中心から伸びていく

センタリング・タッチ研究会 2019.12.01

今月の研究会では、アイソメトリックの体操を教えて頂きました。
両手を遠位の指関節辺りまで重ねて丸め、労宮から五指を均一に張りました。
張りを保ったまま、手首が決まる角度に調節し、息を吸い上げました。
肋骨が下から順に締まり、呼吸で腕が上がっていくバランスを観察しました。
頂点で腕を頭の後ろに下ろし、更に中を伸ばしました。
もう一度頭の上に上げてからゆっくりと前方に下ろし、丹田に落としました。
手の中心、手首の中心、肘の中心、肩の中心、頚の中心、と自分の弛みをきっちり取っていくことで、身体が繋がって合気が掛かることを体験しました。
その都度、呼吸に合わせて動き、力を抜いて動けるバランスを追究していくことの大切さを教えて頂きました。

施術をされているK野先生の身体を触らせて頂きました。
相手の背中が固まっているとき、自分の背中を弛めておられ、自分の身体の動きが反映されて相手の身体が誘導されていることを体感しました。
中を伸ばしているから中が伸び、締めているから締まり、浮かせているから浮き、弛めていくから弛んでいくことを感じられました。
自分が固まっていると弛めることが出来ず、先から動いていると中心と繋がらないことを実感しました。

それから、参加メンバーで、お互いに施術をし合いました。
息を吸って軸を伸ばし、手を当てている場所に合わせて、頚に入り、中心から伸びていくバランスに近付けました。
自分の肩や肘を弛めて、浮いた位置で待ちました。
浮かせているところから、相手の呼吸で更に浮き、吐くときに重力に沿って力が抜けていきました。
その流れを手から受け取りながら、骨盤を弛めることで付いていきました。
時間差が生まれることで、皮膚の弛みが取れたまま中が動き、繋がりを誘導できました。
繋がらないとき、糸がたわんで手で動かしてしまっていることを実感し、もっと中を伸ばせるように稽古していく必要を感じました。

K野先生、参加された皆様、今月も多くの気付きをありがとうございました。

 

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