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本の紹介09

老荘思想入門

『老荘思想入門』

著者 月洞譲
発行所 PHP研究所

昔の真人は、生を喜ばず、死をにくまない。
ゆったりと行き、ゆったりと来るだけだ。
始めも忘れず終わりも求めない、受けて喜び、忘れて返す。
心は道にそむかず、自然に逆らわない。
これが真人である。
そういう人は、心は全てを忘れ、ようすはもの静かで、ひたいは広い。
秋のようにきびしく、春のように暖か、喜びも怒りも、四季の自然に移り変わるよう。
外物とよく調和して、ゆきづまることがない。
~第二章 人生について


高等学校の「倫理」の授業では様々な思想や哲学を学びましたが、私が何よりも興味を持ったのは老荘思想でした。
私が理想としていた人間像や生き方に、それすら老荘思想の影響を受けていた可能性は否定できませんが、最も近かったことが老子や荘子に惹かれた理由だったと思います。
老荘思想の説話は多くの例え話を用いて分かりやすく書かれており、そこから導かれる発想の転換は単純に読み物としても面白いものです。
この本では、老荘思想を現代の情勢と照らし合わせて解説されており、現在の日本人の生活や考え方にその影響が色濃く残っていることを実感できます。
現代社会で生活を営む上で、また、煩悩が多すぎる私自身の性格上、書かれている内容の全てを実践することは現実的に困難ですが、心の片隅にはそうした境地を持てるようになりたいと思っています。

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