本年もありがとうございました

当ブログの記事数は、もう少しで500件になります。
たまに、気になることがあった時には、自分自身が書いた記事を読み返すことがあります。
過去に行なった内容を思い出す為と言うよりも、それ以前は自分自身がどう考えていたのか、その前後で自分自身がどう変わったのか、と言った流れを感じる為にたいへん役立っています。
その時々の目線によって思考や感覚が変化し、これから先も変わっていくことと思いますが、それがどちらの方向を向いているのかを見つめる上での一つの指標になると考えています。
手の平の上に立てた棒のバランスを取り続けるように、そうして変化の中に身を置きながらも軸をぶらさずに対応していくことの大切さを感じています。

今年一年を振り返ってみて、以前と比べて、自分自身の方向性が定まってきたことを実感しています。
ひとえに、ご縁を頂いている皆様のお陰だと感謝しております。
世間では、やれゼラチンだ、やれゲル状だと騒がれておりますが、一途に寒天を追い求める皆様の情熱には、いつも頭が下がる思いです。
私も目下、寒天に関する情報を探しておりますが、誠に残念ながら、今年も寒天の画期的な食べ方を発見するには至っておりません。
寒天好きの皆様のご期待に応えるべく精進して参りますので、これからも宜しくお願いします。

万博公園

体験記50

呼吸法研究会 2013.12.22

足底を付けて胡座を組む
・足関節の角度
・足底の当たる場所
・腰部の決め
・呼吸に伴う動き
・骨盤の開閉
・働いている経路

相手の肩外側に手を当て、側方に動かす
・呼気に伴う張りと吸気に伴う張り
・百会と会陰の位置関係
・骨盤底部の締め
・接地面の緩み
・閉じた回路と開いた回路
・体幹内部の寄り

相手に負荷を掛けてもらって進む
・膝の弛む位置
・下肢内側の張りと身体内部の伸び
・頭部の位置と足底の重心
・大椎の動き
・視線の向きや届く距離
・足部の運ばれるライン

今月の呼吸法研究会では、いかに身体が繋がる前提を観察していくかを学びました。
片側の下肢を引き寄せる動作も、足関節の角度や膝の脱力や骨盤の傾きといった条件によって内側の張りに強く影響することを感じました。
繋げられる位置にあると、下肢と共に体幹の内部も寄り、挟み込む動作を身体全体に起こる大きな力として感じられました。

今年も呼吸法研究会に参加させて頂く中で、呼吸を通して多くの発見があり、様々な体感が得られました。
M岡さん、参加者の皆様、来年も、よろしくお願いします。

活動報告44

健康維持互助会 2013.12.22

今月の健康維持互助会の前半は、私が企画・進行を担当させて頂きました。

正坐位で、膝や股関節に手を当てて撫で回す
・手の当て方による違い
・皮膚の緩み
・呼吸と動作の方向
・骨盤の傾きの変化
・内部の動き
・伝わる範囲
・相手との同調

相手と向き合い、握手する
・息を止める、吸って吐く、吐いて吸う
・両者の間の変化
・空気の通る方向
・力の入っている場所
・お互いの位置取り
・手の向き
・伝わる経路の違い

後半の合気手技研究会は、在間さんと組ませて頂き、施術の練習をしました。

伏臥位、仰臥位で施術を行なう
・繋がるポジショニング
・五指のバランス
・両手の間の張り
・後頚部の引き
・身体後面の意識
・伸びていく繋がりと入っていく繋がり
・頚まで付いて引ける位置
・意識する経路
・伸びの臨界
・抜き切れる誘導

今年一年、ありがとうございました。
今年も、進行役を担当させて頂いたり、企画されたセミナーを受けさせて頂いたり、施術を施し合ったりと、様々な立場で会員の皆様と交流させて頂く中で、身体の見え方がずいぶん変わりました。
毎月の健康維持互助会で、姿勢や施術や考え方の現状認識をする機会を頂けていることに感謝しております。
来年も、どうぞ宜しくお願いします。

観照文65

合気観照塾 2013.12.21

昨日は、今年最後の観照塾の稽古がありました。

最初に、両手の上に杖を乗せ、片側の上肢を浮かせて行きました。
傾きが大きくなるのにつれて、反対側の接点の面積が小さくなり、点になる位置を越えると杖が滑り始める様子を観察しました。
指先まで張りを広げることによって、自分自身の身体の内部や、杖との間の緩みを、臨界まで取り続けられることを学びました。
そうした感覚は、技を掛ける場合においても、同様であることを教えて頂きました。
吸気と共に相手を浮かせた後、接点から順に自分自身の重みを下ろしながら、身体の内部を繋げることを意識して行ないました。
鎖骨を落とし、肋骨が締まりながら弛んでいくと、横隔膜にゆとりが生まれる瞬間があり、そのタイミングに再び締めることが出来ると、丹田に集めた力を逆向きの経路で伝えられることを学びました。
締めるタイミングが早いと、横隔膜の締まる余地が少なく、遅いと、高めた圧力が抜けてしまうことを感じ、その一瞬を逃さないことの大切さを実感しました。

それから、杖を両手で握った相手を、転ばせる練習もしました。
肋骨の動きと同調して、杖の引き分けや絞りを行えると、杖の長軸が細くなり、両手の中央に焦点が生まれることを感じました。
その分け目を中心に、相手の両手の緩みを取っていくことで、相手のバランスを崩せることを学びました。
そうして感じた相手の崩れる方向と杖の向かう方向の合力となるように、腰部から攻めることが出来ると、相手を転ばせられることを体感しました。
体幹の動きを伝えるためには、杖を握らずに、股関節の動きが手の内の皮膚のズレと一致して動かせる位置で行なうことが大切さだと感じました。

そこしかないという瞬間や位置を掴めるように工夫しながら、練習に取り組んでいきたいと思います。



本年も、観照塾を通じて、自分自身の身体やそれ以外の面での、多くの発見がありました。
気持ち良く身体を動かしながら、楽しく学ぶことが出来る観照塾に参加させて頂くことを、いつも楽しみにしております。
K野先生、ご指導してくださった先輩方、お相手をしてくださった皆様、本当にありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願い致します。

本の紹介25

アサナプラナヤマムドラパンダ

『アサナ プラナヤマ ムドラ パンダ』

著者 スワミ・サテャナンダ・サラスワティ
発行人 アナンド・ゴギ

まるで意識は考えを産み、身体が行動をとるようでありますが、これら二つは別々のものではありません。精神や意識の実体的な形が肉体であり、肉体の精微な形が精神や意識です。そしてアサナはこの二つを統合し調和させます。身体と意識はどちらもストレスや緊張などを蓄積します。一つの精神的なしこりは、身体や筋肉の一ヶ所にしこりとして表れ、逆もまた同様です。
アサナの目的はこれらのもつれを開放することです。
~ヨガアサナへの序章

この本は、世界中のヨガの学校で用いられている教科書で、初心者から上級者まで学びを深められるように、単純な動作から段階を追って、分かりやすく丁寧に解説されています。
呼吸と同調させながら、心地良く身体を動かすことができ、ヨガに対して抱いていたイメージが大きく変わりました。
ヨガの実践的な内容と共に、それに取り組む上での前提となる考え方は、生命観や人生観を内包するもので、深く感銘を受けました。
自分自身の心身の状態を見つめ直し、より豊かな人生を送っていくために、とても役立つ一冊だと思います。

<参考サイト>ヨガ学校での標準テキスト

観照文64

合気観照塾 2014.12.14

先日の観照塾では、呼吸に伴う動作が技になることを実感しました。

尺側の三指を内に入れて両手を組み、呼吸の伝わりやすい姿勢を観察しました。
バランスが取れた位置にあると、両手の引き分けによって、身体内部の締めと外方への張りが生じ、手関節の決めによって上肢に剣と同様の反りが生まれることを感じました。
そのまま息を吸い上げるだけで、相手に呼吸が伝わり、反りに合わせて斬ったり落としたりすることで、技を掛けられることを体感しました。

それから、相手が突いてきた杖を避けて、相手のバランスを崩す練習もしました。
力を抜いて杖に手を添え、息を吸うと、吸気に伴う手関節の動きによって、相手の手の内から頚へと弛みが取れていくことを感じました。
相手が前方に向かっていれば、そこから後方への重心移動が、杖を長軸方向に引く動きになり、吸息に伴う反る連動が、軸をぶらさずに回転させ弛みを取り続ける動作に繋がることを学びました。
相手が後方に崩れやすそうなときは、相手の頚に向かってパイを投げる意識で手部を滑らせていきました。
相手の中心に合わせて弛みを取り続けられると、臨界まで反らすことができ、そこから腰を通して後方に落とせることを学びました。
また、杖の長軸方向の回転と、分け目を支点とした回転を体幹から同調させて行えると、前回りや後回りにも転ばせられることを体験しました。
型が決まっているわけではなく、接触して繋がった後の相手のバランスの崩れやすそうな方向から、弛みを取り続けた結果が、技になることを教えて頂きました。

思考からではなく、伝わって来る感覚から動けるように、施術においても気を付けていきたいと思います。

学習内容34

バランス☆運動療法初級 2013.12.14

昨日のバランス☆運動療法初級講座では、身体のバランスをどのように診て、整えていくかを学びました。

立位で姿勢を観察した後、順番に、K野先生が施術をしてくださいました。
視診や触診と共に、膝の曲げ方や、脚の上げ方や、肩の動かし方といったその時々の動作の中で診ていくことを教えて頂きました。
いつの間にか自分自身で膝の曲がりにくい方向に固めてしまい、姿勢が崩れてしまっていたことを実感しました。
癖の動きから、関節が自然に動かせる位置へと誘導して頂くことで、次々と姿勢が変わっていくことを体感しました。
そして、重さのバランスによって落ちる位置へ誘導することで、関節が自然に動く方向に近付けられることを学びました。
落ちる方向は、必ずしも身体に平行ではなく、バランスが改善する方向に補助線を引けるように、立体的に診ていくことの大切さを感じました。

その後、グループに分かれて、施術の練習を行ないました。
伏臥位で、片膝を曲げて少し浮かせ、膝関節や足関節の動きが全身に伝わる様子を観察しました。
鼠径部に丸めた座布団を入れ、臀部が丸くなるように下肢を揃えておくことで、上方への伝わり方が変化することを実感しました。
動きの重い方向を診て、把持している両手の間が繋がるように合わせ、その状態を維持したまま頭側へと伝えていきました。
臨界の位置で待っていると、内部の伸びが起こり、中心へ寄せられることを感じられました。
自分自身の上肢を浮かせるために、体幹の向きを合わせ、骨盤の角度や、頚部の引きや、肘の角度を意識することの必要性を感じました。
足部の形状や把持する位置によって、五指の当て方がどのように変化しても、力を抜いて吊すことが出来るようにするために、身体創りの大切さを改めて感じました。

K野先生、参加者の皆様、先日も多くのことを学ばせてくださり、ありがとうございました。

観照文63

合気観照塾 2013.12.07

先日の観照塾では、杖を使った稽古がありました。

両手の間に杖を挟み、呼吸によって浮き沈みする様子を観察しました。
下肢内側の締めと上肢の尺側の張りが一致する位置では、相手に負荷を掛けられても、楽に浮かせられることを感じられました。
杖を身体の周りで大きく回転させる際も、上方に伸び上がるのではなく、片側の下肢を内側の張りによって引くことで、重心を残したまま内部を伸ばせることを学びました。
そこから、脚を揃える際の引き寄せが突く力になり、下肢の先導によって手が滑り、結果として杖が動くという状態を体感しました。

相手の肩部に杖を当たる場所まで進み、相手を転ばせる練習もしました。
足部と膝の向かう方向や、上腕と前腕の尺側が繋がる位置を合わせ、上肢と下肢の張りを左右それぞれ一致させました。
それによって腰の向きも定まり、丹田を相手に向けることで、繋がりが途切れないまま身体後面から前進できることを学びました。
また、杖も含めて張りを連動させることが出来ると、丸い形状の杖にも、刃が生まれることを感じました。
そして、刃の向きが相手の中心に向かうと、接点でずれることなく、体幹の動きをそのまま伝えられることを実感しました。

どのように条件が変わってもピタッと来る位置を掴めるように、合っている場合と合っていない場合の区別を意識しながら、練習していきたいと思います。

考察レポート04

考察レポート03で述べた内容を、引き続き考えてみます。

四肢の横断面において、身体の正中に近い側が内側、遠い側が外側として、それぞれ三本ずつの経路が通っているとします。
そうすると、四肢から体幹へはどういった経路で繋がり、体幹における内外はどのように捉えられるかというテーマが生じます。
そこで、体幹を左右二本の柔らかい円柱として仮想してみると、それらのお互いに近い側が内側、遠い側が外側であることがイメージできます。
そして、下肢あるいは上肢の内側を通っている経路が、いずれも体幹の中心に集まり、腹部で連絡している様子を想像することが出来ます。

円柱

逆に言えば、体幹の中心から動きが起こると、その力は身体内部を伝わり、全身に広がると考えることが出来ます。
考察レポート02で述べたように、体幹の内部の動きには呼吸が重要な役割を果たしています。
呼吸は、随意的にも不随意的にも行なわれる活動で、運動系と内臓系のいずれの働きにも深く関与します。
下肢内側の前寄り、中央、後寄りを上がる経路を意識して呼吸を通すと、外側を走る三本の経路がそれぞれ対応して働いていることを感じられます。
上肢にも同様の対応が見られ、向かう方向は一方だけでなく、上方と下方といったように、バランスを取り合って行なわれていることが分かります。
骨やそれを動かす筋による物理的な支えの背景には、そうした機能的な繋がりがあり、それらが三次元的に釣り合うことで、身体全体のバランスが保たれていると考えられます。
そして、あらゆる運動は、その釣り合いの移り変わりによって行なわれていると考えることが出来ます。

私は、そうした身体の繋がりは、骨や筋を始めとする運動系の働きのみを指すものでは無いと考えています。
治療を行なっていると、下肢の施術によって腹部の症状が改善した、上肢の施術によって歯の痛みが軽減した、といった感想を頂くことが、しばしばあります。
外見上に表れる姿勢や動作は、呼吸だけでなく、心臓や血管の拍動、神経の活動、意識の働き、感情の動きといった心身で起こっているあらゆる変化の一側面であると診ることが出来ます。
それらの身体内部の変化は、無秩序に起こっている訳ではなく、それぞれが関連し合い協調して行われることで生命活動が維持されています。
そして、その関係性が崩れた状態が、心身の不調として、何らかの形で現れると考えられます。
したがって、その結び付きに関与する、いずれの方面からアプローチしても、繋がりが改善する方向に向かえば、健康な状態に近付けられると考えます。

私達の身体には、刻一刻と変化する中で、バランスを取っていくための力が備わっています。
身体の不調を治療する上で、変化を止めようとしたり、逆行させるような考え方を目にすることがありますが、私は、身体に起こる変化が適切に行なわれるように補助していくことが、治療において重要であると考えています。
それは、症状が何であっても、年齢がいくつであっても、良い方向に変わっていく可能性があることを意味します。
そうしたお手伝いが出来るよう、身体の繋がりに関する観察を深め、治療の技術を高めていきたいと考えています。

選択挟み

先週の土曜日は、M岡さんのご自宅での勉強会に参加させて頂きました。

最初に、立位で、膝の力の抜ける姿勢を観察しました。
膝より上方を下げることによって曲げると、関節に重みが掛かり力が入りましたが、下方から伸ばすように意識すると、膝関節の奥に引き込まれるように曲がることを感じられました。
そのためには、踵を浮かせても足趾の付け根に乗り、下ろしても重心のずれない位置に、体重を乗せておくことが重要であることを学びました。
また、踵のどこに意識を置くかによって、足関節の曲がり方や伸びていく経路や臀部下部の張りが変化することを感じました。
設定を変えながら、膝関節後面の外側と内側を抜けるラインの両方が通る位置を探し、さらに下肢内側を締められる条件を検証しました。
前方、中央、後方の締めが行える位置では、呼吸によって生じた力を、上方への伸び上がりとして逃がしてしまうことなく、内側に挟む力として高め、外側への張りを生み出せることを学びました。
自分自身が認識していなかった癖に気付いたり、動作時に意識する点や方向をいつもと変えることで、身体の繋がりが大きく変化することを実感できました。

それから、お互いに相手の上腕部に手を添えた状態で、歩法を行ないました。
締めによって脚が引き寄せられ、そこから起こる力の高まりを解放することによって、移動するための推進力が生まれることを学びました。
相手から重みを掛けられても、それを上方へと受け止めようとするのではなく、力を抜いて下方へと吸い込むことを意識して行ないました。
そこから下腹部に生まれた張りを保つことで、体幹の移動に伴って後方の脚が浮き、足関節が決まる位置へ足が運ばれることを感じられました。

また、お互いに抱き合った姿勢から、相手を浮かせる練習もしました。
背部に沿うように手を当てて相手の力を受け入れ、そこから、お互いの接しているあらゆる部位が密着するように、意識を広げて呼吸を行ないました。
自分自身の身体の張りによって、相手に張りを生み出すことが出来ると、一体となって移動できることを体感しました。
手を持たれている場合など条件が変わっても、接点の在り方が異なるだけで、そうした感覚は同様であることを学びました。
相手に把持された接点を留めて自由に動ける位置を探し、力を抜いたまま伸びられる経路を辿ると、相手を浮かせて行けることを体感しました。
鎖骨や肩甲骨の働きを活かすことが、肩部を脱力したまま、張りによって生まれた力を上方まで伝えるために重要であることを感じました。

M岡さん、先日は密度の濃い勉強会を企画してくださり、ありがとうございました。
お相手をしてくださったK元さん、KMさん、ありがとうございました。
今回、得られた自分自身の課題を解決する条件を満たせるように、一つ一つ検証していきたいと思います。

 

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