体験記60

合気の心身研究会 2014.10.26

先日の「合気の心身研究会」では、呼吸に伴う立ち上がりの大切さを学びました。

相手に前方、後方、側方から頭部を押してもらい、相手に力を返す練習をしました。
力を抜いて、相手の負荷を吸い込める角度に骨盤を傾けました。
合う位置で、息を吸って尾骨と頭部が繋がるときに生じる伸びが伝わると、相手に力を返せることを体感しました。

立位で、そうした体幹の伸びが、四肢にどのように伝わっているかを観察しました。
伸びようとする働きに対して、反対の作用を起こしている場所があり、無意識に身体の一致した動きを妨げてしまっていることを実感しました。
前方にバランスが変化するとき、足底の弛みを後方に引いて身体後面を突っ張ってしまっていましたが、前方に向かうように取っていくと、膝の力が抜け、身体が協調することを感じました。

相手に腕を持たれた状態で、体幹の軸を立てたまま骨盤を丸めながら、相手からの重みを吸い込みました。
ぶつかっている場所を脱力するほど下肢には力が溜まり、手部を張って付けたまま、骨盤を立てて下肢後面を伸ばすことで、その高まりを相手に伝えられることを体験しました。

また、相手に入れるときも抜くときも、頭部による誘導が重要であることを学びました。
相手に力を伝えるときには、バランスが前方に移り、そこから頭部の動く方向によって、相手を含めた重みの落ちる位置が感じられました。

そうした呼吸から起こる身体の連動が、そのまま相手に繋げ伝える働きになっていることを体感しました。
生じた張りが撓まないように動こうとすれば、自然に股関節から動作が起こり、それが上肢に伝わっていくことを感じられました。

M岡さん、参加された皆様、今月も密度の濃い時間をありがとうございました。

活動報告54

健康維持互助会 2014.10.26

今日の健康維持互助会は、二人一組で、進行しました。

長坐位で、股関節の動きを観察する
・座ったときの骨盤の傾き
・膝の向きと足部の向き
・回転する軸の位置
・反対側の股関節の働き
・片足立ちの安定性

条件設定を変えて、違いを確認する
・座布団の高さと股関節の角度
・脚の組み方と下肢の伸び
・体幹の傾きと骨盤の動き
・支点となる部位と動きの変化

正坐位や長坐位で歩く
・骨盤の動き
・下肢の働いている経路
・上半身のバランス

仰臥位、側臥位で、下肢の動きを観察する
・両脚の間の幅
・大腿骨の長軸方向の滑り
・仙腸関節への伝わり
・前後の傾きの臨界
・骨盤と脊柱の角度
・頚への連動

立位で、側方の重心移動したときのバランスを観察する
・下肢内側の幅
・相手からの負荷が下りる経路
・下から昇ってくる力
・体幹の起き上がり

相手に負荷を加えてもらった状態で歩く
・呼吸の吸い上げと下肢の寄り
・接点を相手に預ける
・側方での中心軸
・丹田の感覚の持続
・足の下りる位置

側方に移動した重心が下肢内側の利く位置にあると、相手から受けた負荷を、床に下ろしていけることを体感しました。
呼吸を吸い上げると、下肢内側の伸びは、体幹の内部を上り、その働きに任せることが、歩行や立ち上がり動作に繋がっていることを感じられました。
重心が移動したときにも、呼吸の吸い上げによって、その位置での中心軸が生まれることを感じられ、変化するバランスの中でセンタリングしていくことの大切さを実感しました。
会員の皆様、今月も、貴重な経験をさせてくださり、ありがとうございました。

印象文01

合気観照塾 2014.10.25

・吸い上げと共に、体幹が伸びていくと、両側の下肢内側が利く位置があり、畳も含めた両脚の間の空間に感覚が生まれる

・軸を立ててから、上肢の力を抜いて骨盤を丸めていくことで、相手の力を吸い込むことができ、それが相手と合う位置とも共通する

・肩が良い位置にあると、呼吸の吸い上げによって、肋骨が締まり、肩甲骨が寄る

・吸息と共に、上肢を下方から浮かせてくれる風船が膨らみ、下肢内側と上肢尺側が連動して動く

・労宮の虚実と坐骨の向きが対応し、抜いたところから骨盤を立てて行くことで、労宮から相手に向かう意識が高まり、上肢が伸びていく感覚がある

・持たれている両手の中点を意識して弛みを取ることで、上肢に反りが生まれ、両側の繋がりが途切れないまま斬ることが出来る

・相手と繋がった状態にあると、接点が止まっているように見えても、仙腸関節の動きがお互いの身体内部を通って相手の向こう側まで伝わる

観照文100

合気観照塾 2014.10.18

先日の観照塾では、技や施術を通して、骨盤の動きのイメージが変わりました。

立位で、太極棒を持ち、足の開きを変えながら、仙腸関節の動きの違いを観察しました。
自分自身で関節に触れたり、相手に太極棒を押さえてもらい、下肢の使い方が骨盤の働きに与える影響の大きさを確認しました。
太極棒を介して相手に伝わる力は、骨盤の幅での直線の動きではなく、仙腸関節から骨盤のカーブを通った曲線の動きとして表れることを学びました。

それから、側臥位で寝てもらい、施術を行ないました。
立位で確認した仙腸関節に伝わる姿勢は、側臥位においても同様で、それが施術を行う上で如何に大切かを学びました。
脚を揺らした動きが、骨盤から腰椎に伝わり、頚へと繋がる位置に姿勢を整えてから、両手を骨盤に当て、それぞれの手で頭側と尾側への繋がりを意識しました。
骨盤が丸くなる位置に両手を張っていけると、骨盤の内部に点の感覚が生じ、その点が抜けない方向に付いていけることを体感させて頂きました。

施術をさせて頂く中で、手部に力が入っていることを指摘して頂き、労宮の働きの大切さを教えて頂きました。
仙腸関節の動きを、五指に柔らかく伝えられる状態では、他の部分の力も抜け、相手の内部が動き始める様子を感じられました。
身体に自然に起こる動きを誘導するために、自分自身の力を抜くことが如何に重要であるかを実感しました。
緊張を弛めて頂いた状態では、最初に行なった技の掛かり方も大きく変わり、自分自身の身体を創っていくことが、技や施術と直結していることを実感できました。

今回の稽古で頂いたヒントを検証しながら、改めて骨盤の動きを見直していきたいと思います。



今回で、、『観照文』として書かせて頂いた記事が100回目になり、観照塾の稽古に参加させて頂いた回数が200回になります。
以前と比べると、毎回の稽古の中で示してくださっているテーマを受け取りやすくなったように感じておりますが、その分、自分自身の不充分な部分や、すべきことの多さを実感しています。

これから、記事のタイトルを、『観照文』から『印象文』に変更し、ナンバリングも一から始めていこうと考えています。
内容も、『感想文』というよりは『観照文』に近く、『観照文』でありながら『印象文』のような雰囲気になるかも知れません。
ただ、『輪唱文』でないことだけは確かであるように思います。

自分自身の変化を楽しみながら、これからも稽古に通わせて頂きますので、今後ともよろしくお願いします。

ゴーイング前へ上へ

昨日は、M岡さんのご自宅での合気の勉強会に参加させて頂きました。

上腕骨頭に触れながら上肢を動かし、上腕骨と肩甲骨の関係性を観察しました。
上肢を上に伸ばすという動作においても、肩部を固めてしまったり、顎が上がってしまったり、脇腹が縮んでいたりと、様々な癖があることを実感しました。
上腕骨を固まらない方向に動かせると、肩甲骨が付いてくる位置があり、脇や、腹部へと順に繋がって、上肢が伸びていくことを体感しました。

さらに、椅子に座って骨盤を転がし、尾骨の動きを観察しました。
尾骨が浮き上がる場所では、吸い上げた空気が頚椎の椎体を通り、頭頂部の意識が高まる様子を感じられました。
上肢もそうした働きと連動して伸び、伸びていく方向と体幹の軸の傾きが同調しながら、全身でバランスを取っていることを体感しました。

下肢においても同様に、一つの関節のように使ってしまっている部分に、多段階の動きが起こっていることを学びました。
膝に向かって真っ直ぐに大腿骨が滑っていく方向にバランスが変化すると、大腿部の内部の滑りと繋がって、腸骨が動く様子を感じられました。
どこかに余計な力が入った途端に、経路が体表を通ってしまい、内部が動きにくくなることを感じました。

相手に持たれた腕を、小指球と母指球が寄り、手が蕾になっていく様に力を抜いていきました。
そのままの位置で、抜いていった経路を逆向きに吸い上げて手を開くと、相手に入っていくことを感じました。
そこから、相手に重心の一部を移し、身体の伸びと手部の反りを同調させて行えると、相手に力を伝えられることを体験しました。
抜いていくときや、入れていくとき、重心の位置や骨盤の傾きが変化しても、膝と股関節や尾骨と頭部など、全身としてみると常に釣り合いが取れ、自分自身のバランスを保ったまま、力の向かう方向を変えていけることを学びました。

M岡さん、KMさん、身体に関する多くのことを発見させてくださり、ありがとうございました。

観照文99

合気観照塾 2014.10.11

先日の観照塾では、身体に生まれる楔の感覚を体感できました。

両脚を45度づつ開いて、太極棒を両手で水平に浮かせました。
相手の負荷をどこで受けてしまっているかを確認し、肘、肩、横隔膜、股関節と重みを順に下ろして行きました。
手首が決まり、肘や肩の力が抜けていくと、自分自身の脱力と共に太極棒が長軸上に回転し、徐々に相手を巻き取ることが出来ました。
相手が固まった位置で、息を吸い上げながら、肩甲骨を寄せ、反りが生まれる方向に両手を引き分けました。
引き分ける力は全身で協調して起こり、剣の反りと脊柱を結ぶ扇形の意識の高まりが生まれることを体感しました。
その意識を保ったまま、骨盤を傾けて尾骨を立て、尻尾の動きを相手に伝えました。
楔の面は水平方向だけでなく、相手との関わり合いや棒の傾きに応じて、立体的にイメージしていく必要性を学びました。

相手が持った太極棒を介して、相手のバランスを崩す練習もしました。
力が伝わりやすい方向を確認し、太極棒の中点をずらさずに、吸気に伴う身体の張りによって、両手を引き分けました。
それぞれの手と仙腸関節が一致した状態にあると、全身の連動した動きが生まれ、相手が崩れやすい、いずれの方向にも誘導できることを体感しました。

今回の稽古で、呼吸による張りを充分に活かせていないことが分かりましたので、そうした感覚が高まる条件を観察していきたいと思います。

学習内容44

バランス☆運動療法初級 2014.10.11

今日のバランス☆運動療法初級講座では、身体の繋がる位置と、そこに至るまでの前提の大切さを学びました。

四つん這いの姿勢から、脊柱を立て、頚部の決まる位置で、骨盤から上半身を起こして行きました。
呼吸の吸い上げによって頚部が伸びていく位置にあると、肋骨の浮きと共に、股関節が自由に動かせることを体感しました。
そうした姿勢が取れて初めて上半身を吊るすことができ、動作を行なうためにも、変化を受け取るためにも、下肢の働きが如何に重要かを学びました。

オロチの両端を持ち合って回旋させると、合う一点で通りそうな感覚が生まれ、そこからどちらの向きにずれても、ぶつかってしまうことを体感させて頂きました。
それと同様に、側臥位で寝てもらった相手の脚を曲げ伸ばししたり、浮き沈みさせ、繋がる位置に合わせました。
寝た状態で、骨盤と脊柱が繋がるように前提を整えておくことで、下肢を浮かせただけで上方へと伝わっていく位置があることを確認しました。
一つずつの関節の動きを丁寧に診ながら、可動域の臨界と通る位置を観察していくことの大切さを感じました。

通りそうな場所で息を吸うと、その力が相手の頚部まで伝わり、肩の力を抜くことで、自然に伸びてくる様子を感じられました。
余計な思惑が入らなければ、相手の身体が弛んでいく様子に合わせて手の内は常に変化し続け、抜けることも止めることもなく付いていけることを実感しました。
呼吸によって両手の引きと攻めを行える位置にあると、身体のいずれの二点においても繋がりが生じ、バランスを誘導することが如何に自由であるかを体感できました。

K野先生、参加者の皆様、素晴らしい施術を見せて頂き、体験させてくださり、ありがとうございました。

楽が基調

治療に臨む上で、「心身が楽な状態」になって頂くことを目指して施術を行ないますが、その言葉を聴いてイメージする内容は、人それぞれ違ったりします。
どこにも痛みが無い状態であるとか、悩むことなく過ごせる時間であるとか、力を抜いて寝転がった姿勢であるとか、色々な捉え方があるように思います。
私自身の認識が変化したこともあり、術者がそれをどのように考えているかによって、治療の意味が全く異なったものになることを感じています。

現代の生活では、身体の動きを最小限にして、思考によって目的を果たす時間が、長くなる傾向にあります。
自動車に乗れば、足の上げ下げによって遠くまで出掛けられ、パソコンを立ち上げれば、指先を動かすだけで情報のやり取りが出来ます。
しかし、じっとしていたり、何かにもたれ掛かったり、小さな動きを繰り返したりすることは、必ずしも身体にとって楽であるとは限りません。
身体の使い方の偏りは、気付かない間に蓄積されて、心身の不調の原因となってしまうことがあります。

動物には、疲れた身体を休めたいという欲求もあれば、身体を動かして活動したいという欲求もあります。
私は、動くときには思い切り動け、休むときにはしっかりと休め、自分自身の身体の働きを存分に活かせる状態が理想だと考えています。
スポーツのように大きく身体を動かす運動でなく、先に挙げたような日常の動作においても、少し視点や姿勢を変えるだけで、身体に与える影響は大きく変化します。
より楽に、より気持ち良く、身体を動かせるようになることは、それ自体が、自分自身の新しい可能性を発見する機会になり得ます。

身体が楽な状態を体験することは、思わずにこやかになってしまうほど嬉しいものです。
まして、痛みがあったり、固まって動かせなかったりと、何らかの不自由を感じている状況では尚更です。
そうした喜びを、診せて頂いた方に味わって頂けるよう、「楽」に過ごすための日々の積み重ねを大切にしていきたいと考えています。

箕面の滝

観照文98

合気観照塾 2014.10.04

昨日の観照塾では、引きと攻めから生まれる反りの意識の大切さを学びました。

短刀を持って向き合い、相手に剣の先のほうを持ってもらいました。
手の力を抜いて、剣の棟の寄りと刃の伸びに沿って、両手を引き分けました。
身体の前後面や左右側の引きと攻めを意識しながら、呼吸によって体幹からの動きを伝えることの大切さを感じました。
相手を浮かせた位置から、相手の頚を通るラインをイメージして斜めに落としたり、刃筋で相手の正中を斬っていくつもりで崩したりしました。
いずれの方向においても、反りの意識を抜かずに動けると、最後までぶつからずに相手のバランスを誘導できることを感じました。
相手の斬れていくラインの延長線上に峰と谷があり、そうした奥行きや落差を意識して行なうことで、自分自身の動作や相手への力の伝わりが大きく異なることを学びました。
反りに沿って動作を行なうことで、引きと攻めを途切れさせることなく動くことができ、そうした身体の使い方が、剣の形状に表れていることを実感しました。

太極棒のように真っ直ぐな道具においても、小指側と母指側の引きと攻めによって相手に向いたラインに張りを作っていくことで、反りが生まれることを感じられました。
その刃筋に沿って吸い上げた呼吸を通していくと、相手の身体の弛みを取っていけることを体験し、外からは見えない変化が相手に伝わっていることを実感できました。
足先の方向や、丹田の向きや、頭部の位置など、少しずれただけで伝達の精度が大きく変わることを学び、常に合う位置で取れるように、身体を作っていくことの大切さを感じました。

自分自身の身体や相手に伝わる力の流れを丁寧に観察しながら、剣術の稽古に取り組んでいきたいと思います。

稽古記録02

東雲道場 2014.10.01

昨日は、東雲道場で、IYさんに稽古を付けて頂きました。

振り上げた位置から、落下に任せて剣を落とし、当たった相手の剣に付ける練習をしました。
肋骨を浮かせたまま、鼠径部がくわえ込まれる位置に折り畳めると、股関節の意識を保ったまま、左右の脚を入れ替えることが出来ました。
間合いを広く取って、深く腰を落とし、大きく動くことで、重心の高さが下がり下肢の働きが相手に伝わる状態を体感できました。

剣道の面を付けて強めに打って頂くと、相手の剣を返せておらず、簡単に崩されてしまうことを実感しました。
上肢の力を抜き、下肢の働きを伝えていくことで、全身の働きを活かせる身勢を取れるようにしていくことが、如何に重要かを感じました。

腕を把持してもらい、相手の支えが無くなると重力に沿って落下するところまで脱力していく練習をしました。
接点を残したまま、前腕との軸が合う位置で中指を伸ばしていくと、手関節の背側が決まり、労宮の意識が高まることを感じました。
他は力を抜いたまま、手の内で労宮を転がすと、見た目の動き以上の力が相手に伝わることを体感しました。

相手から受けた圧力の分だけ丹田に空気が入り、均衡が取れたところで、栓をしたまま吸い上げることで、変化したバランスを相手に伝えられることを体験しました。
対象が剣に代わっても同様に、丹田に重みを吸い込み、その圧を逃さないように体幹の内部を通していくと、剣を浮かせられることを実感しました。
仙腸関節が動かせる位置に骨盤を寄せることで、命門が開き、下腹部に充分な空気を吸い込むことが出来ました。
その位置で、丹田と命門に呼吸を行き来させることで、剣が身体と一致して動く状態を体感できました。

IYさん、昨日も丁寧にご指導くださり、ありがとうございました。
タイプRを身に付けられるように、剣術の稽古に取り組んでいきたいと思います。

 

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