体験記42

呼吸法研究会 2013.04.28

姿勢を変えて、呼吸に伴う身体の伸びを観察する
・突っ張る箇所の確認
・呼気の集まる場所
・鼠径部への引き込み
・臀部の丸み
・伸びの起点
・骨盤の転がる範囲
・肩甲骨の自由度
・背部の伸びる方向
・動作の質の変化

相手に負荷を掛けてもらい、呼吸を伝える
・接点での馴染み
・上肢を脱力できる位置
・股関節への乗せ
・固まらない手部の張り
・吸気の伝わる経路
・力の向かう方向
・脊柱の意識
・起き上がる繋がり

普段行なっている動作と起点を変えたり、縮めた姿勢から全身の中での伸びの伝わりを感じたりというように、視点を変えて呼吸を観察することの大切さを学びました。
膀胱経や督脈や任脈が伸びていく様子を観察していく中で、最初に比べて、身体の伸長の臨界が大きく変わったことに驚きました。
自分で決めている限界は、関節の動きに対する誤った認識や、それ以外の部位を固めてしまっていることによる制限を取り除くことで改善できることを実感し、身体の繋がりを改めて見直す必要性を感じました。
M岡さん、参加者の皆様、先日はありがとうございました。

活動報告36

健康維持互助会 2013.04.28

今日の健康維持互助会の前半は、KMさんが担当してくださいました。

頭部や肩部を上から押してもらい、誘導する
・上方への伸び
・後頚部の意識
・目線による誘導
・呼吸を吸い上げる場所
・接点の圧力の変化
・重みの落ちる位置
・緩みを取り続ける動き

相手に後方から抱えてもらい、重みを乗せる
・全方向への膨らみ
・身体内部の圧力
・重心の移動
・後方への意識
・脊柱の繋がった動き
・相手と一体になって降りる位置

後半は、M本さんが合気とダンスを関連付けて教えてくださいました。

お互いに手を合わせて、相手に付け続ける
・労宮の緩み
・接点の圧力の保持
・相手との間の張力
・遠ざかる力と引き合う力
・仙骨の動きの誘導

音楽に合わせて、ステップを踏む
・足底の接地する位置
・鼠径部の引き寄せ
・骨盤での方向転換
・抜けない歩幅
・体幹の安定性
・上肢への動きの伝わり
・リズムに合った呼吸

KMさんによる合気道の稽古では、吸気と共に軸を立て、体幹を自由に動かせる状態を保つことの大切さを学びました。
M本さんが指導してくださったダンスのレッスンや、セミナー後に行なったボクシングの練習は、私にとっては今まで馴染みのなかった経験でしたが、稽古で取り組んでいる内容との多くの共通点を感じられ、身体の使い方に関する視野が広がりました。
KMさん、M本さん、参加者の皆様、今月もありがとうございました。

観照文37

合気観照塾 2013.04.27

肩を押さえてもらい、相手を投げる
・道着を介した緩み
・接点までの吸い上げ
・相手の頚までの経路
・股関節の動き
・期門での引き
・居なくなる位置

頭部や耳を持ってもらい、呼吸を伝える
・目や舌や咽喉の働き
・頭蓋骨の内から起こる動き
・相手が向かいたい方向
・接点が集まる位置
・「入れる」深さ
・緩まない誘導

今日の観照塾では、身体の様々な場所に触れてもらい、技を掛ける練習をしました。
場所が変わっても、接点に掛かる圧力が一点となる位置を探り、相手の頚に繋がった状態を辿っていくと技になるという面で共通していることを学びました。
そのためには、丹田での重みの感覚と繊細な操作が必要となってくることを実感しました。
まだ意識が薄い場所も自在に動かせるようになるために、呼吸に伴う内部の動きを観察していきたいと思います。

物トーン

中心塾や観照塾に参加させて頂く中で、様々な道具と触れ合う機会があり、道具から教わることの大切さを学んでいます。
一年間のカリキュラムを通して、同じ道具を用いても、毎年、感じ方が変化することを面白く思っています。

何か道具を持って動作を行なっていると、ふとした瞬間に、その道具に馴染んでもらえたように感じる機会があります。
ボールでは、自分自身の呼吸と共に大きさが変化しているように感じたとき、杖では、重みに伴う傾きに沿って風車のようにクルクルと回ってくれたとき、太極棒では、手の内の皮膚のズレが全身に伝わっていることに気付いたとき、模擬刀では、動きの中で中心で合う位置を感じられたとき、そうした喜びを覚えました。
そして、それが同時に、自分自身の身体の感覚が大きく変化するキッカケとも重なっていることを感じています。
そうした瞬間を積み重ねることで、より深く馴染んでいくことを楽しみにしながら、道具を用いて遊んでいます。

改めて自分自身の周りを見渡してみると、数え切れないほど多くの物に囲まれて生活をしていることに驚かされます。
全裸で宇宙空間を彷徨っているという特殊な状況を除けば、私たちは日常のあらゆる場面で、いつも何かに接していると言えます。
身に付けている服も、坐っている椅子も、足を着けている床も、手にしているマウスも、吸っている空気も含めると、そもそも何にも接していない箇所が存在しないとも考えられます。

意識が他に向いているときは忘れてしまいがちですが、大きさも重さも形も温度も質感も性質も異なるそれらの物から、常に膨大な量の情報を受け取っていることになります。
だとすれば、自分自身が気付いていない間に、周りのあらゆる物から、様々な影響を受けていると考えられます。
そして、それらの中にも、自分自身の心身の状態を観察していく上での、たくさんのヒントが提示されているような気がしています。
身の回りに存在する物との関わり合いを、もっと大切に感じていきたいと思っています。

モノトーン

観照文36

合気観照塾 2013.04.20

胸や肩を押さえてもらい、返す
・呼気に伴う脱力
・肋骨の締まる位置
・接点の点
・脊柱の意識
・身体内部の伸び
・緩みを取り続ける方向

相手が突き出した腕を、ずらして転ばせる
・周りの空間への意識
・接触する前の吸い込み
・相手の中心と繋がる位置
・伝わる深さ
・通る方向と詰まる方向
・緩まない引きと攻めの切り替え

昨日の観照塾では、繋がりの伝わる深さが印象に残りました。
皮膚表面からの物理的な距離ではなく、どれだけ接点から繋がる深さに届いているかで、力の伝わり方が全く異なってくることを感じました。
たとえ触れていなくても、周りの空間を含めて緩みを取ることで、動きそうな方向と固まりそうな方向を感じられることを面白く思いました。
稽古で得た感覚を治療に活かせるように、工夫していきたいと思います。

講習メモ34

今週の「天晴会」は、以下のような内容で進行しました。

◇現状認識

立位・仰臥位での現状を観察する

関節の近辺に丸シールを貼る(膝蓋骨上部と足関節前面、内果前方と外果前方)
・関節の向きを観察する
・左右の差
・下肢を動かしたときの位置関係

◇呼吸

<椅坐位>
下肢の置き方を変えて、変化を観察する(足関節・膝関節・股関節・骨盤)
・それぞれの関節の向き、角度
・曲がる箇所
・足底の着き方
・張る経路、緩む経路
・趾先まで呼吸が伝わる位置

片側の下肢を浮かす
・骨盤の動き
・足関節の角度
・反対側の脚の向き
・足底や臀部の圧力の変化
・体幹の軸
・浮く高さ

<正坐位>
下肢の角度を変える
・大腿部の向き
・足趾の反り
・床に当たる部位
・重心の位置
・骨盤の動く範囲
・上肢への伝わり

<立位>
しゃがむ、立つ、歩く
・折り畳まれる起点
・それぞれの関節の連動
・前後のバランス
・目線の向き
・体幹の安定性

◇変化の確認

前後の変化を確認する

観照文35

合気観照塾 2013.04.13

相手に道着の袖や襟を持ってもらい、転ばせる
・骨盤の動きに伴う道着の張り
・皮膚に沿ったカーブ
・それぞれの指先の意識
・相手の中心の引き寄せ
・張りが緩まない動き
・飛んでいくボール

相手に胸部を押された状態から返す
・力を吸い込む経路
・重みの下りていく位置
・呼吸による立ち上げ
・胸骨の動き
・伝わる向き、抜ける向き
・相手の転ぶ方向

昨日の観照塾では、道着を介して相手との間の緩みを取る稽古を行ないました。
引きにおいても攻めにおいても、常に相手の中心を意識して、張りが緩まない経路を辿っていくことで、最後まで抜けずに技を掛けられることを学びました。
接点から相手の中心へと繋げていくときの感覚を、治療にも生かせるように練習していきたいと思います。

学習内容26

バランス☆運動療法初級 2013.04.13

姿勢や動作を観察して、視診を学ぶ
・三次元的なバランス
・支柱となっている経路
・緊張している空間、緩んでいる空間
・踵の浮く位置
・肩甲骨と鎖骨の関係性
・四肢の動きの起点
・動作の大きさ、早さ、滑らかさ

身体のバランスを改善する施術を行なう
・枕を挟む場所
・股関節や膝関節の向き
・通るポジショニング
・関節が緩むための支点
・浮かせる位置
・頚までの繋がり
・呼吸に伴う動作との一致

足部の一点から身体内部を通す治療を体験させて頂き、その通り道と、順に身体の様々な部位が緩んでいく変化を体感として得ることが出来ました。
視診においても、外表のみに囚われず、身体内部の繋がりや周りの空間にまで視野を広げて、身体を診せて頂く必要性を感じました。
身体が繋げられるようにポジショニングを行ない、呼吸に伴う動作を誘導することが、そのまま治療となることを実感できました。
K野先生、今回も治療に臨む上で大切なことを、たくさん体験させてくださり、ありがとうございました。

意図電話

私は、日曜日の午前中に自宅に居るときは、NHKで放送されている将棋トーナメントを観ることがあります。
対局前の、「日曜日のひとときを、最後までごゆっくりお楽しみください」という解説者の台詞を聞いているときが、安らぎを感じる瞬間の一つだったりします。

以前は、ゲームとしての局面の移り変わりを楽しんで観ていましたが、最近は、その裏に流れている対局者同士の対話に面白味を感じるようになってきました。
最初は、お互いに同じ力を持った駒が同じように配置されていますが、そこから変化する全ての手には、指し手の意志が反映されていることを感じます。
また、それを受け取る側が、どれだけ深く先の変化が読めているか、対局の流れを掴めているかによって、同じ一手でも見え方が全く異なっていることを面白く感じます。
「よく手が見える」というのは、「どれだけ相手の『声』が聴こえているか」ということと一致しているのでは無いかと想像したりします。
ハイレベルな対局ほど、一手一手の指し手が、はっきりとした会話になっていることを面白く思います。
私は全く将棋が強くないので、聴き取れないやり取りも多くありますが、解説者の説明やその後の展開によって、そうした会話の内容を間接的に知ることが出来ます。
本来、その境地に達している者どうしにしか聴こえないであろう対話を垣間見れることを、とても楽しく思います。

私は中高生の頃、国語のテストにおける読解問題には、『なぜ解答が存在するのか』を不思議に思っていた時期があります。
小説や論文を読んだあとに、「作者の考えを述べなさい」や「空欄に入る語句を答えなさい」といった設問がなされているテストをよく見かけますが、自分自身はいったい何を根拠にそうした問題を解いているのかを疑問に感じていました。
「作者の考え」は色々な受け止めかたが可能な場合もあり、「入る語句」は必ずしも一つの言葉とは限りませんが、「なぜその設問が作成されたのか」という問題を製作した人の意図を汲むことで、そのテストにおける正解が導き出されるのだと考えるようになっていました。

糸の太さや長さは変化しても、そういった目に見えないやり取りは、日常のあらゆるコミュニケーションにおいて見受けられるように思います。
同じ表現であったとしても、状況やタイミングや発信者によって、伝わる内容が多様に変化することを興味深く感じます。
そして、表面上に表れている対話から、常にその背後に存在している意思を受け取れるようにしておくことの大切さを実感しています。
これまで感じられていなかった『声』もしっかりと聴き取れるように、もっと自分自身を磨いていきたいと考えています。

笹舟

観照文34

合気観照塾 2013.04.06

色々な条件で腕を持ってもらい、転ばせる
・呼気に伴う接点の馴染み
・脱力で降りてくる方向
・吸息と共に取れる緩み
・肘の抜ける位置
・五指の切り替え
・手部の回る軸
・螺旋での力の伝わり

相手に手を取りに来てもらい、誘導する
・掴まれるタイミングと吸い込み
・接点の皮膚のズレ
・肘が決まる方向
・体幹の切り返しと相手の通り道
・緩みを取り続ける動き
・相手の落ちる位置

合気上げを行なう中で、呼気と共に相手と馴染むように脱力して、吸息によって接点を均一に張ることが出来ると、緩みが取れることを学びました。
そこから、意図的に動かそうとせずに、自分自身の皮膚で相手の手の内をずらし続けることが出来ると、結果として技になることを感じられました。
私は、途中で肘や肩を固めてしまったり、接点に緩みが生まれてしまったりと、相手からのいかなる負荷に対しても呼吸を通していくことの難しさを感じました。
どのような状況でも、楽に呼吸ができる通り道を見つけていけるように、明確なイメージを持って練習に取り組んでいきたいと思います。

講習メモ33

今回の「天晴会」は、以下のような内容で進行しました。

◇現状認識

立位・仰臥位での現状を観察する

腕を前に伸ばして、相手に押してもらう
・上げる位置
・肘の角度
・力がぶつかる部位

◇呼吸

<仰臥位・側臥位>

下腿や前腕の下に棒を置く
・呼吸に伴う四肢の動きを観察する
・棒の転がる方向
・下肢や上肢の角度を変える
・圧痛のある部位
・手足の向きと当たる経路
・体幹との繋がり

<椅坐位>

自分自身の足部や手部を触る、押す、動かす
・見た目の形状
・膨らんでいる場所とへこんでいる場所
・表と裏のバランス
・動きやすい方向、動きにくい方向
・左右の違い
・圧の伝わる方向
・届く深さ、距離

足趾や手指をつまんで順に繋げる
・伝わる方向を観察する(向き・捩れ・根部との関わり)
・それぞれの指による差異
・一つずつの関節への伝わり
・繋がりが途切れる場所
・伸びる経路、縮む経路

◇変化の確認

前後の変化を確認する

一鍼一体

私は、鍼灸師の資格を取得してから数年、経絡治療の勉強会に参加しながら、そこで教わった方針に沿って鍼治療を行なっていました。
理論や形としての実技は学んでいたものの、自分自身の中できちんと整理できずにいましたが、中心塾や観照塾に参加させて頂く中で、それらを自身の体感と結び付けられるようになり、鍼治療をさせて頂くときの感覚がずいぶん変わってきました。

鍼治療における手技も、合気道の技と同様に、呼吸と一致した動作が重要であることを感じています。
自分自身の軸を立てて呼気と共に力を抜くと、自然に鍼が沈んでいき、そこから吸気に伴う水平方向の張りによって皮膚の緩みが取れ、両手の橈側と尺側の引きと攻めによって鍼の深度や届く距離を調節できることを感じています。
右手と左手の間に一本の細い糸が張る位置で患者さんの頚までの経路を順に繋げ、最も深い所まで「入れて」待っていると、その道を通って反対向きの流れが生まれることを感じられるようになってきました。
そこから、瀉法では下りてきた流れのままに「抜き」、補法では抜鍼後にすぐに鍼穴を閉じることによって再び「入れる」ことを意識して施術を行なっています。

そうした力の伝わりを感じるために、入れてから抜くまで、あらゆる接点を生かしながら、常に通り道を探っていくことの重要性を実感しています。
今まで押し手の働きが大切であるということを繰り返し教わっていたにも関わらず、合わせた指先に力を入れて、自分自身で繋がりを遮断してしまっていたことが、ようやく分かってきました。
そして、感覚においても動作においても、あらゆる過程で基準となる自分自身の身体を整えておくことの大切さを、改めて感じています。

実技に限らず、診断や選穴といった理論においても、どうしてそのように行なっておられるのかを観ようとしておらず、如何に「学ぶ」ための準備が出来ていなかったかを感じています。
いま思い出してみると実感を持って納得できる事柄が多くあり、それらを整理して自分自身の中で統合していく必要性を感じています。
より良い施術を行なえるよう自分なりに工夫しながら、鍼治療を学び続けていきたいと思っています。

カモ

 

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