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夏の妖気

妖怪図鑑

先日、兵庫県立美術館で行なわれている「水木しげる・妖怪図鑑」を観に行きました。
以前から水木しげるの漫画が好きで、よく読んでいましたが、原画を観るのは初めてでした。

天狗や河童といった誰もが知っている妖怪から、私が初めて聞く妖怪まで、たくさんの妖怪の絵が展示されていました。
すでに見たことのある絵もありましたが、やはり原画で観ると妖怪の迫力が全く違いました。
水木しげるの漫画を読んでいるときも感心しますが、背景が緻密な点や線を用いて丁寧に描かれており、それが非現実的であるはずの妖怪の存在にリアリティを持たせていました。
全ての妖怪に解説が付いており、その内容を読みながら順番に観ていきました。
妖怪の絵だけではなく、『ゲゲゲの鬼太郎』の漫画の原画や、原寸大?の妖怪の像も展示されていました。
また、水木しげるに影響を与えたであろう、歌川国芳や月岡芳年といった江戸時代の画家による妖怪の絵も展示されており、こちらも非常に良かったです。

昔から、身の回りで不思議なことが起こると、それを単なる偶然として片付けるのではなく、何らかの力が働いて起こったものであるという考えから、妖怪の存在が認められてきたのでしょう。
それが、一人の想像として終わるのではなく、口伝えや書籍、あるいは絵画として、これほどたくさん残っていること自体が面白いと思いました。

展覧会は、夏休みということもあり、親子連れが多く大盛況でした。
生まれたときから都会に住んでいると、妖怪という存在に真実味を感じる経験をすることは少ないのではないかと勝手に思っていましたが、本当に居るのかどうかなど考えることも無く楽しんでいる子供達の姿を見て嬉しく思いました。
そして、妖怪という不可思議な存在を、ここまでメジャーにした水木しげるの影響力の大きさを改めて感じました。

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