感想文87

観照塾 2012.01.28
昨日の観照塾では、歩法と剣術の関連性を学びました。
最初に、呼吸と剣の動きの関係を観察し、それから剣の振り方や足の運び方を変えながら歩法を行ないました。
吸気によって身体を伸ばすことで、剣を一杯まで振り上げる動きと、歩法での片脚が上がる動きが一致して起こっていることを感じられました。
実際に歩きながら剣を振ってみると、どちら側の足が前か、どちら側に剣を上げるかといったことを頭で考えてしまい、スムーズな動きとは程遠いものでした。
しかし、何度か繰り返している内に、意識が抜けている部分に目を向ける余裕が生まれ、少しずつ動作が修正されていく経過を感じることが出来ました。
それから袋竹刀を、相手の袋竹刀あるいは手関節背側に当てさせてもらい、歩法で前進することによって相手を倒す練習もしました。
手関節を決めた状態で、前腕と上腕を絞ることで上肢の外枠を作り、その状態を維持したまま動作を行なうということを、分かっていてもなかなか出来ずに苦労しました。
柄を引き分ける両手の中央から、骨盤の動きと一致させて攻めることが出来ると、腕ではなく身体全体で相手を押せることを感じられました。
そのために、歩法のときにも教わった骨盤の締めによって第五腰椎を決めておく準備が必要であることが分かりました。
そして、袋竹刀や木刀での稽古においても、刃筋を意識して、具体的に斬るイメージを持って練習することが大切であることが分かりました。
それが、自分自身の身体の動作や、相手の受け取る感覚に反映され、技の効果に大きな違いが生じることを感じられました。
これから剣術の稽古に取り組む上で、今回学んだことを活かしていきたいと思っています。

体験記20

センタリング呼吸法セミナー 2012.01.25
昨日は、センタリング呼吸法セミナー山科教室に参加させて頂きました。
最初に、椅坐位で、下肢の置き方と呼吸との関連性を観察しました。
足を前に出したり、爪先立ちにしたりと、極端な肢位を取ることで、呼吸のしやすさや力の入りかたに大きな違いがあることを感じやすくなりました。
足趾の付け根と膝関節の位置関係を調節し、呼吸をしやすい姿勢では、身体にどのような連動が起こっているかを観察しました。

それから、開脚したり、片脚を曲げて組んだりと姿勢を工夫しながら押圧し、自分自身の身体の状態の観察と調整を行ないました。
圧痛という指標でもって、痛みの部位や左右差を感じることで、自分自身の現状認識と、その後の変化が分かりやすくなりました。
手や肘を使って圧迫するときも、腰を入れた姿勢で、吸気に伴う身体の伸びを利用して全身で行なうことで、元に戻って呼吸をしたときの連動が分かりやすくなることを感じられました。

それから、猫のように四つん這いになり、骨盤の動きによって背中を丸めたり伸ばしたりする運動もしました。
私は、参加者の方の姿勢や動作が改善するよう、補助もさせて頂きました。
身体のバランスや呼吸の入りかたを診ながら調整させて頂くことで、坐位に戻ったときの姿勢が大きく変化しておられることを感じられました。

ここ何ヶ月か続けて参加させて頂く中で、参加者の方々の姿勢や取り組みかたの変化を目の当たりにし、学ぶところが多くありました。
M岡さん、ZKさん、参加者の皆様、昨日はありがとうございました。

体験記19

センタリング呼吸法セミナー 2012.01.22
今月の呼吸法セミナーでは、下肢と骨盤に対する認識が大きく変化しました。
最初は、椅坐位にて、膝の角度と踵の位置との関連性を確認しながら、呼吸のしやすさにどのような変化があるかを観察しました。
椅子に坐っていれば膝は緩んでいるように思えても、実際には下肢のいずれかの部位が緊張していることが多く、本当に力が抜けている位置を探すということの難しさを感じました。
踵を上げたときの突き上げが膝関節後面から抜けていく肢位では膝の緊張が緩み、大腿部前面を緊張させること無く骨盤を締められることが分かりました。
骨盤前面を締めた状態で、吸気に伴って踵が手前に引き寄せられると、その分だけ大腿内側が鼠径部に引き込まれ、結果として骨盤が前傾し、第五腰椎が決まる動きが起こることが分かりました。

それが胸骨や後頚部の連動とも関連し、前方に向かう力と後方に向かう力が交互に働くことによって、全身のバランスの中心となる軸が産み出されているというイメージを感じることが出来ました。
誰かをおんぶする動作も、そうした身体の連動によって楽に行なえることを体験しました。
下肢内側の引き込みに伴う仙骨の傾きによって、相手を背部に乗せることが出来ると、安定した状態で歩行できることが分かりました。

動きを観察する中で、M岡さんの鼠径部や腰部を触らせて頂き、骨盤の締めに対する認識や、それに伴う大転子の動きがずいぶん違っていたことが分かりました。
私はまだ、骨盤に対して下肢を浅い範囲でしか動かせておらず、脚の上端の位置を自覚し直す必要性を感じました。
M岡さん、今回もとても重要なことに気付かせて頂き、本当にありがとうございました。

活動報告21

健康維持互助会 2012.01.22
今月の健康維持互助会も、それぞれが持ち寄ったテーマを元に進行しました。
今回は、骨盤の締めと全身の繋がり、膝の脱力、骨盤の動きと歩法、呼吸と体幹の意識といった課題や疑問が挙げられました。

最初に、お互いに観たり、触ったり、負荷を加えたりしながら、各々が坐ったときの姿勢や緊張している部位を観察しました。
同じ正坐位でも、膝の向きや、両脚の開き方や、骨盤の傾きや、体重の分布といったことを細かく診ていくと、様々な違いがあり、その中にそれぞれの課題を解決するための糸口を見つけ出す方向で進みました。

それから、仰臥位になり、下肢を緊張させずに脚を上げる動作を行ないました。
私は、脚を上げることを意識すると、最初に大腿部前面に力が入り、膝関節を固めてしまうことが多くありました。
しかし、骨盤を大転子を寄せながら締めることで、鼠径部に大腿部内側が引き込まれ、力を入れなくても膝を浮かせられることが分かりました。
そこから、鼠径部をより深くしていくことで、下肢が徐々に折り畳まれ、胸の前まで引き寄せられることが分かりました。
さらに、鼠径部を中心に脚を下ろし、足底で畳を擦るようにして下肢を滑らせていくことで、骨盤周囲の意識だけで、下肢を丸めたり伸ばしたり出来ることを感じられました。
そして、そうした一連の動きに伴って、上半身も押し出されたり引き寄せられたりと、全身が連動しながら動いていることを感じることが出来ました。

治療においても、自分自身が動作の中で感じた経路を辿ることで、相手の身体のバランスを整えられることが分かりました。
仰臥位で寝転んだ相手の膝を両手で把持しながら、力の抜ける位置まで浮かせていく練習をしました。
それが、頚まで繋がる位置と一致し、その繋がりが途切れないようにゆっくりと下ろしていくことで、意識の強い経路を緩めたり、意識の薄い経路を働かせたり出来ることが分かりました。
そのためには、自分の脚や枕などを利用して、膝の力が抜ける肢位へ誘導できるように前提条件を整えておくことの必要性を感じました。

今回も、それぞれがテーマを持ち寄るという形での進行でしたが、身体の連動を感じながら動作を行なうと、それら全てに当てはまっていくことを面白く思いました。
練習に取り組んでいく中でまた新しい課題が生まれてくると思いますが、来月もよろしくお願いします。

感想文86

観照塾 2011.01.21
今日の観照塾では、歩法を通して身体の使い方を学びました。
呼吸と共に骨盤の締めを切り替え、股関節に交互に体重を移動させることで、下肢を運べたり、上肢を浮かせたりできることを感じながら、歩法を練習しました。
今週は恥骨が下を向くように意識していたためか、以前よりは股関節に体重が乗っているときの感覚が掴みやすくなった気がしました。
同時に、骨盤や肋骨の締めを維持しながら下肢を運んでいくために、どれほど集中力が必要であるかを感じました。
それから、指先を天井に向けながら片手を前に出した姿勢で、相手に前腕の上部と下部を把持してもらい、それを上肢の力を使わずに返す練習もしました。
自分自身の呼吸が通りやすくなる位置へ相手が纏まるように吸い込み、吸気に伴う手部の締めと、肘による「攻め」や手首による「引き」によって、相手との間の緩みを取りました。
そこから、前腕尺側中央にある支正穴あたりに意識を置いて体幹から動くことができると、接点を緩めることなく相手の中心を押していけることが分かりました。
そうした練習をする中で、呼吸と上肢、手部と肋骨、肘部と股関節、第五腰椎と壇中の関連性など、歩法と多くの共通点があることを感じられました。
そして、一歩一歩の動作の内に、身体の使い方を学ぶ上で大切な要素がどれほど詰め込まれているかが分かってきましたので、歩法をしっかり練習していきたいと思います。

本の紹介21

指圧

『指圧』

著者 増永静人
発行所 医道の日本社

「病気になったのは誰のせいでもない、自分の責任なのだと考えなさい。そうすれば、その誰かを追求したり、これをやっつける方法を探し出したりしなくても、自分の力で病気が治るのだということがわかるでしょう」と、私は「指圧で病気が治るのですか」という質問に答えることがあります。
~第5章 症状による治療法


この本には、筆者が作り上げた「経絡指圧」の考え方や治療法について書かれています。
東洋医学の古典そのものとは異なる、指圧を用いて治療する中で見出された経絡や経穴に対する独自の捉え方は、とても参考になりました。
また、治療に関する内容だけでなく、生命観や健康観といったより根本的な部分でも、治療に臨む上で考えさせられる記述が多くありました。
ずいぶん前にも読んだことがあったのですが、その時と比べると、筆者が伝えようとしている内容をより具体的に感じられた気がしました。
今までに読んだ中で気になる箇所があった他の本も、また違った印象を持つかも知れないので、改めて読み直してみようと思っています。

感想文85

観照塾 2011.01.14
昨日の観照塾では、特に骨盤の締めに対する認識が大きく変わりました。
歩法や合気上げといった稽古をする中で、一口に「骨盤の締め」と言っても、いくつかの段階があることを教えて頂きました。
下肢内側の張りによって骨盤の前側が締まり、それを維持した状態での臀部の寄せによって後側も締まり、それを引き上げることで骨盤が前傾し、骨盤腔をより狭い状態に近付けられることが分かりました。
さらに、吸気と共に肋骨や鎖骨も締めておくことで、体幹内部の細い通路を通って空気が吸い上げられ、相手を浮かせる大きな力に結び付いていくことが分かりました。
骨盤の締めによって仙骨と第五腰椎の間も決まり、その状態になって初めて仙骨や尾骨の動きを直接相手に伝えられることが分かりました。
それから、上肢を大きく振りながら歩法を行ない、その動作がそのまま相手を押し返す技になっていることも教えて頂きました。
骨盤の締めによって下肢が運ばれ、下肢後面から起こる推進力によって、相手の抵抗に関わらず前方に進めることが分かりました。
上肢においては、横隔膜が骨盤底に対応し、肋骨の締めによってその高さに上肢を浮かせておけることが分かりました。
浮かせた手を相手に抑えられても、骨盤の締めと股関節の動きによって簡単に押し返せることを体験しました。
私は立位においても、鼠径部が開いてしまったり、膝関節に力が入ってしまったりすることが多く、今まで如何に下肢前面に対する意識が強かったかを感じました。
今回の稽古で、身体後面の使い方の重要性を学びましたので、様々な動作を行なう上で意識していきたいと思っています。

学習内容10

中心塾 2011.01.14
昨日の中心塾では、バランス運動療法の基本的な考え方を学びました。
まずは現状認識をした上で、そこから如何に良い方向にバランスを変えていけるかが重要であることを教えて頂きました。
意識的に違う動きをしようとしても自分自身で作った枠から外れることは難しいため、それを変える手伝いをすることが治療となることを教えて頂きました。
そのために、関節をいったん固めてから別の動かし方で緩めていく、特定の部位に意識を移してもらい動かし方を変える、呼吸によって臨界まで伸ばしてから緩める、といったアプローチで治療が行なえることを実演してくださりました。

それから、正座している相手の横に立ち、片手で相手の胸部を押してみるという動作を行ないました。
単純に押す、相手の丹田を意識しながら押す、触れる直前で手を止めて相手の後方へと意識を通してから押す、先に相手の後方へと意識を通してから押す、といったように、意識する程度や距離を変えたときにどのような変化があるかを観察しました。
そのまま押すだけでは相手とぶつかってしまい、相手に力を伝えていくためには意識の使い方が重要であることを感じました。
先に意識を通しておくことで、相手の身体がわずかに自分の手へと引き寄せられ、それだけで「吸い込み」を行なえることが分かりました。
押される側では、何も考えずに座った状態から、骨格の締めや頚部の位置や丹田への意識を変えていくことで、安定感に大きな違いが生じていることを感じられました。
また、目線とともに意識を遠方に留めておくことによって、相手の手の動きや意識の変化に振り回されることなく自分自身を保てることを感じました。
そうしたお互いの意識が交流するという現象が、治療においても大いに関係していることを教えて頂きました。
自分自身の緩んでいく方向へ向かう意識が相手に伝わっていったときには、実際に身体にもそうした影響が現れ、それが治療となることが分かりました。
反対に、治療する側は、相手の固まる方向へ向かう意識を受けてしまわないように、自分自身を保つ工夫をする必要もあることが分かりました。

その後、正座位で向き合い、両手で相手の両膝を浮かす練習もしました。
何も考えずに行なったときと、自分自身の姿勢を整えてから行なったときでは、どのような違いが生じるかを観察しました。
相手の膝に加えている圧力は同じでも、自分自身の呼吸が通ったときには、上肢を緊張させること無く、相手を頚部まで繋げた状態で浮かせられることが分かりました。
そうした練習を通して、自分自身の身体が繋がるように動作を行なっていくことが、そのまま治療となることを教えて頂きました。
K野先生、昨日は治療を行なう上で大切なことに沢山気付かせて頂き、ありがとうございました。

鼻ロード

私は今まで、呼吸時の身体の繋がりに関して、四肢の変化に気を取られ、体幹への観察が不充分であることを感じていました。
そのため、最近は、呼吸をしたときに体幹に起こっている変化に注目して観察するように心掛けています。

呼吸に伴う体幹の繋がりは、吸気時に上り呼気時に下るという、実際に肺に出入りする空気の方向とは反対向きに流れていくように感じられます。
鼻部を始めとして気道を通る空気の通りやすさを調節するためには、脊柱の中でも特に頚部の角度が重要であることを感じています。
頚部を前屈すると、吸気に伴う空気が鼻腔の下側を通り、背部の意識が高まりますが、鼻腔の後方で当たり、呼気時に腹部を下りていく流れが感じにくくなります。
反対に、頚部を後屈すると、空気は鼻腔の上側を通り、腹部の意識が強くなりますが、喉元で詰まり、背部を下る流れを感じにくくなります。
その間のどこかにある鼻腔全体を空気が通る位置に頚部を保つことで、最も呼吸がしやすくなり、身体の繋がりを感じやすくなるように思います。
私はどちらかと言えば頚部を後屈して顎を上げてしまいがちなので、腹側への意識が強くなり、途中で呼吸が詰まってしまうことがあるのではないかと考えています。

そして、体幹と四肢の繋がりを感じるためにも、骨盤や肋骨といった体幹の骨格の締めが大切であることが分かってきました。
吸気時のみならず、呼気時にも完全に脱力せずに締めを保つことによって、呼気時における身体の繋がりが感じやすくなることを実感しています。
その上で、いずれかの繋がりに意識を置いて呼吸することで、動かそうとする意志の伴わない動作が生まれてくることを感じています。
太陽経から少陰経に伝わるルートでは、踵が手前に引き寄せられ、骨盤が前傾し、空気が下肢後面から背部を上り、頭部を通って腹部を下り、下肢内側を通っていくように感じられます。
意識や姿勢を変えることで、その反対の経路や異なるルートを通していくことも可能となり、合気道の稽古を通じて教わっている様々な動作にも結び付いていくのではないかと考えています。

自分自身の身体の繋がりをイメージすることで、以前は経絡図として覚えていた経絡に対する捉えかたが、随分と変わったことを感じています。
まだ明確な動作や感覚に結び付けるためには程遠い薄さですが、それらを治療や自分自身の健康を省みる上で生かせるように工夫していきたいと思っています。

洞穴

感想文84

観照塾 2012.01.07
昨日は、今年初めての観照塾の稽古がありました。
最初は、立位で前方に出した両腕に対して相手に負荷を掛けてもらい、それを返す練習をしました。
呼気時に相手の力を吸い込んだ経路を、吸気時に反対向きに辿ることで、途中で呼吸や力の流れが滞ることなく自分と相手を繋げていけることが分かりました。
そのためには、骨盤や肋骨の締めによって上肢を浮かせておくことで、相手の体重を上肢ではなく股関節で受けておくことが重要であることが分かりました。
それによって、自分自身の上肢を固めてしまったりバランスを崩したりすることなく、仙骨の動きによって相手から受けた負荷を返せることが分かりました。
私は、動作の途中で、膝に力が入ったり鼠径部が開いてしまったりすることが多く、骨盤を締めつつ自在に動かすということの難しさを感じました。
それから、歩法を行なう中で、そうした動作との関連性を学びました。
吸気時の骨盤の締めによって片側の脚が上がり、保息しながら力を抜くことで重心が傾き、呼気と共に体重を移動できることを感じられました。
上肢の動きはそれに伴って起こり、突きや手刀に相当する手の動きも、下肢の動きによる重みが乗って初めて力が伝わることが分かりました。
今回学んだことを思い出しながら、普段の歩き方から見直しておきたいと思います。

 

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