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冬季備

今年の秋は暖かい日が続いていましたが、このところ冷たい風が吹くようになり、冬が近付いていることを感じられます。
急に気温が下がる時期には、身体を冷やしてしまうために、体調を崩してしまうことが多くあります。

寒くなると、体温を維持するために大量のエネルギーを必要とするので、食料が不足しがちな冬季では冬眠をする動物もいます。
冬眠を始める前には、食物を多く摂取し、脂肪を蓄えておくことによって、冬眠している間に必要なエネルギーを確保します。
また、寒さによって体温を奪われないようにするために、秋になると毛が抜け変わり、長く、密度の高い冬毛に生え変わる動物もいます。
冬眠中は、心拍数や体温が大きく低下し、代謝は極限まで抑えられ、仮死状態になります。
そうした状態におかれても、なおも生命を維持できる機構については、未だによく分かっていない部分も多くあるようです。

幸か不幸かヒトは冬眠をする必要がありませんが、冬に備えてエネルギーを蓄えるという生理現象は、ヒトにおいても存在します。
一年中、食料に困ることなく、衣服や暖房器具の発達により冬でも快適な気温で生活することが可能となった現代においても、そうした現象は決して無関係ではありません。
気温の低下に伴い、熱を逃がさないために皮膚表面の血管の収縮や体内の血管の拡張が起きたり、体温を生成するために代謝の上昇が起こります。
そして、それに必要なエネルギーを冬に備えて蓄えておくために、秋には皮下脂肪を増加させる作用が促進されます。
きっと「食欲の秋」という言葉も、単に、秋が旬の食材が多いために食が進みやすいという意味だけではないのでしょう。
そうした時期に、エネルギーを発散しすぎると、身体には大きな負担が掛かり、冬季を健康で過ごすことが困難となります。

秋に土中で生長する里芋と同じように、知らず知らずのうちに私達の身体も冬に向けての準備をしてくれています。
身体にもともと備わっている生理作用に追い越されてしまうことのないように、気候の変化への対応を疎かにしないよう心掛けていたいものです。

ドングリ

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