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相手から伝わる感覚

センタリング・タッチ研究会 2017.10.01

今月のセンタリング・タッチ研究会では、K野先生が柔道の固め技を体験させてくださいました。
頚と腕の間の緩みを取り切られてしまうと、脚は動かせても力は入らず、全く返せなくなりました。
身体の連動を、繋がる方からではなく、固める方から観ることができ、頚を止められるだけで全身の自由が利かなくなることを実感しました。
そして、伸展を掛けたところから弛めるか弛めないかの違いだけで、治療と武術が共通していることを感じました。

センタリング・タッチによる施術を見せて頂き、受けさせて頂き、それからお互いに練習しました。
両手の中心を直接動かすのではなく、そこに意識を置いたまま、相手から伝わる感覚によって動くことを学びました。
そのためには、自分自身が、吸って浮かせて、弛めてから動くことの大切さを教えて頂きました。
丹田の動きが滞りなく通っていくように肩を弛めておき、感覚と動作が一致して行き来できる状態にしておく必要を感じました。
息を吸って中心に集まっていき、固まる所から少しずらすことで、癖の位置に戻ること無く、新しいバランスへ導けることを教えて頂きました。
偏りを改善しようとか、捻れを解消しようといった余計な意図を働かせなくても、その方の持つ自然の働きがバランスを整えてくれる様子を観察できました。

相手の頭部に手掌を馴染ませて、指先が自由に動かせるように沿わせ、センサーが働く状態を体験させてもらいました。
頚を伸ばしてもたれ掛かることで内部の糸を伸ばして、相手の呼吸によって導かれる変化を待ちました。
そして、張りがたわまないように骨盤を転がして付いていくことで、緩みを取り続けました。
ランダムに点滅する線香花火の光のように、手掌から、刻々と接点が変わっていく感覚が伝わってきました。
手の調整をされているK野先生の微細な動きが、そのまま頭部にも反映されていることを体験させてくださいました。
そうした手が出来ていると、触れるだけで自動的に相手と繋がり、弛んでいくバランスに導けることを実感しました。
センタリング・タッチは技術ではなく、それが可能となる身体を創っていくこと自体であるように感じました。

学ぶということが、知識や方法を増やすのではなく、それを受け取る自分自身をどう変えていくかというところに帰着することを再認識しました。
施術に臨むときの余計な力みややる気を無くしていくことで、剣術のようなシンプルな動きに近付いていくイメージが出来ました。
そうした身体を創れるように、日々の臨床や稽古に取り組んでいきたいと思います。
K野先生、参加された皆様、今月もありがとうございました。

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