息の吸い方を科学する

呼吸動作研究会 2018.08.26

今月の研究会の前半は、私が進行役を担当させて頂きました。
呼吸の通りやすさを指標として、自分の身体を見直すことをテーマとして考えました。

息を吸いながら、吐きながら、止めたままと条件を変えながら腕を上げ、呼吸と動作の関係を検証しました。
呼吸をする際、鼻と口では、どのような違いが出るかを確認しました。
また、左右の鼻孔の通り方や、首の角度による変化を観察しました。
それから、足、膝、股関節、骨盤の向きなどセンタリングしながら、より楽に呼吸が通ることを目標に姿勢を変えて行きました。
備前玉を使って、手を開く動作、握る動作と、呼吸との関わりを見て頂きました。
ペアを変えながら、相手を含めたバランスで息の吸える姿勢を、誘導してもらいました。
仰臥位でも、各々で姿勢を観察して頂き、前半を終えました。

後半、私はM口さんと施術の練習をしました。
仰臥位での呼吸のアドバイスをさせて頂き、センタリング・タッチを行ないました。
普段されている治療の方向性と一致する部分も多く、とても勉強になりました。

企画・進行させて頂く中で自分を見つめ直す機会を頂けることは、参加してくださる皆様のおかげだと感謝しております。
貴重な意見や感想を頂けて、今月も得るものが多くありました。
会員の皆様、今月も本当にありがとうございました。

労宮の向き

合気観照塾 2018.08.25

労宮を意識しながら手を開き、背側を張りながら手を握り、全身の引きと攻めによって手の形を変える

指先から力を通して相手の向こう側まで突き刺し、労宮の向きを相手の中心に合わせ、入れながら吸い込む

相手の肩を包むように触れながら、自分の軸を伸ばして相手を底から浮かせ、丹田で揺らす

軸の長さを保ったまま、肩や肘の力を抜き、手首が決まるバランスで弛める

自分の掌側の繋がりで相手の掌側が繋がり、自分の背側の張りが伝わって相手の背側まで取れる

指先で攻めた状態で弛んでいく流れを丹田に戻し、腕の落下に任せて手を返すことで相手を引き寄せる

横隔膜を締めたまま中を弛めて、肋骨を落とさずに、高度を保ちながら上肢を下ろす

寸止めから相手に触れたときには吸って吸って弛めるところまで済ませ、落ちるラインに意識を付けておく

接点を変えずに手を開いて刃を作り、仙腸関節の動きで刃筋のラインを空けて斬る

接点を止めたまま、臀部を浮かせて骨盤の位置をずらし、相手が崩れていく方向に腕を伸ばす

肋骨の締めと上肢の伸びを一致させ、肘頭の上から上肢を伸ばすように手を差し出す

五指を均一に張る

合気観照塾 2018.08.18

相手の両手の間の分け目で焦点を合わせ、ラインが生まれた瞬間に仙腸関節で動く

相手の手刀を受け止めず、軸で攻めながら吸い込み、そのバランスで刃を立てる

もう一方の手を相手の頚に付けるように振り下ろし、二刀を一体としながら時間差で落とす

手は置いたまま脱力し、股関節でバランスを変えることで、腕の落下に沿うように斬る

相手が振り下ろす腕の上に自分の手を乗せて、重みでズレを助長するように転ばせる

止まったところからも、呼吸の同調や意念の誘導で、相手の方向性を引き出して崩す

労宮で吸い込みながら、五指を均一に張って、手背側の意識を呼吸の広がりと一致させる

一本ずつの指の伸びを伝えて手首を回転させ、自分の弛みを取り、相手の接点に沿わせ続けるように動く

親指を秘めて肘や肩の力を抜き、通り道を透明にして、丹田と繋がるバランスで力を返す

寸止めで付けて、相手の上面、中、下面へと浸透させ、中央の落下と一致させて刀を下ろす

相手と敵対せずに、接点が馴染んでいくように弛め、自然に伸びていく方へ伸ばす

刻々と変わる手の内

東雲道場 第五十七回研究会 2018.08.12

刻々と変わる手の内の変化を受け取り、中央の呼吸の行き来を指先まで伝えて、物打ちまで流す

会陰が締まるほうへ吸い上げて呼吸を上肢に繋げ、肘を下から浮かせて刀を立てる

手が締まるバランスで刀を下ろして相手の刀にそっと付け、中央に集まった細い幅のまま入れる

両下肢の張りと両手の引き分けを一致させて、下肢後面の張力で、前に進んだり、引き落としたりする

丹田と肘と物打ちが直線上に並び、下肢の推進力が相手の中心に向かう、「ここしかない」位置に足を踏み込む

相手の刀に触れたところから、引いてくる流れのまま廻刀し、下肢の先導によって刀を操作する

相手の向こう側まで意識を広げて峰と谷をイメージし、相手の全体に響くように重みを落とす

仙腸関節の幅で立て替えて、相手の頚を斜めに通るラインに刃筋を合わせて捩り込む

手の集約と共に丹田が充実し、固まらずに転がるように丹田から動いて相手を崩す

相手を自分に対する抵抗とせずに、そのバランスの中で、呼吸に伴う緊張と弛緩が自然に起きるほうへ進む

リラックスできる空間

センタリング・タッチ研究会 2018.08.05

今月のセンタリング・タッチ研究会では、K野先生が普段されている施術風景を見せてくださいました。
鏡で姿勢をチェックしてから、ベッドで仰向きに寝て施術に移りました。
膝枕や腕枕を入れて、お客様の身体が繋がる位置にポジショニングをされていました。
椅子に座って施術する際、下半身が定まるバランスに組んで、ベッドや椅子の脚に当てて弛みを取ることを実演してくださいました。
下半身が安定して軸が立つことで初めて手の力が抜け、預けられるタッチに近付けることを感じました。
立ち位置によっては、お客様の背中に脚を当てて、引きと攻めの接点として活かせることを教えて頂きました。
聴こえてくる音楽も、お香の香りも、壁に貼られた写真も、五感を通してリラックスできるように空間が創られていることを感じました。
自分がどうにかしようとするのではなく、その場の何かを介してお互いに弛むことが同調に繋がることを教えて頂きました。
より良い施術が行えるように準備した全てが、自分の施術のスタイルや空間を形作っていくように感じました。

後半は、私がSKさんの施術をさせて頂きました。
椅子の向き、脚の組み方、自分の軸を相手の中心へ繋がっていくほうへ合わせました。
自分の身体を立ち上げ、お互いの弛みがピタッと取れる位置を掴むことが、如何に大切かを学びました。
弛みを取ったところで力を抜いて、音楽に合わせて細かく身体を揺らしていると、自然に伸展が起こる感覚を得られました。
自分が崩れていたり、弛みが取れていなかったりすると、途端に曖昧になってしまうことを感じました。
同調する意識、弛む深さ、下半身の安定感など、有り難いアドバイスを頂き、これからの課題が明確になりました。

今回は、K野先生のお店での研究会に参加させて頂き、「全自動」に至るまでどれだけの工夫を重ねておられるかを感じられました。
いつも惜しみ無く伝えてくださるK野先生、的確なアドバイスをくださいましたSKさん、会員の皆様、ありがとうございました。

隙間に力を通す

合気観照塾 2018.08.04

相手が押してくる分だけ軸で攻め、閉じてくる分だけ張り、相手の負荷に逆らわず呼吸とバランスで釣り合いを取る

五分五分から吸い上げて相手を浮かせ、自分が脱力した瞬間に、相手が崩れ始めて通る道が生まれる

最初から経路を決めず、あくまで相手の反応を訊きながら触れることで、虚が掴めて予測できない技になる

吸い込みながら恥骨を締めて、締めをキープしながら大腿部を張り、呼吸で臀部を浮かせる

弛めたところから母指を労宮の吸い込みで立て、丹田と一致させることで、相手の圧を吸収する

中指を決めたまま、薬指を浮かせて、小指側の伸びで相手の崩れていく方向へ後押しする

後方の意識を保ったまま中央で吸い上げると、頚が伸びて頭が浮き、骨盤の動きを指先まで伝えられる

相手に手首を掴んでもらい、お互いの手の厚みの間でセンタリングして、中央の隙間に力を通す

肩甲骨と鎖骨が一致して浮く方向に吸い上げ、肘が浮いたまま手首が決まるバランスで弛める

左右の肋骨を操作して、焦点を相手の中央に合わせ、体内で呼吸を丸く動かして、相手を大きく崩す

相手とぶつからないように身体を弛めて立ち上げ、相手の負荷が自分のバランスを整える切っ掛けとなるように技を掛ける

 

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