体験記22

センタリング呼吸法セミナー 2012.02.27
昨日は、センタリング呼吸法セミナー長堀Ⅱ教室に、アシスタントとして参加させて頂きました。
正坐位や仰臥位で現状確認をした後、椅子に座り、下肢の置き方が呼吸のしやすさにどのような影響を与えるかを観察しました。
普段の姿勢では脚が簡単に持ち上がってしまっても、腰が入った状態であると、脚が上がりにくくなり、姿勢が安定し、深い呼吸ができることを確認しました。
その状態で重心を足趾の付け根に乗せていくと、骨盤を前傾したまま臀部が浮き上がり、そのまま立ち上がる動作になることを教わりました。
さらに、参加されている皆様が水泳教室にも通われているということで、水泳の飛び込みの動作と関連付けて教えて頂きました。
臀部が浮いた状態から、体幹を起こさずにより重心を前方に移動していくと、地面を蹴ることなく飛び込む動作に移行できることを知りました。

それから、握りこぶしを腰に当てた状態で、手の当て方によっても、呼吸のしやすさに変化が起こることを確認しました。
そして、呼吸をしやすい姿勢が、クロールにおける上肢の使い方と関連していることも教えて頂きました。
手を前方に伸ばしていくときも、どの指を意識して動作を行なうかによって上肢の動きが大きく変わり、身体の伸びに大きな違いが生じることが分かりました。
泳ぐときは、上肢によって水をかくのではなく、身体の伸びと先に置いた基点に引き寄せられることによって前方に進むということを知り、水泳に対するイメージが変わりました。
クロールにおける上肢の上げ方に悩んでおられた参加者の方が、腰から繋がって伸びていくことを体感されている姿に感動しました。

セミナーを通して、参加者の方々が発せられた言葉や、姿勢や動作の変化を見せて頂く中で、学ぶことが多くありました。
M岡さん、参加者の皆様、昨日は貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。
来月からも、よろしくお願い致します。 

体幹音頭

今日は、M岡さんの自宅にお邪魔し、呼吸法や治療法について教えて頂きました。
最初に、ベッドに腰掛けた状態で呼吸を行ない、自分自身の現状確認を行ないました。
私は、呼吸をするときに上方や前方に向かう意識が強く、そのために、下肢や腰背部を飛ばして肩を引き上げたり、胸を突き出したりしてしまっていました。
そのため、足部から呼吸を吸い上げていくことを意識しながら、椅坐位で上半身を脱力した状態から仙骨主導で体幹を起こしたり、伏臥位で仙骨の押し上げによって背部を反らせる練習をしました。
吸息と共に、仙骨が前傾し、下肢が体幹に対して後方に移動することで、仙骨上端によって後下方からすくい上げられるようにして腰椎が決まり、脊椎下部から順に持ち上がってくることを感じられました。
そうした練習をした後には、呼吸が背部を通っていくことを感じられ、「鳥と亀」や「たまたま」の動作を行なうと骨盤の動きが滑らかに脊椎を伝わっていく感覚がありました。
また、私は今まで仙骨の動きを、恥骨側を軸にして行なってしまい、仙骨の動きを充分に伝えられていなかったことに気付かせて頂きました。
鼠径部に下腹部を引き込み、腰椎が決まった状態を起点として、仙骨の前傾や後傾を行なうことで、初めて自分自身の前後方向の臨界を感じられることが分かりました。
仙骨の前傾は後頭部の引きや胸骨の起き上がりにも対応し、そうした連動によって、身体前面を緩めたまま、後面から起こる力を前方へと伝えられることが分かりました。

それから、相手の前腕を把持し、吸気によって相手と繋がり、呼気と共に緊張を緩めていく治療を練習させて頂きました。
呼吸がしやすい姿勢や手の形を取るように心掛けながら、相手と周りの空間を含めて膨らませる意識を持って吸息を行ないました。
そこから、浮かせた重みが重力に従って落ちていく方向へ、相手の根元から引き連れてくるように呼息を行ない、身体が最も伸びる位置まで付いていきました。
相手の姿勢の崩れは自分自身の呼吸の通りにくさと直結し、そうした状態ではもう一度呼吸を入れて、体勢を立て直してから新たな経路を辿るといった工夫も必要であることが分かりました。
接触鍼での治療においては、手部によって入れていた呼吸と意識を、さらに鍼の細さまで細くしていく必要性があることが分かり、その難しさを感じました。

それ以外にも、私が練習に取り組む中で浮かんできた様々な疑問を解決して頂き、多くの変化を感じることが出来ました。
M岡さん、今日は貴重な時間を割いて指導してくださり、本当にありがとうございました。

感想文90

観照塾 2012.02.25
今日の観照塾では、袋竹刀や木刀を用いての、剣術の稽古がありました。
最初に、中段に構えた相手に対して、捻り込みによって攻めていく練習をしました。
具体的に物打ちで斬るラインをイメージしながら行なうことで、剣の進み方が変わり、ひいては身体の使い方が変わってくることが分かりました。
受け手も体験させて頂き、相手がそうした意識を持って行なっているかどうかで、首筋を狙われているという実感に大きな違いが生じることを感じられました。
一方で、受ける側でも中段に構えたまま常に相手の頚に付け続けることが出来ると、相手の剣の刃筋が勝手に逸れていき、優位な立場に立てることも分かりました。
正眼の構えから上肢を下ろし、前足の三陰交穴あたりを狙ってくる打ち込みを受け止める練習もしました。
相手の剣を受ける側であっても、左手で斬り上げられる状態を保ち、常に攻める意識を持っておくことが重要であることが分かりました。
それから、右へ左へとスコップで土を掘るように、立て替えを行ないながら上肢の上げ下ろしを行ないました。
実際に畳を突き抜けて掘るイメージを持って行なうことで、目的を果たすために上肢から向かう力と、重心が移動することで下肢に乗っていく力が同時に起こり、動作に力強さが生まれることを感じられました。
それにより、相手の剣を受け止める動作においても、自然に自分自身の姿勢が安定する位置へ剣を運べることを感じられました。
また、「猿回」や「水車勢」も練習し、足運びや打ち込む位置が変わっても、そうした感覚が、剣の様々な動作において共通していることが分かりました。 
今日の稽古では、目的意識と動作を厳密に一致させていくことで身体の連動が生まれてくることを感じられましたので、普段の行動においても注目していきたいと思います。

湯に恩

この冬は、特に寒い日が続き、身体を冷やしてしまうことで、体調を崩されている方も多いようです。
私は特に冷え性ということでもありませんが、冬の間は、就寝時に足元が冷えないように湯たんぽを使用しています。
同様の目的で、電気や電子レンジを利用した暖房器具も用いられていますが、私が使っているのは、蓋を開けてお湯を注ぐオーソドックスなタイプの湯たんぽです。
様々な理由があるのでしょうが、実際にお湯を注いで用いる湯たんぽが最も心地良く、朝起きて布団から出た後も、身体が暖まっていることを感じられます。
今回は、誰もが共感して頂けるであろう、湯たんぽに関する「あるあるネタ」を書き並べておきたいと思います。

寒くなりかける時期は、湯たんぽを入れると布団が湿気そうに思い、使うべきか迷う。
しかし、一旦使い始めると、その湿度が良いという結論に達し、毎晩お湯を沸かし出す。
ガスコンロの前で待ち構えていると、やかんのお湯がなかなか沸騰しない。
全て注いだのに湯たんぽが満タンにならなかったときは、残念に思う。
やかんからお湯を注ぐときに、注ぎ口からお湯がこぼれて火傷しそうになる。
蓋がしっかり閉まっていなくて、そこから漏れたお湯で火傷しそうになる。
袋からはみ出している部分に、足が密着して火傷しそうになる。
湯たんぽを動かしたときのちゃぷちゃぷという音が、子守唄のように聴こえる。
寝る前の熱い状態も良いが、朝方の生暖かい感じも何とも言えず心地良い。
それゆえ、布団から出るという一日を始める上で不可欠な行動を起こすために決心を伴う。
ぬるくなったお湯は、次の日に食器を洗ったりするために使う。
寝ている間に湯たんぽを布団の外へ蹴飛ばしてしまい、朝方にがっかりする。
それを防ぐために、掛け布団の端を折り込むと、仰向けで寝たときに足の向きを制限されて辛い。
短時間の仮眠を取るときでさえ、せっせとお湯を沸かしてしまう。
外出するときも、湯たんぽを履いて出掛けたくなる。
常に湯たんぽに囲まれて暮らしたくなる。
人類の最大の発明品は、火薬でも羅針盤でも活版印刷でもなく、湯たんぽではないかと考え始める。
しかし、無いなら無いで、問題なく寝れる。
冬を過ぎると、使い道が全く無い。
夏になると、思い浮かべることさえ無い。
そして、次の冬が来たときに、押入れの奥にしまってあることを思い出して嬉しくなる。

温泉

感想文89

観照塾 2012.02.18
私は吸気時に胸部を張ってしまうことが多いため、観照塾前に、M岡さんに呼吸を行なう上でのアドバイスを頂きました。
吸気時には、下肢内側を張る意識によって体幹が締まり、後面を伸ばす意識によって、大腿部前面を緊張させずに骨盤を前傾させられることを教えて頂きました。
私は今まで、骨盤の前傾では上半身が前方に移動するイメージを持っていましたが、椅坐位でそうした動作を行なうと、体幹に対して下肢が後方へと移動し、その結果として上半身と下半身が鼠径部を中心に折り畳まれていくことを感じられました。
それと共に、季肋部を横隔膜によって内面から締められ、その状態を保つことによって、負荷の有無に関わらず上肢を浮かせたままに出来ることが分かりました。
椅子から立ち上がっても、下肢の内側や後面のラインを感じやすく、観照塾の稽古でも、そうした意識を持って練習に取り組みました。

観照塾では、前後あるいは四方を囲まれた状態で、袋竹刀を用いての打ち込みを行ないました。
吸気によって上方へ伸び上がり、そこから保息した状態で力を抜いた後、呼気と共に倒れ込むように剣を振り下ろしていきました。
身体の向きを転換する前から次の相手へ意識を付け、また、常に物打ちにも意識を置いておくことで、動作を途切れさせずに続けられることが分かりました。
それから、雷刀で構えた相手の手首に袋竹刀の物打ちを当て、相手を押す練習もしました。
稽古の中で、I川さんに、丹田と物打ちの意識が合っているか否かを繰り返し伝えて頂き、両者の違いは感じることが出来ました。
そして、良い位置で、自分自身の身体の幅と意識の高まりを一致して細くしていくことが出来ると、進める方向に焦点が合ってくることを感じられました。
どうすれば、自分自身で動作を行なう上でそうした感覚を再現できるか、これから練習する中で検証していきたいと思います。

リンクを追加しました05

じとう接骨院
京都府京都市で接骨院を開業されており、私もセンタリング呼吸法セミナー山科教室に参加する際に訪問させて頂いています。
温かい人柄と、落ち着いた雰囲気の院内で、いつもリラックスさせて頂いています。

佐々木整骨鍼灸院
広島県広島市で整骨鍼灸院を経営されています。
多くの治療の勉強会に参加されており、幅広い経験を元に、その方の体質や症状に合った施術をされています。

プライベートサロン~クレッシェンド~
兵庫県西宮市で女性限定のサロンを経営されています。
独自の手法によるリンパ整体や、刮痧法、ドライへッドスパ等を用いて、全身のケアを行なっておられます。

トータルボディケアサロン てるてるぼーず
大阪府大阪市でフーレセラピー等を用いたエステサロンを経営されています。
毎日のように更新されているブログは、美味しい食べ物の情報が満載で、見ているだけでお腹が空いてきます。

体験記21

センタリング呼吸法セミナー 2012.02.12
今月の呼吸法セミナーでは、呼吸によって起こる力について学びました。
最初に、椅坐位で、爪先部、踵部、その間といったように、足の置き方を変えながら呼吸の変化を観察しました。
膝の力が抜ける位置に置くと、骨盤の前傾に伴う動きは大腿骨を通って両膝眼穴に反映され、下肢前面ではなく後面に張りが生まれることを感じられました。
その位置では呼吸が通りやすく、息を吸うことによって、上半身は上方に伸び、下半身においては足趾の付け根に体重が乗っていくことが分かりました。
私の場合は、椅坐位においてまだ後方に体重が乗っているため、足部前方に体重を乗せて行くためには、より前傾できるようにニュートラルな骨盤の傾きを調整していく必要性を感じました。
椅子から立ち上がる動作も、吸息時の下方への身体の伸びによって足趾の付け根が床から受ける反作用を利用することで、楽に行なえることを教えて頂きました。
立ち上がった時の鼠径部の深みを維持しながら体幹を起こしていくことで、そのまま力の抜けた立位の姿勢に移行できることが分かりました。

その後、丸椅子を両手で持ち、手掌を下に向けて大腸経を張りながら持ち上げたときと、上に向けて小腸経を張りながら浮かせたときの力の入り方の違いを観察しました。
それから、そのまま丸椅子を吸気によって前上方へと差し出していく動作を行ないました。
体重を前方に移動して立ち上がる動作を、自分自身を持ち上げるためではなく、丸椅子を浮かせるために活かすことで、呼吸が詰まらない限り運動を続けられることが分かりました。
前方まで充分に伸ばし切れた後は、保息して外枠を保ったまま力を抜き、身体内部の重みを下方まで落としていきました。
そして、呼気とともに、下りていった経路を辿ることが出来ると、丸椅子の上げ下ろしを、筋力ではなく呼吸から生じる力によって行えることが実感できました。
そのためには、手関節尺側を決めておいたり、上腕を外旋したり、第五腰椎を入れたりと、常に呼吸が滞りなく通っていくように、身体の使い方を工夫していくことが大切だと分かりました。

今回のセミナーでは、呼吸による力と筋力による力の違いを実感することができました。
M岡さん、呼吸法を学ぶ上で非常に大切なことに気付かせて頂き、ありがとうございました。

活動報告22

健康維持互助会 2012.02.12
今月の健康維持互助会では、呼吸と治療がどのように結び付いているかを学びました。
最初に、立位で、吸気によって上肢を浮かせ、呼気によって下ろすという運動を行ないました。
それから、負荷を加えてもらい、呼吸によって行なっている場合と、筋力によって行なっている場合を識別することで、どこまで浮かせられるかという現状認識をしました。
また、お互いに、相手がより高くまで上肢を浮かせられるようにするために、姿勢の取り方や意識の濃淡を変化させるといった誘導を行ないました。
そうした練習をする中で、動作のどの瞬間においても常に呼吸の通りかたを意識しておくことで、それを繋げていくことが呼吸によって浮かせられる経路となっていくことを感じました。

それから、呼吸と同調させて、伏臥位で寝た相手の身体を揺らすことで、緊張を緩める治療を練習しました。
相手の力が抜ける肢位になるようにポジショニングを行なってから、呼吸の通り方や軽く揺らしたときの波の状態を確認しました。
それから、繋がりの薄そうな部位に手を当て、吸気時に起こる上肢の伸びや前方への移動を利用して、相手の重心をずらしました。
相手の全身の繋がりを改善するために、頚部あるいは四肢の末端といった遠位まで通す意識を持って動作を行ないました。
通せる深さは自分自身の呼吸の大きさと直結しており、自分自身がより深い呼吸をできるように姿勢の取り方や手の当て方を工夫していくことの大切さを学びました。
呼気時には、相手の身体を引き戻すのではなく、重心が移動した相手の身体が揺り返してくるときに起こる反作用に従って、自分自身の身体が元の位置に戻るように力を抜いていきました。
呼吸に伴う動作に身を任せることによって、相手の身体に変化を投げかけられ、それに対する返答が返ってくるというキャッチボールが行なえることを感じました。
そして、自分自身が呼吸をしやすくなる状態を目指すことで相手の緊張を緩められ、相手の呼吸が深くなることで自分自身の緊張も緩むという相互関係が、治療として理想であることを感じられました。

後半は、I尻さんが参加してくださり、少林寺拳法の技を教えて頂きました。
実践的な仕掛け技や返し技や固め技などを実演して頂き、どのようにしてそれらの技が成立しているかを丁寧に説明してくださりました。
手部から固めていくことによって相手の重心をずらすと、体捌きによって完全に崩せるということを教えて頂きましたが、私は手の使い方や足の運び方を把握するのに手間取り、なかなか上手く掛けることが出来ませんでした。
けれども、拳法の合気道と似ている点や異なる点を学べ、また、その技を実際に受けることができ、とても良い経験になりました。
M岡さん、I尻さん、昨日は貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。

学習内容11

中心塾 2012.02.11
今日の中心塾では、センタリング呼吸法とバランス運動療法の関連性について教えて頂きました。
最初に、立位で呼吸を行ないながら、自分自身の身体の状態を観察しました。
姿勢を変化させたり、身体を前後左右に揺らしたりしながら、様々な条件を試しておくことが、自分自身の現状認識のみならず、様々な習慣をお持ちの患者さんの身体を診せて頂く上で重要であることが分かりました。
それから、両腕を横に広げ、肘頭と手背の向きを揃えてから前方で手を合わせ、なおかつ手関節尺側を決めておくことで、肩や肘に力を入れずに手部を動かせることを教えて頂きました。
それを片側の腕で行なうと「折れない腕」となり、吸気と共に指先を伸ばしていけると、相手の抵抗にぶつからずに運動を続けられることが分かりました。
呼吸で浮かせ、相手に意識を通しておき、そこに対して入れていく抜いていくという意味において、治療の手技や合気道の技が共通していることを感じられました。

それから、仰臥位になり、呼吸と共に骨盤時計を行なったり、上肢や下肢を浮かせたりして身体の状態を観察しました。
筋力によって動かすのではなく、呼吸に伴う身体の変化によって動作を実現することを目標として行ないました。
骨盤の前傾を目一杯行なうと、背部を丸め、下肢あるいは頭部を浮かせる運動になり、後傾を目一杯行なうと、脊椎を下位から一つずつ反らしていく運動になることが分かりました。
深い呼吸を繰り返す中で、吸気時におけるそうした姿勢の変化の仕方や、呼気時におけるそこからの緩み方の違いに注目しながら動作を行ないました。
私は、頭部を浮かせる運動において、頭部を持ち上げようとする意識が働いてしまい、後頚部に力が入っていることが多くありました。
しかし、小腸経を伸展するように手を組んで後頭部に当て肘から伸ばしていくことで、吸気によって季肋部を締められると頭部が自然に上がるという連動が分かりやすくなることを教えて頂きました。
そして、そうした動作の一つ一つが自分自身の身体の緊張を緩める運動であり、他者に誘導することが治療そのものであることを実感することが出来ました。

今回は中心塾の一部と二部の合同のセミナーということで、長時間に渡って指導して頂き、自分自身の身体の状態を丁寧に観察することの大切さを改めて感じました。
また、盛りだくさんの内容を、いつもとは違った雰囲気の中で、楽しく学ぶことが出来ました。
K野先生、参加者の皆様、今日はありがとうございました。

肢長損

今まで私は、自分自身の身体に対する感覚においても運動においても、頭部の下に体幹があり、そこから上肢や下肢が伸びているというイメージが強くありました。
しかし、最近、体幹や四肢といった身体の部位の分類に対する認識を見直す必要性を感じています。

私が何らかの運動を行なう際には、筋の収縮で遠位の骨を引っ張ることによって目的を果たそうとしてしまうためか、身体の末端から先導して動かすことが多くあります。
そうした運動では、筋の収縮している部位に対する意識が強くなり、結果として関節を固めてしまったり、繋がりが途切れてしまったりすることが分かってきました。
しかし、一部の筋の収縮ではなく、一本のラインの伸展を意識することによって起こる運動もあることを知り、そうすると、上肢や下肢の運動を体幹と切り離して考えることは困難であると考えるようになりました。
下肢後面の伸展に意識を置きながら骨盤を前方に傾ける運動をしていると、骨盤の上縁である腸骨稜のラインを明確に感じる機会がありました。
その結果、歩行時における下肢の運動も、それまで私が認識していたよりも上方から起こっているということを感じられ、その動きが体幹をどのように伝わって上肢の運動に結びついているのかを観察しやすくなりました。

それと同様に、上肢に対する認識も、より体幹に近付けていくことの必要性を感じています。
たとえ腕を目一杯伸ばしているつもりでも、そもそもの伸ばそうとしている対象が適切ではないために、自らの意識によって制限を加えてしまうといったことも起こりうるということが分かってきました。
また、手部から先行して動かしたときには、その状態を腕全体で支えなければならず、肩部の力を抜くことが困難になってしまうことがよくあります。
しかし、鎖骨や肩甲骨といった上肢帯を体幹から動かせるようになると、肩部や肘部を固めないために自由度が増し、負荷を体幹で受けられるため安定度も高まることが分かってきました。
それを様々な動作の中で自然に使えるようになるためには、上肢を胸部や背部を含めて捉え直していくことが必要なのではないかと考えています。

上肢や下肢に対する認識を拡大することによって、体幹の運動との関連性が明確になり、全身の繋がりが観察しやすくなるように感じています。
便宜上つけられた区分に囚われることで、知らない間に自分自身の身体の可能性を狭めてしまうことのないように、身体の使い方を工夫していきたいと考えています。

雪だるま

感想文88

観照塾 2012.02.04
昨日の観照塾では、袋竹刀や木刀を用いた剣術の稽古がありました。
剣を水平に構えた状態から、剣を持つ両手の中間に手を当ててもらい、相手を浮かせながら振り上げ、剣を立てて振り下ろす練習をしました。
剣を長軸方向に引き分ける動作は吸気に伴う身体の伸びと対応し、垂直方向に挟み込む動作は体幹の締めと対応していることが分かりました。
その分け目の意識を持っているかどうかで、相手に伝わる力には、剣に対する物理的な変化によるものでは無い差異が生じることを感じられました。
そして、相手を浮かせた状態から、分け目を支点として相手が崩れやすそうな方向を探り、呼気と同調させてゆっくりと剣を下ろしていきました。
その際は、分け目を骨盤の動きと一致させて動作を行ない、なおかつ刃筋に沿って斬っていく意識で振り下ろすことが重要だと分かりました。
それから、立替えを行ないながら、袋竹刀を用いての打ち込みもしました。
振り下ろす前に相手のどの深さまで通すのかをイメージし、振り下ろした後もそれを次の動作に繋がる余韻として引き寄せることが重要だと分かりました。
そうした意識によって、剣を振り上げる動作が足の向きや股関節の位置によって決まり、振り下ろす動作によって足の運び方が決まってくるといったように、一連の動作に繋がりが生まれることを感じられました。
昨日の稽古では、剣を使って攻めたり受けたりしているのではなく、剣を上げ下ろしする過程の全てが合気道の技になっていることを実感できました。
剣の一振り一振りに対して、そうした意識を持って、稽古に取り組んでいきたいと思っています。

 

Template Designed by めもらんだむ RSS
special thanks: Sky RuinsDW99 : aqua_3cpl Customized Version】