体験記49

呼吸法研究会 2013.11.24

立位で、下肢の働きを観察する
・足趾の向き
・膝の角度
・左右のバランス
・張りの生まれる起点
・骨盤の締まる位置
・寄せに伴う伸び

両手で座布団を持って、呼吸に伴う動きを伝える
・両手の引き分け
・股関節の動き
・重心の移動と座布団の傾き
・呼吸の深さと動作の大きさ
・上肢へ向かう経路
・順に伝わる弛み

鼠径部に杖を置いて、歩法を行なう
・手関節の決め
・背部の意識
・胸骨の向き
・後頚部の伸び
・横隔膜の高さ
・下腹部の重みの維持

今月の呼吸法セミナーでは、下肢内側の働きの重要性を学びました。
相手に負荷を掛けてもらいながら移動する稽古を行ない、身体の締めや張りが、前後や側方への移動にも大きく関わっていることを実感しました。
接点の重みは預けたまま、抜けずに動ける範囲で下肢を運び、反対側を寄せることで、相手からの負荷と戦わずに進めることを体感できました。
下肢の自由度を保つためには、反る繋がりと丸まる繋がりの中央で張りを作り、上半身を浮かせておくことが大切であるように感じました。
M岡さん、参加者の皆様、先日も多くのことに気付かせてくださり、ありがとうございました。

活動報告43

健康維持互助会 2013.11.24

今月の健康維持互助会の前半は、KMさんが指導してくださいました。

片膝を曲げ、片膝を伸ばして座り、骨盤の動きを観察する
・腰椎の入る骨盤の位置
・足関節の決め
・膝と足趾の向き
・下腿の捻れ
・下肢の折り畳まり方
・身体後面に生まれる張り
・視線の方向
・両側の股関節の行き来

仰臥位で、片膝を曲げた位置で帯を巻き、呼吸を観察する
・アキレス腱の意識
・骨盤の傾きと膝の位置
・仙骨の転がる軸
・臀部下部と鼠径部の対応
・大腿と下腿の間の張り
・下肢後面を通る経路
・呼吸と身体の向かう方向

後半の合気手技研究会では、H多さんと施術の練習をしました。

仰臥位の相手の四肢を浮かせて誘導する
・自分自身の位置取り
・力の抜きやすい姿勢
・関節を自由に動かせる支点
・接点での転がり
・浮かせる高さ
・降りていく方向
・股関節での誘導

椅坐位の相手の両肩に手を置いて揺らす
・五指のバランス
・両手の間の張り
・肋骨の浮き
・揺れのリズム
・届いている深さ
・首の向かう方向
・動きの同調

昨日の健康維持互助会の前半は、練習に取り組む上で、長期的な目標と目の前の課題を両立させながら、前提を作っていくことの大切さを感じました。
一度に全てを合わせようとするのではなく、視点を変えながら、現状におけるベストな姿勢を探すことが、身体の繋がりを観察する上で重要であることを学びました。
後半は、相手の膝や肘を片手で浮かせて体幹の動きによって誘導できる位置を探したり、身体から起こるリズムを変えることで伝わり方にどのような変化が起こるかを観察しました。
普段の臨床では出来ない条件での練習をさせて頂くことができ、また、その都度感じたことを伝えてくださり、たいへん勉強になりました。
KMさん、H多さん、参加された皆様、今月もありがとうございました。

迷路迂回系

私は、だまし絵やトリックアートと言われる目の錯覚を利用した作品を観るのが好きです。
色や長さが実際と違って見えたり、平面に描かれた絵が立体に見えたり、視点を変えると全く違ったものに見えたり、現実には存在し得ない構造がありそうに見えたりすることを面白く思います。
ヒトの視覚は、目の前の世界をそのまま見ているのではなく、脳で補正された結果を「見た」と認識しているため、そうした錯視が起こるとされています。

私達は、社会生活を営む中で、誰かあるいは自らが作ったルールに囲まれて生活しており、気付かない内に、その枠の中で物事を解釈してしまっていることが有ります。
そうした錯覚に影響を受けながら、考え方や、心身の状態や、生活のリズムが形成されていくと考えることも出来ます。
自身にとってプラスになっているルールもあれば、マイナスになっているルールもあり、それらが知らない間に、自分自身の通り道を遮る壁となってしまっている場合があることを感じます。
そして、そのことに気付いた途端に、急に視界が開け、発想が広がり、選択肢が増えることを、たびたび体験します。

先日、日本で生まれ育ち、現在はカナダに移住して生活されている方と、お話しする機会がありました。
その方の、ご自身で好きなように自宅を改装され、家具もそれに合うように作られたという話を、感心しながら聴いていました。
それ自体は誰にでも出来ることではありませんが、いつの間にか、誰かに建ててもらった住居や、工場で作られた家具から選ぶことが当たり前になっていた自分自身に気付き、ハッとしました。
中高生の頃には、学校の授業で作った、机の上に置く本立てであったり、小物を整理する棚であったりを、自宅で使っていたことを思い出したりしました。
その方には、それが普通なのだと思いますが、私にとっては、ものの価値とは何であるかを改めて考え直す機会となり、少し視野が広がった気がしました。

そうやって、誰かと話したり、本を読んだり、映画を観たり、旅行に出掛けたりして、様々な価値観に触れる中で、自分自身の常識が当たり前とは限らないことを、しばしば経験します。
そして、その都度、自分自身の立っている位置を見直していくことの大切さを感じています。
錯覚したまま進んでいくのと、錯覚であることに気付いた上で選択するのとでは、たとえ同じ通り道を選んだとしても大きな違いがあるように思います。
行き止まりと思い込んで行き詰まることの無いように、錯覚を楽しみながら行き続けたいと思います。

安野光雅

観照文62

合気観照塾 2013.11.16

先日の観照塾では、あやとりに両手を通し、呼吸に伴って起こる動きを観察しました。
紐や接地面との間の制限の中で、四肢の内側の働きが高まり、体幹の骨格が締まり、外側に向かう張りが生まれることを感じました。
あやとりが無いときにも、それぞれの関節の緩みが順に取れていくと、身体内部で引きと攻めの釣り合いが取れ、張りを生み出せることを学びました。

そうして生まれた張りが、技を掛ける上でも重要であることを学びました。
位置をずらして向き合い、相手の肩の外側に手背を当て、転ばせる練習をしました。
力を抜いて相手の首に繋がる方向に息を吸うことが出来ると、手首の返りによって接点の緩みが取れ、呼吸を伝えられることを感じました。
手関節の位置がぶれないように意識しながら、前腕の軸で五指を切り替え、焦点が合う位置を探しました。
そこから、張りを最後まで維持しながら、腰部から攻めることが出来ると、技を掛けきれることを学びました。

また、両手を持たれた状態から相手を浮かせて、小指側で斬る練習もしました。
相手との接点が均一になる、相手の吸い込みが、施術のときに弛みに伴う伸びに付いていく感覚と同様であることを感じられました。
自分自身の股関節に乗っていく位置へ吸い込み、相手との間の糸が張るように、両手のそれぞれの焦点を合わせました。
そこから、その経路を辿れるように息を吸うことで相手を浮かせることが出来ました。

いつでも相手との関わり合いに合わせて、息を吸ったり吐いたり出来るように、身体創りに取り組んでいきたいと思います。

観照文61

合気観照塾 2013.11.09

先週の観照塾では、力を抜くことが如何に大切かを学びました。

相手に片手で太極棒を構えてもらい、棒を介して相手を転ばせる練習をしました。
太極棒を握って動かすのではなく、外周の丸みに沿って擦ることで、固まらずに力を伝えられることを学びました。
そこから、一つずつの関節への伝わりを感じながら、順に相手の下腹部まで繋げていくことを意識して行ないました。
擦る方向によって、相手の脊柱が手前に引かれる繋がりと、後方に仰け反る繋がりがあり、その流れに沿って誘導できると、土台から崩せることを学びました。

それから、太極棒を両手で把持した相手の周りの空間を撫でることで、どのような反応が起こるかを観察しました。
左右で比べると、途中でぶつかりそうな側とそのまま崩れそうな側があることを感じられました。
そうして確認した動作の繊細さを保ったまま入っていけると、予想していた変化のまま実際に相手を動かせることを体験しました。
下肢の畳と触れている箇所と相手との接点の弛みを一致させて取り、下肢内側の張りによって生まれる動きを上方へ伝えることで、最後まで相手とぶつからずに動作を行なえることを学びました。
技を受ける立場では、転びそうな側で、空気に触れる手の動きと同調して、側頭部を撫でられるような印象を受け、そちらにバランスが崩れやすそうなことを自覚できました。
直接に触れているかどうかに関わらず、お互いに影響を与えたり受けたりすることを実感でき、たいへん勉強になりました。

今回の稽古で得られた感覚を活かせるように、触れる以前の影響にも気を配っていきたいと思います。

学習内容33

バランス☆運動療法初級 2013.11.09

昨日のバランス☆運動療法初級講座では、改めて身体創りの大切さを感じました。
鏡で自分の姿勢を見ながら、立位でK野先生に施術を施して頂きました。
客観的な視点と、受けている体感の双方向から、身体の変わっていく様子を観ることが出来ました。
施術後に重心を左右で踏みかえると、足部の厚みの変化が伝わるほどの柔らかさを感じられました。

それから、片手で太極棒を持って胸の高さまで浮かせ、上肢の力を抜いたときの手部の倒れ方を観察しました。
そこから手首を一定の位置に保ったままで呼吸を吸い上げると、再び自然に止まる位置があり、呼吸の吸って緩めて吐いてと一致して太極棒が回っていることを感じました。
さらに、持つ道具を変え、重みに伴う傾きに合わせることを意識しながら動作を行ないました。
上肢だけでなく、体幹の動きや下肢との対応や重心の移動など、目を向ける場所を色々と変えていきました。
繋がって動作を行なえると、どちらに移動しても、身体のバランスや重みの偏りによって次に向かう方向が示され、途切れずに動作を続けられることを感じました。
また、外回りと内回りあるいは右手と左手では動かしやすさに差があることを実感し、どんな方向にも対応できるように整えておくことの必要性を感じました。

そうした稽古の積み重ねが、施術においても重要であることを学びました。
重みによる落下点から浮かせても、片側の位置を保っておくことが、入れ続けることと対応していることに気付けました。
繋がった状態で伸び始めるまで待ち、中央に近付く方向へと誘導していくことで身体のバランスを整えられることを学びました。
意識の広がりと共に、後方から下方から伝わる力を活かすことが出来て初めて、奥行きを持った施術が行えることを感じました。

K野先生、今回も様々なことに気付かせてくださり、ありがとうございました。

観照文60

合気観照塾 2013.11.02

最初に、立位で、下肢の内側の働きが、呼吸に与える影響を観察しました。
骨盤の傾きや膝の角度を変えたり、足部を外や内に向けたりすることで、下肢の内側の張りが変化する様子を感じられました。
内側のいずれの経路を通るかによっても、張りの生まれる部位や骨盤の締まる方向に変化が起きることに気付くことが出来ました。
下肢内側の張りと共に骨盤を両側から締められると、下方から誘導されるように呼吸が伝わってくることを感じました。

それから、相手に真横から押してもらったり、二人に両側から挟んでもらい、その力をどのように伝えるかを稽古しました。
反対側の股関節に吸い込んで、遠く側方へと意識を広げ、前額面上で呼吸を回転させることで、力を返せることを学びました。
吸気と共に側面に生じた見えない壁によって、自分自身のバランスを保証でき、下肢内側によって反対側の脚を引き寄せて側方への移動もできることを感じました。
相手を押し返そうとして重心を傾けていくよりも、呼吸によって起こる小さな動きのほうが大きな力が伝わることを面白く思いました。

また、様々な高さで、太極棒を水平方向に引き分け、呼吸を観察しました。
太極棒を持つ手の内や、足底と畳の間の皮膚がずれる範囲内で、さらに締めながら吸うことで、内部の圧力を高め続けられることを感じました。
鼠径部の折り畳まれる位置、肘の引かれる方向、仙骨と後頭骨の連動など、自分自身の身体の弛みを取る上で、様々な条件を満たしていくことの必要性を感じました。
相手に持たれている場合にも、上下方向への伸びではなく、外方への張りによって、相手を浮かせる力が生じることを実感しました。

今回の稽古で感じた力の伝わり方を、条件を変えながら観察していきたいと思います。

 

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