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創造肢位

最近、職場や往診での施術において、「動かして行なう治療」が増えてきました。
以前は、施術前後での症状の診断や、治療の締めに軽い運動を行なっていても、治療中は、特別な状態で無ければ腹臥位と背臥位のままで施術を行なうことが中心でした。

それは、今まで私が学んできた治療法は一定の姿勢で行なうことが多かったという理由もありますが、私自身に、患者さんはじっとしていられたほうが楽であるという思い込みがあったためだと思います。
しかし、中心塾や健康維持互助会といった勉強会を通じて治療を体験させて頂く中で、緊張が緩むように動かしてもらうことの気持ち良さを知り、それによって離れた部位での症状が緩解するといったことも実感してきました。
また、長時間、同じ姿勢でじっとしていると、肢位によっては却って固まってしまうということも目の当たりにしてきました。

そのため、近頃は、四肢を動かしたり、体幹を揺らしたり、治療中にあえて何度も体位を変えて頂いたりして、その時々での動きの変化を重視するようにしています。
また、同じ体位であっても、四肢の角度や、枕の位置や高さによって、表面に現れる経絡に大きな違いがあるため、形に拘らずにそれらを工夫していくことの必要性を感じています。
身体を動かすことを意識すると、上肢や下肢の末梢にも目が行きやすくなり、それによって、主訴である体幹の症状が改善するといったことも、頻繁に経験するようになりました。

動きの観察は、診断にも大きな役割を果たしていることが分かり、身体の診かたも以前と比べて変化したように思います。
原穴や五兪穴といった東洋医学における重要な経穴は、四肢の関節の近辺に多く存在しますが、その重要性を体感を持って知ることができました。
また、十二経脈は流注としての繋がりだけでなく、手の少陰と足の少陰といった三陰三陽での対応もみると、身体の使い方と一致する部分が多く、よく考えられていることに改めて感心しています。
患者さんに日常における動作をより楽に行なって頂けるよう、もっと工夫して治療に取り組んでいきたいと思います。

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