弛められる位置

合気観照塾 2017.10.07

吸って弛めて吐く動きの中で、どの瞬間で止めても弛められ、流れが途切れないように動く

弛められる位置に腕を浮かせ、相手に持たれる前から力を抜いておく

相手の持ち方に合わせて脱力して吸い込み、接点を置いたまま他を自由に動かせるバランスに近付ける

細い幅で体幹の向きを切り替え、足底から反対側の手まで吸い上げて相手に力を返す

肩を押されても、接点で入れたまま弛めて、指先まで中心の動きを伝えることで、終点ではなく通過点として動く

太極棒の軸を自分の芯と一致させて、後頭部の髪の生え際を引き上げたまま、腕が伸びる方向に絞る

剣を下ろすのと同様に、吸い上げた頂点から弛めて前方にずれると、太極棒に沿って下ろせることを体験した

両手で上下に引き分けて太極棒の軸を伸ばし、その長さを保ったまま、相手の周りの空間を含めて斬る

棒を握らずに呼吸の分だけ皮膚の緩みを取り、相手の中心に伝わる傾きにずらして、そのまま落とす

吸い上げた空気を締めながら圧を高めて足底まで伝える力と、丹田に戻っていくように手が落下していく動きを一致させて相手を落とす

相手から伝わる感覚

センタリング・タッチ研究会 2017.10.01

今月のセンタリング・タッチ研究会では、K野先生が柔道の固め技を体験させてくださいました。
頚と腕の間の緩みを取り切られてしまうと、脚は動かせても力は入らず、全く返せなくなりました。
身体の連動を、繋がる方からではなく、固める方から観ることができ、頚を止められるだけで全身の自由が利かなくなることを実感しました。
そして、伸展を掛けたところから弛めるか弛めないかの違いだけで、治療と武術が共通していることを感じました。

センタリング・タッチによる施術を見せて頂き、受けさせて頂き、それからお互いに練習しました。
両手の中心を直接動かすのではなく、そこに意識を置いたまま、相手から伝わる感覚によって動くことを学びました。
そのためには、自分自身が、吸って浮かせて、弛めてから動くことの大切さを教えて頂きました。
丹田の動きが滞りなく通っていくように肩を弛めておき、感覚と動作が一致して行き来できる状態にしておく必要を感じました。
息を吸って中心に集まっていき、固まる所から少しずらすことで、癖の位置に戻ること無く、新しいバランスへ導けることを教えて頂きました。
偏りを改善しようとか、捻れを解消しようといった余計な意図を働かせなくても、その方の持つ自然の働きがバランスを整えてくれる様子を観察できました。

相手の頭部に手掌を馴染ませて、指先が自由に動かせるように沿わせ、センサーが働く状態を体験させてもらいました。
頚を伸ばしてもたれ掛かることで内部の糸を伸ばして、相手の呼吸によって導かれる変化を待ちました。
そして、張りがたわまないように骨盤を転がして付いていくことで、緩みを取り続けました。
ランダムに点滅する線香花火の光のように、手掌から、刻々と接点が変わっていく感覚が伝わってきました。
手の調整をされているK野先生の微細な動きが、そのまま頭部にも反映されていることを体験させてくださいました。
そうした手が出来ていると、触れるだけで自動的に相手と繋がり、弛んでいくバランスに導けることを実感しました。
センタリング・タッチは技術ではなく、それが可能となる身体を創っていくこと自体であるように感じました。

学ぶということが、知識や方法を増やすのではなく、それを受け取る自分自身をどう変えていくかというところに帰着することを再認識しました。
施術に臨むときの余計な力みややる気を無くしていくことで、剣術のようなシンプルな動きに近付いていくイメージが出来ました。
そうした身体を創れるように、日々の臨床や稽古に取り組んでいきたいと思います。
K野先生、参加された皆様、今月もありがとうございました。

「良い姿勢」とは?

呼吸動作研究会 2017.09.24

正座位で前後左右から押してもらって、バランスや緊張を確認する

骨盤、背骨、頭部、肩甲骨と、身体の各部位に意識を移しながら、重心を前後に移動する

両手を組んで、肋骨を締めながら引き分け、身体の内側と外側で起こっていることに目を向ける

立位で目を瞑り、重心の移り変わりや、動いている所、動いていない所を感じてみる

力を抜いたまま脚を動かしたり腕を上げたり、呼吸で動ける範囲で動作を行う

身体背側に下から順に息を入れて、臀部や腰や背中や頚を丸くする

同じことを片側や左右で逆向きに行なって、呼吸の通り方の変化や身体に起きる連動の違いを観察する

仰臥位で自分の呼吸が届いている範囲を受け取り、条件を変えて違いを検証する

円皮鍼を貼ったところを意識して呼吸で膨らませ、繋がりの変化を感じてみる

円皮鍼を一側の手首と足首に張り、呼吸によってバランスが変わっていく様子を観察する

意識の偏りと姿勢のアンバランスの関係性を感じられ、どちらからアプローチしても良い方向に導けることを体験した

興味心身

子供を見ていると、成長する最も大きな原動力は好奇心であるような気がします。
産まれたばかりの頃は、与えられたものを受け取ることしか出来ません。
目が見えるようになると、目に映るものを何でも、触ったり、動かしたり、舐めたりして自分で確かめるようになります。
だんだん、叩いたり、振り回したり、破ったり、落としたりと、動作のバリエーションが増えてきます。
そして、遠くにあるものを取ろうと手足を伸ばして、寝た姿勢から寝返りやハイハイが出来るようになります。
さらに、掴まり立ちをしたり、つたい歩きをしたりして、高いところにあるものにも手が届くようになり、行動範囲が広がっていきます。
戸棚を開けたり、元の場所に片付けたり、足場を用意したり、複雑な行動もできるようになっていきます。
好奇心が行動を生み、その行動が新たな可能性を広げていくことを、子供が日々成長していく様子を見ていて感じます。

自分自身においても、何かを学ぼうとする動機はいつも、それを知りたいという好奇心から来ているように思います。
大人になるにつれ、出会った方から話を聞いたり、行ったことの無い場所に訪れたり、知らないことを本で読んだり、さらに世界が広がります。
しかし、関心を持って観れば、外界はおろか、自分の身体にも分からないことが一杯であることを知ります。
以前は、身体の目で見える範囲ですら把握できておらず、体内のこととなると、何らかの不調でも無い限り気にすることもありませんでした。
毎日、動いたり、食べたり、寝たりしていますが、特に意識しなくてもそれらが自然に行われるため、注意を払って来ませんでした。
けれども、それらが当たり前のように行われる背景には、当たり前とは思えない素晴らしい働きが介在していることに気付きます。
そして、そうした感覚は、誰に聞いても、どんな本を読んでも身に付くものではなく、自分が求めること初めて得られるものであることを学びます。

どこで聞いたのか忘れましたが、「大人になると物事が分かったような気がするのは、分からないことを切り捨ててきたからだ」という意味合いの言葉を耳にしたことがあります。
分からないことへの好奇心を、いつまでも大切にして成長していきたいと思っています。
そして、生涯に渡って続けられるであろう楽しみに気付かせてくださっている方々に、心より感謝します。

押入れ

腹部と胸部の中心

合気観照塾 2017.09.16

相手に持たれた両方の接点を腕のバランスを変えてそれぞれから頚に入れ、分け目を丹田で動かす

上肢を弛めて、肋骨と骨盤が捻れない向きに股関節から合わせ、内部の通り道へ呼吸を吸い上げて相手に返す

形ではなく、相手から受け取った負荷に合わせて力を抜き、そのバランスで呼吸を通せると技になることを学んだ

皮膚を一枚皮として繋げ、身体背側を上がってきた呼吸を、上肢尺側を通して小指へ伝える

肩が浮いて自由に動き、肘が落ちる位置で、中枢の力を指先まで伝え、手の反りで相手を斬る

相手の中心に入れて撓みを取り切ったところから、身体の鞭を長く伸ばして、対側の股関節の動きを手まで伝達する

背骨の反ったり胸を固めたりせず、腹と腰の両方に呼吸を入れ、内部の圧を保ったまま吸い上げて、頚まで伸ばす

呼吸で相手よりも一段上まで高さを上げ、腹部と胸部の中心の回転を連動させて、立体的な動きで相手を崩す

丹田からの伸びを指先一本一本に順に伝えて末梢まで身体の緩みを取り、相手の手の内が取れる方向へ動き続ける

内部の働きとイメージ外に現さずに内側で処理することで、ほとんど動いていなくても同様の力が伝わることを体験させて頂いた

 

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