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稽古記録07

東雲道場 第十四回研究会 2015.01.12

昨日の東雲道場では、呼吸から起こる力の伝わりを感じられました。

最初に、あちこちに警杖を当てたり転がしたりしながら呼吸をし、身体をほぐしました。
警杖を浮かせる高さを変えながら、両手で引き分けた場合と、押し合った場合の身体内部の動きの違いを観察しました。
設定が異なると、下肢内側の利きや骨盤の傾きや肋骨の締まりが変わり、繋がって動ける条件を自分自身で見つけていくことの大切さを感じました。
骨盤の立て替えと重心バランスの傾きによって、手の内を杖が滑り、下方から起こる動きが上方に伝わる様子を体感できました。

仙腸関節が動く位置で正座して、お腹に息を吸って臀部を浮かせ、胸部への吸い上げと共に剣を上げて行きました。
剣が上がるにつれて右手と左手が締まり、振り上げた位置で、右手の小指球の緩みを取ると物打ちが立ち、肩部の力を抜くと手の指と手掌の間でバランスを取りながら剣が落下して行きました。
剣を握らずに柄を手の中を転がせると、剣の高さと連動して、常に手の内の圧力や両手のバランスが変化していることを感じられました。
そして、剣の前方への落下と、頚部の後方への引きが釣り合い、丹田に落とした重みと剣の静止する位置が一致することを体感できました。

お互いに組み合ったり、肩部を手で押されたり、腕を持たれたりと、一見、違って見える状況においても、同様の体内操作が起こっていることを体験しました。
息を吐きながら力を抜き、接触している箇所に息を吸い上げて、相手に入れました。
その場所を置いたまま、相手に力が伝わる方向を意識しながら、骨盤の立て替えを行ないました。
保息しながら肩甲骨を落としていけると、接点をぶらすことなく、丹田からの動きが、体幹内部を通して手部に伝わることを学びました。
下方からの力を、自分自身の内部に通していけると、上肢に螺旋の伸びが生じ、相手の身体を螺旋状に伝わっていくことを体感できました。
そうした伝達の起こる姿勢は一点しかなく、相手を吸い込む段階から、そうした体勢を取れるように意識していく必要を感じました。

お互いの丹田や壇中や股関節などに警杖を当てて挟みながら、呼吸によって内側から起こる力を、相手に力を伝えました。
相手の力を鼠径部へ吸い込み、吸い上げた空気を、背部を通して下方に下ろして行きました。
呼気の落下と共に身体背面に通った経路を意識しながら、矢を放つように、後ろから前へと解放しました。
目の付け所によっても力のシャープさが生まれることを体感し、警杖の太さではなく芯の細さをイメージしながら、弓を絞っていくことの大切さを感じました。
全身のどの場所においても呼吸を出し入れしたり、接点の圧力は留めたまま、相手に焦点を合わせられるように、意識の行き届いた身体を創っていく必要性を実感しました。

K野先生、IYさん、お相手をしてくださいました皆様、楽しい時間と多くの体感をありがとうございました。

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