観照文87

合気観照塾 2014.06.29

先週の観照塾では、呼吸と手部の動きとの関わりを感じました。

正坐位で足趾を反らせ、足部から上方へと伝わる経路を意識して行ないました。
呼吸をしていると、自分自身の中を通る空気の動きが、相手の向かう方向と同調していることを感じられました。
手部を挟まれた状態で、身体背面から上肢尺側を通って吸息が伝わると、前腕から手部にかけての反りによって相手を攻められることを感じました。
立位で足を一歩踏み出す動作が、坐位においても同様に働いていることを確認しました。
相手の中心に向かう方向に太刀筋が合うと、落ちる位置に剣を下ろせることを感じました。

それから、尺側の三指を内に入れて両手を組み、相手に両腕を把持してもらいました。
手指を縮めて組むのではなく、両手の引き分けと呼吸に伴う張りを一致させることで、内部の力が高まり、それだけで相手に向かう力が働くことを感じられました。
両手が離れた状態においても、相手との関係性の中で同様の張りを生み出す必要を感じました。
呼吸と同調して身体を動かせると、指の向きと相手の頚が一致して動くことを感じられました。
浮かせた位置から、背部を通して下ろし、接点の高さを保っていた留め金を外すと、手部と共に相手を落とせることを学びました。
技を掛け切るためには、最後まで接点の意識を切らさずに、抜けていく経路を追っていく必要性を感じました。

手の組み方を変えたときに感じた身体の働きの違いを、色々と試して検証していきたいと思います。

体験記56

呼吸法研究会 2014.06.22

今月の呼吸法研究会では、呼吸に伴う身体の繋がりを観察しました。

仰臥位や伏臥位で呼吸を観察する
・骨盤の傾きの臨界
・肋骨内部への引き込み
・背部の意識
・頚部の立ち上がり
・頭部の伸びていく方向

足部から繋がりを改善する施術を行なう
・相手の中心に向かう張り
・股関節や膝関節とのバランス
・浮かせる位置
・頚部での吊り下げ
・自分自身の脱力と誘導

相手に固められた状態から、呼吸の抜け道を探す
・より固まる方向
・下方からの吸い上げ
・肩の上がる向き
・保息の深さ
・肩甲骨の落ちる位置
・抜けていく経路

臨界まで呼吸を吸い上げられると、骨盤が充分に丸まり、空気が背部の内面を上がっていくことを感じられました。
脊柱の前面に沿って力が伝わると、頚部から頭部の内面へと呼吸が通り、背部や脊柱を固めることなく動作を行えることを感じました。
内部での吸い上げに伴って、骨盤から上方に向かって身体外側の引き上げが起こり、相手にどのように固められても、落ちる位置に導けることを感じました。
呼息や保息や吸息を、臨界まで行なえて初めて感じられる感覚があることを教えて頂きました。
M岡さん、参加者の皆様、今月も多くのことに気付かせてくださり、ありがとうございました。

活動報告50

健康維持互助会 2014.06.22

今月の健康維持互助会は、一人30分で担当者を代えるリレー方式で行ないました。

椅子に座り、お辞儀や立ち上がり動作を観察する
・足底に掛かる圧力
・丹田と踵の関係性
・仙骨と後頭骨の間の張り
・鼠径部の深み
・吸息に伴う上半身の立ち上がり
・上肢への力の伝わり

畳や机との間の皮膚のズレを観察する
・ずれる距離
・机に当たっている場所
・伝わり方の変化
・繋がりの途切れる箇所
・お互いの手の内の緩み

ボールを持って、手部への繋がりを観察する
・手指の当たる位置
・指先の自由度
・労宮の意識
・身体の張りと手背の浮き
・相手と釣り合う引き

ロッキングチェアを行ない、身体の繋がりを観察する
・足趾一本ずつの意識
・足底の圧痛点
・軸の細さ
・足部と手部の対応
・相手に伝わる経路

負荷を与えて、身体のアンバランスを検証する
・中心に掛かる負荷
・重心を乗せている脚
・足部のアーチ
・腰部の働きの左右差
・緊張させたときと脱力したときの違い

30分という時間制限に合わせ、メニューを絞り、伝えたいことを表現するという体験をでき、たいへん勉強になりました。
組み立てや進め方に、会員の皆様それぞれの特色が出ていて、身体に対する色々な見方を感じられました。
お相手をしてくださいました皆様、今月も密度の濃い時間を、ありがとうございました。

観照文86

昨日の観照塾では、相手に両腕を把持してもらいながら、「たまたま」の動作を行ないました。
足趾を反らせて、足底から下肢のそれぞれの関節が同調して転がる様子を観察しました。
息を吸うと自分自身の張りと対応して力が伝わり、息を吐くと頚部が立ち、脱力に伴う上肢の引き寄せに相手が付いてくることを感じられ、呼吸によって動きが生まれていることを実感しました。
吸気に伴う張りを残したまま、肩の力を抜いていくと、上肢尺側の意識が高まり、その経路を通して股関節の動きを相手に伝えられることを学びました。

後方から両側の肩甲骨を押されたり、前方から肩部を抑えられた状態から、相手に力を返す練習をしました。
保息しながら肩の力を抜くと、上肢帯の位置関係が変わり、肩甲骨に弛んでいく余地が生まれることを教えて頂きました。
内部の重みに連れて肩甲骨を落とせる位置にあると、背部を通って力が抜けていくことを体感しました。
相手の力を充分に吸い込めると、接点を止めたまま身体を自由に動かすことができ、下方に落とした力を返せることを感じました。
吸気時に締めた骨盤や肋骨や頭部を巻く輪っかを維持したまま、それぞれを連動させて動かすことが出来ると、いずれの方向からの負荷にも対応できることを学びました。
そして、自分自身に意識の薄い箇所があると、抜けていく経路が途中で途切れたり、相手の同部位に力が伝わりにくかったりすることを体験しました。

今回の稽古で、身体のどこを押さえられていても、呼吸に伴う緊張と脱力が相手に伝えられると技になることを実感しました。
そして、それがそのまま施術にも繋がっていることを感じられました。
呼吸と身体のバランスの関係に関する観察を深めていきたいと思います。

観照文85

合気観照塾 2014.06.14

先週の観照塾では、頭部を上から四指で押してもらった状態での、呼吸を観察しました。
姿勢を変えて、相手からの負荷が自分自身にどのように伝わっているかを観ました。
吸息に伴う脊柱の伸びが頭頂部まで伝わる位置にあると、相手からの負荷を吸い込めることを学びました。
それから、相手からの圧力を順に下ろして、接地面まで伝え、その力を逆に通して相手に返す練習をしました。
呼吸に伴う力が、下方から伝わってくることを体感しました。
そして吸息と共に自分自身が伸びていけると、相手を含めた状態でも、楽に持ち上げられることを感じました。

それから、肩部や胸骨や肋骨を押さえられた状態から、相手に返す練習をしました。
顎が上がったり、頭部だけが前に出たり、相手に押されている部分で直接返そうとしてしたりすると、途端に固まることを実感しました。
呼吸と共に上肢を浮かせることで、接点の当たり方が変化し、緩みが取れていくことを感じました。
相手からの負荷に合わせて肋骨を締めた状態で、横隔膜と頭部が一致して動かせる位置を探しました。
力が上手く伝わったときには、仙骨と後頭骨や、恥骨と顎部など、身体のあちこちでバランスを取り合っていることを体感できました。

その後、合気体操を行ない、呼吸に伴う緊張と弛緩によって動作が生まれていることを実感しました。
天地人の串刺しでは、伸びに伴うバランスから、落ちる位置に重心を移せると、自然に上肢が折り畳まって落下していくことを感じられました。
六方円でも、自分の中心を保ったまま伸び、股関節に引かれていくように末梢から順に抜き、重みを下方へと下ろしていきました。
力の通っていく経路と抜けていく経路を、丁寧に観察していきたいと思います。

学習内容40

バランス☆運動療法初級 2014.06.14

今月のバランス☆運動療法初級講座では、「分け目」のイメージが変わりました。

治療の実技では、体幹に触れたり動かしたりしながら、虚実のバランスを観察しました。
肩部と背部、骨盤と側胸部など、二点に手を当てて、それぞれで緩みを取ると、反対側に力が伝わる位置を探しました。
指を臨界まで点にすることで、その高まりが相手の内部に集まり、中心から入れられることを学びました。
自分自身が力を抜ける位置に浮かせることが出来れば、どこからでも繋げられることを体感しました。

相手の脱力を誘導する為にも、自分自身の力が抜けているかどうかが大切であることを学びました。
息を吸って浮かせてから、鎖骨を落とした後に、肩甲骨を下ろせる位置を確認しました。
頚部が決まっていく経路で空気を吸い上げられると、その位置を維持したままで、内部の重みを落として行けることを感じました。
背部を通って、下方まで呼吸が抜けていく姿勢にあると、相手の脱力を感じられることを学びました。
弛んでいく方向に脱力によって付いていきながら、臨界まで抜けたところで引きと攻めが入れ替わり、中央に近付けられることを体感しました。

K野先生、参加者の皆様、今月も多くのことを学ばせてくださり、ありがとうございました。

問いストーリー

学校の試験では、一つの質問に対して一つの解答を選ぶという設問がよくあります。
正解か不正解かを、客観的に評価しやすいというのが、その理由である様に思います。
しかし、現実に生活をしていく上で、そうして答えを出す質問を受ける機会はほとんど無く、取り巻く周りの環境のあらゆる変化が、自身に対する問い掛けだと捉えることが出来ます。

場所や、季節や、年齢や、人間関係など、その時々の立場によって、投げ掛けられる問いは変化します。
問いの内容は、自分自身がそれをどう受け止めるかによっても変わります。
数秒後には忘れてしまっているような小さな問い掛けもあれば、その後の人生を変えるくらいの大きな問いが訪れることもあります。
そもそも、それを問いであるかどうかに気付くかどうかも自分次第で、知らない間に通り過ぎてしまうことも有り得ます。
そして、いずれかの選択をした後で、それがどちらの方向であったかを判断するのも自分自身です。
その基準となる自身を創っていくことの大切さを感じます。

それは、身体の状態においても同様である様に思います。
身体に不調を及ぼす原因と結果は一対一で無いことがほとんどですが、体調が良好なときのイメージが、自分自身を健康な状態に近付ける指針となります。
患者さんの訴えや現状を受け止めつつ、そこに留まらずに、良いイメージに近付けられたときに、施術も良い結果に繋がることを感じています。
自分自身の健やかな状態を追求していくことが、そうした感覚を高めていく上で如何に大切であるかを感じています。

私に問いを投げ掛けてくださる方々が、周りに居てくださることに対する感謝を、いつも忘れずにいたいと思っています。
そして、それを聞き漏らすことの無いよう、日々研鑽していきたいと思います。

ヴェネツィア

 

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