体験記59

呼吸法研究会 2014.09.28

先日の呼吸法研究会では、身体全体に起こる引きと攻めを学びました。

立位で体幹を前屈したり側屈したり回旋したりして、重心の移動を観察しました。
重心の移動する方向によって、緩みの取れていく経路が変わり、そうした働きに任せることで、様々な動きが生まれることを体感しました。
重心が後方に移動していくと、身体後面が下方から伸びていくことによって、身体前面が下りていく様子を感じられました。
動かす方向によっては、身体の中で引き合ったり攻め合ったりしている場合があり、そうした無意識の働きが自分自身がしようとする動作を妨げる原因になってしまうことを感じました。

体幹が起き上がった姿勢から、頭部の前上方への伸びを意識して動作を行ないました。
下肢内側を上がってきた張りは、骨盤を通って胸郭へと繋がり、肋骨が下部から締まっていく流れに沿って、上肢が浮いていく様子を感じられました。
手を、頭部を吊り上げている空中の点と一致する方向をイメージして上げていくことで、下肢とのバランスが取れた状態を体感できました。
また、前頭部での緩みを取り続けて前進することで、相手に負荷を加えられていても、楽に進むことが出来ました。

そうした引きと攻めは、剣術や体術においても同様に起こっていることを学びました。
相手の背部を意識しながらシャツをつまみ、自分自身の伸びていく方向と一致する点へ呼吸を吸い上げました。
相手を含めたバランスの中で呼吸を伝えられると、母指と小指の引きと攻めが全身に繋がって起こっていることを感じられました。

M岡さん、参加された皆様、今回も貴重な体験をさせてくださり、ありがとうございました。

活動報告53

健康維持互助会 2014.09.28

今月の健康維持互助会も、順に担当を交代しながら進行しました。

股関節の働きを意識しながら、四股を踏む
・両脚の寄り
・股関節の深み
・大腿内側の利き
・脊柱の立つ角度
・締めると浮き上がる位置

脚で合気を掛ける
・大腿骨の回旋と働く経路
・呼吸と下肢の張り
・下肢内側の前方と後方
・膝の浮きと足関節の決め
・踵と骨盤の連動

自分や相手への手の馴染みを観察する
・手を置く向き
・呼吸の向かう方向
・圧の高まる点と弱まる点
・相手に沿った脱力
・ぶつからない手の開き

椅坐位で、下肢の繋がりを観察する
・膝の抜ける位置
・鼠径部から仙腸関節への通り道
・大腿骨頭の感覚
・下肢から頚への繋がり
・下肢内側が自然に働く姿勢

今月の健康維持互助会では、それぞれのアプローチの仕方で下肢から身体の働きを観察でき、足元から作っていくことの大切さを実感しました。
骨盤と脊柱の関係や大腿骨の角度など、自分自身の当たり前になってしまっていた部分に疑問を投げかけてくださり、多くの発見がありました。
会員の皆様、今月も御指導、お相手をしてくださいまして、ありがとうございました。


観照文97

合気観照塾 2014.09.27

昨日の観照塾では、身体に生まれる剣の意識が印象に残りました。

腕を掴まれた状態で力を抜いて、相手に持たれた部分の圧力を均等にしました。
接点を保ったまま、手指の先まで伝わるように呼吸を吸い上げ、小指側と母指側で引きと攻めを行ないました。
上肢尺側が伸びていくと手部から腕にかけて剣の反りが生まれ、その剣の刃筋を、丹田から相手の頚に伝わる向きに合わせました。

自分自身の内部の重みと、相手の伸びていく到達点が一致する場所に落とすことで、自分自身のバランスを保ったまま相手を崩せることを教えて頂きました。
体幹や意識を細くして、その幅で動作を行なうことで、相手に向かう力を集中させて、剣の鋭さで伝えられることを学びました。

相手の肩部に手背を当てたり、相手の腕を持った状態でも、剣の現れる場所が異なるだけで、同様に技になることを教えて頂きました。
剣の反りに沿って取れて行った接点の緩みは、相手の頚まで繋がり、緩みを取り続けることで、臨界まで浮かせられることを学びました。
振り下ろすときも、股関節の動きを順に上肢に伝えることで、直線ではなく、反りに沿った曲線での落下が生じることを体感しました。

今回の稽古で学んだ細さや落差の感覚を、治療においても活かせるように意識していきたいと思います。

観照文96

合気観照塾 2014.09.20

昨日の観照塾では、自分自身の心身に如何に余分な力が入っているかを感じました。

胡座の姿勢から、後ろに転がって元の位置に戻り、バランスを確認しました。
吸い込んでから入れたり、触れる前に相手の後方まで意識を通したりと、押し方を変えられると、簡単に転んでしまうことを実感しました。
戻って来る際に、股関節が寄り、骨盤の上に脊柱が立つ姿勢にあると、相手の力を吸い込むことができ、安定感が増しました。
意識の在り方によっても、姿勢の安定性は大きく変化し、相手を動かそうとすると自分自身が固まるのと同様に、相手に動かされまいと意識すると、却って崩れやすくなることを感じました。
そして、意識を動かそうとされても、それを気にせず反射させることで、そうした働きを受けにくくなることを体感しました。
意識のやり取りによって、身体の状態やお互いの力関係が大きく変わることを面白く思いました。

肋骨の前面に両手を当ててもらい、相手を吸い込んでから、息を吸い上げ、肋骨の締めを保ったまま、内部の力を抜いていきました。
それによって、さらに締める余地が生まれ、内部に溜まった力を、脊柱から肋骨に通して相手に伝えられることを学びました。
肋骨を開かずに柔軟に操作するためには、下肢内側を利かせて下方から吸い上げ、仙骨と後頭骨が連動する位置で、脊柱を自由に動かせるようにしていく必要性を感じました。

両腕を持たれていても、身体が繋がるように抜いていけると、相手の力を自分自身の中を通して下方に下ろし、再び相手に返せることを学びました。
吸い込みによって映し出した相手の状態を乱さないように手を張り、繋がりが途切れない位置を辿っていくと、相手を崩すことが出来ました。
抜けずに固まっている場所があると、押して返そうとしたり、そこで詰まってしまうことを体感できました。

持ったとき、持たれたときに、一つずつ抜いていく所から取り組んでいきたいと思います。

リンクを追加しました08

合気観照塾東雲道場

大阪府堺市にある道場で、それぞれの段階や目標に合わせた、体術や剣術の稽古が行なわれています。
身体を動かす中で、自分自身あるいは相手との関わりにおいて感じることを大切にしながら、合気を学ぶことが出来ます。

観照文95

合気観照塾 2014.09.13

先日の観照塾では、剣術の居合いと同様に、手部を頭上に上げた姿勢で、片方の膝を立て、股関節の動きを観察しました。
下肢内側の働きが高まる姿勢で、骨盤後面から股関節を引いたり押したりすることで、全体のバランスの変化によって重心移動が起こり、ロッキングチェアと同様の動きになることを体感しました。

相対稽古を通して、それがそのまま抜いて入れる動作に繋がり、相手を転ばせる技になることを検証できました。
隣に座って手を重ねてもらった相手の重みを、脱力しながら股関節に吸い込んでいきました。
相手の抜けていく方向に付いていけると、入る方向も感じられ、股関節の攻めや、肘の浮きや、手首の決めが連動して起こる位置で、その方向へ焦点を合わせ、崩れるところまで誘導することが出来ました。

立位で、相手に両側の前腕を持たれた状態から、技を掛けました。
何らかの動作を行なったり、相手に掴まれる前から、上肢を吊っておくことの大切さを教えて頂きました。
吊れる姿勢にあると、力を抜いて落としていくことで、自分自身を浮かせたまま、相手を鼠径部の深まる位置へ引き寄せられることを体感しました。
上肢尺側を通して息を吸い上げながら、手部を相手の皮膚に沿わせ、焦点を相手の頚の向こう側に合わせました。
後頚部を伸ばしたまま、頭頂部に生えた角をイメージすることで、手から動いたり顎が出たりして途中で途切れてしまうことなく、攻めることが出来ました。
さらに、後頭部を意識しながら、目から生じる働きも協調させることが出来ると、より大きな力として伝わることを体感しました。

中心塾、観照塾を通して様々な切り口でご指導頂き、股関節・骨盤・脊柱の動きの認識がずいぶん変わりましたので、続けて観察していきたいと思います。

学習内容43

バランス☆運動療法初級 2014.09.13

先日のバランス☆運動療法初級講座では、治療を行なう上での前提の大切さを感じました。

K野先生の施術を参考にさせて頂き、二人一組で、側臥位での施術を行ないました。
肢位を変えながら、触れたときの揺れや、下肢や上肢の動きが背骨にどのように伝わっているかを観察しました。
鼠径部が深くなり、中枢に向かう力が中心を通って腰部に伝わる姿勢では、身体全体の揺れが大きく異なることを感じました。
その位置で浮かせてもらうと、股関節が軽くなる感覚があり、動きが骨盤や背骨へと繋がっていくこと感じました。

施術する立場においても、下肢の内側の張りを意識し、鼠径部が深くなる位置に骨盤を浮かせました。
頚部を引いて上肢を吊しておくことで、体幹から下を自由に動かすことができ、その動きが相手の身体の内部を通って順に伝わっていくことを感じました。

相手の固まっている場所があるときには、背中の力を抜いていくことで、重さから生じるバランスの変化を感じながら、相手の伸びていく方向を掴むことが出来ました。
途中で自分自身の意思が先行することの無いように、最後まで付けたまま、入れたり抜いたりしながら丁寧に辿っていくことの大切さを学びました。

前提が整っている場合と、そうでない場合の力の伝わり方の違いを、患者と術者の両方の立場から実感できました。
K野先生、参加された皆様、今月も多くの発見を与えてくださり、ありがとうございました。

稽古記録01

東雲道場 2014.09.10

昨日は、東雲道場で、IYさんに剣術の稽古をつけて頂きました。

剣を握るのではなく、中指と薬指を引くことで手首が決まり、母指球と小指球との間で転がせる位置に剣を持ちました。
足の向きや両足の幅を変えながら、力の通る前提と通らない前提を検証しました。

一側の足を相手の中心に合わせ、相手に対して斜めを向いた姿勢で、真ん中で息を吸って剣を上げて行きました。
剣を頭上に上げた姿勢は、上に伸び上がっているのではなく、剣の高さと対応してつま先が浮くことによって生じた、前方に剣を向けた身勢の一変化であることを学びました。

臨界まで吸い上げたところで力を抜いて、内部の重みを落とし、股関節を通る辺りで、相手に体幹を向けて照準を合わせました。
丹田を相手に向けるためには、思っていた以上に股関節が深くくわえ込まれる必要があることを感じました。
股関節が入り、膝の力が抜け、足の前方へ重心が移動していくと、抜いていった重みが、下肢を下って床へ下りていく様子を感じられました。

そのまま息を吐くと、剣が真っ直ぐに落ち、合わせた照準のライン上に剣を振り下ろせることを体感できました。
相手に受け止められても、股関節の高まった意識を残したまま動作を続けることで、相手に付けた剣の撓みが弛むことなく、足を入れ替えたり下肢を運んだり出来ることを学びました。

相手への照準を合わせるように、足下から前提を創っていくことで、自分自身の曖昧にしていた部分が色々と浮き上がってきました。
初めて見るような道具も色々と持たせて頂きながら、思い切り身体を動かすことができ、多くのことを学ばせて頂きました。
IYさん、昨日は楽しく充実した時間を過ごさせてくださり、ありがとうございました。

観照文94

合気観照塾 2014.09.06

昨日の観照塾では、吸い込みの大切さを学びました。

相手に側臥位になってもらって手を当て、お互いの呼吸を観察しました。
手の力を抜いて浮かせ、浮きを保ったまま自分自身の内部の重みを落としていくと、相手の重みも下り、接地面の感覚が高まることを感じられました。
深さをもって繋がった状態にあると、骨盤の動きが、一体となって相手に伝わり、底から揺らせることを学びました。
呼吸に伴う吸い込みや伸びによって、皮膚の緩みを取り続けられると、相手の呼吸による動きを高められ、どのような変化にも付いていけることを感じました。

背部から両側の肩甲骨に手を当ててもらい、相手に呼吸を伝える練習もしました。
相手からの圧を脱力しながら吸い込み、自分自身の下腹部に落として行きました。
肩甲骨を浮かせながら吸い上げ、後方に居る相手の気配を聴くように耳を立てると、頚部が引け、相手に入っていくことを感じました。
そのまま前方遠くを見ながら後方の意識を広げていくと、相手の脊柱の状態を感じられ、バランスの臨界まで入れられることを体感しました。

相手に横に並んで座ってもらい、腕を重ねてもらいました。
呼気と共に力を抜いていくと、相手も同調して伸びていくことを感じられ、そこから息を吸っていくことで、入っていく方向も感じ取ることが出来ました。
後は、その方向を辿って息を吸い上げていくことで、相手のバランスが崩れ、股関節で軽く誘導するだけで転ばせられることを体験しました。
相手と触れている面と反対側の皮膚のズレも感じ取ることで、動きに厚みが生まれ、背部に繋がる動作が実現できることを学びました。

自分自身の軸を立てて、どれだけ抜いていけるかを、当面のテーマとして観察していきたいと思います。

 

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