観照文90

合気観照塾 2014.07.19

昨日の観照塾では、上肢の力を抜くことの大切さを実感できました。

正坐位で向き合い、上腕を掴まれた状態から技を掛けました。
呼吸に合わせて手部を柔らかく使いながら、相手の手首が決まる方向に緩みを取りました。
取れていく緩みは相手の頚まで順に繋がり、固めた状態を弛めることなく体幹の動きを伝えられると、相手を転ばせることが出来ました。
手部を張って行っても、自分自身の手首は固まることなく決められる位置があることを教えて頂きました。
高まった上肢尺側の意識を剣のように使い、押すのではなく斬っていくことで、最後まで技を掛けきれることを学びました。

持たれる位置や向きを変えながら、上肢と骨盤の動きが一致することを意識しながら動作を行ないました。
上前腸骨棘が深く納まるように力を抜き、息を吸って、そこが締まる位置に上肢を張りました。
浮かせた後、そのまま進もうとすると前側だけの意識になり伝達が止まりましたが、骨盤の丸みに沿って後方から吸い上げていくことで、下方からの力を相手に伝えることが出来ました。
身体が一つに繋がった状態で動かせると、大きな力が発揮できることを体感できました。
左右で逆向きに回転させたり、片側の接点を保持したまま、一側だけ抜いたりと、相手との関わりの中でいずれの方向にも身体を動かせるようにするためには、左右の骨盤の細やかな操作が必要であることを実感しました。

身体が一致して動けているときとそうでないときの違いを意識しながら、動作を観察していきたいと思います。

 

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