講習メモ01

今週の火曜日は、セラピストのNTさん、NIさんと、身体創りを深めることを目的として、「天晴会」を行ないました。
大まかにまとめると、以下のような内容で進行しました。

◇現状認識

立位で現状を観察する
・前後左右のバランス
・体重の掛かり方
・緊張している部位

仰臥位で現状を観察する
・床への付き方(左右差、圧力の程度、付いているか浮いているか)
・縮んでいる部位・伸びている部位
・呼吸の入り方(前後・左右の差、吸い上げられる高さ)

◇呼吸

吸って、吐く
吸って、吸い上げて、吐く
吸って、吸い上げて、保息して、吐く

・呼吸の深さや長さを変えてみる
・吸い上げる位置を変えてみる
・上肢や下肢の置き方を変えてみる
・呼吸に伴って、身体の他の部位にどのような変化が起こっているかを観察する

◇骨盤の動き

前後傾
左右回旋
左右傾斜

・呼吸と骨盤の動きの関連性(腹部への吸気時、吸い上げる位置による変化、保息時、呼気時、呼気と吸気の間)
・一軸性の動きではなく、傾きや締めや寄せが同時に起こる
・骨盤が動きやすい条件(脊椎・股関節・膝関節・足部とのバランス)
・仰臥位、正座位、椅坐位、立位など、様々な姿勢で動作の一致を確かめる
・骨盤の動きに伴う体重の掛かり方の変化、身体の移動方向
・日常に行なっている、どの動作と似ているか

◇変化の確認
最初と比べて、変わった部分と変わっていない部分を確認する


参考:自分の身体の点検マニュアル

体験記31

センタリング呼吸法セミナー 2012.05.28
昨日は、センタリング呼吸法セミナー長堀教室Ⅱにアシスタントとして参加させて頂きました。
椅子に座った姿勢で、手で手伝いながら、鼠頚部の締めや大腿骨の転がりや骨盤の動きを観察しました。
同じ動作を目標にしていても、参加者の方それぞれが身体の使い方も取り組み方も違い、適確にアドバイスさせて頂くことの難しさを感じました。

それから、お互いに向き合って両手を繋ぎ、両足を合わせ、股関節によって引いたり引かれたりという運動も行ないました。
股関節を交互に引くことで、片側の上肢や下肢が伸び、それぞれがクロールや背泳ぎに似た動作になることに驚きました。
また、鼠径部と仙腸関節を交互に意識しながら外周を通るように骨盤を動かすと、上肢や下肢への連動に伴って平泳ぎの動作になることを感じられました。
それぞれの泳法が、股関節の動きから起こる連動によって行なえることを知り、泳ぎに対する見方が大きく変わりました。

今月は、多くの勉強会に参加させて頂く中で、様々な視点から学ぶことができ、身体の使い方に関する観察を深められました。
特に私にとっては鼠径部の感覚がずいぶん変わり、そこから身体の繋がりを感じやすくなったことを実感しています。
M岡さん、参加者の皆様、本当にありがとうございました。

体験記30

センタリング呼吸法セミナー 2012.05.27
昨日の呼吸法セミナーでは、呼吸に伴って起こる身体の連動について学びました。
最初に、仰臥位で畳の上に寝転び、自分自身の姿勢や呼吸の入り方の現状認識を行ないました。
それから、下腿部から先を台の上に載せた姿勢で、呼吸の入り方にどのような変化があるかを観察しました。
腹部への吸気時には鼠径部の締めを意識することで骨盤が前傾し、その締めを維持したまま腰部へ入れることで骨盤が後傾し、身体を細くしたまま吸い上げられることが分かりました。
脚を台に乗せていると膝の力が抜けやすく、呼吸に伴う骨盤の動きが、膝や足部にどのように伝わっているかを観察しやすくなりました。

それから、腰部への吸いあげに伴う骨盤の後傾を脊柱に伝えていくことで、脊椎を尾側から順に引き上げ、背部を反らせていく運動を行ないました。
上位の脊椎に移動するのに従って顎を引いていく意識を持つことで、後頭部と踵だけが畳に付いた状態まで吸い上げられることが分かりました。
さらに、ゆっくりと息を吐きながら、呼気と共に力が抜けていくことを感じることで、脊椎を頭側から順に下ろしていくことも出来ることが分かりました。
呼吸に伴うそうした変化を丁寧に観察していくことが、脊椎一つずつを認識できるようにしていく上で大切であるように思いました。
それから、両手を上に伸ばしたり、胸の前で合わせたりして、上肢との繋がりを観察しました。
吸い上げと共に、肋骨前面の内側を通る二本のラインを意識することで、上肢尺側を伸ばし切れることを感じられました。

その後、二つの椅子を離して置き、頭部と足部だけを椅子に乗せて両間の橋渡しができることを実演してくださりました。
後頭骨と仙骨のバランスによって督脈の張りを形成できていると、腹部に人が坐っても平気なほどの安定感が生まれることに驚きました。
私も試してみましたが、その姿勢を保つのに精一杯で、不安定な状況で観察してみると、身体のあちこちに余計な力が入ってしまっていることを実感できました。
M岡さん、K元くん、昨日はありがとうございました。

活動報告25

健康維持互助会 2012.05.27
今月の健康維持互助会では、力を抜くことの大切さを学びました。
立位で両手を前に出した姿勢から、相手に負荷を掛けてもらい、手首、肘、肩、胸、背中と順に力を抜いていく練習をしました。
相手の重みを上肢の力で受け切ってしまうと、そこから外枠を保ったまま力を抜いていくことは困難となってしまうことが分かりました。
相手からの負荷に関わらず、肩や肘の力を抜くことが出来る位置に上げられるように、身体の使い方を工夫していくことの大切さを感じました。
また、押す側においては、相手が力の抜けた状態に近付きやすいように、重みが丹田に落ちるように負荷を掛けることの難しさを感じました。

両手でボールを挟み、呼吸に合わせて投げたり受けたりするキャッチボールもしました。
吸気に伴う上肢の浮きや伸びによってボールを投げられ、呼吸の大きさや意識の深さをもって、投げる距離や高さを調節できることを感じました。
受けるときも、呼気に伴う吸い込みを意識することで、接点でぶつかることなくボールを受け入れられることが分かりました。
複数の人でキャッチボールをしていると、次第にお互いの息が合い始め、動作やボールの移動にリズムが生まれてくることを面白く思いました。

それから、相手からの押しに対して、海底で揺れるワカメのように力を受け流す練習もしました。
身体のどこを押されても、受けた力に逆らわず、自分自身の力を抜いたまま揺れに任せることで、吸気時には再び元の位置へと戻れることが分かりました。
片方の手で支点を作り、もう一方の手で固まっている部位が緩む方向へ撫でて誘導することが出来ると、相手の緊張を緩める治療にもなることが分かりました。

その後、それぞれの臨床における課題を出し合い、お互いの治療も行ないました。
私は、仰臥位あるいは側臥位になって頂き、膝関節と足関節を把持し、浮かせた状態から頚部と繋げて下肢を伸展する手技を練習させて頂きました。
施術中にどこが張っているかを伝えて頂くと、下肢の外側面や前面を緊張させてしまうことが多く、力を抜いたまま浮かせることの難しさを感じました。
そして、普段から、そうした患者さんの状態を診た上で治療できていないことを痛切に感じました。
私は頚まで入れようとする意識からか前に出すぎていることを指摘して頂き、意識を後方に持ち、実際に位置取りも後方へ移動したときに、初めて下肢が自然に伸びていく方向を感じられました。

参加者の皆様、昨日も多くのことに気付かせて頂き、ありがとうございました。
来月もよろしくお願いします。

感想文99

観照塾 2012.05.26
今日の観照塾では、ボールを使った稽古がありました。
正坐位で向き合い、ボールを持ちながらの合気上げを練習する中で、緩みを取ることの大切さを教えて頂きました。
やや脚を開いて畳との接地面における緩みを取るように意識することで、自分自身の皮膚の緩みが取れ、体幹が立ち上がり、骨盤や肋骨が締まり、呼吸が通る準備を出来ることが分かりました。
ボールとの接点においては、労宮で引いて指先の皮膚の緩みを取ることで手をボールに吸い付け、ボールの中央を意識しながら、呼吸が相手の後方を通っていくイメージで浮かせました。
相手を浮かせた後も、相手との接点を止めたままダンスを踊れるくらいの余裕を持つことで、自ら固まることなく次の動作に移れることが分かりました。
指先を一本ずつ意識して順に入れていくことで、自分自身を絞る臨界点を感じられ、自然に手関節尺側が決まっていくことを感じられました。
手関節が決まっていても、肘や肩の力を抜いて楽に動かせる状態にしておくことで、手部の攻めが前腕尺側へと繋がり、相手との間に緩みを生じることなく動作を続けられました。
そして、接地面での緩みを取り続けるように骨盤を中心として動作を行なうことで、上肢を動かすことに気を取られずに技を掛けきれることが分かりました。
私は、緩みを取るというと相手との接点ばかりに意識が向いていましたが、今回の稽古でずいぶん見方が変わりました。
臨床においても、学んだことが活かせるように工夫していきたいと思います。

深感覚

今日は、KTさんの治療院に上がらせて頂き、「吉祥会」に参加させて頂きました。
前半は、M岡さんに、経絡という視点から身体の使い方を教えて頂きました。
椅子に座った姿勢で、特定の経絡を意識しながら、股関節の運動を行ないました。
腎経を働かせることで身体前面にある鼠径部の意識が明確になると、同時に膀胱経も働き身体後面にある仙腸関節の感覚が生まれることを感じられました。
また、動作を行なう中で、流れが滞っている経絡だけを意識するのではなく、実と虚の両面から診ていくことの大切さを教えて頂きました。
そうした陰陽のバランスによって、身体の厚みを認識することができ、それが動作の深さとして表れてくることを感じました。
私は、バランスと言うと左右差に目が行きがちでしたが、自分自身が呼吸や動作を行なう上で身体前面の意識が強いことを実感し、前後のバランスにも注目していく必要性を感じました。

それから、仰臥位になり、身体の厚みを意識しながら呼吸を行ないました。
腹部に吸気を吸い込むと鼠径部の締めと共に骨盤が前傾し、その締めを維持したまま腰部へと吸い上げることで骨盤が後傾していくことが分かりました。
胸部や頚部への吸い上げも、骨盤や肋骨を締めたまま行なうことが、身体内部の空気の移動を感じ、その力を上肢へ伝える上で重要であることが分かりました。
さらに、腹部に分厚い本を乗せて呼吸を行なうと、腹部への吸息によって浮かせた本の重みが、保息に伴う緩みによって身体内部を通り、背部まで沈んでいく感覚が感じやすくなりました。
今まで私は大きな呼吸を目指そうとしたとき、身体の表層を膨らませることに意識が向き、身体内部の観察ができていなかったことを感じました。

後半は、KTさんの鍼治療を受けさせて頂きました。
私は、下肢後面の膀胱経のラインに疲労感があったので、小腸経の後谿穴への置鍼で緩めて頂きました。
また、ちょうど前半に教えて頂いていた正経の関係や、奇経との関連も感じられ、とても良い経験になりました。
M岡さん、KTさん、今日も多くのことを学ばせて頂き、ありがとうございました。

流れ母指

昨日は、M岡さんのご自宅にお邪魔して、NTさんとの「3人会」に参加させて頂きました。
施術の練習を行なう前に、椅子に座って、股関節と骨盤の動きの関連性を観察しました。
動作に移る前の姿勢を調節したり、固まっている部位を緩めたりと、動作を行なえるように条件を整えていくことの大切さを学びました。
骨盤の動きによって手の下に置いたボールを転がせると、移動するボールの球面に対応して上肢の関節それぞれが連動して柔らかく動き、それがそのまま治療における身体の使い方と一致していることを感じられました。
NTさんに姿勢や動作をアドバイスをさせて頂く中で、私自身の抜けてしまっている部分に気付くことが沢山ありました。

それから、私が患者役としてモデルを務めさせて頂き、伏臥位で肩甲骨周りの緊張を緩める手技を受けさせて頂きました。
母指で押すのではなく、四指を引っ掛けて呼吸によって浮かせることで、結果的に母指が当たっている箇所に圧が加わり、動作の中で緊張が緩んでいくことを感じられました。
また、肩甲骨の動きが、背部や腰部の固まっている部位に、どのように伝わっているかを観察しました。
肩甲骨の浮いていく方向によって、緩む位置とより固まる位置があり、二点を繋げたままで通り道を見つけることで、離れた部位の緊張も改善していくことを感じられました。
施術を受けていると、M岡さんの助言のもと、NTさんの手技がどんどん変化していかれていることがよく分かりました。
また、モデルをさせて頂く中で、自分自身の施術と照らし合わせて体感することができ、学ぶところが多くありました。
M岡さん、NTさん、昨日はありがとうございました。

体験記29

センタリング呼吸法セミナー 2012.05.23
昨日は、センタリング呼吸法セミナー山科教室に、アシスタントとして参加させて頂きました。
最初に、椅子に座ったときの坐骨結節への圧の掛かり方を感じることで、体重の乗り方と骨盤の傾きとの位置関係を確認しました。
骨盤前傾と後傾のいずれの臨界点においても、第五腰椎が抜けない範囲に仙骨の角度を保つことが、鼠径部を開かずに骨盤の運動を続けるために重要であることが分かりました。
また、脚の開き方や、膝や足首の向きや、足趾の立て方など、力を抜いたまま動作を行なうためには、様々な要素が関わっていることを感じました。

それから、大腿部の外側から内側へ、あるいは内側から外側へと、手で手伝いながら大腿骨を転がすことで、股関節がどのように動いているかを観察しました。
手を大腿部の輪郭に沿うように滑らせることが出来ると、股関節の内方を始点として下肢が一体となって動いていることを感じられました。
そして、固まっている部位や動きの悪い方向を確認しながら、手部で圧を加えたり動かし方を変えることで自分自身でバランスを調整することを学びました。
アシスタントをさせて頂く上で、お一人お一人がそうした動作を行なう上でベストとなる姿勢や動かし方を診ていくことの難しさを感じました。
そうしたお手伝いをさせて頂くことができるようになると、後はご自身が動作の中でどんどん気付いたり変化したりしていかれるということを目の当たりにしました。

今月は股関節の動きについて学ぶ機会を多く頂いていたにも関わらず、出来ていないことが多々あり、自分自身の練習不足を痛感しました。
動作を行なう前の前提条件をもっと大切にしながら、練習に取り組んでいきたいと思います。
M岡さん、K元くん、ZKさん、参加者の皆様、昨日はありがとうございました。

感想文98

観照塾 2012.05.19
今日の観照塾では、ボールを用いての稽古がありました。
最初に合気体操を通して行なった後、ボールに馴染むことから始まりました。
脚を開いて畳の上に坐り、鼠径部と殿筋粗面の行き来に意識を置いて、骨盤を前後に傾けたり左右に回旋させながら、両手でボールを転がしました。
仰臥位で寝転んで、上肢の下や仙骨の下にボールを置き、骨盤の動きとボールの転がりの関連性を観察したりしました。
それから、坐骨と接するようにボールを挟んで正座をした状態で、合気上げを行ないました。
ボールの転がりを意識することで、呼吸と、骨盤の動きとの一致を感じやすくなり、相手に腕を押さえられていても、楽に上げることが出来ました。
最初のボールを置く位置や骨盤の傾きによって、技の掛かりやすさが大きく変化することを実感し、ボールが無い状態でも良い位置から始められるように、姿勢の取りかたを工夫することが、どれほど大切かを学びました。
それから、両手でボールを持った状態で、「ロッキングチェア」や「六方円」の動作を行ないながら、技を掛ける練習もしました。
相対稽古を行なう上で、息を吐いて引き込むときには、相手も息が吐きやすい位置へ、息を吸い上げて浮かせるときは、相手も息を吸いやすい位置へと、自分自身と相手の呼吸を同調させていくことが大切であることが分かりました。
技を掛けようとした瞬間に無理な呼吸や力みが生じてしまうことが多くありましたが、技の掛け合いを意識せず、呼吸に伴う動きに任せて相手との間に大きな円を描くことが出来ると、お互いがボールを中心に回っているような一致した動きが生まれることを感じられました。
ボールと接しているときに感じられる柔軟な動きにもっと馴染めるように、工夫しながら練習していきたいと思います。

股球法

昨日は、KTさんの治療院での「3人会」に参加させて頂きました。
前半は、私が合気体操に関して気付いた事柄をKTさんにお伝えできるよう、体操を順番に行ないながら進行しました。
自分自身が感じた感覚や、学んだ身体の使い方を、体感として相手に伝えることの難しさを感じました。

後半は、M岡さんに、股関節の動きを中心に教えて頂きました。
椅子に座って脚を広げ、ボールの上に手を乗せて、両側の股関節の動きと、ボールの転がりとの関連性を観察しました。
私は特に骨盤が後傾方向に傾くと、股関節の寄せが緩んでしまうことが多くあったので、鼠径部の締めを維持したまま転がすことを意識して行ないました。
骨盤の前後の傾きや左右の寄せといった一方向の動きに見えても、股関節の動きは直線ではなく、ボールのように立体的に転がり、それらの複合によって、様々な動きが実現できることを知りました。
そして、手関節や肘関節も、股関節の動きと連動して転がっていることを感じられ、身体のあらゆる関節をそうした柔らかい繋がりを持って動かせるように練習していくことの必要性を感じました。

それから、お互いが向き合って椅子に脚を広げて座り、手を引き合う相対稽古もしました。
腹部に吸気を入れて上方へ吸い上げる中で、鼠径部の引きや骨盤の前傾や脊椎の伸びや肋骨の締めなどが同時に起こり、相手の負荷に関わらず上肢を挙上できることが分かりました。
引く側が「噴水」のように股関節から繋げて相手を引き上げられると、引かれる側は自然に「朝顔」のように伸びていくことを面白く思いました。
それから、立位で向き合い、腕や脚を互いに交差させて、股関節によって攻めたり受けたりという、やり取りを行ないました。
上肢や下肢の関節を固めることなく、股関節から起こる揺れを伝えられると、お互いの引きと攻めを滑らかに行き来させられることが分かりました。
そして、そうした股関節を中心とした動きと、合気上げや剣術といった様々な動作との共通性を感じました。
再び、合気体操を行なうと、股関節から起こる動きを自然に行なうことができ、動作が大きく変化したことを感じられました。

その後、KTさんに右肘の疲労を主訴として鍼治療を施して頂きました。
脈診、舌診、腹診、触診を用いて丁寧に診断して頂いた後、左側頭部へ置鍼をしてくださりました。
手部尺側の温度差や、腹部の発疹や、側頭部の圧痛など、指摘して頂いて初めて気付くことも多くありました。
施術後は、力が抜けた状態が心地よく、うっかり熟睡してしまいました。
それから、刺鍼や触診における手の使い方を見せて頂く中で、私が普段行なっている方法を見直すキッカケを頂き、とても勉強になりました。

今回も、多くの貴重な体験をさせて頂き、こうした会に参加させて頂けることを大変ありがたく思っています。
M岡さん、KTさん、昨日はありがとうございました。

静動境

昨日は、M岡さんのご自宅に伺い、「3人会」に加わらせて頂きました。
そして、M岡さんに、合気体操のそれぞれの動きの繋がりを感じられるように教えて頂きました。
呼吸に伴って、鼠径部が締まる位置へ、仙腸関節が締まる位置へと全身を移動できると、「ロッキングチェア」のように身体が前後に揺れることが分かりました。
毎回の動作を臨界点まで追求していくことで、吸気時には踵が浮くくらいの大きな動きとして表れてくることが分かりました。
また、鼠径部や仙腸関節を内部から締める意識によって、それと連動して胸郭も締まり、その幅で動作を行なえることが分かりました。
私は今まで、「ペンギン」の動作で下肢が不安定になってしまうことが多くありましたが、鼠径部を引き寄せられるように足を置いたり、前足と臍の向きを合わせたりといった、動作を行なうための前提条件を整えられていなかったことが分かりました。
そして、鼠径部の引き寄せによって身体中央から順に折り畳んでいくことで、体幹の前方への傾きと、臀部の後方への引き上げが釣り合い、バランスを崩すことなく運動を続けることが出来ました。

それから、下から順に吸い上げた空気を、指先まで通していくためには、肩甲骨や鎖骨を自由に動かせる状態にしておくことが大切だと分かりました。
「扇子回し」で両手を後方に回して一旦固まっても、肩甲骨と鎖骨の緩みから肩を返すことによって再び前方に回す余地が生まれ、手関節を決めたまま運動を続けられることが分かりました。
また、吸い上げる位置や方向を変えることが、外見上における体操の動作の違いとして表れていることを感じました。
届く限り空気を吸い上げると「天地人の串刺し」の伸びになり、自身で受け止めると「でんでん太鼓」の引き寄せになり、身体の前面後面で循環させると「亀と鳥」の揺らぎになるように思いました。
私は、特に息を吐く過程を簡単に考えてしまっていましたが、いつでもどこでも意識的に止められるように段階を細分化していくと、一回の呼吸においても多大な集中力を必要とすることが分かりました。
そして、そうした意識を持って呼吸を行なうことが、一つ一つの運動や感覚の繊細さを高めるために大切であることを感じました。
また、「たまたま」はボール、「パドリング」は棒といったように実際に物を持ったり、「噴水」や「朝顔」を具体的にストーリーを思い描きながら行なうことが、動作と意識を一致させていく上で重要であることが分かりました。

M岡さん、S木さん、昨日も多くのことに気付かせて頂き、ありがとうございました。
教えて頂いた盛りだくさんの内容を消化できるように、これから練習していきたいと思います。

感想文97

観照塾 2012.05.12
観照塾でも、引き続き、相手と呼吸を合わせることの大切さを教えて頂きました。
最初に合気体操を一通り行ない、「亀と鳥」「たまたま」「パドリング」「階段」といった体操の動作を活かして合気上げを練習しました。
呼息とともに力を抜き、腹部に吸息を入れ、上方へと吸い上げ、さらに相手の向こう側まで通していくことで、相手を浮かせられることが分かりました。
それから、手をその位置に残したまま、鎖骨を緩めることができると、相手の落下していく方向が感じられ、後はそれについていくだけで転んでしまうことが分かりました。
正坐位で肩部を上から押さえられていても、立位で胸部を前から押されていても、空気の向かう方向が異なるだけで、自分自身の呼吸を相手へ伝えるという点では共通していることを感じられました。
二人の相手に縦列に並んで両手を押さえてもらい、後方の方まで返す練習もしました。
前方の方の頚部まで繋げることが出来ると、目で見えていなくても、後方の方へどのように力が伝わっているかを感じられるようになることを不思議に思いました。
後方の方まで充分に力を伝えるためには、さらにその後ろまで意識を広げ、直線ではなく、土台から掬い上げるようなイメージを持って力を通していくことが重要だと分かりました。
様々な状況での合気上げを行なう中で、技が掛かりにくいときは、吸気を吸い上げられていないために鎖骨を充分に緩められなかったり、目標とする部位まで空気を通せていないために相手を浮かせられなかったりと、自分自身の呼吸を満足に行なえていないことが理由であることがほとんどでした。
改めて、自分自身の呼吸の吸い込みや吸い上げが思ったように出来ているか見直していきたいと思います。

学習内容14

中心塾 2012.05.12
昨日の中心塾では、最初に、正坐位になり、窓の外の景色を眺めながら、自分自身の呼吸を観察しました。
両手の五指をそれぞれ合わせ、母指を壇中穴に、あるいは小指を鳩尾穴に付けて、上肢の位置関係と呼吸のしやすさの関連性を観察しました。
肩や肘の力が抜けて、手首が決まる位置に置き、呼吸をしやすい姿勢を取ることが出来ると、身体内部の重みや相手からの負荷が丹田に落ちていくことを感じられました。
また、15秒という時間の区切りを設け、それに合わせて、繰り返して息を吐き、吸うといった練習もしました。
息を吐き切ったり、吸い切ったりするタイミングを、自分の都合ではなく、明確に時間を決めて行なうことの難しさを感じました。

それから、畳の上に仰臥位で寝転び、自分自身の姿勢や呼吸の入り方を観察しました。
後頭部に両手を当てると、呼吸に伴って、上肢が伸びたり縮んだり、上がったり下がったりしている様子を感じやすくなりました。
そして、相手の身体のいずれかの部位を把持して、より伸びやすい方向へと付けていくことが、そのまま治療になることを教えて頂きました。
補助をする動作は、相手が息を吸って浮いた状態から、保息してゆとりが生まれ、息を吐いて充分に緩む状態に至るまで、常に自分自身と相手の呼吸を合わせて行なうことが大切だと分かりました。
大きさや長さやテンポがそれぞれ異なるであろう相手の呼吸に対応していくためには、自分自身の呼吸もそれに合わせて自在に使いこなせるようになることの必要性を感じました。
また、相手の様々な動きに対応したり、伸びやすい方向を感じ取るためにも、そうした呼吸に伴って身体に起こる変化を、自分自身の体感として残していくことの大切さを教えて頂きました。

そして、仰臥位の姿勢で出来る、様々な自己調整法を教えて頂きました。
下肢を浮かせた状態から骨盤を動かしたり、上肢と下肢でバランスを取ることで全身を伸ばしたり、仙骨と後頭骨の連動によって脊椎の反る丸める運動を行なったりしました。
脊椎を反らせた姿勢から、顎を引いて後頭部を畳に付けたまま、頚椎を尾側から順に浮かせていく動作も行ないました。
私が普段あまり使えていなかった上部頚椎を伸ばすことができ、起き上がってみると、頚部が軽くなり、意識しなくても大椎が決まりやすい位置まで後頚部を引けていることを感じられました。

K野先生、その時々で私が課題として感じている事柄を汲み取って勉強会に取り入れてくださり、本当にありがとうございます。
呼吸をまた新しい視点をもって観ることが出来ましたので、日常に取り入れられるように工夫していきたいと思います。

寄せ分化

昨日は、KTさんの治療院で、M岡さんに身体の使い方を教えて頂きました。
最初に、仰臥位で膝を曲げて寝転び、骨盤を12時6時の方向に動かす練習をしました。
骨盤の前傾によって脊椎が順番に引きずられ、身体は尾側に向かい、後傾によって頭側へ押し戻されていくことを感じました。
さらに、視線による誘導を行なうことで、前傾しながら目で頭より上のほうを見上げると、背部が反り、後頭部と尾骨を基部とするアーチが形成されることが分かりました。
一方、後傾しながら臍のほうを見ると、背部が丸くなり、頭部と足部が持ち上がることでバランスが保たれることが分かりました。

私は、前傾のほうが可動域にゆとりが少なかったため、脚を広げて恥骨が下方を向くように椅子の縁に腰掛け、骨盤を前方に転がす練習をしました。
臀部の丸みの下方に手を当て、その部位を後方へ引く意識によって、鼠径部の溝が深くなり、骨盤が前方に転がるという変化を観察しました。
私は、鼠径部の締めを、大腿骨を骨盤に寄せる動作と同じものとして捉えていましたが、脚を開いた姿勢のままでも鼠径部を締められることを実感でき、鼠径部の感覚がずいぶん変わりました。
それから、相撲の四股のように脚を開いて立ち、両側の鼠径部を締めながら臀部を後上方に持ち上げていくことで体幹を前屈したり、鼠径部を締めたまま骨盤を元の位置に戻していくことで体幹を起こす動作を行ないました。
また、先ほど手を当てていた部位を反対側へ寄せ、片側の鼠径部を締めていくことで体幹の向きを切り替える運動も行ないました。
それら上下左右の組み合わせによって、下半身を安定させたまま体幹を必要とする方向に向けられることが分かり、その動作が上半身に伝わると、鼠径部を動かす意識のみで、様々な動作を実現できることを実感できました。

その後、KTさんに、後頚部の疲労感を主訴として鍼治療を施して頂きました。
脈診、腹診、舌診を始めとして丁寧に診断して頂き、それらがどのような状態であるか説明してくださりました。
頭部に置鍼をして頂いた状態で、うとうとしている間に時間は過ぎ、気付かない間に頚部が軽くなっていることを感じられました。
また、診断の際に、側頭部の圧痛、季肋部の張りの左右差、舌の状態などを分かりやすく説明してくださっていたため、施術の前後のどのような変化が起きたかを確認することが出来ました。

M岡さん、KTさん、昨日はお忙しい中、時間を作って指導して頂き、ありがとうございました。

進退足底

昨日は、NTさんのサロンにお邪魔して、治療の勉強をさせて頂きました。
美味しいお茶をご馳走になった後、私がNTさんの施術をさせて頂きました。
鍼治療や徒手療法を用いて、上肢や背部の疲労が改善することを目標として施術を行ないました。

それから、施術時の姿勢を工夫することで、上肢が疲れないように押圧する練習もしました。
鼠径部の溝を深くすることで上半身を傾け、骨盤の傾きによって起こる力が手部へ伝わるようにするには、どのように上肢を形作れば良いかを研究しました。
余計な力が入らないようにするためには、肩の上げ方、肘の曲げ方、手指の置き方といった、様々な要素が関わっていることを感じました。

その後、NTさんがサロンで行なっておられるフーレセラピーを体験させて頂きました。
伏臥位の姿勢で、下肢後面から始まり、腰部、背部、肩部と、足によって施術をして頂きました。
部位によって、押したり、叩いたり、さすったり、揺らしたりと使い分けられ、全て足部でされているとは信じられないほど多彩なテクニックに感心しました。
施術をして頂いた後は、施術前よりも腰背部が軽くなり、脚部が温まっていることを感じられました。
また、骨盤の傾きによって浮かせた脚の体重の配分を調節する、足で押すのではなく相手から伝わる反作用を感じる、足を使うことで術者も健康になるように施術する、といったフーレセラピーに関する説明は、他の施術においても当てはまるように感じられることが多く、とても勉強になりました。

施術に関する内容以外にも、聞かせて頂いたお話やサロンの雰囲気から、様々な工夫やこだわりを感じ、参考になる事柄が多くありました。
NTさん、昨日は貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。

 

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