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心光景

最近、心臓の動きがどの様に全身に伝わっているかを観察しています。
激しい運動をしたあとは心臓の拍動を強く感じますが、安静時においても、心拍に合わせて身体が小さく揺れていることを感じられます。
心拍による響きが伝わりやすい姿勢は、呼吸の通りやすい姿勢とも共通し、姿勢を変えることによって伝わり方は変化します。

心臓からは、全身に張り巡らされた血管を通って血液が送られており、床あるいは身体同士で接している部分は、特に脈の拍動を感じやすくなります。
吸息時には肺で静脈血のガス交換を行なうために、全身の血液が末梢から心臓に向かって集まります。
脈管の動きは呼吸と密接に関連し、超音波検査装置を用いて静脈の動きを見ると、実際に呼吸によって血管の太さが変化する様子が観察されます。
呼吸が深くなるほど、脈管の伸縮の度合いは大きくなり、呼吸が全身の血液の循環に与える影響の大きさを知ることが出来ます。
呼吸に伴って身体の全身が伸びたり膨らんだりする感覚が得られますが、それと脈管やその中を通る血液の動きも関連があるのではないかと考えています。
また、心拍に伴う動きを感じる深さをガイドとして、呼吸の通る経路を変えられることも感じています。

体幹の内部に目を向けてみると、腹部を通る動脈が、心臓の拍動と同調して動いていることを感じられます。
肺や心臓・脈管のみならず、身体に存在するあらゆる臓器が協調して働くことによって、生命を支えてくれています。
特に何もせずにじっとしている時にも、身体の内部は驚くほど活発に動いてくれていることが実感されます。
そうした体験に伴って、脈診を行なっているときの感覚も変わってきました。
身体内部で起こっている動きの現れというイメージを持って脈を診れるようになり、身体のバランスが整うことで良い脈状に近付くということを自然に感じるようになりました。

心臓の位置も形状も動きも、脈管の走行も性質も状態も、それぞれ全く異なります。
血圧や脈拍といった数値から、一般的な平均値と、あるいはその方の過去の値との比較は出来ても、全身の関わりの中での現状を知ることは出来ません。
脈を通して伝わるたくさんの情報を受け取れるように、感覚を高めていきたいと思います。

由良川

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