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本の紹介10

暦読本

『文科系のための暦読本』

著者 上田雄
発行所 彩流社

私たちが日頃なんの疑問も持たずに、当然「そこにあるもの」として使っているカレンダーは、空気のような自然のものではなく、普遍的なものではない。
私たちは、年月日については、世界各地でいろいろな測り方(ルール)があり、それによってカレンダーもみな違っているのだ、ということをまず知らねばならない。
~暦のルール


この本では、暦がどのようなルールで作られているか、そこに至るまでにどのような歴史を辿ってきたか、について分かりやすく説明されています。
天体の動きは、整数で割り切れるほど単純な周期になっていないので、その誤差を修正するために古くから様々な工夫が行われてきたようです。
その過程をみると、学問の進歩であったり、生活の変化であったり、為政者の思惑であったりと、暦がその国の文化や歴史を大きく反映していることが分かります。
現在、日本で使われている暦における正月や正午といった基準も、単なる便宜上の「決めごと」でしかないことに気付かされ、考えていた以上に曖昧なルールの上で社会が回っていることを面白く感じました。
暦は陰陽五行説とも関係が深いため、東洋医学の古典を理解する上でも、暦についてもっと勉強しておきたいと思いました。

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