稽古記録04

東雲道場 2014.11.25

先日は、東雲道場で稽古を付けて頂きました。

袋竹刀を持って向き合い、小手を打ち合う稽古をしました。
同じように袋竹刀を使っていても、相手が止まってくれている稽古ではなく、攻め合っている勝負というように認識が変わると、剣の届く距離と踏み込む幅が合ったり、相手の間合いから離れたりといった反応が自然に生まれることを体験できました。
剣の長さや足運びだけでなく、身体の内部の伸びによって、間合いは大きく変わることを体感させて頂きました。
目から伝わる動きを追っていても間に合わないことを実感し、相手の内面の変化に意識を付け続けることの大切さを感じました。

剣を相手に当てたところから、抜けない位置で、思い切り押す練習もしました。
いくら上肢に力を入れても上半身が上滑りし、力を伝えるために下肢の働きを活かすことが不可欠であることを実感しました。
剣を上げた位置から、力を抜いて振り下ろし、落下と共に内部に高まった力を、鼠径部に集約しました。
腰を深く落として両脚を張り、相手との接点との間に生じた圧力が、そのまま下肢の実感と一致している状態を体感できました。
手は脱力したまま、集まった力を股関節で交互に移し替えると、相手の負荷に対しても楽に進めることを体感しました。
これは無理だろうと思ってしまうような状況においても、上肢を脱力した状態にあると関係性が覆ることを体感し、勝手に作ってしまっている強さや重さに対する固定観念を変えていく必要性を感じました。

色々と持ち方を変えながら、相手に技を掛ける練習もしました。
相手との間の緩みを取り、その関係を保ちながら、自分自身が力を抜いていける経路に付いて行きました。
意図を抜いて感覚を辿っていくことで、実感が無いほど楽に相手を誘導できることを経験できました。
お互いの関係性によって、結果的に相手が上がったり下がったり転がったりするだけで、技に名前が無いことを実感できました。

IYさん、今回も様々な切り口から、発想を変えてくださり、ありがとうございました。

体験記61

合気の心身研究会 2014.11.25

昨日の合気の心身研究会では、空間の中での身体バランスが印象に残りました。

お互いに向き合って、距離を保ちながら、前後左右に移動したり、止まったりしました。
触れていなくても、相手に導かれるように身体が誘導される状態は不思議な感覚でした。
自分自身が誘導する立場では、目線を相手の手前、中央、向こう側へ移し、息を相手の後方まで吐いて、力を下方に抜いて行きました。
意識を付けたまま、下肢から動き、身体のバランスによって相手に進む方向を伝えました。
自分自身の都合ではなく、相手の呼吸の移り変わりや重心の位置を感じて、その流れに乗れるように導くことの大切さを感じました。
同調し始めると、次にどちらに移動するかという意志まで伝わり、固さや焦りや迷いがそのまま反映されることを体感しました。

それから、伏臥位や仰臥位での呼吸を観察しました。
足の向こうの方の畳に息を吐いたり、指が伸びていく先の空中まで息を吸い上げたりしました。
鼠径部と腋窩のやり取りによって、上肢と下肢は体幹の繋がりが抜けない方向に、バランスを取り続けられることを学びました。
身体の釣り合いは、周りの空間の中で変化し続け、意識の在りようと動きの繋がりを感じました。

巴杖や巴棒や木刀を持ちながら、技を掛けました。
接点の緩みが取れる位置で持ち、杖や棒の刃筋を意識しながら、動作を行ないました。
息を下方まで下ろした所から、下肢後面の経路を通して臀部を浮かせられると、会陰に接したボールを点で転がせ、相手に大きな力が伝わることを体感しました。
手の内は、相手や道具との間に生じる力や重みの変化に沿いながら、バランスしていることを感じられました。
そして、剣術の型以前のやり取りにも、空間の中での繋がりやお互いの意志の伝わりが動きとして現れていることを体験できました。

M岡さん、参加された皆様、今月も多くのことを体感させてくださり、ありがとうございました。

活動報告55

健康維持互助会 2014.11.25

今月の健康維持互助会では、二人一組で、90分のセミナーを企画しました。

仰臥位で、息を吸い上げて背骨を浮かす
・足の下りる位置
・足首の決め
・骨盤の締まる方向
・締めの維持

脊柱の両横に棒を置いて、呼吸を観察する
・動きにくい箇所
・仙骨と後頭骨の関係
・吸い上げの止まる位置
・呼吸のとっている経路

立位での、重心移動を観察する
・鼠径部の深み
・前上方への伸び
・後頚部の引き
・重みの落ちる経路
・地面を通しての帰り道

空のペットボトルに息を通す
・息を吐き切る脱力
・呼息から吸息への切り替わり
・手の添え方
・顎の緊張
・音の鳴るとき鳴らないとき

水の入ったペットボトルを手で持つ、足で転がす、頭に乗せる
・重心移動と水の傾き
・股関節の寄せ
・下肢の浮き
・頚部の決めと水面の揺れ

頭部への繋がりを観察する
・呼吸での立ち上がり
・骨盤の傾く方向
・脊柱の伝わり
・頭部の重み
・目線の協調

今月の健康維持互助会では、自分自身が行なっている呼吸や動作の前提条件を丁寧に観察し、それを伝えていくことの大切さを感じました。
自分自身が難しいと感じていることが、その方にとっては自然なことであったり、自分自身が気付かずに行なっていたことが、その方にとっては新たな発見になったりと、そうした部分を共有できることの有り難さを再認識しました。
会員の皆様、今月も貴重な体験をさせてくださり、ありがとうございました。

印象文05

合気観照塾 2014.11.22

・相手の手の内の圧力に沿うように、脱力する
 そのフレームのままでの吸い上げによって、その経路を均等に広げられると、緩みが取れ、相手が浮いていく

・呼吸に伴う体幹の張りの重要性を、様々な形で体感した
 両腕を持たれても、後ろから抱きつかれても、肋骨を押さえられても、相手との関係性の中で張ることが出来ると、内部の力の高まりが相手に伝わる

・体幹の中央に空気を吸い上げられると、自然に頚部が決まる感覚が得られた

・頭部での攻めによって、相手に重みを渡す
 ズレが相手のアンバランスの臨界を越えてしまうと、バランスの位置に戻る

・持たれている二点の緩みを取り、自分自身の中心を相手に合わせる
 丹田からの動きによって、中点で攻める

・保息して、外枠を保ったまま、内部の重みを落とす
 手指が伸びていく方向に体幹から付いていけると、その落差が相手に伝わる

息統合

先日は、M岡さんのご自宅での合気の研究会に参加させて頂きました。

横並びに座り、相手にもたれ掛かってもらいました。
重みを支えるのでも返すのでもなく、呼息と共に双方の重みを下方へと下ろして行きました。
自分自身の息を吐き切ることが出来ると、自然に吸息に切り替わり、そこから立ち上がる力が生まれることを体感しました。
吸息に伴うバランスの変化によって、重心が相手のほうに移り始めるまで待ち、そこから吸い上げることで、相手を浮かすことが出来ました。

側臥位に寝てもらい、相手の仙骨に骨盤の側面で触れ、上半身に両手を添えました。
呼吸が合い始めると、お互いの骨盤が、ぶつからず離れずの距離感を保ち続け、同調している状態を体感できました。
受ける側は勿論、行なう側も、とても心地良く動くことができ、身体の緊張が弛んでいくことを実感できました。
音楽を聴きながら動作を行ない、自分自身の意図や手による先導ではなく、相手の都合や周りの環境から起こる流れを受け入れる心持ちの大切さを学びました。

ボールを手で握った場合と、呼吸で浮かせた場合との違いを検証しました。
呼気と共に手指が寄るように抜いていくと、丹田の充実感が増し、ボールの方から手の内にはまり込む感覚が得られました。
その力を労宮に伝えたり、吸い込んだりしながら、労宮の張りが、骨盤や壇中や頚部といった全身のそれぞれの場所の動きと対応していることを確認しました。

相手に腕を持ってもらったり、手背に手を乗せてもらったりして、呼吸の伝わりを観察しました。
恥骨を締めて、下肢を張りながら、臀部を浮かせ、骨盤から動くことを意識して動作を行ないました。
相手からの圧に合わせて脱力し、そこから生まれたバランスの中で手を張ることで相手に力が伝わることを体感し、どのような働き掛けに対しても、それに応じて抜いていける身体を創っていくことの大切さを感じました。

M岡さん、KMさん、多くのことを体感を通して学ばせてくださり、ありがとうございました。

印象文04

合気観照塾 2014.11.15

・相手とずれた位置で向き合っていても、片側の股関節を寄せて、丹田を向けると、中心で攻められる

・上肢尺側から腋の下を通していくと、相手を浮かせられる
 通した位置から、力を抜いてずらす

・道具の傾きに付いていく
 握っていても、手の内は常に動き、両手の間の張りは緩まない

・上肢の反りの意識を最後まで途切れさせずに攻める
 抜けると経路が変わって力が入ってしまう

・呼気に伴う脱力と恥骨の締めと接点での吸い込み、吸気に伴う張りと仙腸関節の寄りと手部の開きが連動する
 仙腸関節の動きが、直接に相手に伝わる状態を体感できた

・小さな動きでも、同じように体内操作を行なうと、同様に相手を動かせる

稽古記録03

東雲道場 2014.11.12

今回の稽古では、接点から伝わる感覚から生まれる動きを体感できました。

前腕を持たれた状態で、相手の手の内に合わせて力を抜いていくと、お互いの間に張りが生まれ、相手の重心の位置を自分自身の中心に引き寄せることが出来ました。
そこから、脱力に伴う動きによって生まれた通り道を辿ることで、相手に握られた腕を抜くことが出来ました。
また、中指を立てて動かし、接点を擦ることで、相手を転ばせる技にもなることを体感しました。

相手に腕や袖を掴んでもらい、相手の腕に手を重ねました。
吸息によって浮かせ、重力に沿って中指が向く方向に息を吐いていくと、楽に相手を落とせることを体験しました。
呼吸による力が伝わる位置まで、相手との間の緩みを取ることが如何に重要であるかを感じました。

相手が水平方向に構えた剣に向けて、袋竹刀を振り下ろす練習をしました。
両手の手首を決めることで生まれる点と、両肘、脊椎とで構成される菱形の感覚を得られました。
その面を維持したまま、呼吸で剣を上げ下ろししました。
体幹から生まれた力が伝わらないときは、手首が決まっていなかったり、肘が下がってしまっていたりと、面が崩れてしまっていることを実感しました。

さらに、剣が当たった位置から、前方に進む稽古もしました。
足趾を浮かせ、床との間の緩みが取れると、両下肢の間にも同様の働きを感じられました。
上肢や下肢の間に生まれた面の形の変化と、体幹を通る力の伝達が一致して起こると、相手との間の空気が膨らみ、相手を押せることを体感しました。
押すという一方向に見える動きの中にも、身体には様々な方向への引きと攻めが起こっていることを実感できました。

稽古を付けてくださいましたIYさん、お相手をしてくださいました皆様、多くのことを体感できる貴重な時間を、ありがとうございました。

印象文03

合気観照塾 2014.11.08

・呼吸に伴う引き分けによって太極棒の長軸方向の軸が生まれ、その感覚が抜けない位置で動けると、太極棒と一致した動作を感じられた

・手首の決め、前腕の内旋、上腕の外旋、肩甲骨の引きと、尺側の経路を伸ばして上肢を長く使う
 肩甲骨下部に高まった意識を、下方から脊柱を伝わってきた動きによって上肢に伝えられる
 手の屈伸ではなく、体幹内部の伸びによって相手に向かう力が生まれる

・体幹の内部を締め、栓を抜かないように意識することで、浮かせた接点の位置を変えずに重みを落とす感覚が得られた

・手指と労宮によって、引き分ける力と挟み込む力が共存し、呼吸と共にその割合が変化していることを感じられた
 手掌側から触れても、手背側から触れても、どちらも技になることを体感した

・吸い込みと同時に、相手に持たれた前腕の緩みが取れ、手首が決まり、手指が沿う
 中指を中心に、浮かせた薬指で相手の内側を攻める

学習内容45

バランス☆運動療法初級 2014.11.08

昨日のバランス☆運動療法初級講座では、身体の繋がりの高さや深さを学びました。

鏡の前に立っている状態で、足趾から、丹田、膻中、瘂門、その向こう側と、順に上のほうに力が伝わって行く様子を見せて頂きました。
立位での、内部を通っていく繋がりや抜けて下りていく重みを見ることができ、臥位での施術のイメージが変わりました。
北野先生が触れておられる足部がとても柔らかく見え、それが他の場所にも広がっていく様子が印象的でした。

長坐位で両脚を開き、吸気に伴う体幹の起き上がりや呼気に伴う脱力を観察しました。
骨盤を立て、脊柱が頚部まで伸びていく位置を意識しながら、息を吸い上げました。
目線や舌や口角といった頭部の動きも同調すると吸い上げが大きく変わることを確認し、呼吸を臨界まで観察できていなかったことを実感できました。

相手に伏臥位になってもらい、両手を腰背部に当て、長坐位で練習した動作を念頭において施術を行ないました。
浮かせてから、力を抜いて相手に呼気を浸透させ、単にのしかかった場合とでは、伝わる深さが異なることを検証しました。
そこから、両手の間の張りが抜けないように身体の締めを維持し、吸って緩めて吐くリズムで、股関節の動きを手に伝えました。
自分自身の力が抜けると、相手の動きや呼吸が伝わり、その感覚と同調して動いていけることを感じられました。

K野先生、今月も課題を解決するためのヒントを与えてくださり、多くの新しい発見をくださり、ありがとうございました。

印象文02

合気観照塾 2014.11.01

・自分勝手に力を抜いても、相手の重心は変わらずにいつでも返される
 吸い込みによって、相手を引き寄せる働きが起こると、相手は重心の位置がずれ、動ける余地が減少する

・足部から吸い上げ、丹田に重みを置いておくことで、相手の上半身だけを浮かせた状態と、根元から浮かせた状態の違いを感じられた

・相手との接点にぶつからないように、中指を中心に手を開いて、手指を長く使う
 前腕を捻ってしまうと、肘や手首が固まり、繋がりが途切れる

・保息したまま、重みを順に下ろす
 下りていく経路を感じられると、そこで動くことも出来る

・落下する位置に手が付いていく

・自分自身の身体が繋がった状態にあると、身体に起きた動きや重さがそのまま相手に伝わる
 脚の重さが相手に伝わると、繋げたまま一緒に座ることも、相手だけを落とすことも出来る
 手の位置を変えずに、同様の体内操作を行なうことで、体幹内部の呼吸の行き来が相手に伝わっていることを体感した

 

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