感想文76

観照塾 2011.10.29
昨日の観照塾では、太極棒を用いた稽古がありました。
最初に、立位で、足幅や足趾の向きを変えることによって、肛門の締めやすさにどのような変化が出るかを観察しました。
「雑巾絞り」や「発勁」では、息を吸いながら外肛門括約筋を収縮させ、吐きながらそれを維持し、動作の最後に緩めるということを意識しながら行ないました。
肛門を内部へ引き込むと、大腿がかすかに引き上げられることによって下肢内側に張りが生まれ、さらに骨盤の締めと連動して体幹の骨格も締まることが感じられました。
同様に、合気上げにおいても「吸い込み」の後に肛門を締めてから「入れる」ことで、腹部の吸気が上方に向かって圧縮され相手に大きな力として伝わることが分かりました。
そして、相手を浮かせた後でも、肛門の締めを緩めると、途端に繋がりが途切れてしまうことも体感させて頂き、その重要性を感じることが出来ました。
稽古を通して、身体の内部は締めながらも、体表の筋肉は緩めておくことで、自分自身の軸を保ったまま柔軟な運動が実現できることを学びました。
両前腕の寄せに対する胸部の開合や、後頚部の張りに対する胸骨の引き上げなど、身体各部の変化を引きと攻めとして意識することで、全体のバランスを取っていくことが大切だということが分かりました。
そうした動きが自然に行なえるように、様々なメニューを試しながら練習していきたいと思います。

体験記15

センタリング呼吸法セミナー 2011.10.26
今日の呼吸法セミナーでは、参加者の方の身体の状態も考慮され、椅子に座っての運動が中心でした。
下肢の置き方を色々と変えながら、呼吸のしやすさにどのような変化が起こるかを観察しました。
特に、足関節がいかに働きやすい角度にあるかが重要で、それによって骨盤が締まるかどうかに大きな差が生まれることが分かりました。
それから、両脚の間にボールを挟み、下肢の内側を意識しながら呼吸を行ないました。
骨盤と足関節の動きが対応していると、下肢内側や体幹が締まり、身体の中央を吸気が上がってくることを感じることが出来ました。
一度で頚部まで吸い上げることが出来なくても、二度三度と締め直すことによって、さらに身体を細くしながら上方まで吸気を引き上げられることが分かりました。

さらに、骨盤の前後への移動を大きく行なうと、それが脊柱を順に上行し上肢末端まで伝わり、合気体操の「亀と鳥」の動きになることを感じられました。
また、両脚を開き、目線に合わせながら体幹の向きを左右へと変えていく運動も行ないました。
片側の骨盤を寄せる動きによって動作が行なえると、体幹を捻ることなく向きを変えられることが分かりました。
そして、体幹の進む方向が変わるのと同時に、下肢の内側の張りが反体側へと切り替わることを感じることが出来ました。

私は、立位や仰臥位では膝が突っ張ってしまうことが多いため、今回の椅坐位での膝を曲げた姿勢では股関節と足関節の連動を分かりやすく感じました。
そして、自分自身の発見以上に、参加者の方のセミナー前後での姿勢の変化に驚きました。
M岡さん、K元くん、ZKさん、今日は貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。

体験記14

センタリング呼吸法セミナー 2011.10.23
今月の呼吸法セミナーでは、呼吸と下肢の動きの関連性を学びました。
最初に、竹踏みを使って足関節の角度や脚の開き方を変えながら、呼吸のしやすさを観察しました。
足部を開く角度や両脚の幅が大きくなると、骨盤が締まりにくくなり、呼吸も入りづらくなることを感じられました。
それから、両脚の間にボールを挟んで、立位での呼吸を行ないました。
下肢内側を通して吸息を行ない、骨盤の締めを維持したまま胸部まで吸い上げ、ゆっくりと息を吐き切ったところで緩めるということを意識しながら練習しました。
私は、下肢の外側で締めようとしたり、全身が上方に伸び上がってしまったりして、下肢内側の張りによってボールを締めるのに苦労しました。
色々と指導して頂き、下肢内側を意識するよりも、踵を中心に下肢を内旋させる意識を持ったときのほうが、そうした癖が出ずに上手くいくように感じられました。

それから、仰臥位において、呼吸をしながら身体の観察をしました。
下肢内側に意識を置くと、息を吐き切って吸息に切り替わるまでの間に、鼠径部の逆三角形を小さくする方向に寄るような形で、次の吸気時に骨盤を締めるための準備が行なわれていることが分かりました。
さらに、吸気とともに骨盤を後傾することで、大腿内側の経路を通して踵を引き寄せられることが分かりました。
それを左右交互に繰り返すことが、立位における歩行と同様の動作になってくることが感じられました。

昨日は、一日を通して下肢の使い方を重点的に学ぶことができ、とても勉強になりました。
これから改善していくべき点が明確になりましたので、普段の歩き方などに取り入れていきたいと思います。
M岡さん、K元くん、KMくん、昨日はありがとうございました。

活動報告18

健康維持互助会 2011.10.23
今月の健康維持互助会はKMくんが企画担当で、テーマは呼吸の通りやすい経路を感じるという内容でした。
最初に、仰臥位や横臥位で、下腹部に空気を入れながら、腹側、背側、その中間というように、前後の幅を感じながら呼吸を行ないました。
腹側は空気が入っていくときの張りを感じられても、背側を意識して膨らませることを難しく感じました。
さらに、意識する部位を、丹田、臍、鳩尾と順に上げて行きながら呼吸の通りやすい経路を確認しました。
吸息と共に、骨盤下部を締めながら後傾し、吸気を吸い上げながら接地する脊椎を順に上位に移動して行くことで頭部まで浮かせられることが分かりました。
私は、途中で膝が内側に寄ってしまったり、腹筋に力が入ってしまったりして、骨盤の動きを頚部まで伝えることが上手く出来ませんでした。

そのため、グループに別れ、私はF本さんに股関節の動きを中心に指導して頂きました。
下肢の内側を働かせる動作方法を、尺骨と脛骨、尺骨茎状突起と内果、手背部と足背部など、上肢との対応と絡めて分かりやすく教えて頂きました。
まずは、立位における下肢内側の張りを生み出すために、足関節の使い方から練習しました。
内果下方に体重が乗るようにするには、足趾の背屈や足関節の内転ではなく、足背部に張りを作ることで、足関節内側を決めることが重要だということが分かりました。
その状態で骨盤下部を締めながら後傾すると、踵が引き上げられ、大腿前面の筋力を使うことなく、片側の下肢が上げられることが分かりました。
下ろすときにも締めを恥骨側に移動しながら前傾していくことで、踵から地面に着いていけることが分かりました。
歩行時のように両脚の上げ下ろしを交互に行なう場合には、重心の移動によって、次に上げる側の下肢を寄せておく意識が必要だと分かりました。
そして、上半身の軸をぶらさずに移動を続けるためには、骨盤下部の締める部位を変化させながらも常に保っておくことの必要性を感じました。

それから、K元くんの模擬刀を順番にお借りして、居合いの練習もしました。
足運びのみならず、抜刀や刀の上げ下ろしといったいずれの動作においても、先ほど学んだ股関節の運動が含まれていることが分かりました。
これから、動作を行なう上で、股関節の運動がどのようになされているかに注目しておきたいと思います。
指導して頂いたM岡さん、KMくん、F本さん、昨日はありがとうございました。

感想文75

観照塾 2011.10.22
今日の観照塾では、太極棒を使っての稽古をする中で、骨盤の動きに対する認識が変わりました。
私は今まで、骨盤を動かしていても一軸性の動きで、締めていても両大転子間を狭める側方からの締めだけでしたが、それらに骨盤下部の締めを加えることによって、立体感のある骨盤の動きが実現できることを教えて頂きました。
「雑巾絞り」の動作では、骨盤を前傾しながら曲骨穴を、後傾しながら会陰穴を締めることで、骨盤の前方あるいは後方に向かって巻き込んでいく力も同時に働くことが分かりました。
それによって、体重が移動しても骨盤と下肢との関係性が保たれ、体幹のバランスを崩すことなく運動を続けられることが分かりました。
合気上げの「吸い込み」において、上肢の力は抜いても、大腿内側を引き込みながら骨盤下部の圧力を高めていくことで、相手に「入れる」ときに下方から起こる大きな力を生み出せることが分かりました。
私は合気上げの際にも、「吸い込む」ときは後傾で「入れる」ときは前傾と単純に捉えていたため、反対に相手の力を受けてしまったり、命門を閉じてしまっていたことが分かりました。
骨盤や胸郭を効果的に締めるためには、足部の向きや膝関節の脱力や肘の角度や手の使い方といった様々な条件を整えていく必要があり、一つずつ試しながら確認していくことの必要性を感じました。
ここ最近の稽古を通して、外見上はよく似た動きであっても、内部で起こっている変化によって、生み出される力は全く異なってくることを感じています。
それと同時に、行動を通して体内操作を途切れないように行なっていくことの大変さも分かってきましたが、自在に使えるようになるように練習していきたいと思います。

悟時間数

私が不思議だと感じる事柄の一つに、「時間」があります。
時計の針を見ていると、時間は常に同じ早さで流れているように見えますが、条件によっては一定とは限らないことが知られています。
私がそのことを初めて知ったのは、高校生の頃にアインシュタインの『相対性理論』に関する書籍を読んだときで、当時はとても驚きました。
『相対性理論』によると、時間の流れは観測者によって異なり、移動する速度が光速に近付くほど時間が進むのが遅くなるとされています。
ただし、現代の最新のジェット機でも光速にはとても及ばないため、現実的に人間の生活に及ぼす影響は、ほぼゼロであるということになっています。

しかし、日常生活の中でも、時間の流れる早さが一定でないように感じることは、しばしば経験します。
何かに集中しているとあっという間に時間が過ぎたように感じることもあれば、うっかり二度寝してしまって飛び起きるとほとんど時間が経っていないということもあります。
年齢を重ねるほど、年月が過ぎるのを早く感じるようになるといった話もよく耳にします。
時間の経過をどう感じるかは脳で処理をした情報の量によるという考え方もありますが、「時間」そのものが人間の作り出した概念に過ぎず、「時間」は個人によって異なる相対的な感覚であると空想することも出来ます。
そのように仮定するなら、赤ん坊から成長していく中で、カレンダーや時計を眺めている内に、それが無くても一年や一日の周期を体験する内に、あるいは母胎で成長する中で「時感」という感覚が自然に身に付いていくと考えられます。
農作や狩猟を挙げるまでも無く、誰しも一人では生きていくことが出来ず、生活していく上では必ず周りの環境に合わせる必要があり、「時感」を持つことは生存のために不可欠な能力であると言えます。
もしも、昼も夜も無く、夏も冬も無く、成長することも老いることも無く、生きていくための活動が何一つ必要とされない世界があったとすれば、そこでは「時間」が存在しないのと同じことかも知れません。

時代や地域が変わるとより顕著になるような気がしますが、誰もが同じ「時感」を持っているとは考えにくいように感じることがあります。
街ですれ違う人々を観察していると、忙しく仕事をしていても時間がゆっくり流れているような人を見かけることもあれば、自由に遊んでいても時間に追われているような人を見かけることもあります。
出来ることなら、ゆったりと流れる時間の中で活動したり休息したりしながら、一日一日を過ごしていきたいものです。

砂時計

感想文74

観照塾 2011.10.15
今日の観照塾では、肩の力を抜くことの大切さを教えて頂きました。
最初は、正坐位で太極棒を横向けに持ち、手関節付近を把持した相手を転ばせる練習をしました。
太極棒の芯を通る軸の傾きや回転によって相手が固まっていかない方向を探り、太極棒の中点を一定に保ったままその変化に付け続けることで、相手のバランスを完全に崩せることが分かりました。
多人数が列をなして押してくる場合でも、「吸い込み」や「入れる」動作を最後尾の方まで意識しておくという点以外は、相手が一人の時と同様に行えることが分かりました。
相手を浮かせていく過程では、自分自身の体幹を締めていく一方で、意識は自分と相手を包む空間の外側にまで広げていくことが大切だと分かりました。
そして、肩や肘の力を抜いた状態から、ビックリしたときに身体に起こる変化を再現しながら動作を行なうと、自然に骨盤や肋骨を締めたまま上肢を上げられるということを教えて頂きました。
私の場合は、視線が上方を向いてしまったり、顎が上がってしまったりすることが多かったので、視線の向きや後頭骨の位置を注意して行なうことの必要性を感じました。
今回の稽古でも、新しく学ぶことが沢山あり、まさに驚きの連続でした。
これから、驚きによる変化をそのまま表情に出さずに技を掛けたり治療を施したり出来るよう、練習しておきたいと思います。

自由肩

最近、以前と比べて、上肢の動きに対する捉えかたが随分と変わったことを感じています。
以前は呼吸によって上肢を浮かせているつもりでも、多少なりとも肩部に力が入ってしまっていました。
そのため、純粋に体幹への意識のみで上肢を上げられることを初めて体感させて頂いたときは、とても感動しました。
それを実現するためには、吸息と共に、体幹の骨格系を締めておくことが不可欠であることを感じています。
吸気によって胸腔や腹腔の内圧が高まると、肋骨や骨盤の締めによって側方に広がることの出来ない圧力が上下方向に圧縮され、それが脊柱の伸びや肋骨の挙上を起こし、結果として上肢が持ち上がるのではないかと想像しています。
そして、胸椎、肋骨、胸骨で構成される胸郭や、鎖骨、肩甲骨の動きが、骨盤の動きと連動してくると、挙上のみならず、上肢の様々な動作が肩部の力を使うことなく実現できることも知りました。
それだけでは目的を果たすための充分な働きを得られないことが多いので、体幹の動きから生まれる力を増強するために、意識との一致や手関節の角度や手指の向きを突き詰めていくことの必要性が分かってきました。
歩行時には自然に上肢を交互に振っていますが、上肢が上がっていくタイミングで、意識する距離を変えたり、手関節を背屈させたり、特定の手指を伸展したりすることで、振り幅が大きく変わってくることを感じています。

ヒトの二足歩行という特徴を改めて考えてみて、下肢に安定性が求められたとすれば、上肢は自由度を高めた結果として生まれた構造と言えると思います。
上肢を自由に使うためには、最も繊細な動作が実現できる手部を、如何にして働きやすい位置まで移動させられるかが重要になってくるように思います。
三次元的に手部の位置を決定していくためには、肩部や肘部に力を入れて固めてしまうのではなく、肩関節と肘関節という軸の異なる二つの中継点を自在に動かせる状態を確保しておくことが不可欠だと感じています。
そして、肩部や肘部の力を抜くには、下肢による土台と、骨盤と胸郭および上肢帯の動きを一致させるための体幹の軸が大切であることを感じています。

最近は、肩関節周囲の治療においても、動作時に痛みの出ている部位の症状を改善するというよりは、痛みが出ない上肢の動きを実現することを目標として治療させて頂くようにしています。
肩部に痛みを訴えて来院される患者さんの上肢の動きを診せて頂くと、上腕を体幹に引き付けてしまったり、肩甲骨を固定してしまっていたり、円背の姿勢になってしまっていたりと、肩部の力が抜けない状態で上肢を上げようとしておられる方が多いことを感じています。
そうした部位から調整させて頂くことで、症状を増悪させてきた要因の逆の経過を辿ることが出来るため、局所の疼痛も改善していくことを感じています。
患者さんに少しでも肩の力を抜いて生活を送って頂けるように、より工夫しながら治療に取り組んでいきたいと考えています。

栗

感想文73

観照塾 2011.10.08
昨日の観照塾では、特に手部の働きに意識を置いて練習しました。
最初に、坐位で向き合い、太極棒を前に突き出すように把持した相手を、転ばせる練習をしました。
相手がどっしりと構えているように思えても、上下前後左右に揺らしてみると緩みのある方向があり、相手を浮かしてからその方向に付いていくことが出来ると、意外と簡単にバランスが崩れてしまうことに驚きました。
それから、そうした技を生かした治療法も教えて頂きました。
最初は、骨盤の動きによって小さく揺れながら、相手に対して揺れが伝わりやすい部位と伝わりにくい部位があることを観察しました。
そして、徐々に相手の緩んでいる方向への揺れを大きくしていくと、固まっている部位も動きやすくなっていくことが感じられました。
立位での合気上げにおいては、上肢の力を抜いた後、手の形を徐々に作ることで、相手の首まで入れていくまでの過程を重点的に教えて頂きました。
手を開いていく中にも、接点における圧力を均一にする、手背で緩みを取る、手指で相手の首まで繋がりやすい方向を探るといった様々な要素が含まれていることが分かりました。
いったん入れた後に、中指が天井に向くように手部の角度を決め、さらに体幹を細くすることで、相手が完全にバランスを崩した状態まで浮かしきれることが分かりました。
そこから相手を落とす際には、直前の中心塾でも教えて頂いた、肩の力を抜くことで落下していく位置を感じることが重要であるように思いました。
肩や肘の力を抜くためにも、手の使い方が大きな役割を果たしていることが分かってきましたので、これからその辺りを意識しておきたいと思います。

学習内容07

中心塾 2011.10.08
今日の中心塾では、様々な道具を使った稽古を付けて頂きました。
最初に、太極棒を持って「雑巾絞り」や「発勁」の動作を行ない、自分自身の動きを観察しました。
それから、小太刀に持ち替え、半身の姿勢になり、前額面と平行に上肢を大きく回す運動を行ないました。
常に斬れる角度に刃筋を向けながら動作を継続していくためには、自分自身の体幹を締め、細い領域で動いていくことの必要性を感じました。
その後、重いハンマーを使って同様の動作を行ないました。
呼吸によって頂上でハンマーが垂直に立つように上げ、そこからやや傾けることで、重力によって落下していく方向が感じやすくなりました。
そして、小指側に重みが掛かるように手指が巻き手関節が決まっていると、肩の力を抜いていても自然に止まる位置があることが分かりました。
それから、両手で木刀を持ち、相手に先端を押してもらいながら、それに対して前進する練習もしました。
両手を引き分ける動作によって腹部の伸びや胸部の開合が起こり、そこから肩の力を抜くことで、上肢を固めることなく体幹の動きを手部まで伝えられることが分かりました。

道具や動作を色々と変えた後、再び太極棒で「雑巾絞り」の動作を行なってみると、把持している手掌の感覚や、身体が伸びる感覚が随分と変化していることを実感できました。
太極棒を下ろしやすい方向が感じられ、それに付いてくことが出来ると、自然に手首が決まり、骨盤や肋骨も締まった姿勢になることが分かりました。
それを丹田の意識を保ち、体幹の重心を保障したまま行なえると、相手に太極棒を押されても崩されること無く、運動を続けられることが分かりました。

太いものでも細く、重いものでも軽く、短いものでも長く扱えるようになるために、あるいは道具を持っていなくても、そうした動作が実現出来るようにするために、それぞれの道具の特性を感じながら動作を行なうことの大切さを学びました。
K野先生、今日も多くのことを学べるように準備や指導をしてくださり、本当にありがとうございました。

本の紹介18

自分を生かす古武術の心得

『自分を生かす古武術の心得』

著者 多田容子
発行所 集英社

常に、目から鱗をはがし続けられるような経験や稽古をしよう。はがれたら、次の鱗を付けず、素直な目でものを見、感じてみよう。偉いとか、物知りだと言われるより、気持ちがあらたまる快感を知ろう。そうしていれば、いつか、自分の意志で自分の心身の曇りを取り去ることができるようになると、私は信じている。
~第七章 新境地を得る心の持ちよう


この本では、筆者が古武術の稽古を通して得たことを、自分自身の経験と照らし合わせ、日常生活の中で活用していく方法が述べられています。
筆者が身体の使い方を学んでいる過程を現在進行形で書かれているため、共感できる部分が多くあり、とても勉強になりました。
特に、身体のバランスを多数の軸の複合として捉える発想は、今までの私には無い考え方だったので興味深く感じました。
書かれている内容そのまま鵜呑みにするのではなく、自分自身で確かめながら、学んだことを生かせるように工夫していきたいと思っています。

感想文72

観照塾 2011.10.01
昨日の観照塾では、太極棒を用いた稽古がありました。
相手に負荷を掛けてもらったり、そのまま技を掛けたりして、上手く動作が出来ているかを確認しながら、太極棒のメニューを順に行ないました。
太極棒のメニューでは、伸縮や回転や捻れなど、呼吸に伴って起こる自分自身の身体の変化と、太極棒の動きとを常に一致させていく必要性を感じました。
吸気を吸い上げる場所や、呼気のタイミングや、股関節での立て替えや、太極棒の持ちかたを変えることによって、様々な動作を実現出来ることが分かりました。
そうした動作を、相手が太極棒を持っているかどうかに関わらずに行なえると、そのまま相手を投げる技になることが分かりました。
吸い込みを行なった後、息を吸いながら骨盤や肋骨を締めておく一方で、肩や肘の力は抜いておくことで、吸気が上肢へと伝わり相手を浮かせられることが分かりました。
そのあと相手との間に緩みが生じないようにするためには、その締まりを緩めずに動作を継続することが必要だと分かりました。
横方向や斜め方向など左右でバランスが異なる動作では、締めを維持することを、特に難しく感じました。
様々な方向への動作に対応できるよう、太極棒のメニューを復習しておきたいと思います。

 

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