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本の紹介08

風邪の効用

『風邪の効用』

著者 野口晴哉
発行所 ちくま文庫

体を使っているうちに、或る一部分が偏り疲労の潜在状態になって、そういう部分の弾力性が欠けてくると風邪を引き、風邪を引いた後、回復してくる。それで私は風邪は病気というよりも、風邪自体が治療行為ではなかろうかと考えている。
~偏り疲労と風邪~


本書の内容の元となる講義は五十年も前に行なわれたようですが、初めて読んだときは、現代医学とは一線を画した革新的な考え方に驚かされました。
「風邪」という最も身近である疾患を、ウィルスの感染や身体の異常としてではなく、健康を保つために不可欠な「治療行為」として捉えて書かれています。
安易に風邪薬を飲むと却って長引くことや、風邪が経過した後はそれ以前より体調が良くなることは経験的に知っており、説明されている内容は納得できるものでした。
自分自身の健康を省みる上で、また医療に携わっていく上で、「治す」ということの意味を改めて考えさせてくれる一冊でした。

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