右寄りと左寄りの間

呼吸動作研究会 2018.03.25

今月の研究会では、新メンバー二名が参加してくださいました。
K元さんが、「ゆっくり重心移動」というテーマで、進行してくださいました。

椅子に座り、左右の肺の呼吸の入り方をチェックしました。
それが、姿勢や動作を変えることで、どのように変化し、歩いている時や腕を持つ時に影響を与えているかを検証しました。

足趾を反らせたり丸めたりして、足首を反らせて、呼吸が入りやすい角度を確認しました。
そこから膝を曲げていくと、足首が決まり、足底に体重が乗るバランスでピタッと合うことを体感しました。
それから、移動する側と反対側の臀部も意識して、天秤のリンゴを一つずつ移すようにイメージしながら、丁寧に左右の重心移動を行ないました。
右寄りと左寄りの間にも無数の段階があり、繊細にセンタリングすることで初めて中心が定まっていくように思いました。
また、骨盤を締めながら大腿部を張って、中央の圧の高まりや下肢との繋がり方の違いも確認しました。
最初、肺の膨らみ方に左右差がありましたが、動作と共に均等に近付いていくことを実感しました。
歩いていても、中心に寄っているとブレが少なく、腕も脱力できていることを感じました。
パートナーの腕を持たせてもらったとき、吸い上げる位置が深くなり、腕を持ってもらっても、力が抜けるように浮かせてもらえる感覚がありました。
動作においても、施術においても、呼吸を基準としてバランスを中心に近付けておくことが、如何に重要であるかを学びました。

後半は、グループに分かれて、施術を行ないました。
各々の最近の工夫や発見を情報交換できて、たいへん勉強になりました。
SRさんの呼吸を意識した刺鍼、O原さんの診立てや提鍼も見せて頂きました。
鍼治療も、それぞれの個性が表れていて、自分の行なっている方法を見直す良い機会になりました。

参加された皆様、ありがとうございました。
来月も、よろしくお願いします。

ぶつからない方向へ動く

合気観照塾 2018.03.24

雷刀の伸びと同様に骨盤を丸めて後方にもたれ掛かり、股関節からお辞儀するバランスの変化で前方に返す

背部を通して弛めた流れを下肢後面にまで繋げ、後方からの伸びで自分の体幹と相手を浮かせる

脱力と共に恥骨が締まって丹田の圧が高まり、次の吸息に切り替わる瞬間を逃さずに離陸する

腕を上げようとせず、中心の動きによって手を大腿の上で滑らせて、常に相手とぶつからない経路を辿る

骨盤の立て替えによる大腿部のズレと落下に伴う手の集約を一致させ、相手を土台から崩す

腕を掴んできた相手の圧を受けずに、皮膚がずれる分だけ突っ込んで固まった場所を弛め、そのバランスから呼吸で立ち上げることで相手に入れる

相手と繋がったら、どこから動くとか、どちらに動かすと考えずに、ただただ、全体でぶつからない方向へと動く

石を置いても隙間から水が流れていくように、相手の止めようとする働き掛けにも逆らわず、新しい流れで動き続ければ結果として技になる

腋窩後方から側背部へと負荷を下ろしていき、上がってきた流れを体幹から上肢尺側へ繋げて指先まで伸ばす

軸の伸びと共に、後頚部と前腕の間に張りを創って、身体の絞りと前後の張力の高まりによって抜刀する

身体の実感を丹田へ

合気観照塾 2018.03.17

相手の持ち手に合わせて弛めることで分け目が生じ、その点を支点とした動きを伝えることで崩す

接点から伝わる相手の重みやバランスを、脳で処理しようとせず、丹田で受け取り、丹田で誘導する

身体の実感を丹田へ吸い込むことでオフにして居なくなり、相手の力が抜けて軸がずれた瞬間にオンにする

ゼロになる位置まで弛めながら繋げ、接点のバランスを変えずに末端まで空気を満たすことで、伸びていく方向に伸ばす

五指を集約して指先まで充実させ、手部の立ち上がりと臀部の浮きを一致させて、相手を浮かす

会陰を締めて下方の栓を閉じ、吸い上げた呼吸を圧縮して上方へ押し出す

股関節の動きが螺旋で手まで伝わると、中指を中心とした回転が起こり、母指側と小指側の引きと攻め、薬指の浮きとして表れることを体感した

片手を持たれているときも、両手の間の球を転がすように、反対側との釣り合いを保ちながら、相手を転ばせる

薄筋が利いた状態で、仙腸関節の動きを手と一致させ、会陰の細さで力を伝える

立ち位置や掴まれる部位に関わらず、離陸や蕾の手と同様の繋がりが表れることを見せて頂き、シンプルな原理から技が生まれることを実感した

会陰が締まるバランス

合気観照塾 2018.03.10

相手が息を吐けるように脱力して、一緒に息を吸える深さまで吸い込みを掛ける

お互いの吸息の頂点から、先に自分は弛めて息を吐ける状態にして、相手が落ちる位置にずらす

相手の押さえ込む手に合わせて力を抜くことで、肘が下りて、手首が上がり、手背が相手の腕に沿う

手を膝の丸みに沿わせ、呼吸に伴う浮きと落下の流れによって、はらりと返して相手を転ばせる

空中でも、相手の持つバランスで弛めて、接点を留めたまま、中心の回転を伝えて崩す

進行方向を替える骨盤の立て替えを、正面を向いたままコンパクトに行うことで、大きな力を相手に伝達できる

会陰が締まるバランスで吸い上げ、骨盤底の切れ込みで軸を操作して、下肢と上肢を連動させて動かす

先に手の形を決めず、吸息と共に肋骨を締め、肋骨の締めによって肘を張り、肘の張りで手首を決める

吸って弛めて吐く呼吸によって手を回し、相手の中心に刃筋が合う位置で入れ、落下によって斬る

頚を伸ばしたまま、肩、肘、手首と内部を通して弛めていくことで、中央の落下を末端まで丁寧に伝えて落とす

センサーの働き

バランス☆運動療法初級 2018.03.10

今月のバランス☆運動療法初級講座では、ヨガのポーズで呼吸を観察しました。

長座位で手を後ろに着いて、腰を丸めずに背骨を伸ばし、第五腰椎が入る姿勢を取りました。
腹部への吸気と共に恥骨を寄せながら大腿部を張り、呼吸で膝や足部まで連動して動く様子を観察しました。
膝と足首のラインが揃い、股関節から真っ直ぐに引き寄せられると、大腿内側が会陰と繋がり、骨盤底の感覚が高まることを感じられました。
下肢内側の繋がりを受け取る上で、薄筋が利いているかどうかが、センサーの働きとして重要であることを学びました。
少し角度がずれただけでも、感覚が無くなって通らなくなることを体験し、身体のバランスの繊細さを実感しました。

さらに、両手を片膝の裏で組んだり、下腿前面に当てたりと、下肢の置き方を変えて動作を行いました。
手で引くのではなく、脚の重みや腕の張力によって両者でバランスを取り、中の経路を伸ばしました。
内部の緩みが取れていると、呼吸によって更に糸が伸ばされ、頚まで伸びて軸が立っていくことを感じられました。
そこから、伸びをキープしたままで弛めることで、自分で身体を伸展することが出来ました。
体操や雷刀など、伸びる先が開かれた状況でも、如何に自分の緩みを取り切れるかということが大切であるように感じました。

仰臥位になって、下肢を折り畳んで、肘と膝で釣り合いを取るように、呼吸や重みを利用して転がりました。
支点も軸も固定されたものではなく、その時の流れを邪魔せずに、全体のバランスを変えられるように身体を弛めておく必要性を感じました。
そうして呼吸で繋がって動くためには前提条件があり、姿勢が変わっても、常にそれを満たしていけるように意識しておくことの重要性を感じました。
そして、バランス☆運動療法も、そうした動きと同様の原理であることを教えて頂きました。
相手がバランスできる姿勢に近付けておけると、後は相手次第で自然に整っていく様子を見せて頂きました。

身体の繋がりに関して、新たな課題も感じられましたので、意識しながら稽古していきたいと思います。
K野先生、参加された皆様、今月もありがとうございました。

筆を持つ感覚

今回のセンタリング・タッチ研究会でも、K野先生の施術を受けさせて頂きました。
K野先生にバランスを変えて頂いているとき、自分の身体で無意識に起きている緊張を観察していました。
ずらして頂いて弛むと、不要な反応が無くなって、動作が楽になり、呼吸が深まっていくことを感じられました。
自分が思ってもみない場所に滞りがあり、予想外に固まっていたことを実感しました。
他の方に施術をされているとき、症状が表れている部位ではなく、離れた場所から施術されている風景が印象に残りました。
身体が繋がっていくことで、受け手の動きや意識が変わり、症状が緩和されていく様子を見ることが出来ました。
自分の動作や思考が固まらないことで初めて、相手の身体の緊張だけでなく、発想も変えていけることを感じました。

それから、最近の学びも意識しながら、鍼治療をさせて頂きました。
K野先生に書を教えて頂いたときの、筆を持つ感覚で鍼を持ちました。
吸息によって、肚が充実して軸が伸び、手首が決まって五指が集まり、薬指が浮いて指が自由に動かせるバランスで鍼を垂らしました。
書で手本の呼吸を観ながら書き始めるように、浮かせたまま相手の皮膚に沿わせていくと、しっくり来る位置で鍼が止まることを体感させて頂きました。
そこから鍼を当て、傾きや回旋によって、お互いの経絡が接点を通じて繋がる位置を探りました。
さらに息を吸って両肘を外側に張り、胸の力を抜き、会陰と百会を繋げて軸を伸ばすことで、緩みを取り切りました。
後は身体を弛めて相手の変化を待っていると、自然に身体が繋がって動きが起こってくることを感じられました。

その後、K元さんが施術をしてくださいました。
側臥位で、胆経が弛んで上前腸骨棘が寄り、大腿部の動きが仙腸関節に伝わるバランスにあると、第五腰椎が入る姿勢で施術が出来ることを教えてくださいました。
仰臥位では、胸部の緊張に手を当て、背部にもう一方の手を入れて、繋がるバランスで弛めてくださいました。
また、趾先から、下肢のそれぞれの経絡が通る位置に合わせて伸展したりしてくださいました。
鍼治療と徒手療法それぞれの長所を感じられ、施術のイメージが広がりました。
そして、ポジショニングも選穴も動作も全て、自分の都合ではなく、相手に合わせて行なうことの大切さを実感しました。

K野先生、参加された皆様、今月も多くの学びをくださり、本当にありがとうございました。

吸い込んだ流れ

合気観照塾 2018.03.03

天地を伸ばして軸を長くして、フリーになった骨盤を前後や左右に揺らし、相手に崩れる方向を訊く

相手の重みを吸い込んだ流れが途切れることなく、循環するように吸い上げて離陸する

上肢の脱力と共に恥骨が寄るように骨盤を締め、手の張りと共に大腿部を張り、常に呼吸で四肢を一致させて動く

中指で相手の 瘂門の向こう側を突き刺して、その距離感を維持したまま、力を遠くから通して転ばせる

胸ぐらを掴む相手の手を胸骨の内部へ吸い込み、内側から緩みを取って頚まで繋げると、胸でも合気上げが出来る

鼠径部から骨盤の奥行きで吸い込み、深みを保ったまま、呼吸の移り変わりによって相手を浮かせる力にして返す

体操の体内操作を吸い込んだバランスに応じて行ない、コンパクトな動きでも、中の繋がりを明確にして動く

相手の手をあやとりの紐として両手の間を張り、折れない指になるように五指の先まで呼吸を通す

肘の曲げ伸ばしで引っ掛けるのではなく、自分の伸びを同調させることで、相手の中を伸ばして釣り上げる

引きと攻めを指先まで伝えて反りを作り、刃を残したまま弛めていくことで生まれた刃筋に沿って、仙腸関節で斬る

 

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