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境調整

呼吸を観察するようになってから、呼吸に伴って起こる身体の変化に関心を持つようになりました。
膨らんだり萎んだり、伸びたり縮んだり、浮いたり沈んだり、張ったり弛んだり、寄せたり返したりと、呼吸から様々な動作が引き起こされていることを感じています。
呼吸の中に、活動や休息をする上で重要な要素が、これほど多く含まれていたことに驚き、そうした発見を楽しんでいます。

吸気に伴う身体の外側の広がりによって、外表面がぼんやりとした境界に包まれることを体感してからは、それを基準の一つとして呼吸を観察しています。
小さく息を吸うと、全身の皮膚が広げられ、そのままゆっくりと吸っていくと、皮膚の密度の変化と共に外側の実感が薄くなっていくように感じます。
呼吸を深くするほど曖昧な境界は厚くなっていきますが、呼吸のリズムが乱れたり、どこかに力が入ったりした途端に、そうした感覚は消えてしまいます。
そして、呼息時においては、それらがどこに集まっていくかを観察しています。
体幹のいずれかの場所を意識して呼気を集め、特に意図を働かせなければ、次の吸息は、集めたところから起こることを感じます。
色々と場所を変えながら遊んでいると、呼気の集まる場所の偏りの積み重ねによっても、身体の歪みや捻れが生じてしまうことが分かってきました。
呼気が丹田に納まると、次の吸息に移ったときに下腹部に吸気が入り、四肢の先端まで空気が広がっていくことを感じられ、丹田を意識することの大切さを改めて実感しています。

そうした境界を感じながら呼吸を観ていくことで、自分自身の固まっていそうなところや意識の薄そうなところを自覚しやすくなりました。
その時々において力の抜きやすい姿勢を取り、境界の濃度に差があれば、その都度、姿勢を調節したり、意識する場所を変えながら、変化を観察しています。
呼吸によって伝わる広がりに、全身が包まれているときは、心地良い安心感を感じます。
そして、内部からの力を遮ることなく外側に伝わるために、趾先から頭部に至るまで、あらゆる関節を呼吸で動かせるようにしていくことの必要性を感じています。

施術においても、自分自身が体感できていない動きは、実感を持って観れていないことを感じています。
これからも、より呼吸の観察を深め、自分自身や患者さんの健康のために役立てていきたいと思います。

アジサイ

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