感想文57

観照塾 2011.05.28
昨日の観照塾では、剣術の稽古がありました。
最初に、三学の動作を行なう中で、重心の移動や足捌きの方法を教えて頂きました。
上半身においては向いている方向や剣の位置が変わっても、腹側の伸びや肋骨の締めを保つことが重要だと分かりました。
肋骨が締まった状態であると、腹筋を収縮させることなく、骨盤の動きと対応して、肋骨の回旋や剪断が起こることが分かりました。
同様に、肘の位置や、両手の小指側への意識も、それらと連動して起こっていることが分かりました。
それから、袋竹刀を、相手の手首や袋竹刀に当て、そのまま前に進む練習をしました。
接点をずらさずに息を吐くことによって相手を引き寄せられると、相手からの抵抗が弱くなったように感じる位置があり、その状態から息を吸って進むと、楽に相手を押し返せることが分かりました。
その動作を一打三足で行なうと、骨盤を立て替えずに同側の脚で進めるため、繋がりを途切れさせずに前進しやすくなることが分かりました。
技を受ける側では、接触のタイミング次第で、虚を突かれたように相手のほうに吸い寄せられたり、まだ当たっていないのに当たったように感じてしまうことに驚きました。
これから、骨盤と肋骨の動きの関連性を意識しながら剣を振る練習していきたいと思います。

酷使夢想

私は、小説や漫画を読んだり、映画やドラマを観たりして、自分が考えもしなかったアイデアや驚くような展開に触れたとき、感動すると共に、そのような機会を与えてくれた作者に感謝の気持ちでいっぱいになります。
その反面、作品によっては「こうすればもっと面白くなりそうなのに」と思うことも時々あります。
他人が時間や労力を掛けて作り出した作品を受け取れるというのは幸せなことですが、それだけでは、想像力を「消費」してばかりで「生産」していないような気がして物足りなく感じているのかも知れません。

私は学生の頃、たまに、鉛筆やボールペンを使ってノートに漫画を描いたりしていました。
しかし、頭の中では傑作だと思うアイデアも、実際に紙の上に表現した途端につまらないものに感じてしまい、途中で投げ出してしまうことがよくありました。
想像力は際限なく広がりますが、媒体を介した瞬間にその形でしかなくなってしまうことが、残念な気がしてなりませんでした。
画力や構成力といった技術面の不足も大きいのでしょうが、私が好きな作品を思い出してみると、他人を感動させる力というのは必ずしもそれだけで辿り着けるものでは無いように思います。
元々のアイデアが優れているのはもちろん、それを劣化させず、あるいはさらに昇華させて表現できる能力と意志を持っていてこそ「名作」と呼ばれる作品を産み出せるのでしょう。

「漫画の神様」と称される手塚治虫は、生涯にわたって700作を超える漫画作品を残したそうです。
手塚治虫漫画全集に収録されている作品は大体読みましたが、クオリティの差こそあれ、手抜きを感じる作品はひとつもありませんでした。
手塚治虫の人生も常に上り調子だったわけではありませんでしたが、その時代に合わせて他の漫画家の作風を柔軟に取り入れ、晩年まで第一線で活躍しました。
思い付いたアイデアをひとつの形として残すまでの苦労を思うと、それを継続し、名作と呼べる作品を産み出し続けた熱意には感心するほかありません。

最近は、紙に漫画を描こうと思うことはありませんが、以前に思い付いたシナリオの続きをつい考えてしまうことはあります。
頭の中で端が見えないほどに広がった大風呂敷は、一体いつになれば畳めるのか、私にも見当が付きません。

海と山

体験記08

センタリング呼吸法セミナー 2011.05.22
呼吸法セミナーでは、引き続き腹筋の力を抜くことの大切さを教えて頂きました。
先ほど教わったことを思い出しながら、仰臥位で腹式呼吸を行ないました。
膝の角度や座布団の位置を変化させながら、呼吸の入り方や骨盤の動きを観察しました。
下腹部への空気を充分に入れるためには、骨盤の可動域を充分に生かすためには、私が思っていたよりももっと前傾した位置から始めた方が良いことが分かりました。

また、肋骨上部や下部を帯で縛って呼吸の入り方を観察しました。
肋骨の側方は呼吸によって締め付けが強くなることを感じることが出来ましたが、後方はほとんど感じられず、意識の薄さを実感しました。
呼吸を大きく入れる部位を意識しながら変えていくことで、左右差が減少し、後方では脊椎まで伝わっていることを感じることが出来ました。

それから、側臥位になって同様に腹式呼吸を行ないました。
呼吸によって前方・後方と揺れることで、前後の臨界とその中央の位置を観察しました。
私が思っていた中央はかなり前方寄りだったようで、肋骨が垂直に立つようにして寝ると、最初は後方に倒れそうな不安定感を感じました。
骨盤や肋骨が床に付いている部分を感じながら繰り返し転がっている内に、中央に戻りバランスが取れていくことが分かりました。

セミナー終了後はM岡さんに、治療法と関連させて教えて頂きました。
側臥位で上肢を把持し、関節を動かすことによって、全身の繋がりを観察しました。
それから、繋がりが悪いように感じる部位を直線上に置き、その両端を両手で伸展させることによって動作を改善させる練習をしました。
その際は、その経路が広がる方向では無く、集まる方向に四肢を動かしていくことで、緩めたい部位に伸展するための余地が生まれ、そこから緊張を緩和できることが分かりました。
私が普段意識できていないためにそう思うのかも知れませんが、広がる方向に対して集まる方向が如何に限られているかを感じ苦労しました。
同じ関節でも伸展を行なう度に可動域や繋がりの悪い部位が変化し、状態が目まぐるしく変わっていくことを面白く思いました。

呼吸法を指導して頂き、治療法を教えて頂く中で、身体が楽になっていくことを感じながら学ぶことが出来ました。
M岡さん、アシスタントのK元くん、KMくん、先日は充実した時間をありがとうございました。

活動報告13

健康維持互助会 2011.05.22
昨日の健康維持互助会の企画担当はSRさんでした。
テーマは「肋骨の締め」で、腹式呼吸を中心に教えて頂きました。

最初に、仰臥位での腹式呼吸を行ないました。
腹部に息を吸い込んだ状態から、すぐに胸部に吸い上げるのではなく、保息したまま腹部の張りを緩めていく練習をしました。
下腹部への吸い込みに伴って前傾していた骨盤が、腹部が緩んでいくのと平行して後傾方向に転がり、全体としては下方へ引き寄せられていた身体が上方へ揺り戻される動作が起こることが分かりました。
また、骨盤が後傾していく動きに伴って腰椎が床に押し付けられ、それにより脊椎が丸くなり背部に張りが生まれることが分かりました。
さらに、その状態から横隔膜の中央を通るように意識して吸い上げることで、腹筋を緩めたまま上方への空気の移動が行なえることが分かりました。
私は今まで、胸部に吸い上げるときは筋力によって骨盤を後傾させていたために、腹筋に力が入り、背部が充分に押し付けられなかったことが分かりました。

それから、仰臥位のまま太極棒を持って「雑巾絞り」や「発勁」の動作を行ないました。
上から抵抗を加えてもらって行なうことで、吸息に伴う脊椎の反りが太極棒を引き寄せる運動に、呼息に伴う脊椎の丸まる動きが太極棒を前方に押し出す運動に、それぞれ対応していることが分かりやすくなりました。
そして、脊椎の丸みと肋骨の締めによる上肢の伸びによって太極棒を移動できると、楽に押し出せることが分かりました。

今回の勉強会で、自分で考えている以上に、様々な部位に余分な力を入れながら腹式呼吸を行なっていたことが分かりました。
M岡さん、SRさん、昨日は改めて呼吸を行なう上での大切なことを教えて頂き、ありがとうございました。

感想文56

観照塾 2011.05.21
今日の観照塾では、剣術や体術の稽古を通して、緩みを取ることの重要性を学びました。
相手との間に緩みがあると、接点がずれてしまい、自分の動きに相手が付いてくることは無く、うまく技が掛かりませんでした。
合気上げでは、相手を浮かせた状態から、徐々に揺れの幅を小さくしていき、自分の動きと相手の動きのタイムラグを無くすことで、緩みが取れることを教えて頂きました。
お互いの動きが完全に一致した状態では、下げても落としても切っても、自分の動きがそのまま相手に伝わることが分かりました。
相手に袋竹刀を当て、そのまま押す練習では、当たった瞬間からではなく、振り下ろす前から緩みを取ることを意識しながら行なうことが大切であることが分かりました。
そうした意識によって、常に剣との関連性を保つことができ、接触した反作用で自分自身が緊張してしまうことなく相手に向かえることが分かりました。
また、正眼の構えで前進するときに、相手の首元に付け続けるといったことも同様であるように思いました。
今まで緩みが取れた状態を、接点におけるズレが無くなることばかりに注目していましたが、今日の稽古では違った視点から感じることが出来ました。
それは、相手と気を合わせるという行為において、欠かすことのできない要素であることが分かりました。
これから、治療を行なったり、技を掛けたりする上で大切にしていきたいと思います。

竹比べ

私の自宅はアパートの一階で、隣の家との間には地面の部分があり、近くの竹林を通じて毎年のように竹の子が生えてきます。
先日、洗濯物を干すためにベランダに出てみると、竹の子が二本上がっているのが見えました。

竹の子がよく上がる年は隔年で訪れますが、今年は、私の近所の竹林は当たり年だったようです。
私はゴールデンウィーク中は実家に帰省していたのですが、自宅に帰ってきてみると、いつの間にやらベランダに一メートルを超える高さの竹の子が何本も生えていたので、慌てて蹴り倒しました。
しばらく目を離していようものなら、破竹の勢いで竹の子は伸びていきます。
毎日、目に見えて成長していく竹の子を見ていると、皮に覆われた小さな竹の子の内側から溢れてくる生命力に感心させられます。

台風や大雪では、大きな樹木でも倒れてしまうことがありますが、竹は柔らかくしなり、それらの力を受け流すため、折れているのを見たことがありません。
硬さと弾力を兼ね備えた性質から、また、内部の空洞や節を持つという独特の構造から、竹は生活に無くてはならない素材として様々な用途に用いられています。

他人事のように竹の子の成長を眺めていて、ベランダが竹林になってしまっても困るので、頃合いを見計らって二本ともスコップで掘り起こしました。
そして、掘った竹の子は、竹の子御飯や野菜炒めの材料として調理し、美味しく頂きました。
突如としてベランダに顔を出してくれる気まぐれな掘り出しものを、来年も楽しみにしておきたいと思います。

竹の子

感想文55

観照塾 2011.05.14
昨日の観照塾では、中心塾に引き続き肋骨の使い方に重点を置いて練習しました。
最初に、K野先生が剣を上げ下ろしする際の肋骨の変化を触らせて頂き、自分の動きとの相違を確認しました。
私はまだ肋骨の操作を、締める、緩める、上げる、下げるといった一方向での動きとしか捉えられていませんが、それだけでは呼吸によって剣を振るためには不充分であることが分かりました。
それから、合気上げや抜刀といった動作も、肋骨の締めが大きな役割を果たしていることを教えて頂きました。
合気上げにおいては、息を吐いて腹部をへこませる動作が吸い込みに相当し、そこから胸部に吸い上げることで相手を浮かし、その状態を保つことで様々な方向に相手を動かせることが分かりました。
抜刀の際は、剣を抜き始めて動きが詰まった段階から、剣の向きを変え肋骨を上げることで、上肢から体幹にかけて更なる伸びが生まれ、姿勢を崩さずに剣を抜けることが分かりました。
どちらの動作も、骨盤の動きによって起こる力を、肋骨の締めによって浮かせた上肢に伝えることにより実現できることが分かりました。
昨日は肋骨の動きに重点を置いて教えて頂き、それと関連する骨盤や頭部の動きから、全身の繋がりの見方が変わりました。
合気体操や太極棒など今まで教えて頂いた内容を、新しい視点で見直しておきたいと思います。

学習内容03

中心塾 2011.05.14
今日の中心塾では、肋骨の締めの重要性について学びました。
仰臥位で息を吐き切り、お腹をへこませた状態を保ったまま胸部に息を吸い上げるという練習をしました。
私は今まで「肋骨を締める」という動作を、肋骨を胸骨に引き寄せる動きとして行なっていたため、腹筋に力が入り、肩が前方に巻いてしまっていました。
肋骨全体とくに側面からの締めを重視して行なうことで、腹筋に力を入れることなく、胸郭の内部の圧力を高められることが分かりました。
吸い上げるときに肋骨を締めたまま行えると、自然に督脈の張りが生まれ、頭部が持ち上がることが分かりました。
肋骨の操作を行なうためには丹田の、督脈の張りを調節するためには唖門の意識を保つことが重要であることが分かりました。

それから、立位で木刀を持ち、先ほどまで練習していた肋骨の操作を行ないながら、木刀の先端を持った相手を押す練習をしました。
吸気時に肋骨を締められると、横隔膜を底とした上肢帯の土台が形成され、あとはその外枠を崩さないよう腰から進む意識を保つことで、前進できることが分かりました。
肩や肘の力を抜いたままでも押し負けることはなく、思いのほか楽に進めることに驚きました。

また、椅子に座った相手の上肢を把持し、緊張を緩める治療の方法も教えて頂きました。
手関節、肘関節と順に固めていき、さらに相手の視線の方向を指定していくことで、より頚まで固まるように誘導をする練習をしました。
相手を固めた状態の中での緩む位置を探り、そこを起点として、指の先に向かって順に解きほぐすように伸展していきました。
そうした操作を行なう上でも、上肢の力を抜いたまま相手の伸びる方向に付いていくためには、やはり肋骨を締めておくことが不可欠であることが分かりました。

ここしばらく、肋骨の締めと大きな呼吸が両立できないことで引っかかっていたのですが、今日の勉強会で疑問が解消されました。
K野先生、今日も長時間に渡って、指導をして頂き、治療をして頂き、貴重な話を聞かせて頂き、本当にありがとうございました。

報広天寒

寒い冬が過ぎたと思ったのも束の間、陽射しに暑ささえも感じるようになってきた今日この頃、寒天好きの皆様に置かれましては、いかがお過ごしでしょうか。
好む好まざるとに関わらず、放置したままのジャガイモのように季節はうつろいゆくものですが、きっと皆様の寒天に対する深い愛情と同様に時間や空間を超越し普遍的に存在するものもあるのでしょう。
秘かに、私も寒天に関する知識を蓄えたいと目論んではいますが、皆様に満足して頂けるような密度の濃い記事を書けるようになるかどうかは分かりません。
基本的には、日々の日記や勉強会の感想を交えながらの今までと大して変わらない方向性で、地道に続けたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします。



今回のタイトルは、読む方向を右から左に転換して頂くと意味が通じるかと思います。
さて、本文は…?

らせん階段

感想文54

観照塾 2011.05.07
今日の観照塾では、袋竹刀や木刀を用いた稽古がありました。
構えた剣の先を手掌や胸部に当てて頂き、そこから相手のバランスを崩す稽古をしました。
緩みが取れた状態から、呼吸によって腹側を伸ばし背側の引きを保つことで、相手を浮かせた状態を保ちながら前進できることが分かりました。
前に出ようとした瞬間に身体の腹側の働きに切り替わってしまうため、後側の意識を保ったまま相手の額の向こう側を透すつもりで進むことが重要であることが分かりました。
練習する中で、剣を前から押さえられると前へ、上から押さえられると上へと動かそうと意識が勝ってしまい、肩や腕の力を抜くことの難しさを感じました。
そのまま自分の動かしたい方向に動かすだけだと余計に抵抗が強くなってしまうことを体感し、常に相手の力とぶつからないように、ずらしながら動作を行なうことの大切さを教えて頂きました。
そして、上肢の力を抜きながらも相手に向かう力を中央に寄せるためには、肋骨の締めが不可欠であることが分かりました。
剣を上げ始めてから下ろし切るまで、肋骨を締めた状態を維持したまま身体を操作できるようになると、どの位置で抵抗が加えられても運動することが可能だと分かりました。
技をかけるときのK野先生の胸部を触らせて頂き、肋骨が非常に複雑な動きをすることを感じることが出来ましたので、自分自身の身体でも観察していきたいと思います。

明石路傍

先週末は、姫路方面を旅行していました。
姫路駅周辺には長い商店街があり、想像していたより賑やかな場所でした。
買い物は特に期待していませんでしたが、商店街の中にある小さな古本屋で、長い間探していた本が見つかったときは驚きました。

商店街を抜けると姫路城が見えてきたので立ち寄りました。
現在、大天守の修理工事をしていますが、外からの工事の様子と、内部に入っての見学はすることが出来ました。
様々な仕掛けや構造上の工夫に関する解説や、姫路城に縁のある品々が展示されており、歴史を知る上で勉強になりました。
天守以外の場所も見所はたくさんあり、立体的な迷路のような造りの中を歩き回るのは楽しいものでした。

翌日は明石に立ち寄り、昼食には明石焼きを食べました。
他の地域で食べたことは何度もありましたが、明石で食べる明石焼きは格別に美味しかったです。
たこ焼きはソースをかけて食べるに限ると思っていましたが、タコの良さを活かすならダシで食べるほうが優れた面もあり、勝手な思い込みを改めることとなりました。

駅周辺を散策したあと、明石城を見学しました。
まるで城の見学を目的として旅行を計画したかのように誤解されそうですが、たまたま城下町が重なっただけで、私はそれほど城に関心があるわけではありません。
ただ、日本の城はデザインとしては好きで、敵の攻撃を防ぐ機能性や長い年月や災害にも耐える安定性を備えた素晴らしい建築物だと思います。
明石城は天守も無く姫路城と比べると簡素なつくりでしたが、海まで見渡せる高台に建っており、そこから眺める景色は素晴らしいものでした。

かなり歩き回ったのでなかなか疲れましたが、垢あり、城あり、苦労なしの充実した休日を過ごすことが出来ました。
やはり旅行は良いものだと改めて思いました。

明石城

 

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