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手創りレシピ

今日は、M岡さんの自宅にて、治療の勉強会をして頂きました。
今回は治療の練習をするにあたって、M岡さんの患者様にもモデルとなって頂きました。
こうした場を設けてくださったM岡さんと、それを快く承諾してくださった患者様に、厚く御礼を申し上げます。
患者様に対して色々と至らない部分があったかと思いますが、施術を積極的に受けて頂き、また施術に対する率直な感想を頂き、非常に勉強になりました。
本当にありがとうございました。

最初はK元君に、腹側にもたれることが出来るマッサージ用チェアに座ってもらい、体幹および上肢の治療をしました。
私はマッサージ用という固定観念から背中や肩を押してみるという発想しかありませんでしたが、M岡さんの施術を見せて頂くと、動作の制限された姿勢であっても、関節可動域や全身の連動を診ることにより、多様な運動を行えることに驚きました。

その後、治療用ベッドでM岡さんの患者様の治療をさせて頂きました。
施術を行なう前の姿勢取りもなかなか上手く出来ず、横臥位での下肢の位置を調節するのに苦労しました。
治療は坐位で行なっていたのと同様に、関節の動きにくい方向を探し、その制限を起こしている部分を如何にして伸ばすかを中心に練習しました。
私が行なうと、腕であれば三焦経、脚であれば胆経といった、四肢の外側にしか意識が及ばず、うまく体幹まで運動を伝えることが出来ませんでした。
しかし、身体の内側を通る経路も意識することで、動きが四肢の中心を通り、体幹の中央を通る背骨から、その先まで繋がるということが分かりました。

また、相手の肩部を両手で挟み込み、呼吸によって上方に引き上げ、動きが制限されている方向を確認し、引き下げながら伸ばすことにより、可動域を改善させる治療もしました。
関節を包み込むように力を加えながら、ずれないように把持したり、可動域いっぱいまで動かすといったことが、なかなか上手く出来ませんでした。

そのいずれの手技においても、手の使い方がとても重要であることが分かりました。
指先の感覚を掴むために、コップ大の容器を持って、指先から容器の内側に向かう力と、その指先に働く反作用を意識して握る練習もしました。
そうした練習をする中で、五指それぞれの、あるいは対立する拇指と四指のバランスといったことが分かりやすくなりました。
五指がその延長線上に伸びるように力が入ると、自然に手掌が球形になり、労宮が手背側に引かれるような感覚があることが分かりました。

M岡さん、今日は患者様を迎え入れての勉強会を開いて頂き、ありがとうございました。
良い手の使い方が染み付くように、普段の生活の中でも意識しておきたいと思います。

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コメント

 初めに、ご協力頂きました患者様に心より御礼申し上げます。

 皆様のお陰で私共は生かせて頂き、また日々、深遠な身体について学ばせて頂けております。

 今後も一層、工夫と努力を積み重ねますので、宜しくお願い申し上げます。

 ありがとうございました。

 さて...「チェア」による施術ですが、「動きを制限する」と思われている特性は「身体を立体的に位置付ける」非常に優れた特徴でもあります。

 施術は全て「ポジショニング」でその質が決まってしまいますので、その意味で「強い味方」となります。

 逆に、ベッドなどではそれを自分の身体他で刻々と設定・工夫する必要があり、寧ろ、「ポジショニング」は難しくなります。

 身体の「ばらつき易さ・不安定度」が増すからです。

 「不安定」を上手く利用し、如何に「安定したバランス」を作り出すか?

 そして、「本質的な自由度」は「繋がる位置」と言う制限された条件下で初めて実現され、そこに如何に導くか?

 その精度を日々の努力と工夫で上げて行く。

 そこが大切だと思います。
ポジショニング
チェアとベッドの使い分けには、そういう意味合いがあったんですね。
治療前または治療中の姿勢取りを教えて頂き、私が今まで如何に曖昧な状況で治療を行なってきていたかが分かりました。
治療効果への影響はもちろん、自分自身の治療の再現性にも大きく関わってくることなので、おろそかにしないように気を付けていきたいと思います。

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