自分でアンバランスに気付く

呼吸動作研究会 2018.10.28

今月の研究会では、K野先生が特別講師として来てくださいました。

始めに、自分が何気なく取っている姿勢のまま、呼吸を観察しました。
それから、手の向きや置く場所によって呼吸の入り方が変わることを確認しました。
手の位置だけ見ても、最初の前提が各々違い、知識や手順ではなく、自分の感覚に目を向けることが如何に大切かを学びました。
色々と条件設定を変え、肩や腕の力が抜け、脚が安定するバランスに近付くと、呼吸が深くなっていくことを実感しました。
呼吸と共に坐骨が寄って会陰が締まる感覚を得られ、「締める」のではなく、「締まる」条件を丁寧に観ていく必要性を感じました。
お腹や腰、側腹部と手を当てる位置を移しながら、呼吸を入れました。
呼吸の通りにくい場所や意識の薄い場所があり、均等に膨らませられていないことを自覚しました。
呼吸を全方向に広げられると、更に吸い上げることで身体が均一に締まって軸が伸び、上肢の伸びへと繋がっていきました。
気功や合気体操の動きも、そうした呼吸のバリエーションであるように感じました。

後半は、k野先生が会員の皆様を順に施術してくださいました。
身体の観察を深めていくことが、そのまま診断や手技に繋がることを教えて頂きました。
自分のバランスがセンターにあるからこそ、相手のアンバランスが見え、どう立ち上がっていくかというイメージが生まれることを学びました。
触れた部位から○○時計をして、力が抜ける位置に針を合わせ、全体が繋がるバランスに誘導されていました。
相手の身体に訊きながら、その瞬間の感覚を信じてセンタリングして反応を待つことが、施術となることを感じました。
術者が治そうと頑張るのではなく、自分でアンバランスに気付き、良い方向に向かって頂けるように導くことの大切さを感じました。
施術の前後で、姿勢や動作だけでなく、性格も柔らかく変わっていかれた様子が印象に残りました。

K野先生、お忙しい中、研究会に来てくださり、貴重な体験をさせてくださり、本当にありがとうございました。
研究会の方向性も明確になりましたので、今回の学びを今後の進行に活かしていきたいと思います。
会員の皆様、今月もありがとうございました。
来月以降も、どうぞよろしくお願いします。

体幹の内側を巡る流れ

合気観照塾 2018.10.27

呼吸の張りによって、体幹を締めながら太極棒を引き分け、骨盤と棒の関係性を維持しながら動く

仙腸関節の動きで太極棒を前後や上下に回転させ、棒の重さの移り変わりを感じながら臨界まで動かす

股関節を片側に寄せてアンカーを作り、中央の軸を保ったまま、側方のラインで上げ下ろしする

会陰を締めながら吸い上げ、身柱を弛めて肩甲骨を寄せ、骨盤を下方から浮かせて正座する

タイムラグが無くなり一致して揺れるように、接点を馴染ませて相手の全体と同調する

常に丹田と太極棒を一致させて、繋がりが抜けないように体幹の内側を巡らせて、棒の中心をぶらさずに動く

前後の奥行きを意識しながら、手から動かずに、内部の玉の回転によって動ける範囲で六方円を行う

伸ばした軸の長さをキープして横隔膜を浮かせたまま、中だけ落とすことによって上肢を弛める

丹田のセンサーを手の一点に対応させ、手の細やかな動きで、相手のバランスを変え続ける

風船のように全体を膨らませて相手に入れ、接点から空気を抜いたり、飛ばしたり、内側から自由に圧を変える

脚が自然に浮く

合気観照塾 2018.10.20

吸息と共に肩甲骨と坐骨が一致して寄り、肩や肘の力が抜ける姿勢を観察する

会陰から順に締めて内圧を上げ、隔壁によって浮かす力を上方へ移して行く

中央に空気が満ちたところから更に吸い上げ、呼吸を指まで伝えて腕を浮かす

軸を伸ばして頚を立て、常に後頚部と上肢のバランスを取って、前後の奥行きを保つ

途中で飛ばしたり途切れたりしないよう、頭部まで丁寧に吸い上げて、内部で呼吸を一周させる

吸い上げた高さに合わせて、前後左右でセンタリングして中央に近付け、上へ伝わるように芯を通す

股関節の寄りと内部からの引き上げによって、片脚が自然に浮く位置に吸い上げる

吸息の頂点から弛んでいく流れによって、重みが下り、骨盤がニュートラルな位置に戻り、足部まで落ちていく

重心を片側の股関節に寄せて、側方の軸で吸い、下肢と上肢を繋げて全体のバランスを取る

下から順に締まったり、上から順に弛んだりする体内のリズムで、太極棒を上げ下げする

空気をパッキングして内圧を高めた状態から、会陰の動きと一致させて手を操作し、更に締めて相手に力を放つ

狙いによる駆け引き

東雲道場 第五十九回研究会 2018.10.14

動きが先にあるのではなく、お互いの狙いによって駆け引きが生まれ、その移り変わりが動きになる

燕飛の流れを形とせず、隙があればいつでも攻める心持ちで、枝分かれの可能性を念頭に置いて動く

離れていても物打ちを相手の頚に付けて、手前の空間から刃筋が通っていくように前進する

常に物打ちの意識を持ちながら、最短距離で上がり、最速で下ろせる位置に構え、余分な動作を減らす

刀を上げた時点で落ちる位置は決まり、脱力して刀の行き先に素直に従うことで振り下ろす

相手の出方によって、骨盤を立て替えたり足を踏み替えて、相手の正中を逸らせて自分の攻めを通す

呼吸や接地のタイミングを刀の動きと一致させ、お互いの間のリズムやテンポを感じながら動く

仙腸関節を動かせる姿勢で深檐勢に構え、中心からの伸びによって骨盤を立て替えて腕を伸ばし、次の攻めに移行する

足の一点が利くように、足趾を反らせて足首を決め、下肢の経路を体幹に繋げて上肢に伝える

手の一点に触れてもらい、点で吸い込んで圧を下ろし、点へ吸い上げて力を伝える

相手の砂時計を引っくり返す

合気観照塾 2018.10.13

吸い込んで浮かせて、左右どちらかに骨盤を寄せ、相手の砂時計を引っくり返す

相手の重心を一側の股関節から反対側の股関節に移し、中心をずらして転ばせる

相手が絞っている太極棒に触れ、体幹を締めながら更に絞り、右腕と左腕の両側から弛みを取り切る

接点を浮かせたまま、体幹の重みを先に下ろし、それから腕と相手を落下させる

足底からの吸い上げを、中央の伸びに繋げ、軸の長さをキープしたまま弛める

中心に戻ってくる流れで肩、肘、手首と順に落とし、指先まで波を伝える

呼吸による上下の行き来と前後の揺れを一致させて相手を浮かせ、相手が落ちるバランスで脱力する

上がっていく刀の軌跡をイメージしながら息を吸い、落ちる場所を空けることで斬る

相手の挟んでくる圧と同調するように両手を張って、接点が弛まないようにバランスを変える

両側の股関節の動きを太極棒と一致させて、自分の軸を崩さずに相手を転ばせる

受け手の発想を転換する

バランス☆運動療法初級 2018.10.13

K野先生が、立位や仰臥位で、メンバーを施術してくださいました。
足元に触れ、足部、足首、膝、股関節と繋げ、足の一点が肩井に抜けるバランスに近付けておられました。
柔らかいタッチで、細やかにセンタリングしておられ、その繊細さに驚きました。
良い位置で相手の反応を待ち、身体が動き始めた瞬間にピッと方向を変えておられました。
身体のズレと同時に、センターだと思い込んでいた受け手の発想を転換する大切さを教えて頂きました。
無意識に語りかけ、本人のバランスを変える力が働きやすくなるよう導くことが治療となることを学びました。
施術されているK野先生の足底に触れさせて頂くと、足の一点が細やかに動き、手技と連動して足から合気が伝わることを体感しました。
点と点が繋がって力が伝わるからこそ、中心の点を的確に動かせるように感じました。
頭部からも施術してくださり、両手の中心が動くタイミングで頭蓋骨まで柔らかく動くような感覚を得られました。
施術後は身体がとても軽くなり、息を吸った後に弛んでいく深さがいつもと全く違うことを実感しました。

それから、竹踏みの上に乗ってバランスを観察しました。
足趾を曲げたときと伸ばしたとき、足の置き方や重心の乗せ方を変えたとき、呼吸の通りの違いを検証しました。
足の下にカプセルを置いて、足の一点から吸い上げて下ろしていくように、呼吸を通しました。
前後左右でセンタリングしていると、自分に合気が掛かる一点があることを体験できました。
ワークを行なった側は、動きも感覚も変わり、足部が全体のバランスに与える影響の大きさを実感しました。

K野先生、参加された皆様、今日も素晴らしい体験をさせてくださり、ありがとうございました。

交流できるタッチ

センタリング・タッチ研究会 2018.10.07

前半はK野先生が順に施術してくださり、後半はペアを交替しながら施術を実践しました。

相手に椅子に座ってもらい、肩に両手を沿わせて浸透させました。
触れる前から吸い込みは始まり、横隔膜を締めて上肢を浮かせ、手の力を抜いてそっと近付けました。
手の重みで馴染ませても呼吸で浮かせるように、相手に触れていても丹田に戻ってくるように、常に交流できる状態を保ちました。
そこから、自分から動かすのではなく、相手の揺れを観察しながら動きに付いていきました。
下肢内側から吸い上げて頚を伸ばし、肩甲骨を寄せて肩の力を抜きました。
足底の皮膚をずらして足部の弛みを取り、手の一点と足の一点の感覚を維持しながら動きました。
相手の全体を感じ取るために、自分の身体をクリアにしておく必要性を実感しました。
一致した状態では、体内のわずかな振動から、相手のバランスを誘導できました。
お互いが同調した関係にあると、施術を受けている側が合気を掛けるのも自在で、動けば技になることを体験できました。

仰臥位での施術も同様に行ないました。
脚に触れながら、表裏の経絡を意識して、全体が繋がるバランスに近付けました。
そこから、背骨を伸ばしたまま後方にもたれ掛かることで、弛みを取って待っていると、自然に伸展が起こりました。
実際に弛むのは相手の身体の働きで、誘導するのはそのためのお膳立てであることを学びました。
相手を変えようとせず、自分の身体が弛み、整うように工夫していくと、同調して良い方向に向かっていきました。
自分をセンターに近付けられて初めて相手の片寄りが分かり、自分の力が抜けて初めて相手の緊張を弛められることを実感しました。

普段の施術の姿勢を省みることも多く、今回の学びをこれからの治療に活かしたいと思います。
K野先生、会員の皆様、今月も多くの気付きをありがとうございました。

相手の中心に焦点を合わす

合気観照塾 2018.10.06

足首を決めたまま、吸って弛めて吐く動きで内部からバランスを変えて重心移動する

軸が伸びて肩甲骨が寄り、五首が決まるバランスで吸い上げ、いつでも発勁できる姿勢で待つ

体幹を立体的なレンズとして、相手の中心に焦点が合うように、骨盤や肋骨を組み上げる

触れた時点で接点にそれ以上の圧を加えず、自分の軸で相手の軸を攻めて全体を動かす

接点に合わせて手部が締まっていくと、それに応じて体幹が絞られ、勝手に細く伸びていく感覚を得られた

肩を押してくる負荷を反対側の足底まで落とすように吸い込み、呼吸での立ち上がりによって力を返す

横隔膜を浮かせたまま肩の力を抜き、上肢をプラプラにして肘を転がし、肘後面で相手を攻める

ピッタリ労宮と合う位置で吸い込めると後方の正中に意識が通り、前後の奥行きを広げるように力を放つ

太極棒を持っていても刀をイメージして息を吸い、刀の反りと鋭さによって相手を浮かす

空中の接点でも浮かせたまま力を抜くことが出来て初めて、落ちていくラインを感じられることを実感した

相手の圧に合わせて力を抜くことで、自然に労宮が利いて全身の内側が引き締まり、峰と谷が産まれるような身体を創る

 

Template Designed by めもらんだむ RSS
special thanks: Sky RuinsDW99 : aqua_3cpl Customized Version】