講習メモ04

今週の「天晴会」は、以下のような内容で進行しました。

◇現状認識

立位での現状を観察する
・足底のどこに体重が掛かっているかを観察する
・どの方向が弱いか、押してもらって確かめる

目を瞑って現状を観察する
・身体の揺れやバランスの変化
・身体の移動方向
・緊張している部位

◇呼吸

<椅坐位>
下肢の置き方による呼吸の変化を観察する
・つま先の向きを変える
・つま先を上げたり、踵を上げたりしてみる
・膝を曲げる角度を変える
・骨盤の傾きを変える
・体重がどこに掛かっているか(足底・臀部)
・緊張している部位が無いか

手を垂らして、呼吸に伴う上肢の揺れを観察する
・揺れる方向を変える(前後・左右への揺れ、左右回旋、傾斜、羽ばたき、回転、・・・)
・骨盤の動きとの関連性
・揺れの起点がどこにあるか
・揺れやすい方向と、揺れにくい方向
・条件を変えてみる(手掌の向き・手首の角度・手指の曲げ伸ばし・視点を置く距離)

◇相対練習

<正坐位>
両腕を把持してもらい、相手に揺れを伝える
・力がぶつかるときと、ぶつからないときの違い
・相手の身体のどこに揺れが伝わっているか
・互いの動きの対応

側臥位の相手を揺らして、緊張を緩める
・色々な方向に揺らしてみる
・揺れの伝わりやすい部位・伝わりにくい部位
・揺れの深度

◇変化の確認

立位で、最初と比べての変化の有無を確認する

体験記32

センタリング呼吸法セミナー 2012.06.24
先日の呼吸法セミナーでは、頚部の位置の重要性について学びました。
最初に、一人ずつ順番に鏡の前に立ちながら、立位での姿勢を観察しました。
それぞれの方の身体腹側や背側や側面に現れている表情の関連性を説明して頂く中で、気付くことが多くあり、身体の現状を多角的に診ていくことの大切さを学びました。

仰臥位での現状も確認した後、呼吸に伴う上肢や下肢の浮きを観察しました。
呼息と吸息が切り替える前に大腿骨が中央に寄り、吸気に伴う骨盤の前傾によって膝が浮き始めることを感じられました。
また、後頭部の下に書籍を挟み、その圧を感じながら呼吸を行なうことで、後頭骨への圧の高まりと対応して、上肢が浮き上がることを感じられました。
途中で、正坐位になり、みぞおちの高さに帯を巻き、呼吸に伴う内圧の変化を観察しました。
帯による圧を感じながら呼吸を行なうと、吸息や呼息を全方向へ均等に出入りさせられていないことが感じやすくなりました。
吸気に伴う肋骨の締めや、脊椎の伸びや、帯の両端を持つ手による引きが一致してくると、帯の張りを適度に保ちながら呼吸を続けられることが分かりました。
再び仰臥位になり、肋骨の均等な締めを意識しながら、内部を通して吸い上げていくことで、脊椎を丸める動きが上方へと伝わっていくことを感じられました。
さらに、より顎を引くように意識して吸い上げていくと、浮いた上肢に引き寄せられるように頭部も持ち上がることが分かりました。

その後、伏臥位で呼吸を行ないながら、頭部や下肢を浮かせる練習もしました。
私は、頭部まで呼吸を吸い上げる前に、頭を上げようとする意識が先立つために、先に上位胸椎で引き上げてしまっていたことが分かりました。
脊椎の繋がりを感じやすいように感覚を入れて頂くと、仙骨と後頭部が連動して督脈に張りが生まれ、上から押されていても頭部を持ち上げられることが分かりました。
M岡さん、K元くん、先日も多くのことに気付かせて頂き、ありがとうございました。

活動報告26

健康維持互助会 2012.05.27
昨日の健康維持互助会では、身体の意識の分布について学びました。
最初に、経絡の流れに沿って腕や脚を軽く叩打したり、浮かせた手を引き寄せて体幹に圧を加えることで、自分自身の現状を確認しました。
左右や内外側を比べながら動作を行なうと、実感の濃度に差があることを感じられました。
それから、正坐位で、百会穴や頭部の前後左右の点にボールを当ててもらい、呼吸に伴う圧力の変化を観察しました。
ボールのある方向へ押すのではなく、軸を立てながら圧を保つことで、一部に意識が偏ることなく動作を継続できることを感じました。
また、腹部や胸部あるいは腰部や背部にボールを当てながら、呼吸による力がどのように伝わっているかを観察しました。
ボールを当てている側から、反対側へと内部を空気が行き来することを感じながら呼吸を行ないました。
また、腹側と背側の呼吸の入り方の違いを感じることで、空気が入りにくい部位や、実感が薄い部位を確認しました。
圧を加える側も、自分自身の軸を立て、同様の部位に同様の圧力が加わっていることを感じながら行なうことが、相手の内部の状態を感じる上で重要であることが分かりました。

それから、最初に叩打して圧痛を感じた部位や、呼吸をして意識の薄かった箇所の状態を改善させることを目的として、臥位での治療を行ないました。
上肢や下肢を把持して、関節のゆとりの有る方向とゆとりの無い方向を一つ一つ確認し、その方の使い方の癖を観察しました。
そして、普段の癖の位置から、首まで繋がりやすい肢位へと誘導し、その位置で押圧や伸展を行ないました。
繋がりやすい位置を観察する過程そのものが治療になり、それを相手に伝えながら行なうことで、使い方の癖を感じて頂くことが大切だと学びました。
その後、回旋や傾きや捻れといった全身のアンバランスを改善させることを目的として、奇経治療を行ないました。
上肢と下肢において対応する奇経の二穴を指で繋ぎ、それによって起こる身体の変化を観察しました。
大きな変化がすぐに結果として現れてくることを目の当たりにし、慎重に変化を診ながら治療を行なうことの大切さを学びました。

今回も、様々な経験を積まれてきた方と交流させて頂くことができ、たいへん勉強になりました。
参加者の皆様、昨日はありがとうございました。

観照文02

観照塾 2012.06.23

ボールを持ちながらの合気上げ
・腰背部への呼吸の吸い上げ、攻め
・脊椎の繋がりが途切れている高さ
・イメージをありありと思い浮かべる(ボールを相手のほうに投げる、相手の身体の上を転がす、高いところから低いところへ落ちる、・・・)

経絡を意識して繋げる
・手指それぞれの役割
・自分自身と相手に伝わる経絡の対応
・明確な目標を持つ(点、ライン、空間)
・意志と動作の一致による迷いの無い動き

筆を持つ
・手部の決めと、橈・尺骨間の締め
・母指・示指と橈骨、薬指・小指と尺骨の対応
・手部の引き攻めと、前腕の回内回外・肘や肩の動きの関連性
・前腕橈側から肩部前面への繋がり、尺側から背部への繋がり

稽古終了後に、K野先生に手背に筆を当てて頂き、筆使いやそれによって伝わる感触を体感させて頂きました。
「付ける」ことが出来ると、筆先と手背の間のわずかな接点でも「提」によって重力に逆らって浮かせられることは、私にとっては衝撃的でした。
鍼治療にも活かせるように、これからの目標にしていきたいと思います。

頚部保

昨日は、KTさんの治療院で行われた「吉祥会」に参加させて頂きました。

今回は、それぞれテーマを持ち寄って、それらを解決することを目標として、仰臥位での呼吸の観察から行ないました。
呼吸の入りやすい部位と入りにくい部位を確認してから、手や足の置き方を変えたり、タオルを挟んだりして、呼吸の入り方の変化を観察しました。
アドバイスさせて頂く中で、現状での癖や、そこからの変化を体感として残して頂けるように誘導することの難しさを感じました。
それから、ボールを、壁と身体後面の間で挟んだり、床と身体前面の間に入れたりして、圧力の変化を感じながら呼吸を行ないました。
ボールの位置をずらしても、それ以前に感じていた圧力を思い浮かべながら続けることで、同時に意識できる箇所が増え、身体の連動を感じやすくなるように思いました。
私は、身体背側の連動に関して、仙骨と後頭骨の後方への押しのイメージがありましたが、吸気に伴う頚椎の後上方への浮きを意識することの大切さを感じました。
それによって後頭骨の引きに、胸骨や肋骨がついてくることを感じられ、上肢帯の土台を形成することで鎖骨や肩甲骨が自由に動かせる状態となり、上肢を楽に浮かせられることが分かりました。
そうして生まれた軸を保つことで、安定した動作を行なうことができ、それが「折れない腕」を実現するためにも大切であることを検証しました。
M岡さん、KTさん、Z間さん、昨日もありがとうございました。

一語一絵

私は、絵画を観るのが好きで、外出したときには美術館に立ち寄ることがよくあります。
観に行きたいと思っていた美術展を目的として出掛けることもありますが、たまたま通りかかった全く知らない画家や多様な作品を集めた企画展に入ってみることもあります。
何気なく入った小さな展覧会で、好きな画家や作品が見つかることもあれば、たくさんの作品が展示されていても、印象に残る作品に出会えないこともあります。
いずれにしても、絵画という目に見える形を通して、日常とは異なる世界観に触れられることは楽しいものです。

似たような風景や静物をモチーフにしていたとしても、それぞれの画家によって全く違った表現になり、観る側が受ける印象も大きく異なります。
同じ画家の絵画だけを集めた美術展であっても、全て同じような印象を受けることは無く、それぞれの作品によって感じ方が変わってきます。
一つの展覧会の中で気に入る絵画は、二周目で気付くということはほとんど無く、多くの場合が初見で目が惹かれ、最後まで回ってから再び観に戻りたくなります。
そうした作品に触れたときに、観る者に与える印象の強さの違いというのは、どこから生じているのか考えることがあります。

同じものを見ていても受け止め方が違い、同じものを表わそうとしても表現方法が違うことを考えると、誰もが異なるフィルターを通して外界と関わり合っていると言えます。
だとすれば、絵画という形として現れているものは、お互いが共有している世界を、いったん作品を描いた画家の持つフィルターを通すことで切り取られた現実の一部だと考えることができます。
そうして生み出された作品を通してフィルターを反対側から観たときに、その向こうに存在する作品に込められた情熱や心情といった作者の内面が伝わり、それが自分自身に通じるところがあったときに感動を与えてもらえるのではないかと思います。

面白そうな本を読んだり、気分に合う音楽を聴いたり、興味のある演芸を観に行ったりするのも、自分とは異なるフィルターを通して、その向こう側に触れたいという感情から起こっているような気がします。
一つ一つの動作や言葉にも、各々の持つフィルターを通した表現が少なからず含まれていると考えると、どのような形であれ、人と関わること全てに当てはまるのかも知れません。
様々な方々と交流させて頂く中で、自分自身の持つフィルターの厚みや色合いの変化を感じながら、物事に向き合っていきたいと思っています。

シャボン玉

講習メモ03

昨日の「天晴会」は、以下のような内容で進行しました。

◇現状認識

立位・仰臥位で現状を観察する

◇呼吸

<仰臥位>
浮きを観察する
・肘を浮かせる(手掌を上に向ける・下に向ける)
・膝を浮かせる(つま先を外に開く・上に向ける)
・肘や膝の曲がる位置
・肋骨や骨盤の動きとの関連性
・同時に浮く部位
・反対に、沈んで圧力が高まる部位
・移動に伴う絨毯との擦れ
・力の入りやすい部位を観察する
・ボールを入れてみる(肘、膝の下)
・より浮きやすくなる上肢・下肢の置き方

片膝を立てて、反対側に倒す
・脊椎が下位から順についていく様子を観察する
・繋がりが途切れる部位を観察する
・左右差を比較する
・上肢への繋がりを観察する

<伏臥位>
浮きを観察する
・両下肢を浮かせる(足関節を底屈する・背屈する)
・頭部を浮かせる(顎を上げる・顎を引く)
・上から圧を加える
・仰臥位と比べての呼吸の入り方の違い

<正坐位>
伸びを観察する
・脊椎の上方への伸び
・骨盤や肋骨の締めとの関連性
・頭部を上から押してみる

<立位>
同様に浮かせてみる
・上肢や下肢の緊張の度合い
・仙骨や後頭部の位置
・最初の姿勢と比べての変化を観察する

観照文01

観照塾 2012.06.19

ボールを浮かせたまま、下に押す
・呼吸と動作の一致
・骨盤や肋骨の締め
・明確なイメージ
・上方への伸びと下方へ向かう力の拮抗

肩部にボールを当ててもらい、返す
・どこから押されても崩れない四本の脚のバランス
・身体のどこでも吸い込める
・身体内部に吸う、吸い上げる
・呼吸の大きさと相手に伝わる深さ
・身体後面からの攻め

四方投げ
・手で緩みを取り、手首で相手に入れ、肘で引き継ぐ
・手の位置を留め、そこを基点として動く
・常に緩みを取り続ける

学習内容15

中心塾 2012.06.09
昨日の中心塾では、身体の深さを感じることの大切さを学びました。
ボールを両手で持ち、腹部、胸部、頭部など、当てる場所を色々と変えながら、呼吸に伴う圧力の変化を観察しました。
腹部にボールを当てた状態から、皮膚の緩みを取り、皮膚表面から、身体内部、仙骨側へと伝わる深さを変えられることを体感させて頂きました。
それぞれの深さを感覚として残しておくことで、頭で想像している輪郭と身体の現状が一致し、姿勢のセンタリングを行なう上で重要であることを感じました。
さらに、身体の意識と手部の動きを一致させて、龍が天を昇っていくように、天井に向かって手を伸ばしていく動作を行ないました。
背部など自分自身の感覚の薄い部分では、手部との繋がりが途切れ、不自然な動きになっててしまうことも感じました。
身体の各部位を意識しながら、輪郭より外側に広がるイメージを持って動作を行なうことが、重要であることが分かりました。

それから、椅子に座った姿勢から、臀部を支点として上半身と下半身のバランスを取る練習もしました。
上半身を後方に倒そうとすると無意識の内に腹筋に力が入りましたが、吸気に伴う身体の伸びに従って自然に脚が浮くと、力を入れなくてもバランスが取れることが分かりました。
身体後面の張りを保ちつつ、前方への引きを残しておくために、目線を留めておくことが大切だと分かりました。
そして、身体後面と前面の繋がりを交互に切り替えることが、「ロッキングチェア」の揺れとなることを感じられました。

それから、相手に側臥位になってもらい、手を腋窩と鼠径部に当てた状態から、緊張を緩める手技を行ないました。
上肢は浮かせたままにしておき、呼吸に伴う身体の動きによって力を伝えることが、相手とぶつからずに揺れを伝えるために大切だということが分かりました。
意図的に動かそうとした途端に、相手の揺れ戻りから伝わる反作用の方向に付いて行くことが出来ず、もっと様々な動作を呼吸による動きによって行なえるようにしていく必要性を感じました。
K野先生の手技を体感させて頂き、手を当てている位置が同じでも透る深さを変えられると、力の伝わる場所や身体の揺れ方が全く異なることに驚きました。
K野先生、昨日も多くの貴重な体験させて頂き、ありがとうございました。

肩甲奉仕

今日はKTさんの治療院にお邪魔して、「吉祥会」に参加させて頂きました。
最初に、椅坐位や仰臥位で呼吸を行ないながら、空気が通りにくい部分や、入り方の左右差を観察しました。
そして、上肢や下肢の置き方を変えたり、タオルを挟んだり、上から圧を加えたりして、どのようにすればそれらが改善するかを工夫しました。
それぞれに、力が入ってしまう部位や吸い上げにくい場所など異なる癖があり、それらを丁寧に診ていくことの大切さを感じました。

それから、手を胸の前で組み合わせ、呼吸によって上げ下ろしをする練習をしました。
手を浮かせる位置を、息を吸い上げた高さ、あるいは息を吐いた高さと一致させ、呼吸の段階を意識することを目標として行ないました。
吸気によって身体が最も伸びる位置は、自分自身で思っていたよりも前方にあり、上肢を上げようとして身体前面を基準として動かしてしまっているために途中で詰まっていたことが分かりました。
肩部をより後方から浮かせることを意識できると、肩甲骨上角の感覚が生まれ、身体後面を起点とした上肢の動きを感じられました。
呼吸に伴うそうした動作を実現するためには、督脈の緩みを取り、軸を形成しておくことが大切だと感じました。
それから、向き合って腕を交差させ、相手との接点の間の緩みを取って、付け続ける「聴頸」を練習しました。
接点の位置や向かう方向が刻々と変わっていく中で、相手とぶつからずに緩みを取り続けることの難しさを感じました。
そして、相手が呼吸をしやすい方向に誘導したり、身体のバランスを改善したりすることとの繋がりを感じました。

それから、KTさんに、鍼治療を受けさせて頂きました。
今回は、季肋部への打鍼を体験させて頂き、身体内部に響くような不思議な感覚を感じられました。
また、背部の熱を取り除くために、膀胱経への散鍼も施してくださりました。
接触時の指の開きによって鍼尖がわずかに触れるような、細やかな手技が印象的でした。

M岡さん、KTさん、Z間さん、今日も多くのことを学ばせて頂き、ありがとうございました。

講習メモ02

昨日の「天晴会」は、以下のような内容で進行しました。

◇現状認識

立位・仰臥位で現状を観察する
前回との変化

◇呼吸

仰臥位、側臥位、伏臥位

・呼吸に伴う接地面の圧の加わり方の変化
・手を当てて呼吸の通り方を観察する
・床との間にタオルを挟んでみる(膝関節、仙骨、腰椎、胸椎の下)
・呼吸に伴う肋骨の動き(背側・側面・腹側の膨らみ方、空気の入りやすい肋骨の高さ)

正座位で両手を胸の前で組む → 押し合う・引き合う、上げる・下げる、前方へ・手前へ

・肋骨と上肢の動きの関連性を観察する(肋骨の上下の動き、左右の締め、横隔膜の浮き)
・呼吸が伝わりやすいポジション(肩や肘の位置関係、手の組み方、上下・前後の位置)
・吸気時と呼気時における動きやすい方向

肋骨を広げて吸う、緩めてから吐く
肋骨を締めて吸う、緩めてから吐く
肋骨を締めて吸う、締めたまま吐く

・呼吸の幅や密度を変えてみる
・締める位置(両側面からの締め、脊椎への寄り、胸骨への寄り、片側の締め)
・上肢の上がり方の変化を観察する
・骨盤の締めや脊柱の伸びとの連動

◇下肢への連動

呼吸に伴う下肢の動きを観察する

・鼠径部の溝の深さ
・股関節・膝関節・足関節の動き
・下肢の寄りや回旋
・足部の体重の掛かり方
・張りを感じる経路

◇変化の確認

感想文100

観照塾 2012.06.02
昨日の観照塾では、仙骨と後頭部の連動について学びました。
立位で、相手に両手を引き下げるように把持してもらい、そのまま後方に引いていく練習をしました。
接点における相手との間の緩みが取れると、あとは上肢を動かそうとせずに、呼吸に伴う仙骨の動きによって動作を行なうことが大切だということが分かりました。
上肢の筋力で引こうとしたり、単に後方に重心を移動するだけだと、腕が引っ張られ相手を重く感じましたが、呼吸によって仙骨と後頭骨を連動させることが出来ると、思いのほか軽く動けることに驚きました。
それから、正座して、百会穴に上から圧を加えてもらい、「鳥と亀」や「六方円」の動作を行ないました。
押して頂くことでバランスの変化や身体の軸を感じられると共に、緩みを取り続けながら相手に付いていくという押す側の難しさを感じました。
立ち上がってみると、百会には押されていた感覚が残り、吸気に伴う身体の上方への伸びが踵を引き上げることによって、「ロッキングチェア」の前後方向の揺れとして表れることを感じられました。
さらに、瘂門穴や神庭穴あたりにボールを当ててもらい、その圧を保ったまま動作を行なう練習もしました。
接点に対する意識が抜けるとボールがずれ、意識しすぎるとぎこちない動きになり、一点を止めたまま自在に動作を行なうことの難しさを感じました。
ボールを離してもらうと頭部の定まる位置を感じやすくなり、吸気に伴う骨盤や肋骨の締めによって、尾骨から後頭骨に至る脊椎への意識が高まり、督脈に張りが生まれていることを感じられました。
身体の一部に気を取られず、全身に行き届いた呼吸や動作が出来るようになることを目標として、これからの練習に取り組んでいきたいと思います。



今回で、観照塾に参加させて頂く度に書いてきた『感想文』が100回目になります。
以前に書いた『感想文』を読み返してみると、経験した事柄を思い出すと共に、「一つのところ」を目指していても、これほど様々な視点から観ていくことが出来るということに改めて感心しています。
これも、毎回、異なる切り口をもって伝えてくださるK野先生を始め、丁寧に指導をしてくださる先輩方や、お相手をしてくださる会員の皆様のおかげだと感謝しております。

ちょうど100というキリの良い数字ですので、記事のタイトルを『感想文』から『観照文』に変更して、ナンバリングも一から始めていこうと思います。
記事の内容も、『感想文』と言うよりは『観照文』に近いものになるかも知れません。
これからも、より自己観照を深めていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

 

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