体験記67

合気の心身研究会 2015.05.24

・身体の張りと呼吸の通りかたの関係を検証する
 引っ張ることも弛むこともなく、呼吸の入った分だけ引き分けが起こる

・大腿や下腿の皮膚がずれる感覚を、帯で弛みを取りながら観察する
 自分自身の皮膚の動きを感じながら動作を行なうことで、相手の中心を揺らす

・脱力できる位置に相手の上肢を浮かせて、弛んで伸びる動きに付いていく
 止まったときには、その都度、自分自身の力を抜く

・肘を外に張ったまま、体幹からの伸びを上肢尺側に伝える
 体幹と上肢の関係性によって、腕を上げる力にも前に出す力にも下に下ろす力にもなる

・肘から先は置いたまま、上肢を長く使う
 肘や手が先行して動いてしまい、伸びを止めてしまっていることを実感した

・上肢尺側を通って下りてきた重みを、物打ちまで落として剣を持つ
 物打ちの意識が途切れない軌道で、伸ばして上げていく
 臨界まで伸びた位置から、ずらして落とす

体験記66

合気の心身研究会 2015.04.26

・両手で帯を持ったり、手指を引っ掛けたときの、呼吸の広がりを観察する
 両手の接点から肩甲骨への経路を体幹と連動させ、生まれた繋がりが途切れないように動く

・帯の一側に吸息に伴う伸びが伝わり、反対側に呼息に伴う伸びが伝わる
 帯を介することで生まれる円の中を力が循環し、帯の張りは常に抜けない

・帯で皮膚をずらしながら、自分自身に合気が掛かる方向に緩みを取る
 力の向かう方向を一致させることが出来たときには、吸い込まれるように伸びていく感覚を得られた

・抜ける剣でも、抜けない剣で生まれる張りを作り、それを保ったまま動作を行なう
 どの瞬間も、どの方向も意識を切らさないことの大変さを感じ、剣の動作を如何に曖昧にしてしまっていたかを実感した

・腹部からの力を吸い上げて、脇が開き、肘が伸びていく方向へ、内部を臨界まで伸展する
 伸びた外枠を残したまま脱力して、さらに内部を伸ばし、その力を剣に乗せる
 剣を持った両手は決めたまま、前腕との関係性をぶらさない

・張りが途切れないまま上腕を股関節から回旋させることで、刃と鞘が合う
 呼気の集まる位置と一致する

・納刀できるバランスで力を抜いて、相手を吸い込む
 抜刀と共に生まれる張りを相手に入れ、身体の伸びを伝えることで、相手を転ばせることが出来た

体験記65

合気の心身研究会 2015.03.22

・仙骨と後頭骨の二点でバランスを取る
 脊柱の固まっている場所があったり、肩が充分に引ける位置になかったりして、反る働きを臨界まで行えていないことを実感した

・剣状突起の内部からの浮きと後方への引き込みが、脊柱の動きと連動する
 胸部の奥行きや呼吸の行き来を観察する

・身体後面の張りが繋がって起こると、肩甲骨が寄り、肋骨が締まり、背骨の意識が高まることを体感した
 姿勢が変わっても、そうした連動の起こる条件を検証する

・呼吸によって、身体を気持ちよく伸ばす
 中央で合わせて伸ばすのではなく、両側の伸びが中央で合わさる

・表層の動きと芯の動きの違いを識別する
 中心を伝わっていく力が、指先の中央を通っていく感覚を得られた

・吸い上げた空気が、骨盤や背骨を通って順に伝わる
 途中で滞らずに伝えられる姿勢にあると、下方からの力が頭部まで伝達される

・抵抗している場所を自覚して、相手を受け入れる
 肘の曲がる方向、肩の弛む場所、肩甲骨の下りる位置を辿る
 重みを下方に落とし、自分自身の身体を通り道にする

・陽経の集まっていく張りによって、相手からの負荷を吸い込む
 広がっていく張りによって、その力を相手に返す

・相手から遠い場所に吸い込む点をイメージする
 その点から相手の向こう側までのラインを意識することで、身体の大きさ以上の力が伝わる

体験記64

合気の心身研究会 2015.02.22

・腕や肩をで囲い、相手の呼吸の通り方を観察する
 呼吸の通り方が均一になる位置に近付けられると、平になって弛んでいく様子を感じられた

・膝蓋骨と膝窩に手を当て、膝の力を抜ける位置に誘導する
 膝が脱力できていると、吸い上げた力を内部へ引き込むことができ、仙腸関節に繋がって動く

・陽経を張って、陰経を固めない
 膝と同様に、肘が引ける位置を観察する
 手部から上肢尺側を通って、肩甲骨に抜いていける経路を辿る

・手部の引きと攻めを意識する
 手背側の引きに伴う張りと、手掌側の攻めに伴う張りが同時に起こる

・首を、時計盤をイメージしながら動かす
 頚椎の後方への動きなど、意識の薄い場所を感じられた
 後頚部の力を抜いたまま、内部を吸い上げられる方に首を引く

・頭部を浮かせたまま、脊柱を揺らす
 肩の筋を縮めずに、上肢を吊る

・引くのではなく、張りによって、相手を吸い込む
 途中で滞る場所が無ければ、身体後面の張りが仙骨と後頭骨の間に集まっていく様子を感じられた
 丹田で向きを合わせ、下肢からの伝達によって、逆向きに開放することで相手に力を伝える

・労宮と湧泉で吸い込み、張りに伴う意識の高まりを前後上下左右に広げる
 その感覚が途切れない経路で動く

・接点でどうにかしようとせずに、内部を通る力を丁寧に追っていく
 上肢が先行したり、下肢の向かう方向が違ったりして、力の伝わりを妨げてしまっていることを実感した

M岡さん、参加された皆様、自分自身の様々な癖に気付かせてくださり、それを改善する手掛かりをくださり、ありがとうございました。

体験記63

合気の心身研究会 2015.01.25

・下方に押すのではなく、内部に引き込むことによって、下肢を伸ばす
 下肢内側を通る経路と、鼠径部の切れ込みが合う感覚が得られた

・足底の三点のバランスを、集めて引ける位置に合わす
 会陰を引き上げて、臀部を浮かす

・息を吸い込んで栓を閉め、中の空気をパッキングする
 空気が移動したり、形や密度が変わっても、内部の圧は保たれる
 接点を相手に合わせてパッキングできると、相手と繋げられる

・骨盤に引き込んだ張りを、肋骨の内部に吸い上げる
 固まっている場所がなければ、呼吸が頭部まで繋がって通る
 仙骨と後頭骨が連動して動く

・「締める」と「固まる」の違いを鑑別する
 骨盤が内部から締まると、仙腸関節は自由に動く

・中央に引き込んだ吸気を、骨盤の立体的な形状に沿って、後方から前方へ吐く
 相手の力を吸い込んで、付けたまま送り返す働きと一致する
 呼息や吸息の臨界が深くなるほど、交流できる幅が広がる

・下肢の先導によって、上肢を動かす
 下肢内側を張って、左右それぞれの接点の弛みを取り、中央で吸い上げると、相手を浮かせられる
 重みを落として、下肢の抜ける位置に付いていく

M岡さん、SRさん、参加された皆様、今月も身体に関する多くの発見をくださり、ありがとうございました。

体験記62

合気の心身研究会 2014.12.29

・手首が決まる位置で剣を把持して、剣への呼吸の伝わりを観察する
 息を吸い上げて、お腹に重みを落とす
 呼吸と動作が同調すると、剣の止まる瞬間と、丹田に落ちるタイミングが一致する

・相手に接触したところで、肩を抜いて、更にお腹を下ろす
 重みを落とした場所で動く

・丹田まで落ちていると、仙腸関節から動くことができ、相手の仙骨まで力が伝わる
 自分自身の動作や意識の奥行きと、相手へ働き掛ける深さが連動する

・両側の股関節の動きが対応し、鼠径部の深みで吸い込む
 臀部を張れる位置にあると、いつ押されても抜けない

・吸息と共に頚部が伸びる位置にあると、大椎から上肢を吊るせる感覚を得られた

・肋骨を締め、脇腹を通る経路を伸ばして、上肢を浮かす
 肩や肘に力を入れて腕を上げると、内部を落とせない
 その時々のバランスの中で、上まで吸い上げられる経路と、下まで下ろせる経路を観察する

体験記61

合気の心身研究会 2014.11.25

昨日の合気の心身研究会では、空間の中での身体バランスが印象に残りました。

お互いに向き合って、距離を保ちながら、前後左右に移動したり、止まったりしました。
触れていなくても、相手に導かれるように身体が誘導される状態は不思議な感覚でした。
自分自身が誘導する立場では、目線を相手の手前、中央、向こう側へ移し、息を相手の後方まで吐いて、力を下方に抜いて行きました。
意識を付けたまま、下肢から動き、身体のバランスによって相手に進む方向を伝えました。
自分自身の都合ではなく、相手の呼吸の移り変わりや重心の位置を感じて、その流れに乗れるように導くことの大切さを感じました。
同調し始めると、次にどちらに移動するかという意志まで伝わり、固さや焦りや迷いがそのまま反映されることを体感しました。

それから、伏臥位や仰臥位での呼吸を観察しました。
足の向こうの方の畳に息を吐いたり、指が伸びていく先の空中まで息を吸い上げたりしました。
鼠径部と腋窩のやり取りによって、上肢と下肢は体幹の繋がりが抜けない方向に、バランスを取り続けられることを学びました。
身体の釣り合いは、周りの空間の中で変化し続け、意識の在りようと動きの繋がりを感じました。

巴杖や巴棒や木刀を持ちながら、技を掛けました。
接点の緩みが取れる位置で持ち、杖や棒の刃筋を意識しながら、動作を行ないました。
息を下方まで下ろした所から、下肢後面の経路を通して臀部を浮かせられると、会陰に接したボールを点で転がせ、相手に大きな力が伝わることを体感しました。
手の内は、相手や道具との間に生じる力や重みの変化に沿いながら、バランスしていることを感じられました。
そして、剣術の型以前のやり取りにも、空間の中での繋がりやお互いの意志の伝わりが動きとして現れていることを体験できました。

M岡さん、参加された皆様、今月も多くのことを体感させてくださり、ありがとうございました。

体験記60

合気の心身研究会 2014.10.26

先日の「合気の心身研究会」では、呼吸に伴う立ち上がりの大切さを学びました。

相手に前方、後方、側方から頭部を押してもらい、相手に力を返す練習をしました。
力を抜いて、相手の負荷を吸い込める角度に骨盤を傾けました。
合う位置で、息を吸って尾骨と頭部が繋がるときに生じる伸びが伝わると、相手に力を返せることを体感しました。

立位で、そうした体幹の伸びが、四肢にどのように伝わっているかを観察しました。
伸びようとする働きに対して、反対の作用を起こしている場所があり、無意識に身体の一致した動きを妨げてしまっていることを実感しました。
前方にバランスが変化するとき、足底の弛みを後方に引いて身体後面を突っ張ってしまっていましたが、前方に向かうように取っていくと、膝の力が抜け、身体が協調することを感じました。

相手に腕を持たれた状態で、体幹の軸を立てたまま骨盤を丸めながら、相手からの重みを吸い込みました。
ぶつかっている場所を脱力するほど下肢には力が溜まり、手部を張って付けたまま、骨盤を立てて下肢後面を伸ばすことで、その高まりを相手に伝えられることを体験しました。

また、相手に入れるときも抜くときも、頭部による誘導が重要であることを学びました。
相手に力を伝えるときには、バランスが前方に移り、そこから頭部の動く方向によって、相手を含めた重みの落ちる位置が感じられました。

そうした呼吸から起こる身体の連動が、そのまま相手に繋げ伝える働きになっていることを体感しました。
生じた張りが撓まないように動こうとすれば、自然に股関節から動作が起こり、それが上肢に伝わっていくことを感じられました。

M岡さん、参加された皆様、今月も密度の濃い時間をありがとうございました。

体験記59

呼吸法研究会 2014.09.28

先日の呼吸法研究会では、身体全体に起こる引きと攻めを学びました。

立位で体幹を前屈したり側屈したり回旋したりして、重心の移動を観察しました。
重心の移動する方向によって、緩みの取れていく経路が変わり、そうした働きに任せることで、様々な動きが生まれることを体感しました。
重心が後方に移動していくと、身体後面が下方から伸びていくことによって、身体前面が下りていく様子を感じられました。
動かす方向によっては、身体の中で引き合ったり攻め合ったりしている場合があり、そうした無意識の働きが自分自身がしようとする動作を妨げる原因になってしまうことを感じました。

体幹が起き上がった姿勢から、頭部の前上方への伸びを意識して動作を行ないました。
下肢内側を上がってきた張りは、骨盤を通って胸郭へと繋がり、肋骨が下部から締まっていく流れに沿って、上肢が浮いていく様子を感じられました。
手を、頭部を吊り上げている空中の点と一致する方向をイメージして上げていくことで、下肢とのバランスが取れた状態を体感できました。
また、前頭部での緩みを取り続けて前進することで、相手に負荷を加えられていても、楽に進むことが出来ました。

そうした引きと攻めは、剣術や体術においても同様に起こっていることを学びました。
相手の背部を意識しながらシャツをつまみ、自分自身の伸びていく方向と一致する点へ呼吸を吸い上げました。
相手を含めたバランスの中で呼吸を伝えられると、母指と小指の引きと攻めが全身に繋がって起こっていることを感じられました。

M岡さん、参加された皆様、今回も貴重な体験をさせてくださり、ありがとうございました。

体験記58

呼吸法研究会 2014.08.24

昨日の呼吸法研究会では、全身が繋がっていく様子を体感できました。

四つん這いで、下肢の動きを観察する
・股関節の動く範囲
・大腿骨の回旋
・視線との同調
・脊柱の連動
・鼠径部の深み
・腹部から繋がる伸び

仰臥位で、下肢を引き寄せて呼吸を観察する
・尾骨からの丸まり
・吸い上げる深さ
・肋骨の締まる経路
・伸びているライン
・頭部の浮き

五指を合わせて、相手に力を伝える
・母指の向きと丹田の重み
・肩甲骨下部と手関節尺側
・背部の抜ける位置
・労宮の吸い込み
・五指の先へと伝わる連動

昨日の呼吸法研究会では、条件を変えながら動作を行なう中で、動きに繋がりが生まれていく状態を体感できました。
股関節の回旋の動きが視線と同調し始めると、体幹との繋がりが生まれ、下肢の動かせる範囲が大きく変わることを感じました。
呼吸と共に抜けていく経路を丁寧に辿っていくと、下肢が腹部の延長として伸びていく様子を感じられました。

後半は、掴まれた腕を抜いたり、引かれた腕で吊り上げたりする練習をしました。
Sさんにお相手をして頂き、無理に動かそうとして力が入ると、より動かなくなっていくことを実感し、筋力ではどうしようもない状況を体験できました。

M岡さん、Sさん、お相手をしてくださいました皆様、素晴らしい経験をさせてくださり、ありがとうございました。

体験記57

呼吸法研究会 2014.07.27

今月の呼吸法研究会では、呼吸に伴う動きに身を任せることの大切さを学びました。

仰臥位で、肢位を変えながら、骨盤の動きを観察する
・腹部の吸息の広がり
・骨盤の反る動きの臨界
・肋骨内部への吸い上げ
・体幹の締めと頭部の浮き
・肩甲骨の角度と肘の位置
・保息しながらの抜き

馬乗りにされた状態で、呼吸を伝える
・内部の通り道
・左右それぞれの骨盤の動き
・脊柱に順に伝わる力
・下肢と上肢の連動
・背部から上肢尺側を通る経路
・両側の力の合わさる位置

坐位で、腕や肩を押さえられた状態から返す
・反る攻めと丸まる攻め
・浮かせる臨界
・鎖骨や肩甲骨の脱力
・腹部の伸び
・股関節と肩関節の動きの同調
・相手とぶつからない経路

色々な押さえ方をされても、身体の内部では呼吸を吸い上げることができ、保息しながら肩甲骨や鎖骨を下りる位置まで誘導できると、自分自身が固まらない方向へ抜いていけることを学びました。
最後までその流れに逆らわずに任せて付いていくことで、お互いがぶつかることなく、相手のバランスを崩せることを体験できました。
相手を動かそうとする意志が現れた瞬間に、余計な力が入って、そうした働きが途切れ、動きが止まってしまうことを実感しました。
M岡さん、参加者の皆様、今月も貴重な体験をさせてくださり、ありがとうございました。

体験記56

呼吸法研究会 2014.06.22

今月の呼吸法研究会では、呼吸に伴う身体の繋がりを観察しました。

仰臥位や伏臥位で呼吸を観察する
・骨盤の傾きの臨界
・肋骨内部への引き込み
・背部の意識
・頚部の立ち上がり
・頭部の伸びていく方向

足部から繋がりを改善する施術を行なう
・相手の中心に向かう張り
・股関節や膝関節とのバランス
・浮かせる位置
・頚部での吊り下げ
・自分自身の脱力と誘導

相手に固められた状態から、呼吸の抜け道を探す
・より固まる方向
・下方からの吸い上げ
・肩の上がる向き
・保息の深さ
・肩甲骨の落ちる位置
・抜けていく経路

臨界まで呼吸を吸い上げられると、骨盤が充分に丸まり、空気が背部の内面を上がっていくことを感じられました。
脊柱の前面に沿って力が伝わると、頚部から頭部の内面へと呼吸が通り、背部や脊柱を固めることなく動作を行えることを感じました。
内部での吸い上げに伴って、骨盤から上方に向かって身体外側の引き上げが起こり、相手にどのように固められても、落ちる位置に導けることを感じました。
呼息や保息や吸息を、臨界まで行なえて初めて感じられる感覚があることを教えて頂きました。
M岡さん、参加者の皆様、今月も多くのことに気付かせてくださり、ありがとうございました。

体験記55

呼吸法研究会 2014.05.25

今月の呼吸法研究会では、呼吸に伴う内部の動きを観察しました。

両腕の間に紐を通して、呼吸を行なう
・紐を締める高さや強さ
・両腕の張りと体幹の動き
・手掌の向き
・下肢の張り
・伸びていく方向
・骨盤が付いてくる位置

剣の構えで、相手を浮かす
・手関節の決め
・尺骨と上腕骨の関係性
・脱力の通り道
・尾骨への落とし込み
・吸い込める深さ
・返っていく経路

仰臥位で、相手への力の伝わりを観察する
・後頚部の伸び
・肘の力が抜ける角度
・肩甲骨への繋がり
・胸椎と畳の間の圧力
・肋骨の締め
・内部を通っていく力

呼吸と共に横隔膜が浮き、身体が伸びていく姿勢にあると、そのバランスの変化に付いていくことで、重力と対抗せずに身体を動かせることを体感しました。
相手から加えられた重みに対しても、内部を自在に弛めたり通したりすることが出来ると、そうした力が同様に働くことを感じました。
自分自身の身体が繋がった状態であれば、呼吸に伴う動きをそのまま相手に伝えられることを学びました。
M岡さん、お相手をしてくださいました皆様、今月も貴重な体験をさせてくださり、ありがとうございました。

体験記54

呼吸法研究会 2014.04.27

今月の呼吸法研究会では、重心を感じておくことの大切さを学びました。

踵や足趾の付け根に球体を置き、足部の動きを観察しました。
足部のどこに動作の軸を置くかで、体幹への繋がりが大きく変化することを感じられました。
足趾を反らすことで、船底をなぞるように足底が転がり、刻一刻と接点が変化する繊細な重心移動が行われていることを実感しました。
そして、足底の反りに沿った転がりは、膝や股関節にも同調して伝わっていることを体感しました。
前後左右へ重心を移し替えると、身体全体がバランスを取り、体幹の傾きや上肢の揺れが起こることを感じました。
さらに、重みを乗せた分だけ、上方に向かう力が生まれ、そこから肋骨を浮かせたり、上肢を振ったりする働きが生じることを感じられました。

そうした身体の働きは、相手との係わり合いにおいても重要な役割を果たしていることを学びました。
腕や膝など、身体のいずれの部位を持たれていても、そこを相手に委ねたまま重みを移していくとで、相手に入れられることを体感しました。
そして、常に自分は重心を移せる位置にいながら、浮きに伴う落差によって、相手の落ちていく場所へ誘導できることを感じました。
複数の相手が繋がっている場合においても、重心移動に伴う手拭いの揺らぎを、端の人まで伝わる範囲まで広げられると、同様に力を伝えられることを学びました。
相手を含めたバランスの中で、重心の移動を自在に行えるようにしていく必要性を感じました。

それから、用意してくださったお香を体験させて頂きました。
母指と示指で丸を作って両手を引っ掛け、呼吸に伴う体幹の傾きや上肢の浮きを観察しました。
片手が顔の近くまで香炉を浮かせ、もう一方が香りを集める通り道となり、呼吸に伴う動きがそのまま香を聞く動作に繋がることを教えて頂きました。
後頚部を伸ばした状態を保ち、呼吸を上方まで吸い上げられる姿勢にあると、香りが鼻腔の奥まで広がることを体感しました。
香木の種類によって、細さや鋭さや柔らかさがそれぞれ異なることを感じられ、それらが身体に与える影響の大きさを実感できました。
体験したあとは自然に力が抜け、相手に腕を持たれても、同様に深く呼吸をするだけで相手を浮かせられることを感じられました。

M岡さん、参加者の皆様、今月も貴重な体験をさせてくださり、ありがとうございました。

体験記53

呼吸法研究会 2014.03.23

今月の呼吸法研究会では、身体の様々な方向への繋がりを感じられました。

向き合ってお互いの両手を合わせたり、身体の背面や側面が接した状態で、呼吸を観察しました。
接点に意識を向けながら変化を観察することで、呼吸の通り方を実感しやすくなりました。
呼吸が同調してくると、接点において、皮膚の伸びていく様子や弛んでいく様子が感じられ、相手のそうした働きを誘導できることを学びました。

それから、条件設定を色々と変え、接点との関わりを感じながら呼吸を行ないました。
側臥位では、身体の側面が伸び、鎖骨や肩甲骨が弛んでいく状態を感じられました。
匍匐前進しながら、前腕の尺側の皮膚の緩みを取っておくと、体幹の締めによって生まれる内部の張りによって、身体を引き寄せられることを体感しました。
椅子に座り、手部を後方に引っ掛けて張っていくと、脊柱に張りが生まれ、坐骨を支点として全身のバランスを取ることが出来ました。
基準をどこに置いても、そこへ近付けられるように、多方向への繋がりを実現していく必要性を感じました。

その後、両手に短棒を持ち、それを回す練習もしました。
剣の無形と同様に、手部の決めを残したまま棒を傾けると、肩や肘が立体的に動き、ピタッと止まる位置があることを知りました。
手首を尺屈せずに棒の向きを変えていくためには、橈骨の回旋や手部の柔らかい動きが重要となることを感じました。
上肢の動きには、脊柱の波や胸部の開閉が連動して起こり、それが足運びとも繋がっていることを学びました。

M岡さん、お相手をしてくださった皆様、今月も密度の濃い時間を、ありがとうございました。

 

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