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後頭無形

最近、電車に乗っているときなどにも、つい顔をもごもごしてしまうことがあります。
頭部は複雑な構造をしている部分で、意識できていない場所が多くあるであろうことは分かっていましたが、今までずいぶん曖昧にしてしまっていたことを感じています。

指や舌で触れたときや、空気や飲食物が通るときに、感覚が薄い部分に意識を向けて、締めてみたり弛めてみたりしています。
そうすると、歯が直接に動く訳ではありませんが、口内の動きによって間接的に歯の意識が高まり、前に押し出したり手前に引いたりといった動きが、反る繋がりや丸まる繋がりと対応していることが感じられるようになりました。
また、奥歯から前歯へとそれぞれ順に意識を移しながら、それぞれ、どの経路で繋がっているかを観察しています。
上の歯と下の歯でも伝わり方が異なり、歯の使い方の偏りと、力の入りやすい場所には、関連があるのでは無いかと考えています。

鼻腔の奥に吸い込んだ空気を保息して動かしてみると、上方では百会、下方では会陰、前方では眼、後方では後頭部、側方では耳といったように様々な方向に伝えられ、非常に重要な場所を通っていることを感じます。
鼻腔の上部にあたる頭蓋底の位置が、横隔膜の浮きと関係し、平衡感覚においても大きな役割を果たしていることを感じています。
軸に対して頭蓋底が傾くと、呼吸を均等に吸い込めなくなって体幹の中心を通る感覚が失われ、頭部を支えるために様々な場所に力が入ってしまうことが実感できます。
頭蓋底を水平に浮かせられる位置では、頭部を軽く感じられ、頚の位置が決まり、体幹や四肢の力が抜きやすくなります。
また、頭部の上部を形成する頭蓋冠を内部から広げることで、いずれの方向にも身体を揺らせることを感じています。
身体のバランスにおいて、頭部の位置が如何に重要であるかを、身をもって感じています。

治療を行なう上でも、頭部の感覚を高めておくことの大切さが分かってきました。
吸気と共に「入れる」とき、脊柱の伸びが起こると、後頭部が包まれるような意識が生まれ、さらに繋がって行く方向を辿っていくと、それが耳の方へも広がってくることを感じられます。
その状態を保持して付いていくためには、目線なども含めた、頭部全体の一致した動きが重要であることを感じます。
そして、そうした感覚が途切れていないことが、意識や身体の動きにおける集中力が持続できているという一つの基準となっている気がしています。

頭部に限らず、まだ自覚できていない箇所が多くあり、それらは身体に対する認識を深めていくことでも受け止め方が変化することを感じています。
あらゆる感覚を活かしながら、自分自身の身体に対する意識を深く広げていきたいと考えています。

夕焼け

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