して動くことで、骨盤や脚のほうまで繋がって動き始めました。
体幹を前後に揺らし、足の裏の爪先側と踵側へ重みを移しました。
脚の置き方を色々と変えてみると、どこに負担が掛かるかが分かりやすくなりました。
百会を押さえてもらいながら、重心を横に移動して、頭の重みを坐骨に乗せました。
押した圧が坐骨を通って下方へ落ちると、返ってきた力で浮かされ、合気が掛かりました。
棒の傾きに合わせて立てて行き、重みを足底まで落としました。
力が抜けていると、自分の軸が伸びている分だけ落差が生まれ、抜き続けることで相手を崩せました。

M本さんにモデルになってもらい、K元さんがセンタリングメソッドの実演をされました。
足の体重の掛かり方も、膝の向きや、骨盤の角度や、頭の位置といった、全体のバランスが影響していることを確認できました。
経絡的に観たり、空間的に観たり、意識の偏りで観たり、メンバーの注文に合わせて施術されていました。
アプローチが違っても、太極棒で中心を置いたまま両端のバランスが変わるように、二点の偏りが平に近付くと身体が整っていきました。
軸が伸びて後頭下筋群が働くバランスで頭が浮くと、脚がフリーになり、楽にしゃがめることを実感されていました。

参加された皆様、今月も多くの学びをくださり、ありがとうございました。

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何か分からないけど楽になる

センタリング・メソッド実習 2023.05.29

センタリング・メソッド実習では、久し振りに四国からM本さんが参加してくださいました。
最初に、座っている相手の肩に手を乗せ、現状認識をしました。
それから、椅子に座ってムドラを組み、呼吸を観察しました。
それぞれ、最初は緊張する場所があったり、組みにくい形がありました。
その都度、姿勢を変えたり、手の形を見直したりしました。
そして、骨盤のセンタリングをしたり、両手の引き分けを意識したり、テーマを変えながら共通項を観察しました。
ムドラを変えながら動いている内に、だんだん身体が柔らかくなったり、温かくなったりしました。
理屈で考えるのではなく、何か分からないけど楽になる、という観察を積み重ねていく姿勢の大切さを感じました。
もう一度、ペアの肩に触れてみるとお互いにタッチが変わったことを実感し、手を創っていく大切さを共有できました。

後半、手や腕の捻れを改善する施術を練習しました。
回りやすい方向と回りにくい方向を確認して、両手で引き分けて良い位置に近付け、伸びてくるのを待ちました。
呼吸による張りと全体への意識の広がりが一致していると、固まっていた側が弛んで指先まで伸びていきました。
ここがこう捻れてるとか、次はここに来たとか、お互いに感覚を伝え合うことが出来て、たいへん勉強になりました。

参加された皆様、今月も多くの学びをくださり、ありがとうございました。

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意識していないときの呼吸

センタリング・メソッド実習 2023.04.23

今月の研究会では、意識していないときの呼吸を観察しました。
重心や骨盤の向きを僅かに変えるだけで、呼吸が変化することを感じられました。
手首や足首を持ってもらい、細かく中から動かして、良い位置を探りました。
意図的に呼吸をしようとせず、姿勢を変えることで、自然に呼吸が通るバランスに近付けました。
相手の持ち手に応じて、吸い上がるバランス、弛んでいくバランス、落ちていくバランスがあることを感じられました。
力を抜いたまま、その経路に呼吸を通せると、技が掛かりました。

手が触れてから弛みを取りに行くのでは無く、お互いの軸が反応する間合いから弛みを取りました。
相手が手刀を打ち込んできても、空間の張力が途切れないように意識しておくことで腕が上がりました。
相手の緊張と戦わず、虚になっている場所を補うように、軸を伸ばしました。
自分と相手の弛みが同時に取り切れると、お互いの首が伸びて釣り合う瞬間がありました。
その状態で中心から動くと、相手の全体を崩せました。

合気が掛かっているときのお互いの内部の釣り合いを感じられ、新たな感覚を得られました。
会員の皆様、今月も多くの発見をありがとうございました。

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お互いが共鳴できるバランス

センタリング・メソッド実習 2023.02.27

K元さんが、最近実践されていることを紹介してくださいました。
刀を持ち、無形の位で構えました。
母指を肚と合わせ、中指で中心を伸ばし、母指と小指の引きと攻めで先端までの弛みを取りました。
そのままで吸って弛めて吐いて、余分な力を抜きました。
体幹の向きや足の位置を変えると、自然にピタリと合う位置に刀を構えることが出来ました。
手の内の関係性が途切れないように中心から動くからこそ、肚との繋がりを保ったまま身勢を転換できることを実感しました。
どの点で止められても、肚の圧を高めることで相手に返すことが出来ました。
先に意識を付けながら四方に向きを変え、刀を上げ下ろししました。
相手と向き合うと間合いを感じられ、相手の動きを見てから最小限で動く余裕が生まれました。
空間に対する認識が広がり、無形のシンプルな構えに含まれる変化の可能性を体感できました。

相手の肩に触れ、共鳴できるバランスで、手の内の弛みを取りました。
その状態で待っていると、動かそうとしなくても反応が起こり、響きが途切れないように動くことで誘導できました。
背中に手を当てていると、どちらから動いている訳でも無く、繋がりを持って動き続けられました。
手掌や手背の感覚は周りの空間にも作用し、触れられていなくても気配を感じたり、反応を誘導できることを体験しました。
体感に基づいてイメージを発展させていくことで、身体の動きや周りへの影響が大きく変化することを実感できました。

今回も多くの発見をくださり、ありがとうございました。

張りながら弛めていく

センタリング・メソッド実習 2023.01.23

参加者それぞれ、順番に施術をし合いました。
血管や神経の流れを意識してアプローチをしたり、二点に指を当ててその間を繋げることで誘導したり、脈や舌の変化を診ながら触鍼をしたり、空間全体の中でのバランスを整えたりされていました。
施術の流れやリズムも様々で、そのまま会員それぞれの個性が反映されていることを、面白く思いました。
それと同時に、切り口が違っても合気を通して学んできたベースは同じであることを確認できました。
相手のバランスに応じて自分を張りながら弛めていくことで、同調して身体が整っていきました。
手技で舌の状態が変化したり、動かさなくても姿勢が変わったり、やり方は違っても同様に効果が現れることを検証できました。
呼吸が通るように姿勢を整え、その瞬間の感覚を受け取れる状態にしておくことの大切さを再認識しました。

それぞれが学び、積み重ねていることを共有できる場を、たいへん有難く思います。
参加された皆様、今月も貴重な体験をさせてくださり、ありがとうございました。

舌と横隔膜と内臓

センタリング・メソッド実習 2022.12.25

舌の位置を変えながら呼吸の変化を観察しました。
口内の上や下、歯の前や後ろなど、どれも呼吸の入り方が変わりました。
舌も当てる位置だけで無く、引きと攻めによる方向性があると、中の経路との繋がりが生まれました。
督脈から任脈へ流れが起こると、頚が伸びて軸が立ち、舌の使い方の影響の大きさを実感しました。

横隔膜にアプローチする施術を検証しました。
肋骨に手を当てて弛みを取り、合気を掛けてくださいました。
芯まで浸透させて頚まで通してもらうと、中央の呼吸が通りました。
実際の感覚に基づいたイメージがあるからこそ、相手の身体の変化を導けることを実感しました。

肝臓と手首や、胃と後頚部など、内臓との釣り合いを観察しました。
二点に手を当てて、内部を繋げてくださいました。
双方のバランスで、腹の緊張が抜けたり、腕や頚が弛んで伸びたり、色々な反応が起こりました。
まだまだ意識が薄い場所が沢山あることを自覚すると共に、身体の奥深さを感じられました。

今回も、色々な方面から身体を観察でき、多くの学びがありました。
それぞれが得てきた体験を共有でき、検証できる場をたいへん有難く思っております。
センタリング・メソッド実習や吹田道場に来て下さった皆様、今年もありがとうごさいました。
来年も、よろしくお願いします。

舌への繋がりや内臓との関わり

センタリング・メソッド実習 2022.11.27

K元さんが走るときに気付かれたことを、紹介してくださいました。
手首の決まりと脚の動きの関係を観ました。
手首をどちらに向けるか、どの経絡を意識するかによって、膝からの力の伝わり方が変わりました。
軸を伸ばし、肘が後方に抜け、手首が決まる位置に重みを落としました。
腕の力が抜けると、弛んでいく流れが下まで落ちて脚の力も抜け、膝を曲げると合気が掛かりました。
身体は何処からでも繋がっていて、施術を全体のバランスの中で診ていくことの大切さを実感しました。

その流れで、O原さんが施術の前段階としてされていることを紹介してくださいました。
舌の状態を診て、現状を確認しました。
相手の周りの空間を含めて遠目に観て、最も虚している場所と、それと関連が深そうな実に指先を当てました。
二点を繋げて待っていると、触れているかどうかに関わらず身体に反応が起こり、バランスが変わりました。
その都度、舌の色や形の変化を確認しました。
一手ずつに身体は変わり、浮き上がった場所にアプローチしていくことで、良い方向に向かっていきました。
舌の観察を通して、舌への繋がりや内臓との関わりも感じられ、多くの体感を得られました。

貴重な体験をさせてくださり、ありがとうございました。

「たまたま」での全身の連動

センタリング・メソッド実習 2022.10.23

相手に手首を押さえてもらい、「たまたま」の動きで力の伝わり方を観察しました。
意識する場所を色々と変えることで、動きや感覚が変化していく様子を感じられました。
息を吸いながら軸を立て、仙骨と後頭骨が一致して張れるバランスで力を抜きました。
肚から起こる動きが骨盤や肋骨に伝わり、肩関節の内側を通って腕に繋がりました。
相手との釣り合いを取りながら、中心からの伸びが指先まで伝わるのを待つことで、技を掛け切りました。
リズムや方向が変わるだけで、「たまたま」での全身の連動が、「天地人の串刺し」や「でんでん太鼓」と共通していることを確認しました。
立て替えも左右の回旋だけでなく、上下の行き来があるからこそ、頚に入り軸の伸びが起きることを体感できました。

そうした身体の伸びを意識しながら、ペアを代えて施術しあいました。
息を吸って両手を引き分けると分け目が生まれ、引きと攻めが途切れないよう分け目で動かしました。
肚の圧と手の密度を連動させ、肚に溜めるように吸いこんだり、指の先まで満たして通したりしました。
接点ではなく自分の中から動くことで相手の中が動き、軸が伸びたり、力が抜けて落とせるようになったりしました。
SRさんが、肘の内側に指を当てることで肩の緊張が弛んだり、肩を撫でることによって首の動きが変わるといった手技を紹介してくださいました。
様々な治療法は別々のものではなく、身体や感性の働きを磨いていくことで、同じ原理で誘導できることを検証できました。

参加された皆様、今月も多くの学びをくださり、ありがとうございました。

相手の中の動きを感じ取る

センタリング・メソッド実習 2022.08.28

今回は、それぞれの施術を体験し、共有でき、多くの学びがありました。
股関節が嵌まる位置まで曲げて、相手の脚がどちらに行きたがっているかをチェックしました。
股関節から恥骨や坐骨のバランスを誘導し、相手の会陰が締まり、軸が伸びるバランスに近付けました。
伸びていく方へついて行くと、全体の繋がりの中で、脚が伸びたり、寝返りできたりしました。
股関節の緊張が弛むと楽に呼吸が入り、しばらく転がりながらモビール状態を味わいたい位リラックス出来ました。

相手の脚に両手を当て、狙った経絡が伸びる方へ呼吸で引き分けました。
相手の軸がまとまる方へ弛みを取って、頭の向こう側まで通しました。
そのまま待っていると、軸を残して脱力が起こり、脚が弛んで伸びてきました。
最初のポジションや手の当て方で、弛みを取れるバランスにあると、とこからアプローチしても同様に誘導できることを確認しました。

鼠径部の脈の触れる場所に、両方の母指を当て、長軸方向に引き分けました。
内圧が高まったところで開放することで、一気に脚に血流が巡り、足が温まる実感がありました。
腹部や上肢など、脈を触れられる場所をあちこち確認しました。
それ自体が、相手の中の動きを感じ取り、繊細に同調していく過程になっていることを実感しました。

同じ脚からの施術でも様々な切り口があり、また、ベースは共通していることを実感しました。
参加された皆様、今月もありがとうございました。

 

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