体験記45

呼吸法研究会 2013.07.28

仰臥位での膝の浮きを観察する
・姿勢や動作のアンバランス
・吸気に伴う骨盤の転がり
・足関節と股関節の動きの対応
・膝の曲がる位置
・下肢後面の意識
・足底の滑り
・伸びていく方向
・踵の押し出し
・頚部との繋がり
・下肢と上肢の釣り合い

長坐位で呼吸に伴う動きを観察する
・骨盤の角度と臀部の当たる場所
・鼠径部の深さ
・肛門の締まる位置
・第五腰椎の決め
・下肢内側の張り
・脊柱の伸び
・動作と視線の一致
・それぞれの関節の転がり
・肩の前後バランス
・上肢の落ちる位置

先日の呼吸法研究会では、自分自身の身体の連動を観察し、それを相手に誘導させて頂く中で、多くのことを学びました。
立位で大腿部に手を当てて緩みを取り、呼吸から起こる連動によって生まれる力を等尺性に高めていくと、下肢内側や上肢尺側が張り、脊柱の意識が強まっていく状態を体感できました。
そうして高められる身体内部の圧力は、腕を持たれた状態では相手に伝えることもでき、相手を浮かせる大きな力として表れることを実感できました。
M岡さん、参加者の皆様、先日も貴重な体験をさせてくださり、ありがとうございました。

活動報告39

健康維持互助会 2013.07.28

今月の健康維持互助会の前半は、SRさんが進行してくださいました。

竹踏みに乗って、足部から骨盤への連動を観察する
・足関節の角度と重心の変化
・膝の抜ける位置
・趾先の向き
・足底筋膜の張り
・足底の感覚の変化
・踵から百会への伝わり
・軸の安定度

立位で上肢の肢位を変えて、安定度の変化を観察する
・手関節の角度や指の向き
・指から先へ向かう意識
・後頭骨の引き
・上肢の向きと繋がる経路
・全身のバランスの変化
・相手を引き返せる位置
・固まっている「安定」と弛んでいる「安定」

後半は、KMさんの担当で、杖を使った稽古をしてくださいました。

杖を介して相手を持ち上げる
・腰部への吸気
・鼠径部の深さ
・骨盤の傾きと手首の角度
・脊柱を上っていく感覚
・肩甲骨の開き
・上下方向への骨盤の切り替え
・呼吸で上げられる位置

ずれて向き合い、杖を介して相手を転ばせる
・小指側の意識
・杖との間の滑りと緩み
・両手の引き分け
・分け目の位置と臍の向き
・ぶれない回転軸
・相手の頚部への繋がり
・丹田から起こる動き

前半は、自分自身の身体の繋がりを改めて見直すキッカケとなり、後半は、杖を介して相手と一体となった状態、そうでない状態の違いを体感することが出来ました。
今回も、進行してくださった皆様の発想に触れながら学ぶことができ、多くのことに気付かせて頂きました。
SRさん、KMさん、お相手をしてくださった皆様、先日はありがとうございました。

本待つ店頭

このブログを見てくださっている皆様の中には、そろそろ古本屋巡りに繰り出そうと考えている方もおられると思いますので、私が古本屋に訪れる中で得た教訓を羅列しておきます。
皆様がより充実した古本ライフを送られることを、お祈りしております。

きちんと準備をする
たくさん購入したときは、丈夫なカバンがあると心強いですが、大き過ぎると却って邪魔になることもあります。
また、本を見るときに眼鏡が必要な場合は、忘れてしまうと致命的ですので、気を付けなければなりません。

店の特色を捉える
様々なジャンルの本を扱っている店もあれば、特定の専門書だけを集めている店もあります。
求めている本の種類や価格、その時の気分など、目的にあった店を選ぶことが大切です。

焦らずに本を探す
古本屋に辿り着いても、はやる気持ちを抑え、常に冷静さは失わないようにします。
せっかく良い本が棚に潜んでいても、慌てていると見逃してしまうことがあります。

ジャンル分けを信用しすぎない
多くの古本屋は、本をジャンル分けして並べてありますが、分類は必ずしも統一されたものではないので注意が必要です。
ずっと探していた医学書が、「オカルト」のコーナーで見つかったこともあります。

迷ったときは飛びつかない
値段は適当か、本当に必要であるか、家に同じ本が無かったかなど、落ち着いて吟味することも大切です。
同じ店内や別の店舗で、より条件の良い本が見つかることもあります。

必要とする本には飛びつく
上の項目と矛盾するようですが、絶対に欲しいと思った本はすぐに購入しておかないと、次に来たときには無くなっており、後悔することもあります。
私は、店の中を回りながら考えようと思っていたら、数分後には、すでに無かったという経験もあります。

本の中身を確認する
外見は綺麗に見えても、書き込みや折れ破れがある可能性もあるので、ある程度の確認は必要です。
反対に、著者のサインや珍しい栞や忘れ去られた押し花など、思わぬ贈り物が潜んでいる場合もあります。

無理して運ぼうとしない
本も積み重なると相当な重量になりますので、自宅までの帰路を考慮して、購入する量を考えることも必要です。
どうしても購入したい本が大量にあるときは、宅急便で送ってもらうことも視野に入れます。
苦労して自宅まで運んでも、身体を痛めてしまっては何もなりません。

感謝の気持ちを忘れない
底値では無かったとしても、定価よりは安くなっていることがほとんどです。
例え欲しかった本が見つからなくても、素敵な時間を提供してくださったことに感謝する心は忘れずにいたいものです。

ペンギン

観照文47

合気観照塾 2013.07.20

先日の観照塾の進行は、K元さんが担当してくださいました。

相手が崩れやすそうな位置を観てから、相手の体幹に手の甲を当てたり、片側の手を引いたりして落とすことで、バランスの変化を観察し、技が形では無いということを学びました。
力を抜いて接触することで相手の行きたい方向を受け入れ、経路を逆に通して吸い上げることで相手と繋げてから、接点の緩みを取ったまま体幹で動くことを意識して行ないました。
自身の丹田と相手の丹田を意識することによって中点が生まれ、そこを動かすことで、繋がったままの動作が実現できることを体感しました。

それから、体幹の前後に手を当ててもらった状態から、相手を転ばせる稽古もしました。
骨盤を平面状の動きではなく、メビウスの輪のように立体的に動かすことが出来ると、そのまま相手に対して、抜いて、入れて、落とす力が伝わることを感じました。
そのためには、波が伝わるように膝や鼠頚部が抜ける位置を感じておくことや、脊柱を固めないようにその都度弛めていくことが大切だということを教えて頂きました。

剣を用いた稽古では、握り込むのではなく、両手の小指球を当てて手の内の緩みを取ることで、分け目が生じることを感じられました。
呼吸に伴う肋骨を締める力によって引き分け、腋窩後面の張りを保つことで、接点を置いたまま体幹を固めずに動くことが可能となり、腰部からの攻めによって、相手に大きな力を伝えられることを学びました。

そのまま治療と繋がる多くの発見がありましたので、学んだ内容を、自分なりに工夫して活かしていきたいと思います。

講習メモ40

40回目となる天晴会では、「扇を持ったときの動き」「両手の中点の意識」というテーマを頂きました。

昨年の五月から行なってきた天晴会は、これで一区切りとさせて頂くことにしました。
それまで入力することに意識が傾いていた学びを、出力するほうに目を向けるようになったことは、私にとって大きな転換でした。
至らない点も多くあったと思いますが、毎回の勉強会のメニューを考え、進行させて頂くことは、自身を見つめ直す良い機会となりました。
最初の天晴会を行なった頃と比べると、心身における様々な変化を感じており、こうした勉強会を続けさせて頂けたことに、深く感謝しております。
てるてるぼーずさん、tonoさん、ゲストとして参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。



◇現状認識

立位・仰臥位での現状を観察する

◇相対練習

<仰臥位・側臥位>

姿勢を変えて呼吸の変化を観察する
・呼吸の通り方の差異
・上肢や下肢の置き方
・骨盤や脊柱の傾き
・タオルを入れる位置や高さ
・力の抜きやすい姿勢取り

骨盤の動きを誘導する
・呼吸で動く方向
・手を当てる場所
・転がる軸
・頭側や尾側への繋がり
・集まる点
・中心の位置

気になる点に手を当てて誘導する
・動きの伝わりにくい部位
・対側から圧力の掛かる場所
・両手の一致する位置
・上方からの繋がり、下方からの繋がり
・伸びていく方向

<正坐位>

お互いの動作を観察する
・呼吸に伴う揺れを観察する
・姿勢や動作の癖
・重心の変化
・骨盤の傾く方向
・手部への伝わり
・道具を持ったときの動きの違い(太極棒、扇)
・動作の大きさ、重さ、滑らかさ、リズム、方向の切り替わる点
・相手の動作の誘導

◇変化の確認

前後の変化を確認する

観照文46

合気観照塾 2013.07.13

先週の観照塾の進行は、私が担当させて頂きました。
テーマは「関節の球」で、ボールを使用して稽古を行ないました。

あらかじめメニューは考えていたものの、実際に進行してみて気付くことが沢山ありました。
五指の当て方、仙腸関節の働き、ボールとの間の緩み、外側への張り、後方への意識など、私自身が抜かしてしまっていた大切な要素に気付かせて頂きました。
ボールを用いる上でのマイナス面を考慮できていなかったり、条件設定における検証が不足していることを感じ、全体を観ながらメニューを組み立てることの難しさを実感しました。

また、相対稽古に移ってから、個々の取り組みを観て、アドバイスをさせて頂くことの難しさを感じました。
合気道の技における自転・公転と同様に、両者が噛み合って初めて、全体が進んでいくということを学ぶことが出来ました。
そして、常にそうした配慮をさり気なくされているK野先生の凄さを、改めて実感しました。

今回、進行を担当させて頂き、いつもと異なる視点から観照塾を観せて頂くことができ、たいへん勉強になりました。
遠方への旅行から帰って来たときのような視野の広がりを感じられましたので、今回の経験を、これからの学びに活かしていきたいと思います。
こうした素晴らしい機会を与えてくださったK野先生、準備から当日まで様々な形でお力添えをくださったM岡さん、そして、最後まで温かくお相手をしてくださった参加者の皆様、本当にありがとうございました。

学習内容29

バランス☆運動療法初級 2013.07.13

仰臥位で、呼吸に伴う身体の動きを観察する
・足関節の角度
・下肢の外側への張り
・体幹の締め
・呼吸に伴う骨盤や肋骨の動き
・鼠径部や腋窩の寄り
・膝や肘の浮き
・後頚部の伸び
・下肢と上肢のバランス
・内側、中央、外側
・呼気と共に伸びる位置
・抜けない丹田感覚

バランス☆運動療法を行なう
・骨盤と脊柱のバランス
・臀部の丸み
・あらゆる接点の活用
・両手の引きと攻め
・意識の広さ
・繋がる深さ
・空気の出入りと一致した動き
・どこでも止められる動作
・動きの臨界

先日の講座では、受け取れる情報量を高めるために、自分自身の動きをもっと丁寧に観察していくことの必要性を感じました。
実際にK野先生に上肢の繋がりを改善する施術をして頂き、手技の繊細さに驚くと共に、自分自身に元々あるはずの肩甲骨の可動域の大きさに感心しました。
外見に表れる動きではなく、内面で起こっている変化を感じ取り、それがどのような流れであっても追えるようにしていくことの大切さを学びました。
K野先生、先日も多くのことに気付かせてくださり、ありがとうございました。

観照文45

合気観照塾 2013.07.06

後方から相手に抱えてもらい、落とす、投げる
・肩や肘の角度
・両手の引き分け
・肋骨の締まり
・身体内部の圧力
・呼吸の奥行き
・左右、前後、上下の張り
・接点の緩みが取れる位置
・丹田に集まる呼気

剣を介して相手を倒す
・手関節の利き
・臍の向きと刃の角度
・剣の反りと脊柱の意識
・相手の両手が一致する位置
・剣先へと伝わっていく呼吸
・頚部への繋がり
・右手と左手の中央
・落ちる場所への補助線

昨日の観照塾は、M橋さんが指導を担当してくださり、剣を使った稽古を付けてくださいました。
体幹の締めと両手の引き分けが同調すると、吸気の圧力の高まりと共に緩みが取れていき、一致した状態から内部を絞り切ることが、剣を抜く上で、あるいは相手の頚まで入れる上で大切であることを感じました。
そこから重みを落として、丹田を中心に動くことが出来ると、繋がりが途切れることなく、動作を続けられることを学びました。
施術との多くの共通点を感じると共に、自分自身の張りを創りにくい方向にも気付くことが出来ましたので、これからの課題としていきたいと思います。

考察レポート01

現在、私が学んでいる身体の見方について、西洋医学の視点から観ると、どういった捉え方が出来るかということを考えることがあります。
「○○医学」といった大きな括りで判断するのではなく、それぞれの考え方において、自分自身の感覚と一致する部分、一致しない部分を丁寧に分析していくことが、身体を多方面から観る上で役立つのでは無いかと考えています。
表現するのが困難な部分も多いとは思いますが、取っ付きやすいところから少しずつ、私なりの見解を纏めていきたいと思います。



自分自身の身体を観察する上で、解剖学で得た骨や筋に関する知識は、たいへん役に立っています。
筋の付着部の中枢に近いほうが「起始」、遠いほうが「停止」と呼ばれ、原則として「停止」が「起始」に近付く動きがその筋の「作用」とされています。
自分自身の身体において、動かせていなかった関節や使えていなかった筋が沢山あることに気付き、骨の形状や配置、筋の大きさや走行を参考にして動作を観察することがあります。
けれども、実際に体感した筋の働きを、記載されている「作用」に当てはめようとすれば、食い違いを生じることも多くあり、時には真逆であるかのように感じることさえあります。

何故そうしたズレが生じるかを考えてみると、まず、解剖学では単独の筋の働きとして「作用」を規定しなければならない点にあるように思います。
普段、行なっている動作において、ただ一つの筋だけを働かせるという状況は存在しないため、動作に関わっている全ての筋の「起始」と「停止」の三次元的な位置関係は常に変化します。
筋の走行をみても明らかなように、前面・後面や内側・外側といった分類だけでなく、回旋を伴った複雑な動きが同時に起こっています。
そのため、平面上の直線的な動きとして「作用」を表わしても、非常に限定された状況でしか、そうした働きは起こらないことになります。

もう一点は、「作用」として示される関節の運動が、筋の収縮に伴って起こる動きのみで捉えられている点にあるように思います。
筋の"収縮"という働きに着目して動作を行なうと、筋が収縮した後は、反対の「作用」を持つ筋の収縮によって元の位置に戻さなけばならず、拮抗する筋が交互に収縮し合う一軸性の運動にしかなりません。
私は、筋を緊張させて収縮したり伸張したりするのではなく、縮む側と伸びる側の筋が常にバランスを取り合い、関節の自由度を保っているからこそ、途切れない動作を実現できると考えています。

例えば、肘関節を屈曲するとき、上腕二頭筋が縮み、上腕三頭筋が伸ばされますが、それらの筋を緊張させて肘を曲げ伸ばししているのではなく、肋骨や肩甲骨が動いた結果として両筋の長さが変化し、そこから生じた張力によって肘関節の角度を調整しているような感覚を持ちます。
四肢の肘関節もしくは膝関節より中枢に停止する筋はいずれも、体幹に存在する骨に起始しているため、骨盤や肋骨を始めとする骨の動きによって筋長が変化します。
そして、それらの筋の張力によって、肘関節や膝関節を構成する骨が立体的に動き、四肢の末梢まで同様に、連動した動作が伝わっていくと考えています。
体幹に存在する大きな骨は、小さな動きであっても末梢に働き掛けるのには充分な変化が伝わり、結果として、どの筋にも大きな負担を掛けることなく分担して全身運動を行なうことが可能になります。
日常で行なっているいずれの動作も、そうしたバランスの変化があらゆる関節で起こることによって、全身の協調した動きとして実現できると考えています。

多くのストレッチや筋力トレーニングは、単独の筋に働きかけることに主眼を置いて作られていますが、全身の協調運動という視点から観ると、そうした動作の繰り返しにはデメリットもあるように思います。
私は、全身の協調性が改善し、日常的にそうした動作を取り戻すことが出来ると、特定の筋に対してストレッチをしなくても柔軟性は維持され、トレーニングをしなくても必要な筋力がついてくると考えています。
骨の長さや、筋・腱の張力や、関節の可動域が各々異なることを考えれば、全身の協調運動を「作用」として一律的に表わすことは困難です。
そのため、治療を行なう上では、一人ずつに合わせた協調運動を、指導させて頂くことが必要であると考えています。

<参考文献>
『解剖学』 編者:岸清・石塚寛 発行所:医歯薬出版

上腕の筋

 

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