HOME>日記

風の紅葉

先週末は、一泊二日で金沢を旅行していました。
一日目は、主に金沢市内を散策し、金沢城兼六園に立ち寄りました。
金沢城はもともと加賀藩主だった前田利家の居城で、兼六園は城のすぐ近くに造られた庭園のことを言います。
残念ながら、城や周辺の石垣は明治時代に大半が火災で焼失してしまったため、近年になって復元された部分が多く、外観上の風情には欠けました。
城や門の内部に入ると、攻め入ってきた敵軍を撃退するために考えられた様々な工夫をみることが出来て面白かったです。
建物の構造自体がそれを想定して設計されており、三方向から敵に攻撃が出来るように造られた門や、石垣を登ってきた敵に石を落とす仕組みなどが解説されていました。
建設の当時から耐震構造も考えられており、菱形の柱を組み合わせて木材だけで骨組みを造る技術には感心しました。
石垣も造られた時代や用途に応じて積み方が異なることを知り、それを見るだけで時代背景を想像できることが分かりました。

その後、金沢21世紀美術館で開催されているコレクション展「目には見えない確かなこと」を観に行きました。
作品そのものよりも、それと対峙したときに起こる個々の感情や記憶といった主観をテーマにするという、一風変わったコンセプトで構築された展覧会でした。
他の人も同じように感じるとは限りませんが、水の泡を水中から写した写真を展示してある部屋では星空を見上げているように思えたり、斜めの壁に黒い楕円が描かれた部屋では壁に向かって自分が滑っていっているような気になりました。
部屋全体で主題を表現されており、視覚だけでなく聴覚、触覚、嗅覚といった五感に訴えることで、一般的な展覧会とは少し違った感覚を味わうことが出来る構成になっていました。
また、美術館そのものが一つの作品として考えられているため、周辺には多くの現代美術が配置されており、特別展以外も楽しめました。

二日目は特に目的地を決めず、金沢周辺の駅で適当に降りては、ぶらぶらしていました。
山の木々も色付いてきており、周りの景色を見ながら暑くも寒くもない良い気候の中で歩くのはとても気持ち良いものでした。
地元の人にとっては何の変哲もない風景に違いなく、特筆すべきことはありませんが、「見たことのない景色」のなかを歩き回ることができ良い気分転換になりました。

金沢城

この記事のトラックバックURL

http://0kantenkiti0.blog76.fc2.com/tb.php/85-fd5d4f1c

コメント

コメントする

管理者にだけ表示を許可する

 

Template Designed by めもらんだむ RSS
special thanks: Sky RuinsDW99 : aqua_3cpl Customized Version】