古書古書話

以前にもブックオフ巡りをしたという文章を書きましたが、私は古本屋によく行きます。
こう書くと、私がさも読書家であるかのように思う方がいるかも知れませんが、普段それほど多くの本を読む訳ではありません。
だからと言って、古本屋で立ち読みするつもりも、買った古本を転売して小遣いを稼ぐつもりもありません。
いつの間にか目的と手段が入れ替わってしまい、本を読むこと以上に古本屋に行くことが好きであるような気がします。
やや理解され難い趣味だとは思いますが、釣り好きの人が魚を持ち帰ることよりも、釣り上げるまでの過程を楽しむという感覚に似ているかも知れません。
最近はインターネットでの古書販売が盛んになってきており、古本屋に行く時間や交通費を考えれば、そちらで探すほうが効率的なのは間違いありません。
しかし、いくつもの古本屋に足を運んで、欲しかった本を見つけて手に取ったときの喜びには替え難いように思います。
私の場合は、古本屋に行っても、掘り出し物が無かったことに満足して手ぶらで帰って来ることが多々あります。
十年近く探している本が何冊かあるのですが、潜在意識ではそれらがなかなか見つからないことを喜んでいるような気さえします。
また暇な時間が出来れば、おそらく見つかることは無いであろう本を探しに古本屋に出掛けていることでしょう。

鉄Q正伝

昨日のカスタード会では、主に骨盤の動きを練習しました。
私の場合は、M岡さんから骨盤の反る・丸める運動を腰椎を中心に行なっていると指摘されました。
正座の姿勢で骨盤を動かしても、腰椎に動きの中心があるため、体重が後方にかかり膝が浮いてしまう上、体幹も安定していませんでした。
骨盤の動きを意識しながら合気体操や合気上げをしている内に、鼠径部を中心に骨盤の運動が行なえると、上半身はそれに伴って動き、安定度や自由度が増すことが分かりました。

途中から、M岡さんの自宅にあった鉄球を骨盤の動きによって持ち上げる練習をしました。
正座をしながら骨盤を反ることで、膝のほうに重心が移動すると共に身体全体が上前方に向かう力が生まれ、その動きが上肢に伝わることで、重たい鉄球も楽に持ち上げることが出来ました。
私が今まで骨盤を動かそうと思うときに意識していた部位よりも下の、恥骨結合に近い部位を意識した方がうまくいくことが分かりました。
また、私の場合は骨盤を動かす前からすでに骨盤が後傾しているために、骨盤を反る動作を目一杯まで行なっても前方への力が働きにくかったことから、ニュートラルな姿勢の重要性も感じました。

ここ一週間ほど骨盤の反る・丸める運動を見直していたため、自分では改善出来たつもりだったのですが、まだまだ不充分であることが分かり、改めて骨盤を思い通りに動かすことの難しさを感じました。
骨盤の動きが曖昧であると全ての練習に遅れが出てしまいそうなので、反る・丸める以外の動作も含めてしっかりと復習しておきたいと思います。

骨盤の運動を行なっている合間に、順番に側臥位・腹臥位になってお互いの治療もしました。
いかに自分が体重をかけやすい姿勢で、相手の身体が伸びていく方向に押圧が出来るかという、ポジション取りに重点を置いて練習をしました。
私は胆経に緊張があったようで、そのラインに沿って押されると思わず声が出るほどの激痛でしたが、治療後に立ってみると足が軽くなりました。
治療を行なう際には、同じ経穴を押していても、経絡全体を意識することで身体に及ぼす変化に差が出ることが分かりました。
途中、無理に緩みを取ろうとして危うく関節技になりかけるという場面もありましたが、最終的には全員が楽になれたようで良かったです。

M岡さん、毎度のことながら自宅にお邪魔した上、練習に付き合ってくださってありがとうございました。
いつまでも半熟のままではいけないので、カスタード入りのお菓子も探しておきます。

活動報告02

健康維持互助会 2010.05.23
今月の健康維持互助会は、先日お伝えしたように私が企画担当で行ないました。
途中までは予定通り合気体操をメインに行ないましたが、準備不足で途中からメニューを思い付かなかったので、M岡さんに代わって指導して頂きました。
今まで勉強会では受け身であることがほとんどだったので、実際にやってみて人に教えることの難しさを痛感しました。
アドバイスをするにしても自分がそれを確信を持って出来ていないと、どのように改善すれば良いかという言葉が思い浮かばないので、練習の積み重ねと教えるための準備が必要であると感じました。

練習を行なう中でも、逆に他のメンバーから教えてもらうことのほうがたくさんありました。
今回はSRさんが聴講として初めて健康維持互助会に参加されており、私よりもずっと上手に合気体操を行なっておられたので、それを見本にして自分の動きを見直すことが多くありました。
K元くんからは、相手に押されていても外枠を保ったまま、相手との接点、肘、肩、鎖骨、胸部、腹部と順番に力が働いている場所を移動させていく稽古をつけてもらいました。
また、KMくんにはロッキングチェアを行なう上でのアドバイスをしてもらいました。
今まで漠然と腕を上げていたので上半身と下半身のバランスが悪かったのですが、骨盤の動きとの連動を意識して上げるということを教えてもらったおかげで、動きの全体像が見えるようになりました。

次回、担当になるときは私ももっとうまく指導が出来るよう、K野先生や先輩方がどのように勉強会を進めておられるか、教える側の視点からも見ておきたいと思います。
まだ自分自身の身体も使いこなせていないので簡単に指導が出来るようになるとは思いませんが、今は他のメンバーの苦手な部分をアドバイスすることによって一つでも多く改善することが「互助」につながると考えています。

来月の健康維持互助会の企画担当はKMくんです。
鍼灸科の勉強もあって大変だと思いますが、よろしくお願いします。

感想文13

観照塾 2010.05.22
昨日の観照塾では、ペットボトルを持った状態で技を掛けることにより、意識の使い方の重要性を学びました。
ペットボトルの中に入っている水が飛んでいくイメージで合気上げを行なうことにより、相手に向かう力の方向を意識しやすくなり、何も持たない状態より技を掛けやすくなることが分かりました。
また、より遠くを意識することで、自分自身の目線や身体の動きが変わり、実際に相手を大きく動かせることも分かりました。
稽古の中でK野先生に、相手の身体の動きの変化を丁寧に追っていけば、力や速度を使わなくても相手のバランスを崩すことや整えることが出来ることを教えて頂きました。
前腕を持って頂くと、自分で動かそうとする意志も引っ張られている感覚も無いのに、自然に行くべき方向に上肢が伸びていく状態を体感することが出来ました。
それらの体験から、「腕を動かそう」と頭で考えて腕を動かすのでは無く、意識の変化や相手から伝わる感覚によって自分の身体を動かせるようになることの必要性を感じました。
考えないようにする時点で考えてしまっているので、意識的でも無意識的でも無い能動的な動作というのは練習するのが難しそうですが、「適当に」という言葉の意味するところはやっと実感出来た気がします。

素晴らしいセンス

扇絵名品展

昨日は、大阪市立美術館で行なわれている「鴻池コレクション扇絵名品展」を観に行ってきました。
最初にチラシを見たときはどういう展覧会なのかピンと来ませんでしたが、「富嶽三十六景」などの浮世絵で有名な葛飾北斎の作品が展示されているということで興味を持ちました。
会場に入ると、北斎以外にも歌川国貞や酒井抱一といった有名な画家が絵を描いた扇が、およそ300点も展示してありました。
今まで扇を芸術品として意識したことは無かったのですが、これほど質が高い作品が多いと、扇いで風を起こすという本来の目的から離れても存在するであろう理由が分かりました。
どれも、扇という特殊な形状を生かした構図や色彩で描かれている素晴らしい作品ばかりでしたが、私は中でも北斎の「猪口とほおずき」が気に入りました。
扇の右寄りに小さな猪口があり、その中に浮いている赤いほおずきの実が、猪口の表面に描かれた精密な山水画の中の山に沈む太陽のように見えるという作品です。
構図といい繊細な筆づかいといい、絵の上手さは言うまでもありませんが、そうしたアイデアをさりげなく入れてあるところも私が北斎を好きな理由の一つです。
私にとっては初めて聞く名前でしたが、松本交山の「鶴/亀」や原羊遊斎の「蝶」も見た瞬間に引き付けられるものがあり、また好きな画家が増えました。
美術館に行くと、好きだった作品の絵はがきを買うようにしているのですが、今回は私が気に入った絵がどれも売られていなかったことは残念でした。
しかし、私が考えていた「絵画」の概念の外にも素晴らしい作品がたくさんあることを実感させてくれた良い展覧会でした。

一鳥一石

昨日は、枚方市方面のブックオフ巡りをしていました。
京阪電車で枚方くずは店・枚方市駅前店・寝屋川市駅前店・京阪京橋店の順番で回り、そこでJRに乗り換えJR鶴橋駅店に行きました。
さらに、JR鶴橋駅から地下鉄に乗り換えて、なんば駅南口店と大阪難波中店に寄ってから帰るという計画もあったのですが、体力的にも精神的にも疲れてきたので断念しました。

決めてある行き先と言えばブックオフぐらいしか無いので、後は途中で気になる場所や店があれば寄りながら、いくつもの駅前を歩き回っていました。
以前から、古本屋の有無に関わらず、電車に乗って、行ったことの無い駅前をウロウロするということは好きでした。
観光地を回るのも良いですが、駅前の商店街や住宅地を歩くと、その土地の文化や生活が伝わってきて、本当の意味でそこに行ったという気分になれます。
今回はブックオフに行くことが第一の目的だったので、降りた駅はほとんどが新しく作られた街並みで、これといった発見はありませんでしたが、枚方市の雰囲気も何となく分かった気がします。
今まで枚方市に行く機会はあまり無かったので、今度行くときは各駅停車しか止まらないような駅で降りて歩いてみたいと思っています。

古本の収穫に関しては、五店舗以上回って買ったのは本が三冊とCDが一枚だけだったので、決して打率が良いとは言えませんが、以前から探していた本が見つかったので良しとします。
往復の交通費を考えれば新品で買ったほうが安いのではないか、と言うツッコミは無しでお願いします。

感想文12

観照塾 2010.05.15
昨日の観照塾はK野先生がお休みでしたので、M岡さんを始めとする先輩方に教えて頂きました。
内容は、合気体操とそれを応用した合気上げだったので、先月と比べても特別に新しいことはしていないはずなのですが、また色々と新しい発見がありました。
私は今まで、ロッキングチェアでは、身体が前方に行くときに骨盤が前傾し、後方に行くときに後傾するように動いていましたが、それが逆であったことが分かりました。
と言うよりも、骨盤の反る・丸める運動が、私が思っていた動きと違ったというほうが正しいかも知れません。
以前にも、薄筋の重要性や、坐骨結節と踵が近付くイメージを教えて頂いていたのに、それが全く活かせていませんでした。
また、相手に腕をつかまれた際に、相手との接点がうまく作れていないことも教えて頂きました。
強く握られているときは気付きませんでしたが、軽く持たれた状態だと接点が簡単にずれてしまい、技を掛ける段階までいきませんでした。
たとえ狭い範囲でもきちんと接点が作れていれば相手と繋がることが出来ると分かったので、常にその点を意識しておく必要があると感じました。
どんどんするべきことが増えてしまっていますが、一朝一夕で身に付くとはとても思えないので、少しずつでも前進出来るように練習していきたいと思います。

五月例会について

先日も当ブログでお伝えしましたが、今月の健康維持互助会の企画は私が行ないます。

前半:合気体操の復習
後半:正経と奇経を用いた治療
前半に合気体操をしながら、それぞれがどの経絡の動きが悪いかを診ておき、後半にその経絡を治療することによって、体操の動きにどういう変化が出たかを確認するという流れで行なう予定です。

合気体操も治療もこちらが教えて欲しいくらいなので、図らずともあること無いことを口走るかと思いますが、自分をしっかり持って臨んで頂けると助かります。
必要な物は特にありませんが、経絡の名前と大まかな走行を見直しておいてもらった方が話がしやすいかと思います。
それでは、よろしくお願いします。

意匠ダンス

今日は、K元くんと一緒に、M岡さんの自宅にお邪魔しました。

到着するとまず、M岡さんの持っておられる様々な種類の刀剣を見せて頂きました。
私も最近、木刀を購入したのですが、持ち比べてみると、良い品物は先まで通っている感じが違うことが分かりました。

次に、側臥位の患者の身体を緩める治療法を教えて頂きました。
M岡さんに押さえて頂くと頚椎の中心まで通じる感覚がありましたが、相手の中心を捉え、かつ両手の間の繋がりを維持し続けるというのは非常に難しかったです。
意識して揺らすのではなく、相手の動きに合わせて付いていくということは分かっていても、私が行なうとなかなか身体を伸ばし切るところまでいきませんでした。
治療によって、差し入れとして持っていったプリンのような臀部にすることが最終的な目標でしたが、結局そこまで至りませんでした。

患者役と治療者役を一通り交替した後は、合気上げを行ないました。
お互いに合気上げを行なっている内に、相手を自分の思い通りに動かすことがメインになり、途中からダンスに変わりました。
仙骨の上に手を当てて一定の間隔で合気上げをされると、自分では動くつもりが無くても、いつの間にかサンバのリズムで踊っていました。
しばらく三人で踊り続け、息切れし始めたところで、今回の勉強会を終了しました。

M岡さん、今日はお土産まで頂いて本当にありがとうございました。
こちらも治療でお返しが出来るよう、今日教えて頂いた治療法を練習しておきます。

感想文11

観照塾 2010.05.08
昨日の観照塾前には、I尻さんに竹刀の振り方を教えて頂きました。
息を思い切り吸い込んで、臨界点に達したところで一気に吐き切ることで、無理な力を入れること無く竹刀の上げ下ろしが出来ることが実感出来ました。
繰り返し竹刀を振っている内に、呼吸に合わせて体を動かすということは、私が考えていたよりもずっと自然なことだと感じるようになりました。
私は学生の頃、テニス部に所属していたのですが、その時は誰に教えられた訳でも無く、息を吸いながらラケットを振り上げ、息を吐くと同時に振り抜いていたことを思い出しました。
どうしても剣を振るとか、合気道の技を掛けると考えると、それぞれに特別な技術や鍛錬が必要だという感覚がありましたが、目指すべき方向はもっとシンプルであることが分かりました。
一方で、観照塾ではI川さんに横隔膜が上がっていないと指摘して頂いて、呼吸という基本であるはずの動作を自分が思ったようにコントロールすることの難しさも、同時に感じました。
これから当分の間は、呼吸に意識を置いて様々な練習に取り組んでいきたいと思います。

回想まつり

今年のゴールデンウィークの前半は、京都府福知山市にある実家に帰省していました。
することと言えば、竹の子や山菜を採りに行ったり農作物に水をやるくらいで、後は本を読んだり映画を観たりとだらだらして過ごしました。
あえて書くとすれば、普段はそれほど大食するほうでは無いのに、なぜか山菜御飯となると異常に食べる量が増えることが多く、今回も五杯以上おかわりしたということくらいです。
最近、休日は出掛けることが多く、「何も予定が無い日」というのが少なかったので、久しぶりにゆっくりさせてもらいました。

実家から帰ってきた翌日は、友人と鳥取県に旅行に行きました。
鳥取砂丘には小さいときに一度行ったはずなのですが、ラクダが居たという記憶しか無く、これほど砂丘の規模が大きいとは思いませんでした。
鳥取県の観光をした後は、兵庫県香美町にある旅館に宿泊しました。
砂丘を始めとしてたくさん歩きましたが、旅館内の温泉のおかげで疲れが残ることもありませんでした。

次の日は、たまたま旅館の近くで行われていた「第3回今子浦わかめまつり」に参加しました。
祭りと言っても神輿や屋台がある訳では無く、ワカメを刈ったり洗ったり干したりと、保存できるようにするまでの過程を学ぶことが出来ます。
ワカメをしゃぶしゃぶとして振舞ってもらえるのですが、新鮮なワカメだとそれだけで食べても非常においしかったです。

日本海には年に数回は行っていますが、今回は気候が良かったためか海が特に綺麗に見えました。
デジカメで海の写真を何枚か撮ったので掲載しようかと思ったのですが、実際の景色とは程遠かったので止めておきます。
帰りには出石町に寄って手打ちそばを食べたり、お土産に饅頭を買ったりと、今思えば食道楽のゴールデンウィークでした。


全く需要が無さそうですが、おまけとして竹の子の掘り方とワカメの刈り方を紹介しておきます。
竹の子を見つけたら、まず竹の子の反っている方向を確認します。
先が向いている側で親竹の地下茎とつながっている可能性が高いので、そこに鍬を入れればテコの原理を利用して楽に掘ることが出来ます。
竹の子が生えている場所にも因りますが、実際にやってみると根本から綺麗に掘るというのはなかなか難しいです。
ワカメは岩の側面に生えていることが多いので、上から柄の長い鎌のような道具を使って根本から刈ります。
後は、刈ったワカメを海中に落とさないように注意して引き上げるだけです。
ここまで書いておいて言うのも何ですが、竹の子を掘るにしてもワカメを刈るにしても、一番大切なのはそれらを見つけられることだと思います。
ちゃんと見分けられるなら、採り方はさほど大きな問題ではありません。

 

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