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休憩膝

最近、私は、その時々の姿勢において、身体のどこに力が入っているかを意識するようにしています。
私の場合は、立位の姿勢では下肢後面に力が入り、膝関節が突っ張ってしまっていることがよくあります。
膝関節に力が入っていると、下肢の筋肉に疲労が溜まりやすかったり、関節に負担が掛かってしまったり、運動を行なう上では柔軟な動きが妨げられたり、反応がワンテンポ遅れてしまうといったデメリットが考えられます。
そのため、余分な力を抜こうと膝関節を軽く曲げたりしてみることはありましたが、完全に脱力してしまうと身体を支えられないために、無意識に他の部位に力が入ってしまい、なかなか上手くいきませんでした。

しかし、勉強会に参加する中で、骨盤を前傾させ、鼠径部の溝が深くなるような股関節の動きを教えて頂いていたときに、知らない間に膝関節の力も抜けていることを感じる機会がありました。
それ以来、膝関節に力が入ってしまっていると感じたときは、股関節と足関節の角度を調節し、なおかつ上半身の体重が足関節の付近に落ちるような姿勢をとるように意識しています。
そうした経験から、膝関節は、体重を支える働きよりも、股関節と足関節を繋ぎ、両間のバランスを取る働きのほうが大きいのではないかと考えるようになりました。

現在、日本では膝関節の痛みで悩んでいる方が多く、六十代になると、およそ半数以上の方が膝関節痛を経験するともいわれています。
膝関節に痛みが起こりやすい理由として、膝関節は構造上、体重によって大きな負荷が掛かってしまうことが原因の一つであるといわれています。
そのため、変形性膝関節症の予防としては、体重を支えるための下肢の筋力トレーニングや、負荷を減らすためのダイエットを勧められることが一般的です。
しかし、身体のバランスが崩れているために、本来、膝関節に掛かるであろう体重による負荷以上の負担が生じてしまうことも、膝関節に痛みが起こりやすい原因として考えられるように思います。

実際に、膝関節の痛みで来院される患者さんの中には、患側の股関節が外旋していたり、足関節の可動域が減少している方も多くおられます。
そうした理由で、膝関節の力が抜ける姿勢に至ることができず、周辺の筋肉を緊張させてしまったり、関節の変形が進行してしまったりして、痛みが生じている方もおられるように思います。
膝関節に痛みを抱えておられる患者さんを治療させて頂く上で、そうした内容も含めて治療やアドバイスをしていきたいと思っています。

海鳥

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