感想文43

観照塾 2011.01.29
昨日の観照塾では、歩法を学びました。
最初に、「吸って・吸って・吐く」のリズムで呼吸をしながら、重心をぶらさずに足を運ぶ練習をしました。
さらに、そこに手の動きを付けての技を教えて頂きましたが、基本的な歩法も出来ていない私にとっては真似をするのも難しいものでした。
意識すべき点が多すぎて、どうにも纏まりきらないので、とりあえず呼吸だけに注目して、上肢や下肢の動きと繋がることを目標として練習しました。
それから、舟を漕ぐように、扇子を回すように、板をひっくり返すように、大玉を転がすようにと、色々と手の動きを変えながら合気上げを行ないました。
どんな動きであっても、呼吸や全身の動きとして繋がっていれば、そのまま技として成立することが分かりました。
ただ、最終的に繋がっていく場所は同じでも、通る経路が違うためなのか、私が行なうと技の掛かりやすさに大きな差がありました。
そうした外面に現れる差異は、その時々の身体の繋がりを感じるために、あるいは普段の身体の使い方の癖を見直すために重要であるように思いました。



稽古終了後には、K野先生の還暦を祝しての新年会がありました。
うどんすきを美味しく頂きながら、色々な話ができ、それぞれの自己紹介を聴かせて頂き、最後には漫才まで披露して頂き、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
会を企画・進行して頂いた皆様、昨日はありがとうございました。

二息補講

今日は、M岡さんの自宅にお邪魔して、呼吸を始めとする動作について教えて頂きました。

最初に、呼吸をしながら体幹や上肢を動かしたり、鉄の棒を持ちながら、息を吸ったときや吐いたときに身体に起こる影響の特徴について体感しました。
吸息では、督脈を始めとする陽経の経路に沿って、骨盤から上では上方へと力が伝わり、それによって上下方向に体幹を伸ばしたり、上肢を上げたりする作用が起こってくることが分かりました。
呼吸によって上肢を上げるときは、指先から陽経を通って背部に回り下部腰椎に集まっていくように意識を通すことで楽に上がり、その状態を維持することが出来ました。
一方、呼息では、任脈を始めとする陰経に沿って下方へと力が伝わることで、吸息時と反対の作用が起こり、それを丹田に収めることが出来ると、そこを基準として動作の自由度が増すことが分かりました。
また、吸息と呼息という相反する動作を、0か100かで使い分けるのではなく、弱めに吸いながら上肢を下ろすといった使い方も時には必要であることが分かりました。

それから、椅坐位で呼吸の観察をしました。
上半身を脱力しきった状態で息を吸い、督脈を意識すると、骨盤の前傾とともに、下のほうの脊椎から順番に噛み合っていくような感覚があり、それが後頭部まで繋がることが分かりました。
その際は、脊柱の湾曲に沿って、骨盤の前傾や後傾が緩やかに繰り返されていることが分かりました。
私は今まで呼吸による骨盤の動きを、前傾か後傾かの二通りだけで考えてしまっていたので、合気上げなどをする上で、想像している動きと実際に起こる動きが一致しない部分があり気になっていたのですが、その疑問が解けてスッキリしました。
また、私は今まで骨盤を仙骨下部を支点として動かしていたのですが、仙骨上部に支点を置くことで、鼠径部を開くことなく動作を行なえることが分かりました。

その後、合気体操を行なうと、いずれも、それまでに学んだ呼吸や動作と共通するものばかりであることが、よく分かりました。
それ以外に印象に残った点としては、足底の感覚の大切さを感じました。
足趾の付け根を押圧すると、数ヶ所に泣きたくなるくらいの激痛があり、如何に足に意識が無かったかが分かりました。
地に足がしっかりと付くようになるだけで、「ロッキングチェア」や「天地人の串刺し」を行なったときの、全体的な動きが変わってしまったことに驚きました。

それから、ベッドで横臥位になっての治療を教えて頂きました。
片手を相手の腰部に、もう一方の手を肩部に当てて、相手の身体を揺らしたり伸ばしたり縮めたりしながら、身体の繋がりを改善させる施術を行ないました。
これらの動作も呼吸に合わせて行なうことが大切で、息を吸ってから吐き切るまでの意識をきっちり保つことで、左手と右手、あるいは骨盤と上肢の動きが協調してくることが分かりました。
また、それによって相手との呼吸も合い、治療において大きな影響があることが分かりました。

M岡さん、今回はとりわけ呼吸に焦点を絞って指導をして頂き、本当にありがとうございました。
その時々の私に必要な内容をカバーできるように勉強会を構成して頂き、いつも感謝しています。
今日、教えて頂いた内容を参考にして、来月の健康維持互助会に向けて企画を考えていきたいと思います。

体験記04

センタリング呼吸法セミナー 2011.01.24
昨日の呼吸法セミナーでは、椅子に座った状態での腹式呼吸法を教えて頂きました。
まず、姿勢を変えることで、呼吸のしやすさにどのような変化があるかを観察しました。
膝関節、足関節の角度によって骨盤の可動域に影響が起こり、骨盤の傾きによって腹部への空気の入り方に差が生じることが分かりました。
呼吸にこれほどの影響を及ぼすことを考えるだけでも、普段からの姿勢が如何に大切かを感じました。

それから、両手を丸くした状態で、仙骨、肋骨、鎖骨などに当てて、呼吸を行なっている際にそれらの部位にどのような動きが起こっているかを観察しました。
先ほど確かめた良い姿勢で呼吸をすると、思っていた以上に仙骨や大転子が動いていることに驚きました。
そして、手の形や置く位置を色々と変えながら、呼吸にどのような変化が出るかを観察しました。
指先を先のほうに伸ばす場合と、自分のほうに引く場合では、手の形によって、体幹との繋がりが大きく変わってくるということが分かりました。
また、息を吸いながら前後、左右に重心をずらして、吐きながら中央に戻すという動作を行ないました。
合気体操の「亀と鳥」や「天地人の串刺し」といった動きが、呼吸に伴う身体の動きと一致しているということを改めて感じました。

今回は椅座位での練習だったので、坐骨結節に体重が掛かり、立位よりも重心の移動が分かりやすくなりました。
特に、骨盤が後傾しやすい私にとっては、前傾させておくことの重要性を強く感じました。

M岡さん、昨日は「健康維持互助会」「呼吸法セミナー」「施術練習会」と、長時間にわたって指導をして頂き、ありがとうございました。
ここ最近の稽古を通じて、改めて呼吸法の大切さを感じたところだったので、昨日に教えて頂いた内容を振り返って練習しておきたいと思います。

活動報告09

健康維持互助会 2011.01.23
昨日の健康維持互助会の企画担当は、K元くんでした。
今回の内容は、K元くんが職場で行なっている椅座位での治療を中心として行なわれました。

まず、椅子に座っているモデルの方の身体の状態を色々な方向から観察しました。
前面から診たときは右肩に比べて左肩が下がっているように思えても、後面から診ると実は右肩のほうが高く、体幹が回旋して左肩が前方に出ていたために、そのように見えていたということもありました。
様々な角度から診て確かめることの重要性を感じるとともに、私が身体を立体的に診れていないということが分かりました。

それから、その姿勢になると、どの部分が縮んでいるか、あるいは伸ばされているかを、自分自身で感じながら考察しました。
実際に姿勢を真似してみたり、触診をしたり、モデルの方の骨盤や大転子の位置をずらして全体の変化をみたりしました。
見たときに想像した感覚と、実際に姿勢を真似たとき、触ったときに感じた感覚とは、一致する部分もそうでない部分もあり、そうした差異を減らしていくことの必要性を感じました。

そして、10分間という制限を設け、その中で、それまでに確認したモデルの方の身体のアンバランスを改善するための治療を行ないました。
改善したいと思う場所はあっても、実際に全体のバランスを整えていくということは、時間制限とは無関係に難しいものでした。
メンバー全員が自分なりに施術を行なった後、K元くんに治療の実演を見せて頂きました。
骨盤を始めとして座っている姿勢を改善することで緊張を緩めていく治療とともに、患者に変化を感じてもらうための語りかけが多く、私が普段に行なっている施術との差を感じました。

その後、M岡さんに、前半の内容に加えて、呼吸に重点を置いた診察および治療法を教えて頂きました。
モデルの方に大きく呼吸をしてもらうことで、腹部や胸部だけでなく、上肢にまで伝わる動きが分かりやすくなり、その伝わり方の大きさや早さを観察することで診断を行ないました。
私は身体のバランスを診るというと、左右の外見の違いばかりに注目していましたが、呼吸という指標をもって診ることで、ずっと多くの情報を得られることが分かりました。
必ずしも緊張している側の上肢を施術しなくても、反対側の上肢を把持して角度を変えるだけで、呼吸によって緩む位置に戻っていく方向を見つけられることも分かりました。
また、施術を行なう際の姿勢や動作においても、自分自身の呼吸が入りやすいかどうかが最も重要な基準となることが分かりました。
練習をする中で、呼吸の入らない方向に伸ばしたり、力で無理に引っ張ったりしてしまい、モデルの方のバランスが却って悪くなってしまうという失敗も多々ありました。

M岡さん、K元くん、昨日は実践的な勉強会を企画して頂き、ありがとうございました。
私がいかに全身を診て治療を出来ていなかったが分かり、とても勉強になりました。

来月の健康維持互助会の企画担当は私です。
メンバーの皆様にとって有意義な勉強会となるように、具体的な内容を考えておきたいと思います。

感想文42

観照塾 2011.01.22
今日の観照塾では、歩法を中心とした練習を行ないました。
踵を基点とした足部の方向転換、呼吸の働きによる脚の上げ下ろし、体幹の軸の回旋に伴う股関節の外旋といったように、注目する点を変えながら歩き方の変化を観察しました。
それらを骨盤を基点として行なうことが出来るようになると、安定した歩行動作が生まれるように思いました。
歩法で学んだ動作は、移動の有無に関わらず、合気上げに共通する部分が多分に含まれていることが分かりました。
また、私は呼吸をする際に腹側の意識が強いため、胸部や肩部に緊張が入ってしまうことが多かったのですが、空気を背側を通して上げていくことでその状態が改善することが分かりました。
さらに、両手は指先を折り込んだピースサインをしながら、自ら上肢の関節を固めていくことで、小腸経を始めとする陽経の繋がりが分かりやすくなりました。
息を吸うと、仙骨の前方への傾きと、背部が下方から順番に起きていく動作が同時に起こり、それに伴って上肢も自然に上がることが分かりました。
今日の稽古で、呼吸とそこから起こる一連の動きを、以前とは別の視点で実感でき勉強になりました。
それによって、腹式呼吸が充分に出来ていないことが明確に分かったので、普段から意識して改善していきたいと思います。

本の紹介10

暦読本

『文科系のための暦読本』

著者 上田雄
発行所 彩流社

私たちが日頃なんの疑問も持たずに、当然「そこにあるもの」として使っているカレンダーは、空気のような自然のものではなく、普遍的なものではない。
私たちは、年月日については、世界各地でいろいろな測り方(ルール)があり、それによってカレンダーもみな違っているのだ、ということをまず知らねばならない。
~暦のルール


この本では、暦がどのようなルールで作られているか、そこに至るまでにどのような歴史を辿ってきたか、について分かりやすく説明されています。
天体の動きは、整数で割り切れるほど単純な周期になっていないので、その誤差を修正するために古くから様々な工夫が行われてきたようです。
その過程をみると、学問の進歩であったり、生活の変化であったり、為政者の思惑であったりと、暦がその国の文化や歴史を大きく反映していることが分かります。
現在、日本で使われている暦における正月や正午といった基準も、単なる便宜上の「決めごと」でしかないことに気付かされ、考えていた以上に曖昧なルールの上で社会が回っていることを面白く感じました。
暦は陰陽五行説とも関係が深いため、東洋医学の古典を理解する上でも、暦についてもっと勉強しておきたいと思いました。

感想文41

観照塾 2011.01.15
昨日の観照塾では、歩法を生かした技を学びました。
最初に、立位で股関節の動きを観察しながら、左や右または前や後ろに片足を移動させる練習をしました。
骨盤の動きとしては、合気体操の「天地人の串刺し」や「ロッキングチェア」と同様であるように思いました。
また、歩法の中で最も基本だと思っていた前進が、前後左右への移動を組み合わせた斜め移動をさらに繊細に行なう応用であることが分かりました。
それから、両手あるいは片手を持たれた状態で相手を転ばせる技を学びました。
技を掛ける準備段階として、息を吸いながら、自分の身体とともに周りの空間を広げるイメージで上半身を広げ、相手を浮かせる練習をしました。
その状態を切らさずに相手を動かすためには、歩法でも練習した股関節の動きが不可欠であることが分かりました。
また、手や股関節といった特定の部位から動かそうとした瞬間に、身体の使い方や広げたイメージが小さくなってしまうために、丹田に意識を置いておくことが重要になってくることが分かりました。
今回の稽古で、私が歩法を始めとする片側の骨盤の動きが重視される運動を思ったように行なえないのは、まだ骨盤を単純化された動作でしか動かせていないことが一因であるような気がしました。
より柔軟な動きに対応できるように、骨盤の動きを見直しておきたいと思います。

和歌作り

日本の正月に馴染みの深い遊びとして、百人一首があります。
私も正月に家族とかるた取りとして遊んだことがあり、また、小中学校の教材としても扱われていたことを覚えています。
一般的な遊び方は、読み手が「読み札」を読み上げ、取り手が下の句だけが書かれた「取り札」の中から読まれた札を探して、何枚取れるかを競うというものです。
当然、歌を覚えているほうが、読み手が読み終わる前に「取り札」を取ることが出来るため、競技では有利になります。
ここで百人一首の全ての歌を紹介するという試みは無謀極まりないので、私が覚えている歌の中から三首だけ紹介します。

ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ

紀友則


<歌意>
日の光がのどかに差している春の日に、心が落ち着かないので桜の花が散っているのであろう。

「ひさかたの」が「光」に掛かる枕詞になっています。

桜の花びらが散っていく様子を擬人化した歌で、春に特有のワクワク感が伝わってくるような気がします。
この歌は、何となく音の流れが好きだったので、意味を知らないまま覚えていました。

大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天橋立

小式部内侍


<歌意>
大江山を越え、生野を通って行く丹後への道のりは遠いので、まだ母のいる天橋立の地を踏んでおらず、母からの手紙も見ていません。

「行く野」と「生野」が、「踏み」と「文(手紙)」が掛詞、「踏み」と「橋」が縁語になっています。

私の実家の近くの地名が三箇所も出てくるため、私にとって、とても身近に感じられる歌です。
説明が長くなるので割愛しますが、この歌が詠まれたエピソードを知ると、作者の類まれなる才能に感心させられます。

かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを

藤原実方朝臣


<歌意>
私がどれだけ恋い慕っているかを言うことは出来ないのだから、あの伊吹山のさしも草のように燃え上がる思いを、あなたはご存じないのでしょう。

「言ふ」と「伊吹」が掛詞、「さしも草」が「さしも知らじな」に掛かる同音反復の序詞、「燃ゆる」と「さしも草」と「火」が縁語となっています。

「伊吹山」は岐阜県と滋賀県の境にある山の名前で、現在でも灸に用いるもぐさの産地の中で最も有名です。
この歌が詠まれたのは平安時代ですが、お灸が現在よりももっと身近な治療法であったことが想像されます。

単に音として聴いても綺麗な歌ばかりですが、そこに込められた意味を知ると、様々な発見があって面白いものです。
短い文の中に沢山の思いや意図や遊び心を詰め込むために、助詞の一文字まで細心の注意を払って詠まれていることが伝わってきます。
私も、文章を書くときは一文字一文字の使い方を大切にしていきたいと改めて思いました。

<参考文献>
『原色 小倉百人一首』 著者:鈴木日出男/山口慎一/依田泰 発行所:文英堂

天橋立

感想文40

観照塾 2011.01.08
今日の観照塾では、股関節の使い方に重点を置いて練習しました。
最初に、基本的な歩法のやり方を教えて頂きました。
脚が前に出る動作は、体重の偏りが臨界点まで達したときに、バランスをとるために自然に起こることが分かりました。
移動の際に重心をぶらさないようにするためには、股関節の使い方が重要であることを教えて頂きました。
足部を上げようとするのではなく、骨盤の前後左右の動きの組み合わせによって下肢が上がると、鼠径部を開くことなく歩けることが分かりました。
それから、歩法で学んだ股関節の使い方を意識しながら相手に技を掛ける練習をしました。
呼吸によって相手を浮かすことが出来たら、股関節の立て替えによる力が上半身へと伝わっていくことで、相手のバランスを崩せることが分かりました。
そうした練習を通じて、改めて呼吸の大切さを感じました。
吸気時に腹側を上がってきた圧力が、呼気時に背部から上肢の後面を通って行くように意識して行なうことで、前方に向かう力が生まれることが分かりました。
また、今まで呼吸では吸気に意識がいきがちでしたが、息を吸う前に充分に吐いておくことの大切さを感じました。
呼気とともに接点での実感が無くなることで、相手と繋がりやすくなり、自然に吸気へと移り変わっていくことが分かりました。
呼吸や歩行といった身近な動作を、もっと丁寧に観察していきたいと思いました。

体験記03

M岡さんの自宅での勉強会の後、K野先生に許しを頂いて、芦屋で行なわれた呼吸法中心塾を見学させて頂きました。

今回は、股関節を中心とした全身の動きの連動を教えて頂きました。
座位で足を伸ばした状態で、骨盤の12時6時や3時9時の動きを行ない、それによって足関節や膝関節にどういう動きが起こるのか観察しました。
余計な力が働いていなければ、それだけで「歩く」動作と同様の状態になることに驚きました。
私は、今まで「歩く」という動作を、関節の個別の動きの複合として考えてしまっていたことが分かりました。
こうした観察が、歩きかたを診たときに、その方の身体の状態を推測する上でも非常に重要であることを感じました。

その後、手を膝の上に置いたり上方に伸ばしたりしながら、さらに上肢の動きとの連動を観察しました。
骨盤の動きによって、脊柱を通して上肢帯まで動きが伝わり、指先の方向にまで変化が起こっていることを感じました。
その変化の程度は、体重の乗っている位置や、首の向きによって大きな影響を受けていることが分かりました。

それから、帯を使って、自分の下腿部を縛って縄抜けの練習をしました。
足先に力が入ると余計に制限が強くなるのに対して、股関節の動きによって膝をすり合わせる動作が起こると、自然に縄が抜けてしまうことが分かりました。
また、帯で自分の身体のあちこちを叩きながら身体の緊張をほぐしたりもしました。
叩き方や意識を少し変えるだけで、力が身体のどの深さまで伝わるかが変化することを感じました。

今回、中心塾を見学させて頂いて、身体を連動して動かすために、力が抜けているということが如何に重要であるかを感じました。
無理な力が入っておらず、流れを妨げている部位が改善できていれば、自然に連動が起こっていることが分かりました。
また、参加されている方々の姿勢や身体の使い方を見せて頂き、話しておられる内容を聞かせて頂き、その高度さに驚かされました。

K野先生、そして参加されている皆様、先日は突然のお願いにもかかわらず、見学を快く受け入れてくださり、本当にありがとうございました。
今回の勉強会は、自分自身の現状を見直す上での、とても良い経験になりました。

無に得る

昨日は、M岡さんの自宅で、引き続き柔術を取り入れた施術の方法を教えて頂きました。

最初に、相手にタオルを握ってもらい、タオルを介して相手を根元から引く練習をしました。
タオルを引きながら捻ると、相手の接点の緩みが取れ、自然に引き寄せることが出来る方向があることが分かりました。
四肢の長軸方向の伸び縮みは直線的ではなく螺旋を描いて行われるため、それに沿って伸びる方向へ導くことが出来たときに、体幹まで自然に繋がるように思いました。

タオルを相手が着ている服に持ち替え、服の前後上下左右や回転の動きが相手の体幹にどのような影響を与えているかを観察しました。
右回りと左回りでも、楽に回っていきそうな方向と詰まってしまいそうな方向があり、それらの三次元的な合成によって相手のバランスを崩すことも整えることも出来ることが分かりました。

それから、片方の手で相手の手関節を、もう一方の手で相手の肘関節を把持し、相手の上肢の繋がりを改善させる施術を教えて頂きました。
相手の首まで固めた状態で、肘関節にある手で首への繋がりを途切れさせないように「攻め」を行ない、手関節にある手で伸びていく方向に「引き」を行ないました。
両手はあくまで相手の上肢が伸びていく方向を支えるための補助であり、「動かそう」とした途端に無理な力が入り、本筋から外れてしまうことが分かりました。
私はなかなか相手の身体を立体的に診ることが出来ず、平面的な動きに結び付けようとする傾向がありましたが、実際に起こっている動きは思っていた以上に複雑であることを感じました。
相手の首と繋がっている「実感が無い」状態になったときは、再び繋げ直したり、方向をずらしたりと、細かく軌道修正をしていく必要であることが分かりました。

また、関節によって形状や動きに差があっても、この一連の流れは他の部位においても同様であることが分かりました。
肩関節でも同様の施術を練習しましたが、途端にどうやったら良いのか分からなくなり、基本を身に付けることの大切さと応用することの難しさを感じました。

M岡さん、昨日も多くのことを学ばせて頂き、ありがとうございました。
年末から続けて教えて頂いたお陰で、施術の大まかな流れは掴めたような気がします。
一見単純そうに見える動きにも、刻一刻と変化する身体の動きに対応するために、常に両手の「引き」と「攻め」によって微妙な調節がされていることが分かりました。
すべきことが分かっても出来ないというのは、手が届きそうで届かない机の下の消しゴムのようでもどかしいですが、これから練習して少しずつ上達していきたいと思います。

新年あけましておめでとうございます

新しい年が明けたからといって、このブログに関しては、これといった変化は無さそうです。
そろそろ寒天に関する有用な情報が得られるのではないか、駄洒落の最高傑作が発表されるのではないか、合気道の極意に近付けるのではないかといった過度の期待は禁物です。
いつまで経っても、役に立つのかどうかさえハッキリしない文章が淡々と続いていることでしょう。
その積み重ねが、読んで頂いている方や私自身にとって、どういう意味をもたらすのか私は知りません。
ただ、そうした流れの中で生じる些細な変化を、寛容な心でもって汲み取り、楽しみながら読んで頂けたなら幸いです。
それでは、今年もよろしくお願いします。

 

Template Designed by めもらんだむ RSS
special thanks: Sky RuinsDW99 : aqua_3cpl Customized Version】