無意識にバランスを取る働き

呼吸動作研究会 2019.06.23

今月の研究会は、K元さんが進行してくださいました。
仰向けに寝て、手で触れたり呼吸をしながら、全体のバランスや骨盤の現状を確認しました。
骨盤のアンバランスを直接整えようとするのでは無く、首を回旋したり、体幹を横に倒したりして、離れた場所の動きによって骨盤に起こる変化を観察しました。
そして、バランスが整う方向へ向かう動作を、呼吸に合わせてゆっくりと行ないました。
二人一組でペアに骨盤に触れてもらい、自分の実況中継とペアの評価の両方で変化を確認しました。
弛んで繋がってくると、それまで反応が薄かった動きでも、連動してくることを実感しました。

それから、高めの台に座り、脚が着かない状態での骨盤のバランスをチェックしました。
改めて両足を着いてみると、バランスを補正するために脚のあちこちに緊張が入ることを感じられました。
ポジションによって、無意識にバランスを取る働きが、違った形で表れてくることを自覚できました。
少しずつ動きを小さくして連動を観察していくと、頭部のわずかな動きでも、骨盤まで伝わっていくことを感じられるようになりました。

後半は、SRさんが普段されている施術を体験させてくださいました。
これまで学んでこられた手技に、センタリングの意識が加わると、姿勢から相手の反応まで大きく変わっていたことが印象的でした。

進行してくださいましたK元さん、参加された皆様、今月もありがとうございました。

呼吸をありのまま観察する

呼吸動作研究会 2019.05.26

今月の研究会は、「呼吸をありのまま観察する」というテーマで進行させて頂きました。
私自身が稽古する時に呼吸を「しよう」としてしまっていることを感じていたので、普段の呼吸から見つめなおして頂くことを目標としてメニューを考えました。

仰臥位で身体の着き方をチェックしてもらってから、呼吸の入り方を確認しました。
手をお腹の上に置いて、場所を移しながら、呼吸の動きを観察してもらいました。
それから、普段の呼吸で動ける範囲で息を吸いながら動き、吐きながら元の位置に戻しました。
膝を曲げて両脚を閉じたり開いたり、両手を胸の前で合わせて手を動かしたり、まぶたの開け閉めや、眼球を動かしてもらったりと、色々な動作を試しました。

そして、同じ動作をスローモーションで行なってもらいました。
同様の範囲での動きの中でコマ数を増やすことで、呼吸の変化を観察してもらいました。
坐位でも、目線と共に骨盤を前後左右に傾けたり、回旋したり、立ち上がったり、出来る限りゆっくり動いてもらいました。
そのあと、パートナーにお腹に手を当ててもらったり、腕を持ったりして、どれだけ呼吸を伝えられるか検証しました。
相手を動かそうとしなくても、ゆっくり丁寧に息が通る状態にあると、お互いがぶつかることなく交流できることを確認しました。

後半も、施術の診立てや手技など情報交換ができ、とても勉強になりました。
参加された皆様、今月もありがとうございました。

身体に訊きながら付いていく

呼吸動作研究会 2019.04.28

今月の研究会は、KMさんが進行してくださいました。
 
骨盤を反ったとき、丸めたときの、呼吸の入り方の違いを観察しました。
そして、だんだん振れ幅を小さくしてセンターに近付けました。
中央に近付くに連れて、吸った息が上まで通りやすくなりました。
それから、座布団を背中の片側に入れました。
呼吸と共に反対側の肋骨や肩を浮かせて、弛んで下りてくる流れを待ちました。
座布団を入れた姿勢に馴染んでくると、浮いていた場所も力が抜けて着くようになり、全体のバランスが変わったことを感じられました。
それから、細く長く息を吸いながら腕の置き方を変え、良い位置に近付けました。
そして、息を吸いながら肩を寄せたり伸ばしたり上げたりしながら、自分の身体の反応を観察しました。
次に行く方向を決めずに、自分の身体に訊きながら、弛んでいく方向に付いていくことの大切さを感じました。
肘の向きや手の置き方を変えて、同様に行ないました。

丁寧に観察することでしか、力の抜ける身体のバランスを自得できないことを実感しました。
進行してくださったKMさん、参加された皆様、今月もありがとうございました。

軸を意識しながら足を浮かす

呼吸動作研究会 2019.03.24

今月の研究会は、K元さんが動作処方の処方箋を使って進行してくださいました。
立位で左右の足のバランスをチェックし、足の向きを変えたときの違いを、呼吸や重心の移り変わりや動作のしやすさを基準に観察しました。
両足の向きを揃えるのも、足を浮かさずに、足を浮かせて、軸を意識しながら足を浮かせて、と三通りの違いを検証しました。
中央への寄せを意識することで、足元の物を拾いやすくなったり、身体が捻りやすくなることを体感しました。
重心の位置や身体の偏りなど、本人の感じ方と外から見る人の印象が異なることもあり、そのズレを興味深く感じました。

それから、ペアに分かれて、お互いの身体を観察しました。
片側の腕を上げたときの足底の着き方、足を上げたときの頭のブレ、上を向くとき下を向くときの起点など、動作や着眼点を変えながら動きました。
固まっている箇所に拘らずに、離れた場所との関連性を感じながら動いている内に、全体のバランスが整っていくことを実感しました。

後半は、グループに分かれて、鍼治療を研究しました。
それぞれの診立てや施術後の変化を確認し合うことが出来て、色々と発見がありました。

参加された皆様、今月も貴重な体験させてくださり、ありがとうございました。
来年度もよろしくお願いします。

ポジショニングと呼吸

呼吸動作研究会 2019.02.24

今月の研究会は、私が進行役を担当させて頂きました。
先月、「横になって呼吸をするときに、良いポジショニングが分かりにくい」と言う課題を頂いていたので、それを元に進行しました。

側臥位で股関節、膝、足首を曲げたり伸ばしたりして、骨盤の傾きや脊柱のカーブとの関係を確認しました。
同様に、肩や肘や手首の角度を変えて、反る丸める動きとの連動を観察しました。
そして、どちらにでも揺れることの出来るバランスで、姿勢を取りました。
仙骨や仙腸関節や第五腰椎の位置を触れてチェックし、それらが呼吸でどのように動き、伝わっていくかを観察しました。

仰臥位で、下腹部に息を吸うと腰が決まる位置に座布団を入れました。
そこから順に背骨を反らせていき、頚まで繋げました。
腕を上げると脊柱が反ることを確認し、腕からでは無く、呼吸と下からの連動によって腕が上げるように意識しました。
肩甲骨から肘、手首と繋げ、指先まで伸ばしました。

椅子に座った状態でも同じように、両手を組んで手を上げていきました。
下ろすときも手が先行しないよう、骨盤から弛めて落としました。
また、相手に手の上に乗せてもらい、手で上げた時と呼吸で上がった時の感覚の違いを検証しました。

後半は、前半の内容を踏まえて、側臥位で施術をし合いました。
ポジショニングを整えることで、固まっている場所が浮かび上がり、呼吸が通りやすいバランスに近付けることで、相手の身体に弛んでいく動きが起こることを体験しました。

グループに分かれても、それぞれの組み合わせに応じて情報交換をされていて、会が全体として成長していることを嬉しく思いました。
参加してくださいました皆様、今月もありがとうございました。

張りも締まりも自然に起こる

呼吸動作研究会 2019.01.27

今月の研究会は、菅野さんが担当してくださいました。

仰臥位で、腰の下に座布団を下腹部には手を置き、内側から膨らむ力を観察しました。
脚の置き方や骨盤の角度によって、呼吸の通りが変わることを確認しました。
同様に側臥位や伏臥位でも、ポジショニングや座布団の位置を変えながら、呼吸で前後左右を膨らませました。
股関節が深まり、第五腰椎が入るバランスで、膝が弛むように姿勢を取りました。
肩甲骨を寄せながら上げ、腋窩の深みを保ったまま腕を伸ばしていけると、股関節と繋がって伸びていきました。
手を伸ばそうとして、先に肩や腕を動かしてしまうと、途端に繋がりが途切れることを感じられました。
それから、大腿部に帯を巻いて、呼吸に伴う張りを観察しました。
脚を外に開こうとするのではなく、弛んでいく流れに伴う開きを意識することで、力を抜いたまま張れるバランスをチェックしました。
身体の張りも締まりも、呼吸が通っていれば自然に起こる動きだということを実感しました。
その後、仰臥位で足底に帯を通し、息を吸いながら膝を浮かせました。
帯の弛みを取り、軸を伸ばしたまま息を吐けると、身体が繋がって踵まで伸びていきました。

後半は、前半の学びを応用して、膝を浮かせてセンターに近付け、伸展を導く施術を行ないました。
術者の軸が伸び、腕を吊れると、手の力が抜けて繋がる位置が感じられ、弛んでいく流れに付いていくことが出来ました。
自分が検証した繋がりがそのまま施術に反映され、感じられ動ける身体を創っていくことの大切さを実感できました。

担当してくださいましたKMさん、参加された会員の皆様、今月もありがとうございました。

背骨のカーブと頭の位置

呼吸動作研究会 2018.12.23

今月の研究会は、私が進行させて頂きました。
先月、「立つ」とは?、「頚を伸ばす」とは?、「脊柱の自然なカーブ」とは?というお題を頂き、それを元にメニューを考えました。

最初に、椅子に座って股関節の動きやすさを基準に、脚の置き方をチェックしました。
それから、腰や背中や首など場所を移しながら反ったり丸めたりしてもらいました。
最初の姿勢も前屈の動きも各々で違い、それぞれ動きやすい場所と動きにくい場所があることを確認してもらいました。
四つん這いで、仙骨と後頭骨を連動させて反る丸める動きをしたり、着いている手や脚で弛みを取り骨盤時計をしました。
また、ハイハイをしながら、手と足を同側で出した場合と逆側で出した場合の背骨の動きの違いを検証しました。
再び坐位に戻り、骨盤を前後左右に揺らしたり、殿部で丸を書いたりと、頭の位置と重心の関係を確認しました。
膝の裏に手を掛けて片脚をブラブラさせ、足の裏で竹踏みの凸を一つずつ撫でるように揺らしてもらいました。
掛ける手を内縛にしたほうが、軸が立って頚が伸びやすいという助言を頂きました。
立位で竹踏みに足を乗せ、足首や膝や股関節の動きを確認しながら重心移動をしてもらいました。
それから、立位で足底の重心を大きく移し、それを徐々に小さくしていくことで、立っている時のバランスの変化を観察してもらいました。

進行する中で皆様の身体の変化を観ることができ、レッスン後には貴重な感想も頂けて、とても有り難い体験ができました。
参加された皆様、本当にありがとうございました。

締まって吸い上がる条件

呼吸動作研究会 2018.11.25

今月の研究会は、KMさんが進行してくださいました。

台の上に竹踏みを置き、その上に片側のふくらはぎを乗せて呼吸の伝わりを観察しました。
呼吸に伴う中心のバランスの変化が波及し、脚にも皮膚がずれる動きが広がっていきました。
下腿部の当てる位置や膝の曲がる角度、膝と足首のラインなど、条件が揃うと伝わり方が変わり、ポジショニングの大切さを学びました。
それから、大腿中央を帯で縛って両脚を竹踏みに乗せ、呼吸で張りながら中心から動きました。
張りをキープしたまま骨盤を傾けることで、脚をどの方向にもコントロールできました。
脚を下ろしてみると、下肢から体幹へと経路が通り、繋がって動ける状態を感じられました。

側臥位で大転子の上に腕を乗せて、呼吸に伴う骨盤の動きを確認しました。
大転子が向かっていく方向や弛んでいく方向にもアンバランスがあり、骨盤が均等に広がっていないことを自覚できました。
時計盤のように大転子が内側から膨らむ向きを順番に変えて行き、反対側の大転子に落として中央に近付けました。
弛めることで自然に股関節が寄り、吸うことで更に芯が締まって張りが生まれることを感じられました。
立位でも、呼吸と共に足の裏が寄って畳との間の弛みが取れ、身体を巡って再び弛んでいく流れを感じられました。
呼吸によって中央が締まって吸い上がっていく前提条件を、繊細に観ていく大切さを実感しました。

前半が終わってから、会員の皆様に来月のテーマを相談しました。
「立つ」ということ、「頚を伸ばす」とは?、脊柱の自然なカーブといった、お題を頂きました。
それらは私自身の課題でもあり、来月までに検証してメニューを考えておきます。

進行してくださいましたKMさん、会員の皆様、今月もありがとうございました。
来月も、よろしくお願いします。

自分でアンバランスに気付く

呼吸動作研究会 2018.10.28

今月の研究会では、K野先生が特別講師として来てくださいました。

始めに、自分が何気なく取っている姿勢のまま、呼吸を観察しました。
それから、手の向きや置く場所によって呼吸の入り方が変わることを確認しました。
手の位置だけ見ても、最初の前提が各々違い、知識や手順ではなく、自分の感覚に目を向けることが如何に大切かを学びました。
色々と条件設定を変え、肩や腕の力が抜け、脚が安定するバランスに近付くと、呼吸が深くなっていくことを実感しました。
呼吸と共に坐骨が寄って会陰が締まる感覚を得られ、「締める」のではなく、「締まる」条件を丁寧に観ていく必要性を感じました。
お腹や腰、側腹部と手を当てる位置を移しながら、呼吸を入れました。
呼吸の通りにくい場所や意識の薄い場所があり、均等に膨らませられていないことを自覚しました。
呼吸を全方向に広げられると、更に吸い上げることで身体が均一に締まって軸が伸び、上肢の伸びへと繋がっていきました。
気功や合気体操の動きも、そうした呼吸のバリエーションであるように感じました。

後半は、k野先生が会員の皆様を順に施術してくださいました。
身体の観察を深めていくことが、そのまま診断や手技に繋がることを教えて頂きました。
自分のバランスがセンターにあるからこそ、相手のアンバランスが見え、どう立ち上がっていくかというイメージが生まれることを学びました。
触れた部位から○○時計をして、力が抜ける位置に針を合わせ、全体が繋がるバランスに誘導されていました。
相手の身体に訊きながら、その瞬間の感覚を信じてセンタリングして反応を待つことが、施術となることを感じました。
術者が治そうと頑張るのではなく、自分でアンバランスに気付き、良い方向に向かって頂けるように導くことの大切さを感じました。
施術の前後で、姿勢や動作だけでなく、性格も柔らかく変わっていかれた様子が印象に残りました。

K野先生、お忙しい中、研究会に来てくださり、貴重な体験をさせてくださり、本当にありがとうございました。
研究会の方向性も明確になりましたので、今回の学びを今後の進行に活かしていきたいと思います。
会員の皆様、今月もありがとうございました。
来月以降も、どうぞよろしくお願いします。

重さの釣り合い

呼吸動作研究会 2018.09.23

今月の呼吸動作研究会は、K元さんが進行してくださいました。

椅子に座って足首を底背屈しながら、呼吸の通りを観察し、足首が決まる位置に足を置きました。
足底の体重が乗る一点を意識しながら、脚を回旋させ、ちょうど良い姿勢に近付けました。
それから、坐骨の幅で重心を左右に移動して中央に寄せられるように、センタリングしました。
身体の傾きと共に内部の水が片寄り、重さの釣り合いが移り変わっていく様子を感じられました。
さらに、腕を天に向かって伸ばして肋骨を引き上げ、下肢が浮くバランスを観察しました。
重みを一側に寄せて弛めたとき、対側の脚を吊ってブラブラできるかを検証しました。
浮かせる側の動きだけでなく、条件が揃えば、支えている側とのバランスで自然に浮き上がることを体験しました。
同様に、前後のセンタリングでも、臀部や両脚を浮かせたりして重心移動によって起こる全体の動きを観察しました。
途中、足趾の先端や踵の真ん中を柱の角に当て、吸って弛めて吐く動きに合わせて一本ずつ感覚を確かめました。
足の前後の幅の感覚を高めることで、動きの精度が変わることを実感できました。

後半はグループに分かれて、施術の練習会を行ないました。
前半の内容を踏まえ、下肢からの繋がりを観て、身体のバランスを整えていきました。
下腿部の捻れや足首の傾きが整う方向に向かうと、呼吸や動作が改善することを検証できました。

参加された皆様、今月も多くの学びをありがとうございました。

息の吸い方を科学する

呼吸動作研究会 2018.08.26

今月の研究会の前半は、私が進行役を担当させて頂きました。
呼吸の通りやすさを指標として、自分の身体を見直すことをテーマとして考えました。

息を吸いながら、吐きながら、止めたままと条件を変えながら腕を上げ、呼吸と動作の関係を検証しました。
呼吸をする際、鼻と口では、どのような違いが出るかを確認しました。
また、左右の鼻孔の通り方や、首の角度による変化を観察しました。
それから、足、膝、股関節、骨盤の向きなどセンタリングしながら、より楽に呼吸が通ることを目標に姿勢を変えて行きました。
備前玉を使って、手を開く動作、握る動作と、呼吸との関わりを見て頂きました。
ペアを変えながら、相手を含めたバランスで息の吸える姿勢を、誘導してもらいました。
仰臥位でも、各々で姿勢を観察して頂き、前半を終えました。

後半、私はM口さんと施術の練習をしました。
仰臥位での呼吸のアドバイスをさせて頂き、センタリング・タッチを行ないました。
普段されている治療の方向性と一致する部分も多く、とても勉強になりました。

企画・進行させて頂く中で自分を見つめ直す機会を頂けることは、参加してくださる皆様のおかげだと感謝しております。
貴重な意見や感想を頂けて、今月も得るものが多くありました。
会員の皆様、今月も本当にありがとうございました。

呼吸を動力源として動く

呼吸動作研究会 2018.07.22

今月の研究会は、KMさんが進行してくださいました。
最初に、相手の肩に手を触れて、力の伝わり方をチェックしました。
それから、仰臥位で呼吸に伴う骨盤の動きを観察しました。
息を吸うと腹部の呼吸の圧によって骨盤が傾き、弛めると戻り、吐くとバランスの変化で後ろに倒れました。
さらに深く息を吸い続けると、臨界まで傾いた骨盤に連れて背骨が順に引かれ、それによって反る動きが起こりました。
飛ばして先に腰や背中を反っていないかを確認し、あくまで呼吸を動力源として動くことを念頭に進められていました。
腕をお腹の上で組むと、呼吸の吸い上げと共に、腕が上がりました。
胸の前まで浮かせたところから肩や肩甲骨を弛めることで腕を下ろし、呼吸の行き来と上肢の動きの関連性を体感できました。

丸める動作も同様に、骨盤からの動きを伝えるように行ないました。
一つずつの背骨の離着陸を点で感じられるように、意識しにくい椎骨や横ブレが起きる場所があることを感じられました。
丁寧に観察することで、動作も感覚も繊細になっていくことを実感しました。

側臥位で、骨盤の反る丸める動きをすると、背骨に波が伝わりました。
骨盤の動きに頚が付いてきたり、腕が回ったりと、身体が繋がっている状態を感じられました。
全身の連動を味わいながら、気持ち良く動くことができ、それ自体が身体を整える動きになっていることを感じました。

後半は、前半の内容を踏まえての座談会と施術の練習会をしました。
「弛める」や「軸」といった感覚について情報交換もでき、鍼治療の実践もさせて頂き、たいへん勉強になりました。
会員の皆様、今月もありがとうございました。

無意識のアンバランスを意識する

呼吸動作研究会 2018.06.24

今月の研究会では、K元さんが、「薬指とバランス」というテーマで進行してくださいました。

ボールの上に板を乗せて、その上に両手を置き、不安定な状態で身体がどのようにバランスを取っているかを観察しました。
そして、前後や左右に板を傾け、緊張している場所を弛めることで、中央に戻しました。
さらに、骨盤、帯脈、季肋部、首と、動きの起点となる高さを変えながらを回転させました。
自分の力の入り方が傾きや揺れとして視覚化され、中央の位置を認知しやすくなることを感じました。
同じような条件で動作を行なっていても、参加者それぞれの癖が、板の傾きの偏りとして表れました。
無意識に起こっているアンバランスを意識できるように、メニューが組まれていることを感じました。

そこから、一本ずつ指先を上げて、それぞれの指の働きを観察しました。
肩から指の力を抜いたり、中心から指を上げたりと、経路を長く使うことで、繋がりの中で動作を行うことの大切さを学びました。
両手を張りながら吸い上げることで、板が吸い付いてボールの転がりを感じやすくなりました。
乗せて重みが掛かっている時と、浮かせて触れている時の違いを実感し、それが施術において如何に重要であるかを感じました。

後半は、グループに分かれてのレッスンを行ないました。
私は、SKさんに身体創りのアドバイスをさせて頂きました。
自己練習や仕事を通じての疑問を熱心に投げ掛けてくださり、自分の抜けているところを見直すことが出来ました。

会員の皆様、今月も貴重な体験をさせてくださり、ありがとうございました。

呼吸の張りと背中の意識

呼吸動作研究会 2018.05.27

今月の研究会は、「呼吸の張りと背中の意識」というテーマで進行させて頂きました。

仰臥位で寝て、自分で骨盤や肋骨の前・横・後ろを触ることで、呼吸による動きをチェックしてもらいました。
それから、骨盤や大腿部に帯を巻いて、中の締まりや外への張りを観察しました。
その後、帯を肋骨に巻き、端を持って両手を引き、体幹の動きが手にも伝わっていることを確認しました。
また、足の裏に帯を通して手との間の弛みを取り、上下の張りを感じながら呼吸してもらいました。
相対稽古として、長座位で足の裏を合わせて呼吸で紐を引き合ったり、背中合わせで凭れ合ったりしました。
それから、椅座位であや取り呼吸法を行いました。
「呼吸によって動く」と「筋力によって動く」の違いを感じて頂くことを目標に進行しました。

後半は、k元さん、Oさんと、前半に行なった内容がどのように治療に反映されるかを検証しました。
座る位置や姿勢や視線や鍼の傾きを通したい経絡に合わすことで、接触鍼でも置鍼でも相手に伝わる影響が変わることを確認できました。
呼吸で張れるバランスを意識しておくことで、自然にそうしたポジショニングが取れる身体を創っていくことの大切さを感じました。
Oさんに少し姿勢や呼吸のアドバイスをさせて頂いただけで、鍼によって相手の身体に流れが起きる感覚を掴まれていたことに驚きました。

企画を考えたり、会を進行させて頂く中で、自分の足りていない部分を自覚でき、多くの発見がありました。
参加された皆様、今月もありがとうございました。

呼吸とバランス

呼吸動作研究会 2018.04.22

今月の研究会は、KMさんが「呼吸で動くとは」というテーマで進行してくださいました。

仰臥位で片脚に座布団を載せて、その重みを感じながら、脚を上げました。
脚の角度を変えて力の入り方の違いを確認し、呼吸で上げられかどうかを検証しました。
腹部への吸気によって鼠径部が深まる位置にあると、それに付いていくように膝も浮くことを体感しました。
そのまま吸い上げると、骨盤が転がって股関節が更に深くなり、膝、足首と順に繋がって折り畳まれて行きました。
先に膝を上げようとしたり、足首を決めようとして、呼吸による繋がりが途切れると、途端に固まってしまうことを体感しました。
それから、腕や頭も同様に、呼吸とバランスで上がる位置を検証しました。
吸い上げと共に頚が伸びると、中央の軸が通り、頚部とのバランスで腕が浮きました。
また、両脚を上げたところから、後頚部を伸ばした状態のまま、脚を下ろして弛めて行きました。
身体の長さを保ったまま、弛む流れが足部に移動していくと、脚の重みに引かれるように頭部も浮かせられました。
さらに、呼吸を基準として、一本一本の指で畳を押したとき、浮かせたときの違いを見ました。
条件を変える度に、呼吸の吸い上がる高さが変わり、それぞれの指の働きを感じられました。
呼吸が通る前提が出来ているからこそ、呼吸をテスターとして善し悪しを判別できることを実感するレッスンでした。

後半は、前半に行なった内容を二人一組で誘導し合いました。
検証したことが、施術をする時の姿勢や動作に繋がり、そのままパートナーへの誘導となることを確認しました。
ここしかない位置を感じるために、感覚の精度を高められるよう自分で検証し続けることの大切さを学びました。

来月の研究会は、私が担当させて頂きます。
頂いたテーマを踏まえて、メニューを考えておきます。
よろしくお願いします。

 

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