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稽古記録10

東雲道場 第十七回研究会 2015.04.29

今日の東雲道場の稽古では、剣術を通して教わっていることの繋がりを感じられました。

両手を組んで張りを作り、吸い上げて伸びた状態から、息を吐きながら内部が伸びていく姿勢を観察しました。
伸びが伝わる経路で弛めて、吐きながら更に伸ばすことで、身体が持ち上がるほどの伸びが起こることを体験しました。
意識的に伸ばそうとしたり、臨界だと決めて止めてしまうことなく、呼吸に合わせて力を抜いていくことで、身体が伸びていく状態を体験できました。

そうした働きが、相手に力を伝える場合にも、そのまま活かされることを学びました。
肋骨が締まる位置に息を吐いて脱力し、肚に吸うことで相手に入れました。
吸い上げに伴って相手を浮かせる力が起こり、その位置を保ったまま弛めて、重みを落としていきました。
脱力したまま伸びていく経路を辿ることで相手が転び、手からではない力の伝わりを体感しました。
持つときも持たれるときも、いつでも繋がる位置に浮かせられるようにしていく必要性を感じました。
下方からの吸い上げが上肢尺側に繋がる経路に腕を浮かすことができると、相手からの重みを肩や肘で受けることなく、伸びがそのまま伝わることを学びました。

雷刀の位置から、身体を縮めて振るのではなく、いっぱいに伸ばされたゴムのように身体の張力を溜めて、開放することで剣を振りました。
それによって、相手の剣とぶつかって止まることなく、剣を通過して相手の向こう側まで力を透していけることを体感しました。
張力を働かせるためには、剣を下ろすときにも身体の伸びの高度を落とさず、峰の意識を置いておくことの大切さを感じました。
身体を上方にある点から吊った状態を保つことで、張力を途切れさせずに、次の動作に移れることを学びました。

菁岸の構えで、中段に構えた相手のほうへ進んでいきました。
身体の伸びを物打ちまで伝えて、相手の向こう側まで付け、その意識を保ったまま進むと、勝手に相手の剣が逸れていくことを体験しました。
お互いの剣が触れたとき、接点を通して相手に伝わる方向は一点しかなく、そこから少し刃筋がずれると、通らなくなってしまうことを体感しました。
相手に繋がる方向に股関節から刃筋を合わせ、手の内を自由に動かせるように剣を握った状態で、体幹から進むことで、相手の中心を攻めることが出来ました。
手に力が入った瞬間に、伝達が止まってしまうことを実感し、手の内を柔らかく使えるようにしておくことが如何に大切かを感じました。

繋がる位置で持てるとそのまま技になることを体験し、剣術の構えや動きがどのように生まれたかを感じることが出来ました。
K野先生、お相手をしてくださいました皆様、昨日はありがとうございました。

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