HOME>雑談

鼻勝負

ある日のこと、口が鼻に向かって不平を口走りました。
「鼻に言いたいことがある。オレは、お前のほうが上に配置されていることが気に入らないんだ。オレなんて三度の飯を口に入れて皆を養っているというのに、どうして顔の一番下に配置されているんだ?」
すると鼻は、フフンと鼻で笑い、
「一日に三回くらいで、口うるさいやつだなぁ。俺なんて二十四時間、呼吸し続けているんだよ。俺のほうが上で当然じゃないか。」
そうして言い争っていると、ふと上に目が居たことに気付きました。
鼻は、鼻息を荒げて言いました。
「おい、目よ。君は何もしないのに、なんで俺たちより上に居るんだ。」
目は、目の色を変えて言い返しました。
「なにを言うんですか。僕は、皆が怪我をしないよう監視しているんですよ。壁にぶつからないかどうか、食べても大丈夫かどうか、僕が目を光らせているから、皆が安全に生活ができるのではありませんか。だいたい、口が目より上に居れば、味噌汁を飲む時はどうすると言うのです。」
三人で議論していると、自分たちより更に上に眉毛が居ることを思い出しました。
「そうだ、忘れていた。あいつはどう見ても何もしていないぞ。」
「本当だ。何もしていないのに一番上に居るとは、どういうことだ。」
すると眉毛は、眉一つ動かさずに答えました。
「はい。私はいつも、皆様方に感謝しております。」



これは、誰しも単独では生きていけず、それぞれが大切な役割を持っているということを説いた仏教の教えを改変したものです。
芽が出て、葉が伸び、花が咲く。
咲いた花の名前は、・・・皆様のご想像にお任せします。

ハナショウブ

この記事のトラックバックURL

http://0kantenkiti0.blog76.fc2.com/tb.php/166-0be34255

コメント

コメントする

管理者にだけ表示を許可する

 

Template Designed by めもらんだむ RSS
special thanks: Sky RuinsDW99 : aqua_3cpl Customized Version】