股関節の位置ってどこ?

呼吸動作研究会 2019.08.25

今月の研究会は、私が「股関節の位置ってどこ?」というテーマで担当させて頂きました。

立位での前屈で、現状認識してもらいました。
仰向けで寝てもらい、丹田や骨盤や大転子に触れながら、呼吸によって起こる動きを観察してもらいました。
触れる組み合わせを変えながら、肚から骨盤、股関節と順に伝わっていく様子を確認しました。
それから、下腹部に帯を巻いて、側面や後面を意識しながら呼吸をしてもらいました。
鼠径部に手を挟み、脚を浮かせて骨盤を転がしたり、横に倒したりしました。
その後、側臥位で脚の置く角度を変えながら、呼吸と共に大転子が動く姿勢をチェックしました。
下側の股関節を支点に、上側の股関節を傾けたり回したりしました。

立ってもらい、二本の帯の両端を持って向き合い、股関節の回旋による力が伝わりやすい幅を検証しました。
二本の帯を輪っかにして結び目をお互いの仙骨に当て、骨盤の動きで相手の骨盤を誘導してもらいました。
そして、手を持ってもらい、腕では無く、骨盤の動きが反映されて相手のバランスを誘導できることを体験してもらいました。

後半は久保元さんが、肋骨の使い方に関する気付きや、木のカプセルを使った誘導を披露してくださいました。
肋骨を締めるという認識がどう変わったか、御自身の発見を紹介してくださいました。
そうした体験談を元に、お互いの肋骨の動きの違いを順番に触れて確認し合うことができ、とても勉強になりました。
そして、股関節の深みが活かせるように補助をすることで、呼吸や姿勢が変わって行かれる様子を目の当たりにしました。
実際に違いを体感してもらうことで、自分で良い方向に向かって頂く切っ掛けとなるような工夫をしていくことの大切さを感じました。

参加された皆様、今月も多くの学びをくださり、ありがとうございました。

体幹から腕への繋がり

合気観照塾 2019.08.24

手が集約するように持ってもらい、手首や母指球・小指球間を中から締めながら、五指を均一に張る

背部から上肢尺側を伝わる経路へ繋げ、肘を柔らかく使って相手の隙間に通す

中心の動きに合わせて柔らかく手を返しながらも、いつも手のどこかが相手に付いたままバランスを変える

肘の屈曲では無く、体幹からの上腕部の伸びで肘や手首を渦巻き状に巻き取り、相手を伸展する

骨盤から背骨を立てて軸を伸ばし、相手がのけ反って浮いたところから、ヴィーナスのエクボでその先まで通す

腰からの攻めが、季肋部を締めながら通り抜けて、上腕後面の伸びに繋がり、相手まで伝わる

坐骨を立てて腰を入れ、臀部が落ちて広がらないよう丸みで転がして、背骨を柔らかく動かす

軸の伸びをキープしたまま、瘂門で後方の相手を突き刺すように入れ、遠くまで意識を広げる

バランスを保てる臨界を少し越えたところへ焦点を合わせられると、可動性の小さな部位からでも相手を大きく崩せる

踵と坐骨の釣り合いを取りながら、肋骨が寄るバランスで吸い上げて、肘を浮かせて腕を上げる

表面では無く芯を掴む

合気観照塾 2019.08.17

肩や肘の力を抜いて、表面では無く芯を掴むように太極棒に手を添え、自分の中心と繋げる

相手の持つバランスのまま棒に触れて、芯の回転や傾きで相手の中心と一致するほうへ弛みを取る

握っていても、手の内の皮膚の弛みや母指側と小指側の引きと攻めで、止まらずに常に交流するように棒を持つ

吸い込みと共に肘が抜ける位置に落として、肘が固まらないように中で焦点を合わす

浅過ぎず行き過ぎず、ここしか無い位置まで相手を浮かして、傾いていく流れを受け取って崩す

軸を伸ばして横隔膜を浮かせたまま弛めていくことで、肋骨から下に隙間が出来て落ちる位置が感じられる

脱力によって中心から順に肩、肘、手首と落として、落下の流れと共に腰から腕を引き寄せる

相手を動かそうとせずに、自分の緊張に目を向けて、最後まで力を抜いたまま動けるバランスで動く

下肢内側の張りを会陰の締めに繋げ、そこに至る経路のバリエーションで身体の行き先を操作する

肘を伸ばして相手を押すのではなく、体幹の下からの締めを上肢に反映させて全体の伸びを伝える

鼠径部の隙間に沿って落とす

東雲道場 第六十九回研究会 2019.08.11

軸で相手の全体を攻め、左右の股関節で両腕それぞれの弛みを取って、そのバランスのまま吸い上げる

手から動かず、弛めていくことで鼠径部の奥に出来た隙間に沿って落とすことで斬る

下からの吸い上げで、会陰が締まり、腰が入り、背骨を伝わり、頚まで伸びるバランスで足を置く

吸って片脚を浮かせ、弛めながら足を下ろして、着いて吐き、常に呼吸と一致させて捩り込む

刀身の幅で反りをイメージして、刀との間の弛みを取り、それに応じて身体を使う

刀を介して相手にも呼吸が入っていくように息を吸い、腕で引かずに、相手も含めて中心に戻ってくるように弛めて吐く

刀も鍼のような細さで扱い、相手の頚まで繊細に繋げていき、返ってくる流れに合わせて落とす

相手の上肢が滞らずに通り、横隔膜が浮き、丹田が感じられるバランスで負荷を掛ける

体内を締めることで圧力を高めて芯を伸ばし、それを手まで伝えて刀を上げる

腕の重みを重力に任せ、仙腸関節の幅で回旋して、体幹を捩らずに丹田の回転を伝達することで刀を下ろす

先端ではなくグリップから回す

合気観照塾 2019.08.10

骨盤の3時9時を両手の回旋に反映させ、太極棒の芯を絞って相手との間の弛みを取る

皮膚のズレを順に伝えて相手の中心に向かう方向へ通し、全体の反る丸める動きを誘導する

腕を横隔膜で浮かせて高さをキープし、相手の傾きや太極棒の重みの変化を感じながら、それに沿わせて落とす

ドライバーを先端ではなくグリップから回すのと同様に、棒をぶらさずに軸で回旋して、相手に入っていく方向に腰から螺旋状に手を伸ばす

接点の弛みを取ったところから股関節で落とし、動きのベクトルを変えて相手の拠り所を無くす

上肢の力を抜いて骨盤を転がし、形を決めずに身体の繋がりが途切れない方へ付いていく

動きの中で相手が詰まった点を角度を変えながら追い詰めていくことで、土台から崩して転ばせる

相手の固まっている場所を伸展するように、いったん固めきって、そこから伸びていく方向へ導く

丹田の動きを指先まできっちり反映させ、相手に手のどこかで触れたままバランスを変え続ける

相手の両腕を持って、浮かんだボールが相手の口から向こう側へ通っていくように力を伝える

自分の身体の変化に目を向ける

バランス☆運動療法初級 2019.08.10

K野先生と修験道の先生が、参加者を施術してくださいました。
目を瞑ったまま、眼球の動きを誘導してくださり、伸展してくださいました。
目から先に意識が向かうことで、中が伸びて、弛みが取れていくことを感じました。
趾先と目線が合うと背筋から頚も伸び、全体が繋がっていることを感じられました。
頭部や胸部の縮んでいる場所を開いてくださり、緊張が抜けていきました。
表現の方法が異なる先生方が、同じ方向で施術されていることを体験させて頂き、形ではないことを実感しました。

仰向けで鼠径部を寄せて脚を浮かせ、センターを確認して呼吸と共にゆっくりと弛めることで、繋がっていく様子を見せて頂きました。
動作をした後は、左右で全く上がり方が違っていました。
反対側は動かさずにイメージで同様に行いました。
繋がりを体感できていると動作するのと同じように変化し、バランスが変わるのも、発想が変わるのも同じであるように感じました。
そして、動いていなくても、イメージされている動きが外から観ている人にも伝わることを面白く思いました。

他の方が施術を受けている光景を観ているときも、呼吸が楽になったり、肩が軽くなったりと、自分の身体にも様々な反応が起こっていました。
目の前の出来事と、そうした身体の変化は区別できるものでは無く、リンクしていることを体感できました。
感覚を高めていくためには、答えを外に求めず、普段からどれだけ自分の身体の変化に目を向けられるかが大切だと感じました。
身体を整え、細やかな感覚を養っていきたいと思います。

素晴らしい感性を持っておられる方々に学ばせて頂ける機会を、とても有難く思っております。
今月もありがとうございました。

一方通行ではなく交流する

センタリング・タッチ研究会 2019.08.04

今月のセンタリング・タッチ研究会では、神経訓練合気を体験しました。

片手持ちで、指一本ずつ通し、それぞれの指から相手の頚まで伝わっていく経路を観察しました。
脱力して吸い込み、そのバランスから息を吸って、身体を張りながら指先まで伸ばしました。
腕を上げたままでも、肩の力が抜けて重みを落とせる位置がありました。
頚が少し前に出るだけで連動が途切れ、腕を支えるために力が入ってしまうことを実感しました。
横隔膜が上がって肋骨が浮かせられていると、その浮きが相手にも反映され、軽く動きを伝えることが出来ました。
引きと攻めが途切れないように五指のバランスを変えて、相手が完全に崩れる手前まで合気を掛けました。
握らずに接点を転がして、どこかが触れていると、お互いの繋がりが途切れることなく、動き続けられました。

お互いが正座で向き合って、相手を倒そうとせず、施術と同様の心持ちで相手の両腕を持ちました。
腕の力を抜いて、丹田から動くことで、骨盤の揺れを伝えました。
吸って、弛んで、吐く流れと共に、相手の身体にも空気が出入りして、起き上がったり、萎んだりしました。
固まって動きにくい場所が弛んで伸びてくれば良いなぁというように、相手の身体に通しました。
受ける側でも、相手が掛けやすいように自分を繋げたり、相手のぶつかっている点に返したり、一方通行ではなく交流することを意識しました。
相手の身体の通りが良くなると、合気が掛かりやすくなり、それが自分の身体にも巡ってきました。
合気を通じてお互いが健康になるように工夫して稽古していく大切さを感じました。

そうした練習が、そのまま施術となることを検証しました。
膝裏の一点に指を当てて、もう一方の手で足首からバランスを変えて反応を観察しました。
足首が決まる方へどんどん逃げ道を塞いでいき、中が伸びたバランスで弛めようとする身体の反応を待ちました。
呼吸の出入りと共に、隙間を通って弛んでいく流れを感じられました。
施術してもらった側と反対側では、脚の動きや体幹との繋がりに大きな違いがありました。

自分の身体が繋がっていて初めて、相手の身体が観え、繋がりを誘導できることを技や施術を通じて実感しました。
K野先生、会員の皆様、今月も素晴らしい体験をさせてくださり、ありがとうございました。

股関節の動きで経路を変える

合気観照塾 2019.08.03

肘の力を抜き、指先が伸びていく方へ手を立てて、その先まで力を通す

相手の手の内に馴染むように、股関節の絞りと連動させながら、手の形を集約する

自分の中心で相手を攻めて、相手が固まるところまで入れ、その傾きを利用することで崩す

相手との間の弛みが取れたら、骨盤を自由に動かせるように弛めて、股関節の動きで経路を変える

自分の頚から上肢を通って相手の身体の中を通り、再び戻ってくるように、ボールを転がすように太極棒を回転させる

相手に入れたときの伸びをキープしたままバランスを変え続けることで、ひっくり返して、背中で担ぐ

太極棒の芯を相手の左右の鎖骨の軸と一致させ、中心の回転で立体的に動かして全体を崩す

相手の腕を手掌に乗せて、表層ではなく、相手の腕の芯を通るように変化を伝える

両側から相手の頚に繋がる方へ入れて、正中が細く伸びるように繋げる

丹を自分の中で自由に転がして、それを相手に移すことで、バランスを操作する

 

Template Designed by めもらんだむ RSS
special thanks: Sky RuinsDW99 : aqua_3cpl Customized Version】